2007年11月29日

タニシ

タニシは巻き貝ですが、一般に広く知られた貝なので、山形県のタニシを紹介します。山形県にはマルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシの3種が生息しているそうですが・・・。


川や用水路で実際にタニシを採取してみると、下の写真のように、貝殻の丸いモノと角張ったモノの二つありますが、これで種類を判別してはいけません。



昔の人(年輩の方)は、角張ったタニシをカクタニシと呼ぶ人がいますが、オオタニシに貝殻の丸いモノと角張ったモノの二つのタイプがあるだけで、カクタニシいう種は存在しないのです。逆に言えば、角張ったタニシは角張型のオオタニシと言えます(角張型・丸形という表現は、私が勝手に言ってるだけです(^^; )。

マルタニシとオオタニシの見分け方は、下記添付画像のような解釈で良いようです。




殻頂から下の段までの長さ対比と角度で見分けています。マルタニシは山形県では絶滅危惧種になっていますが、県内何処にでもいます。




問題はヒメタニシです。平成14年度に赤川水系で実施された河川水辺の国勢調査報告に記載さているだけなんで、本当に生息しているのか判りません。赤川にはオオタニシも生息していますが、過去の調査記録でも確認されていないので、オオタニシの仔貝や若貝と、勘違いしたのかもしれません。なにぶん私はヒメタニシの実物を知らないので、これからも留意して調査していきたいと思います。

[PDF] 【赤川(平成14年度)】
http://www.thr.mlit.go.jp/yamagata/mente/hp_manager/press/pub/akagawa.pdf

インターネットでヒメタニシを検索してみると、南の地方では普通に生息しているようです。しかし、そんな地域のBlogを読むと、その地ではマルタニシやオオタニシは少なく、貴重な種として取り扱われているようです。山形県でマルタニシが絶滅危惧種に指定されているのは、メダカがそうであるように、全国的に絶滅危惧種に指定されているから山形県でも指定しただけのような気がしました。

色々なサイトを閲覧して、ヒメタニシの説明と写真をたくさん見ました。その中で唯一『!』と思えた写真が長野県水産試験場のサイトでした。画像を見ると、タニシというよりも、太ったカワニナみたいですね。
http://www.pref.nagano.jp/xnousei/suishi/sakana/s_tanishi.htm

また、『熱帯スイレン水槽開花への道』さんのサイトには親貝と仔貝の画像があり、参考になりました。『ヒメタニシは関東以南に生息しており』という一文を読み、私の気持ちは整理されました。
http://members.jcom.home.ne.jp/takanuma/ikimono/tanisi.htm

『前橋工科大学梅津研究室の阿部泰宜HP』さんのサイトにはヒメタニシが紹介されており、前橋市方面では、マルタニシやオオタニシより、ヒメタニシが多く生息しているのかなぁと、考えてしまいました。
http://oo.spokon.net/yasu/kai/tanishi.htm


マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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2007年11月28日

ドブシジミ

とても小さな二枚貝です。トロトロした緑色の藻や、落ち葉や枯れ草が堆積した泥地の水路や田んぼで見かけます。ドブシジミやドブガイは、名前にドブと付いてますけど、汚水に生息するわけではありません。小さな二枚貝ですが、立派に水を浄化してくれます。

マシジミと違って、貝殻の表面が、ツルっとしています。



タニシの殻に付着した藻みたいなモノに、くっついていました。



マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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2007年11月27日

マシジミ

一般にシジミというと、お味噌で食べるシジミを連想すると思いますが、スーパーなどで販売されている食用のシジミは淡水と海水が混じる汽水域に生息する“ヤマトシジミ”という種類です。今回紹介するシジミは、淡水に生息する“マシジミ”という種類です。

“マシジミ”は、庄内地方では、川でも用水路でも、広く何処にでも生息しています。大きさは15mm前後から20mmのサイズが一番多くみかけます。最上川本流・村山地方地方の水路でも採取しました。



ピンボケ写真で申し訳ないのですが、爪楊枝と一緒に写っているのはマシジミの稚貝です。こんなに小さくても貝殻にと呼ばれる筋or溝(成長肋・成長脈・成長線)があるのですね。



死んでしまうと、黒く変色して、“ヤマトシジミ”のように見えてしまいます。



昨今、タイワンシジミという移入種が問題になっており、“ヤマトシジミ”の産地では深刻な問題になっているようです。

側溝のタイワンシジミ駆除
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20071027193745.asp

最上川は広いので全部を調査しきれませんが、庄内のと最上川本流・村山地方地方のはマシジミ。



タイワンシジミについて書かれたサイトは多いのですが、私は下記Blogが勉強になりました。貝は個々差異が激しいので、1個だけ写真でみせられるより、大小色々紹介されてあると、分かりやすかったです。

学芸員のたまご 2006/09/03 シジミ開き。
http://shige-kanao.at.webry.info/200609/article_4.html  

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2007年11月26日

イシガイ

イシガイを見てみたくて、不本意ながら場所を教えてもらい、やっと見ることが出来ました。私にとって、もっとも採取(見つけるのが)が難しい二枚貝でした。貝を開いて中を確認しての同定は行っていませんが、イシガイに間違いないと思います。(^^;

流れのある砂地的な綺麗な河床の水路などに生息していると言われ、ヤリタナゴなどが利用してる二枚貝です。ヤリタナゴが生息していた因幡堰では確認できませんでしたが、イシガイが生息していた可能性もありましたよね



イシガイの減少には、水槽で魚を飼うことが好きな人やタナゴ愛好者が関わっていると言われています。二枚貝は、水槽の水を浄化する能力があるので、販売目的もあり、大量に持ち去られると聞きます。また、タナゴ愛好者は、貝の中に産み付けられた仔魚目的もあるらしいです。

今回二枚貝のBlogネタで、採取した場所の画像や地名がないのは、上記の理由からです。一般の人には全く関心無い二枚貝ネタも、欲しい人にとっては垂涎な情報なんですって。

昨日紹介したヨコハマシジラガイですが『同定と遍歴』の関係でしょうか、下記図鑑にヨコハマシジラガイのページが無く、イシガイのページに、ちょこっと『ヨコハマシジラガイ』と一文字書かれているだけでした。しかもイシガイと紹介された貝の写真には凹凸があり、私的にはヨコハマシジラガイに見えてしまいます。

インターネット上にも、凹凸ある二枚貝を、イシガイと紹介している画像&サイトがありました。

素人の私は凹凸の有る無しで『ヨコハマシジラガイ』と『イシガイ』を区別したいと思います。さらに乱暴な素人判断方法ですが、県内には存在しないカワシンジュガイを膨らませ厚みを保たせたのがイシガイ。マツカサガイの凹凸が少ないのがヨコハマシジラガイ。そう覚えて良いと思います。


ピーシーズ生態写真図鑑シリーズ〈2〉
日本産淡水貝類図鑑〈2〉汽水域を含む全国の淡水貝類
・増田 修・内山 りゅう【著】
[A5 判] NDC分類:484.038 販売価:\3,399(税込) (本体価:\3,238)



イシガイ Unio douglasiae nipponensis Martens, 1877
形  態:殻長は最大で9cmに達する。
分  布:日本固有亜種(北海道,本州(近江盆地を除く),四国,九州)
生息環境:小川や用水路の砂礫〜砂泥底に多く生息する。
生態特性:2年(殻長約3cm)で性成熟する。
繁殖期 :春から夏で,初夏がピーク。1繁殖期に複数回妊卵する。
宿  主:オイカワ,カワムツ,ヨシノボリ
環境省カテゴリー:なし
山形県レッドデーターブック:絶滅の恐れのある地域個体群(LP)
ちなみにヤリタナゴは準絶滅危惧種(NT)です。変なの。
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kondo/unio/ishi.html


マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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2007年11月25日

ヨコハマシジラガイ

採捕したマツカサガイやドブガイなど、他の二枚貝に混じる形で、ヨコハマシジラガイが採れます。マツカサガイやドブガイは群生しますが、ヨコハマシジラガイだけ群生していたという経験はありません。その理由は判りません。(^^;

ヨコハマシジラガイの見分け方を簡単に語ってしまうと、マツカサガイと違って、殻頂付近に凹凸があるだけで、縁にはありません。



ヨコハマシジラガイが、種として認定されるまでには紆余曲折あったらしく、下記サイトは勉強になりました。
ヨコハマシジラ貝、同定と遍歴
http://members.jcom.home.ne.jp/3110447901/shell/html/ysijira.html
http://members.jcom.home.ne.jp/3110447901/shell/kai.html

日本産イシガイ類図鑑
ヨコハマシジラガイ Inversiunio jokohamensis (Ihering, 1893)
形  態:殻長は最大で7cmに達する。
生息環境:小川や用水路の砂礫〜砂泥底に生息する。
生態特性:2年(殻長約3cm)で性成熟する。
繁殖期 :秋から夏までほぼ1年中続くが,初夏がメイン。1繁殖期に複数回妊卵する。
宿  主:カワムツ,ヨシノボリ,ヌマチチブ
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
山形県レッドデーターブック:なし
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kondo/unio/otoko.html#yoko

マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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2007年11月24日

マツカサガイ

ヤリタナゴが棲むような、砂地の水路で採取できます。日本産イシガイ類図鑑によると、宿主は『オイカワ,カワムツ,ハス』という流水に棲む魚が記載されており、納得。

子供の頃には酒田駅裏にも梅花藻が咲き、昔は余目にもイバラトミヨが生息していたそうですから、庄内一円で確認されて然るべき種です。とはいえ、現在の庄内平野の用水路には、最上川の水が循環して流れているので、有って当然といえるんですけどね。(^^;

因幡堰でもマツカサガイの貝殻を見つけました。因幡堰にマツカサガイが生息していたということは、流水に棲む魚もいたということで、やはり環境への配慮は、十分ではないように思えます。




マツカサガイ
形  態:殻長は最大で9cmに達する。
分  布:日本固有種(本州,四国,九州)
生息環境:小川や用水路の砂礫〜砂泥底に多く生息する。
生態特性:2年(殻長約3cm)で性成熟する。
繁殖期 :初夏から夏。1繁殖期に複数回妊卵する。
宿  主:オイカワ,カワムツ,ハス
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
山形県レッドデーターブック:なし
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kondo/unio/matsu.html


マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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Posted by さくら at 07:10Comments(2)その他07

2007年11月23日

カラスガイ

淡水に棲む二枚貝を、庄内地方では一般に『タンケ』と呼んでいます。温海町では、似てるけど違う言い方をしてましたが、忘れてしまいました。若い人『タンケ』と訊ねても『???』の場合が多いですが、年輩の方にはカラスガイ、ドブガイというより、「あぁ、タンケの。」とピン!とくるようです(各地方の呼び方教えてください(^^) )。

内陸地方では『カラスガイ』と呼んでいるようですが、実際に生息しているのはドブガイです。本当のカラスガイは、1960年代に月光川河口(下流)で採取され県立博物館に保管されたのが最後?で、山形県内では生息が危ぶまれている種類です。遊佐町にもサンプル(標本)があるみたいです。

カラスガイとドブガイとの見分け方は、中を開けて見比べると一目瞭然だそうです。




二枚貝は個体差が激しいので外見で判別するのは難しいそうですが、他県産のカラスガイのサンプルで見てみると、膨らみ方が違うように感じました。

フラッシュの光が当たって白く反射している位置からも、差異かもしれませんが、盛り上がりの違いが伝わるかと思います。カラスガイは、殻頂から後縁へ丘のようになだらかな形状ですが、ドブガイは、スキージャンプ場のスロープのように最後は薄くなっていると感じました。



カラスガイ
形  態:殻長は最大で24cmに達する。
分  布:日本(北海道,本州)。本州山間部の個体群は移植されたものである。
生息環境:平野部の湖沼や大河川の下流部に分布している。琵琶湖では水深2〜8mの砂泥〜軟泥底に多く生息している。
繁殖期 :晩秋〜初春
宿  主:ヨシノボリ
環境省カテゴリー:準絶滅危惧(NT)
山形県レッドデーターブック:絶滅危惧ⅠA類(CR)
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kondo/unio/karasu.html



現在庄内地方では、イシガイ・ヨコハマシジラガイ・マツカサガイ・タガイ(B型)・ヌマガイ(A型)・マルドブガイの6種を確認しており、他にカラスガイ・フネドブガイなどが生息している可能性があります。

二枚貝は、個々形状の差異が激しいので、見た目で判断するのが難しく、専門家になればなるほど確固たる証明が出来ない限りハッキリと断定した言い方をしません。でも私は素人ですし、少しでも貝に興味を持ってもらえたら嬉しいので、自分なりに解釈して語ってみたいと考えています。誤りがあれば、遠慮なく指摘してください。

二枚貝のお薦め図鑑はコレ!!
日本産イシガイ類図鑑 近藤高貴 (大阪教育大学)
http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~kondo/unio/unio.html
素心庵 淡水二枚貝研究会
http://members.jcom.home.ne.jp/3110447901/shell/kai.html
釣魚不全 タナゴ釣りで見つけた貝類
http://www.geocities.jp/zzss8888/tanago/shellfishes/tanago-shellfishes.htm


山形県レッドデーターに関する資料
山形県庁HP-組織別一覧-文化環境部-環境科学研究センター-環境情報の提供 -レッドデータブックやまがた

EX:絶滅
EW:野生絶滅
CR:絶滅危惧ⅠA類
EN:絶滅危惧ⅠB類
VU:絶滅危惧Ⅱ類
NT:準絶滅危惧
DD:情報不足
LP:絶滅の恐れのある地域個体群
要注目種

マルドブガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24559.html
ドブガイA型=ヌマガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24481.html
ドブガイB型=タガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24373.html
ドブシジミ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24085.html
イシガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23929.html
ヨコハマシジラガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23872.html
マツカサガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23769.html
カラスガイ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e23728.html
タニシ(マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e24181.html  

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Posted by さくら at 17:49Comments(10)その他07

2007年11月22日

シマドジョウ

シマドジョウは、ホトケドジョウやスナヤツメも生息している可能性が高い、水温が低い、綺麗な沢水や湧き水などが流れている場所に生息しています。逆のケースとして、東根市のと或る堤の下でシマドジョウが採捕され、冷たい水があるんだと気付いたこともあります。

そのとき、サワガニのハサミだけですが、1ツ、網に入りました。間違いなく冷たい沢水 or 湧水が流れ込んでいる場所だと確信。探っていくと、スナヤツメも採捕できましたが、ホトケドジョウは確認できませんでした。

東根市の其処は、シマドジョウとスナヤツメが生息し、サワガニもいると推測できる自然豊かな環境と言えるのですが、そこは堤の下の水路。道脇には地元釣具店のシールが貼られたバス釣具の袋が落ちていましたから、堤にはブラックバスが入っている可能性もあります。

内陸地方の何処にどんな生き物が生息しているのか、私には分かりませんけど、生き物の生息調査を行い環境を保全していかないと、‘恐ろしく単純な生態系’の水辺になってしまいますよ。メダカやホタルの棲む場所を人工的に作るよりも、サワガニが棲む自然を残すべきだと思います。ブラックバスとブルーギル、コクチバス、何よりもバス釣り愛好者をなんとかしないと。

網に入った普通のドジョウはくねくねと逃げ惑いますが、シマドジョウはピンピン跳ね回ります。そのため、ピンコドジョウと呼ぶ人もいます。冷水を好み砂利地にいるので、食べて美味しいドジョウです。



松森胤安の両羽図譜でも、下記のように記載されていました。
金目(カナメ)鰌種 鰌魚類種別三種之第三種
カナメは沙石の清流にすむ。春末雪水に乗じ、寉岡の内川に多く入り細流に上りて卵を下す。上り持網を掛けて大獲す。味秀絶、直も又貴し。大にして五寸に至るを見ず色紋一ならず図の如く又赤品あり。又半カナメあり甲の如し。

昨日紹介したホトケドジョウとは、対照的な評価ですね。(笑



昨日の山形新聞朝刊に『大沢川の新河道掘削進む 村山・07年度内に完成』との記事が載っていました。大沢川は東沢バラ公園の北側と南側(村山の浄水池が在る)の二つの沢水が集まる川と記憶しています。こういう川には意外と水辺の生き物が居る可能性もあり、まだ調査した事がないだけに、とても気になります。三面張りかも知れないけど、草が生えていると馬鹿にできないんですよ。冬の間に工事が完成してしまうそうで、掘り返されたら終わりです。誰か調査してきて〜。(^^;
http://www.yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200711/20/news20071120_0323.php



内陸地方の“以前の水辺の様子”は判りませんが、庄内の感覚では居るはずなのに何も居ない場所が多いです。庄内は最上川と平野部の水路が循環していますが、内陸地方では最上川へ流下したら、それで終わり。

内陸地方の沢筋にも、昔はシマドジョウやホトケドジョウ、サワガニなどが生息していたと思うのですが、バス等の密放流や工事などで、人知れず消滅している気がします。サワガニのハサミを見つけたとき、しみじみ想いました。



上記画像は、庄内平野を複雑にはりめぐっている水路のイメージを簡単に描いてみました。最上川右岸=酒田側へ流れた最上川の水は、新井田川にも流れています。  

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Posted by さくら at 07:24Comments(4)その他07

2007年11月21日

ホトケドジョウ

水温が低い、綺麗な沢水や湧き水などが流れている所に生息しています。イバラトミヨやシマドジョウなどと似た生息環境ですが、より流れの穏やかな、草が生い茂った場所を好んでいるようです。腹がピンク色しており、なんとか撮影したかったのですが、断固拒否されました。(^^;



此処はホトケドジョウが棲む、コンクリート三面張りに土砂が堆積してクレソンが繁茂した水路です。ホトケドジョウは、普通のドジョウと違って、水中にある草の葉や茎の上でまとまって休むのが好きなようで、なにかしら留まれるモノがある場所に生息しています。

此処はなにぶん水路なので、或る日ある時、突然泥揚げされてしまうのではないかと、日々心配な場所です。



西遊佐小学校の至極近所の水路にも、凄くたくさん生息していたのですが、なぜか分かりませんが、今年は死骸を1体見つけただけで、1尾も確認できませんでした。



松森胤安の両羽図譜をみると、下記のように記されていました。

馬糞鰌(ウマノクソドジョウ)種 鰌魚類種別三種之第一種
馬糞土鰌は昔より我が土に生するものなり、然れども人其名を悪して、之を食はざるものとなすもの多し。
緩流の溝梁等に於いて往々之を獲うることあり。全く通常の土鰌に似て甚だ短し、故に又鹿蜂に類似す。



馬糞のような土鰌とは、どういう意味か判りませんけど、馬の糞のように何処にでも居たのか、水中の草に群れて漂う様子が、馬の糞のように丸く見えたのか。何処にでもあるけど食べられないという意味か。いずれにせよ、たくさん生息していたんでしょうね。
  


Posted by さくら at 07:22Comments(9)その他07

2007年11月20日

ウケクチウグイ

9月15日の『水路にて.1』で紹介したウケクチウグイは1歳魚でしたが、これは3歳魚です。水路から救出しました。



カバみたいな鼻の穴。扁平な頭部が特徴的です。




昨日のワカサギの下にウケクチウグイ2年魚も写ってたんですよ。見慣れると、直ぐに判別つきます。


  


Posted by さくら at 07:02Comments(0)その他07

2007年11月19日

ワカサギ

余目で採捕された、最上川の天然のワカサギです。最上川から取水されて水路に入り、流れ落ちてきたようです。こんな立派なサイズが生息しているなら、釣りに行きたいものですが、最上川広すぎ!(^^;



ワカサギというと、ダム湖など湖沼に生息していると思われがちですが、それらは全て放流された個体です。本来ワカサギは穏やかな海(湾内)や汽水域に生息し、川へ遡上して産卵する魚です。山形県では絶滅危惧種の指定を受けていませんが、その生態や生息環境を考慮すれば、絶滅危惧種に指定すべき種だと考えます。

今まで新井田川と最上川と赤川で確認されています。最上川や新井田川が結氷した時、穴釣りで釣っていたとか、新井田川では秋に釣っていたと話す爺さんが居たので、庄内に生息しているのは判っていましたが、ワカサギは泳ぎが俊敏で支流や水路を利用しないので、半月網での採捕(出合い)がもっとも難しい魚の一つです。今回の出合いはサイズが立派で、衝撃的でした。

松森胤安の両羽図譜では、名前が判らないので‘酒田魚’とメモって記録されています。松森胤安は、日本桜草を『庄内の日本桜草は移植されたもの』と記しており、私は危うく信じてしまう処でしたが、このワカサギの記述を読み、『松森胤安は、単なる度を超したメモ魔』と解釈し、『日本桜草は庄内に自生していたはず!』と独り探求しはじめるキッカケになりました。

両羽博物図譜検索
18.魚類図譜川魚部

酒田魚属 河魚部属別十五属之第六属
酒田魚類 酒田魚属類別一類之第一類
酒田魚種 酒田魚類種別一種之其一種
此魚は元来此地方に見聞する所あらざるの小魚なり。然るに明治十四年頃か、洪水の後酒田近傍の水の溜りえ投網を施して人多く之を捕う。大きさ三、五寸其の色状略々ミゴ魚に近かからんか。其の状は又鰯にも似たるが如し、人素より其の物を知らず、況や其名をや故に予暫く酒田魚の假名を設けて識者を待つ。然れども、其後真物を見る事能はず、従って今此書に図するに道なし。


  

タグ :ワカサギ

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2007年11月18日

荒鍋に鮫!?

荒鍋に鮫!?背ビレ立ってるけど、鮫じゃないよ。国内移入種のギギだよ。刺されたことないので、どんな痛みかは知らないけど、このトゲには毒があって、刺されると痛いらしいよ。

なるほど、こうして押っ立てるから、刺さっちゃうんだね。



荒鍋内川には、相当尾数のギギが生息しているようです。最上川左岸の用水路にも、間違いなく流入しているから、要注意。

庄内では最大で30cmほどのが採捕されています。ナマズと間違えて「体色が珍しいナマズ捕ったど〜!」なんて、掴んだりしないでくださいね。  


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2007年11月17日

因幡堰.2

大堰ポケットパークに居るという4種類の魚、メダカやヤリタナゴ、アカヒレタビラ、ジュズカケハゼは、実はとても大切な相互関係にあり、豊かな生態系を示しています。

素堀の時の因幡堰は当然泥底で、岸辺には葦が生い茂り、護岸の石垣もありました。メダカとアカヒレタビラは葦原の中を好み、ヤリタナゴは石垣の窪みを隠れ家にして、棲み分けがあります。‘ざっこしめ’していても、メダカとアカヒレタビラ、ドジョウは一緒に採れる事が多く、ジュズカケハゼは石を好むので、ヤリタナゴと一緒に採れる事が多かったです。



で、肝心なのは、看板に描かれていない、ドブガイ(二枚貝)とジュズカケハゼとの相互関係です。

アカヒレタビラとヤリタナゴは二枚貝にのみ産卵するので、ドブガイが無いと繁殖できません。一方ドブガイの産卵は、水中に卵を放出。放出された卵はジュズカケハゼやドジョウのヒレなどに寄生して成長します。寄生できなかった卵は、そのまま死滅します。ドブガイを利用しているアカヒレタビラとヤリタナゴには、ドブガイの卵が寄生できないので、ジュズカケハゼやドジョウのが居ないとドブガイは繁殖できず消滅。アカヒレタビラとヤリタナゴも消滅してしまうことになります。

二枚貝の生息には潜れる泥などが必要で、コンクリート張りとなった因幡堰は、二枚貝に配慮がなされていない事になります。結果、素堀の時の生態系は維持できません。



大堰ポケットパークは最大水深1.5mときいていますが、池の鯉と違って、メダカやアカヒレタビラとヤリタナゴには、そこまでの水深は不要です。鮒と金魚じゃないので広場よりも、棲み分けできる葦や石垣といった隠れ家の方が重要です。

ドブガイにも水深1.5mは深すぎると感じており、生きているのでしょうか。また、ジュズカケハゼやドジョウはポケットパークに、遊びに来てくれるでしょうか。願うばかりです。  

タグ :環境

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2007年11月16日

因幡堰

先週11月11日土曜日に放映された素敵な宇宙船地球号では、3年目に突入した「旧芝川再生プロジェクト」の最新報告でした。これを観て感じたことは、生物多様性の大切さ。たくさんの種類の生き物が生息してこそ川の魅力だということでした。
http://www.tv-asahi.co.jp/earth/midokoro/2007/20071111/index.html

藤島庁舎前を基点にコンクリート護岸の浅い流れの散策路に整備された因幡堰。以前は素堀の水路で、メダカなどたくさん生息していましたが、水深浅く整備され、農閑期の9月下旬から10月上旬には水門を閉じるので、整備された区間も完全に干上がり、現在は何も生息していません。



工事の時のお魚救出作戦では、子供たちはみんな笑顔ですが、その笑顔の要因はなんでしょう。お魚を救出できた喜びではないはずです。どう考えても‘ざっこしめ’が楽しかったのです。

大堰ポケットパーク=保全池は必要ですが、此処は‘ざっこしめ’して遊べる雰囲気ではありません。川でじゃぶじゃぶ遊ぶ魅力がないのは、事業の背景及び目的と、かけ離れている気がして残念です。

[PDF] 因 幡 堰 地 区(8.2MB)
http://www.maff.go.jp/nouson/suiri/ topic/chiikiyousui_h15/pdf/3yamagata.pdf
直リンしても跳べないようなので、『因 幡 堰 地 区』で検索してみてください。



酒田市を流れる小牧川もそうですが、常時流れる水量を考えずに、どうして川幅だけ広く設計するのか理解に苦しみます。広い川幅は治水対策の一つだとしても、遊佐町の水路のように、中央を窪める設計なら水草も生えますし生き物も棲めます。生き物は水質浄化の働きもあるので、悪臭も立たないでしょう。なにより子供も大人も、ワクワクするじゃないですか。

遊佐の水路
・素敵な水路♪ 2007/07/28
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e16492.html



小牧川ではホタルの棲める川にする構想から、川の水量を増すようにするそうですが、川の水量を増すということは、最上川から取水され、水路に紛れ込んでしまった魚が、酒田港=海へ流れ落ちてしまう可能性が高くなることに繋がります。

遊佐の水路のような構造にすれば、小牧川へ回す水量も減るでしょうし、その分を最上川へ通じる水路へ回せたら、水路に紛れ込んでしまった魚たちは最上川へ戻れます。ホタルの光は癒しでも、‘川’に魅力ある、自然に優しい川作りを行ってほしいと願います。


  

タグ :環境ホタル

Posted by さくら at 07:09Comments(2)その他07

2007年11月15日

看板倒さないで

8月1日の記事‘玉ねぎ石’に掲載した『ブラックバス、ブルーギル移植放流禁止』の看板が倒れていました。車がぶつかる場所でもなし、目立つ場所でバス釣り愛好者がリスクを犯すとも思えず、中高年の写真愛好者が、風景写真撮影の邪魔になると抜いたのかもしれません。いずれにせよ悲しくなります。




でも、『ゴミの不法投棄禁止』の看板などと同じで、モラル無き人がいるから看板は立てられたのです。ブラックバス、ブルーギル、そしてコクチバス=スモールマウスバスの移植放流が止めば看板も不要。バス釣りをされる人は、バスがもたらす影響を、もっと深く考えてほしいです。


  

タグ :モラル環境

Posted by さくら at 07:19Comments(3)その他07

2007年11月14日

イバラトミヨ.2

庄内地方のイバラトミヨは営巣地が狭く、餌不足ようで、水路でまとまって捕れる時は痩せた個体が多く、本川でようやく1尾捕れられた時などには、大きな個体であることが多いです。

骨が変形したように見えますが、痩せているだけで、水槽で飼い始めると、みるみる回復して、大きく育ちます。

イバラトミヨは、巣を作って縄張りを主張し、トゲを身につけ外敵から防御している魚です。メダカやタナゴと違って群れて生活する必要はなく、流程長く広いエリアに点在して生息できる環境が必要なようです。



昨日は‘生息域’と表現しましたけど、上記のように‘営巣地’と表記すべきでした。『板井川地区に営巣地があるので、内川にまで広く生息しています』ですからね。  


Posted by さくら at 07:14Comments(2)その他07

2007年11月13日

イバラトミヨ

FTPさんのうわさの調査隊11月09日『イバラトミヨ』
http://okitamaburand.n-da.jp/e22819.html
に触発されて、私もイバラトミヨをネタにしてみました。(^^;

山形県には普通のイバラトミヨと雄物型と呼ばれる特殊なイバラトミヨの二種類が生息しています。雄物型は東根市と天童市に生息しており、生息地は県の天然記念物の指定を受けており、指定区域内で採捕禁止。酒田市飯森山地区のカブトエビと同じですね。普通のイバラトミヨは、メダカほどではありませんが各地に生息しており、採捕は禁止されてはいません。

イバラトミヨは、湧水地や梅花藻が生えているような穏やかな流れの、雪解けの時や少々の雨でも増水しない、常に安定した水位の川や池に環境に生息しています。戦前は庄内全域に生息した記録があり、イバラトミヨの生息環境は日本桜草の自生地と合致するんですよね。

そんな環境の流程(区間・区域)が長くあると良いのですが、コンクリート護岸工事が進んだ現在、そんな環境の流程は短く、狭く小さいのが現状で、仔が生まれると過密状態になり、生息域から溢れ出た仔は下流へ流されていきます。

下流へ流された仔魚は落差工や水門といった流れの弱い場所に漂着し、溜まることになります。しかし、水路は農閑期になると水門を閉めるので水が無くなり、餌も無くなり、水鳥に喰われたりして、結果冬を越せずに死んでしまいます。

FTPさんのうわさの調査隊11月09日で、月山湖の水族館が紹介されましたが、あそこのイバラトミヨは、そんな場所から採捕(救出)された庄内産の個体です。農閑期になると、毎年大量に取り残されて居ます。



板井川地区にはイバラトミヨの生息地があり、山形大学農学部などが観察をしています。板井川地区からも、かなりの個体が青龍寺川を経て内川に流入しています。そのため、赤川漁協には青龍寺川にニジマスを放流しないよう陳情していますが、願い叶わずにいます。一昨年までは「青龍寺川にイバラトミヨはいない」と存在を否定していた赤川漁協ですが、現在は認めているので、今後に善処を期待しています。

認めからでしょうか、『内川でイバラトミヨが65年振りに見つかった』と騒ぎ始め、馬鹿気た話しです。

  


Posted by さくら at 08:39Comments(2)その他07

2007年11月07日

化石?!

渓流を歩いていて『!!』と目に止まりました。化石です!!?



初めて化石をみつけた!と、大興奮。どうやって持ち帰ろうかと、アレコレ悩んでいましたが・・・徐々になんか違うような気がしてきました。

つまりですね、仮にコレが本当の化石だとして、何の化石?ってことですよ。恐竜のシッポや背骨でもなさそうだし、私が考えられるのは『植物の茎』でしたが、『植物の茎』の化石なんて、ある?



それに、コレに似たのが庄内浜の磯場に良く現れているような・・・。石に詳しくなりたいなあ。  

タグ :化石

Posted by さくら at 07:11Comments(4)その他07

2007年11月05日

外来魚対策.2

10月4日に行われた県議会予算特別委員会の総括質疑の中で、安孫子農林水産部長は『2002年から駆除作業に取り組んでいる』と発言もされていますが、その時の成果より、“その後の成果がどうなのか”という内容が無く、行政としての取り組みへの本気度が気になります。



十の沢池では、1400尾採捕されたことより、池が恐ろしく単純な生態系だったことより、二度もブラックバスの密放流が行われたことが問題です。

やはり、なんのためにブラックバス駆除を行うのかという行政の姿勢と主旨をハッキリ現し、駆除の開催を広く告知して地域の小学生や中学生、公益文化大学も交えて、外来魚問題を考える機会にするなどの、問題意識を植え付ける運動が重要ではないでしょうか。



山形新聞に掲載された記事を読むと、行政主導ではないようで、今回の十の沢池のブラックバス駆除は『生態系への配慮』もあったと書かれていますが、01年11月03日の駆除で十の沢池と下流の水路の生態系は滅んでいます。

06年12月24日に行われた中の池のブラックバス駆除では、マスコミに公表することなく、コソっと隠れるように県と鶴岡市が協同でブラックバス駆除を行いました。中の池も00-01年まで絶滅危惧種であるシナイモツゴが生息していましたが、ブラックバスが確認された時には、鶴岡市と県にシナイモツゴの保護とブラックバスの駆除を陳情したにも関わらず動いてもらえず、以後、中の池ではシナイモツゴは確認できていません。

このような経緯と状況の池を、今、ブラックバス駆除する理由が、私には今ひとつ理解できません。

06年12月24日の中の池での駆除の成果を鶴岡市職員は「こんな大きな個体が獲れたよ。(^^)」「あんなにたくさん駆除できましたよ。(^^)」と笑顔で語ってましたが、保護すべきシナイモツゴはどうなったのでしょうか。行政は、駆除行為に“サイズと尾数”という駆除の成果を求めるあまり、ブラックバス駆除の主旨を見誤り、意義を軽視しているとしか思えません。

ゴミの不法投棄問題では、不法投棄されたゴミを回収して、「大きな冷蔵庫やタイヤを回収できたよ」「何トン回収できました」と喜ぶ関係者はいないのに、ブラックバス駆除では、どうしてそれで終わらせてしまうのでしょうか。山形県の外来魚対策は、駆除する主旨が曖昧で中途半端で、ぼやけすぎです。駆除したブラックバスのサイズと数を“駆除の実績”として示したいなら、もっと大きく育てて個体数を増やしてから行えば良いのです。



今は昨日掲載した内陸地方のコクチバスの駆除が最優先事項だと考えます。採捕された持ち込まれたコクチバスは僅かです。今堤と水路で駆除作業をおこなっても、行政が自慢できる“サイズと尾数”は採捕できないかもしれませんが、とても意義ある事です。コクチバスが拡散してからでは遅いのです。

絶滅危惧種とザッコに生産性はありませんが、豊かな自然は県民の貴重な財産です。安孫子農林水産部長は『生態系への配慮』と公言したわけですから、“恐ろしく単純な生態系”がこれ以上拡大しないよう迅速なる対応を検討いただき、頑張ってほしいと思います。



昨年4月下旬(GW?)の話しですが、中の池に山形ナンバーの車が止まり、若者が数名でブラックバス釣りをしていました。聞けば公益文化大学の新入生たちで、入学して1ケ月もたってないでしょうに、「教えてもらって遣ってきた」と言いました。公益文化大学では国交省と共同主催で川作りフォーラムを開催したり、カブトエビをはじめ環境学も勉強している大学ですから、外来魚問題と対策にも取り組んでほしいです。  

タグ :環境

Posted by さくら at 07:21Comments(0)その他07

2007年11月04日

外来魚対策

2007年(平成19年)10月5日(金曜日)の山形新聞2面政治・行政欄に、10月4日に行われた県議会予算特別委員会の総括質疑の記事が載りました。その中で、加藤国洋委員がブラックバスのなどの外来魚対策を問い、安孫子農林水産部長が応答しています。




山形県庁での外来魚対策担当部署は、環境でも土木でもなく農林水産部。つまり外来魚対策とは、水産業へ損害を与える害魚問題という捉え方であり、自然環境への悪影響を危惧してのものではないというスタンスのようです。ゆえに“ブラックバス等のリリース禁止”を県条例に制定する動きに繋がらないのだと推察します。

安孫子農林水産部長は『2004年以降122箇所の湖沼で、ブラックバスの生息を確認している』と答弁されていますが、行政の文言は厳密なので、河川生息は考慮していないということであり、この発言からも県の姿勢(方針)が窺い知れます。



先日『内陸地方の某所に在る堤の下流の水路で、コクチバスを採捕した』というe-mailを画像添付でいただきました。上記画像の魚が、添付されたコクチバスの画像です。その方は、県立博物館で精査して確認してもらい内水面試験場へも連絡したそうですが、現場を見にくることもなく『行政からの動きがない』と嘆いておられました。

コクチバスはオオクチバス(ブラックバス)より泳力があり低水温にも適応するので、鮎やヤマメ、岩魚の生息域にも生息可能で、川や湖沼=淡水の全域で生息&繁殖します。もしコクチバスが最上川へ流出し、定着してまったら、山形県の魚サクラマス&鮭の稚魚を始め、観光資源でもある鮎は、コクチバスの格好の餌と化すでしょう。

そんな事は専門家として県立博物館や内水面試験場は百も承知のはずなのに、場所を示されながら確認へ出向かいというのは、危機意識の欠落、職務怠慢、遣る気が無いとしか言いようがありません。ま、「農林水産部の仕事ではない」ということで、『管轄外の事案であり、職務怠慢、遣る気が無いということは当てはまらない』と言うことも確かなんですけどね。

観光は水産ではありませんが、豊かな漁場は観光に繋がります。つまり外来魚は農林水産部だけの問題では納まらないのです。オオクチバス・コクチバスをこれ以上拡散させない為にも、“ブラックバス等のリリース禁止”の県条例制定を熱望しています。

内水面の各漁協および内水面漁協連合も、積極的に働きかけてほしいものです。  


Posted by さくら at 18:22Comments(2)その他07