2007年11月22日

シマドジョウ

シマドジョウは、ホトケドジョウやスナヤツメも生息している可能性が高い、水温が低い、綺麗な沢水や湧き水などが流れている場所に生息しています。逆のケースとして、東根市のと或る堤の下でシマドジョウが採捕され、冷たい水があるんだと気付いたこともあります。

そのとき、サワガニのハサミだけですが、1ツ、網に入りました。間違いなく冷たい沢水 or 湧水が流れ込んでいる場所だと確信。探っていくと、スナヤツメも採捕できましたが、ホトケドジョウは確認できませんでした。

東根市の其処は、シマドジョウとスナヤツメが生息し、サワガニもいると推測できる自然豊かな環境と言えるのですが、そこは堤の下の水路。道脇には地元釣具店のシールが貼られたバス釣具の袋が落ちていましたから、堤にはブラックバスが入っている可能性もあります。

内陸地方の何処にどんな生き物が生息しているのか、私には分かりませんけど、生き物の生息調査を行い環境を保全していかないと、‘恐ろしく単純な生態系’の水辺になってしまいますよ。メダカやホタルの棲む場所を人工的に作るよりも、サワガニが棲む自然を残すべきだと思います。ブラックバスとブルーギル、コクチバス、何よりもバス釣り愛好者をなんとかしないと。

網に入った普通のドジョウはくねくねと逃げ惑いますが、シマドジョウはピンピン跳ね回ります。そのため、ピンコドジョウと呼ぶ人もいます。冷水を好み砂利地にいるので、食べて美味しいドジョウです。



松森胤安の両羽図譜でも、下記のように記載されていました。
金目(カナメ)鰌種 鰌魚類種別三種之第三種
カナメは沙石の清流にすむ。春末雪水に乗じ、寉岡の内川に多く入り細流に上りて卵を下す。上り持網を掛けて大獲す。味秀絶、直も又貴し。大にして五寸に至るを見ず色紋一ならず図の如く又赤品あり。又半カナメあり甲の如し。

昨日紹介したホトケドジョウとは、対照的な評価ですね。(笑



昨日の山形新聞朝刊に『大沢川の新河道掘削進む 村山・07年度内に完成』との記事が載っていました。大沢川は東沢バラ公園の北側と南側(村山の浄水池が在る)の二つの沢水が集まる川と記憶しています。こういう川には意外と水辺の生き物が居る可能性もあり、まだ調査した事がないだけに、とても気になります。三面張りかも知れないけど、草が生えていると馬鹿にできないんですよ。冬の間に工事が完成してしまうそうで、掘り返されたら終わりです。誰か調査してきて〜。(^^;
http://www.yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200711/20/news20071120_0323.php



内陸地方の“以前の水辺の様子”は判りませんが、庄内の感覚では居るはずなのに何も居ない場所が多いです。庄内は最上川と平野部の水路が循環していますが、内陸地方では最上川へ流下したら、それで終わり。

内陸地方の沢筋にも、昔はシマドジョウやホトケドジョウ、サワガニなどが生息していたと思うのですが、バス等の密放流や工事などで、人知れず消滅している気がします。サワガニのハサミを見つけたとき、しみじみ想いました。



上記画像は、庄内平野を複雑にはりめぐっている水路のイメージを簡単に描いてみました。最上川右岸=酒田側へ流れた最上川の水は、新井田川にも流れています。  

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Posted by さくら at 07:24Comments(8)その他07