2017年02月25日

商売としてのボトルアクアリウム

鳥海山の『鳥海』で検索していて、偶然みつけた某ボトルアクアリウムの販売に唖然。
鳥海山というブランドネームを利用した詐欺みたいなもんで、無知というより欺瞞(ぎまん)。
個人や仲間内で楽しんでいるなら私は気にしませんが、 鳥海山の新ブランドと唱うのは戴けません。
「鳥海山にブナを植える会」のように、鳥海山麓ブナの実を拾ってきて栽培したのを売るとか
象潟の小滝にある鳥海園芸さんのように鳥海山麓の落葉から腐葉土を作り鳥海腐葉土として販売するとか
鳥海山麓でイワナやヤマメ、ニジマスでも養殖して、白鷹町の鮎梁のように、寒風干しの干物を売るとかなら解るんです。
なんでもかんでも鳥海山麓由来と表して、ナチュラリストを気取った文言を並べ
鳥海山のブランドを利用して商売しようというのが許せない。

ボトルアクアリウムはビオトープと違うし
日向川の砂を勝手に採取して、あまっさえ販売しては駄目ダメの違法行為。
庄内産のめだかと書いているけど、天然物のクロメダカなくて、白メダカ。
庄内地方で繁殖させたから庄内産という主張をされているけど、こんなの鳥海山麓の自然じゃないでしょ。
鳥海山麓の生態系を唱っているけど、日向川&前の川(玉簾の滝)にメダカは生息していませんから。
後、余計なお世話でしょうけど、あの状態の水草=マツモは根が張ってないので、いずれ浮き上がると思う。


この販売者さんは、信じられないくらい多くの貴重な品種の観賞用メダカを飼育しておられるようなのに
メダカのことを一切SNSにアップされていないのが、凄く引っ掛かります。
「青、青みゆき、青ひかり、青ラメ、白、白みゆき、白ひかり、白ラメ、白虎(斑)、透明鱗、三色錦、紅白、
 黄白、白パンダ、小川ブラック、黒パンダ、琥珀、鳳凰、久保系楊貴妃、楊貴妃光、楊貴妃パンダ、赤虎(斑)など」
と商品サイトに記載されていますが、庄内ではお目にかかれない品種が大半で、
これらのメダカをボトルアクアに入れて販売しているというのも凄く不自然です。
これだけの品種を栽培されておられるならボトルアクアよりメダカを販売した方が良いでしょうに。

私もメダカを飼育していたので解るのですが、これだけの品種を飼育するとしたら、相当数の水槽が必要になります。
頻繁に産卵して稚魚は増えるし間引きは必要になるし、餌用のグリーンウオーターも作らないといけない。
しかも新しい品種を入手すれば、それは大きな喜びで、SNSネタには困らないはずなのにメダカネタが無い。
なぜメダカネタが無い。 だとしたら彼はどこからメダカを手配しているんだろう。
生態系だとかナチュラリストを気取った美辞麗句が覗きますが、色々うさんくさいですわ。
庄内に住む者として、鳥海山は地元の共有の誇りです。如何わしい商売に利用してほしくはないものです。  


2017年02月01日

「青葉の光」は「青葉町の光」

「庄内白」が庄内地方に自生していた野生種の白花と断定する前に
関東のさくらそう草愛好者にネットを通してみてもらった時、
「花筒赤紫の野生種は存在しない。誰かが実生した名も無き花でしょう」と言われた。2007年ごろか。
それがきっかけとなり「花筒赤紫の白花」の桜草を収集するようになり「青葉の光」と出逢った。

しかし、「青葉の光」には華が弱いと感じていた。
桜草の実生を行なう「青愛好者たちは、毎年1,000鉢もの実生を行ないつつも、新作を発表しないという。
また或るとき、「春雷」という桜草をネット上で見つけた。とても綺麗で魅力的で、名が体を表していました。
作者を調べたら浪華さくらそう会の会長を務めている山原茂氏の作出だった。
山原さんに「春雷」のことをメールで訪ねると、「若気の至りで発表してしまい、後悔しています」とのことで
ご自身では既に破毀してしまい、栽培していないとのこと。いまだに栽培されている方が居ることに驚ろかれていました。
それと比べたら「青葉の光」の意味が理解できませんでした。
「青葉の〜」なら緑斑は入りそうなのに入らないし、「〜の光」というのは花央が赤いだけです。
それで気になっていたところ、ネット上に別の「青葉の光」を発見。
それを基に書いたのが2014年05月26日「青葉の光 図録と違う.2」でした。

鳥居恒夫氏が世話人代表を務める東京のさくらそう会では
「我が会では、これを○○と呼ぶ」「我が会では、こちらを○○と呼ぶ」という風に、
作出者の意志を無視して勝手に改名したり、品種乗っ取りを行なっています。
筑波の大学や研究施設でも、それに準じて品種認定してしまっていますし、
「私は何百品種も栽培しています」と、同定せずに鳥居恒夫氏の言いなりになっているのが現状です。


私が入手した「青葉の光」も鳥居恒夫氏が同定したのか否か判りませんけど、
筑波には「青葉の光」として登録されていました。

どちらが正しい「青葉の光」が判らずにいたところ、2017年01月09日に「尾崎康一の孫」を名乗る方から
2014年05月26日「青葉の光 図録と違う.2」へコメントが寄せられました。



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はじめまして。
尾崎康一の孫です。
古い記事への書き込み失礼します。
祖父が作った「青葉の光」はまさに左の写真(図鑑?)にある花でした。
この花は祖父が住んでいた地名から命名したのだと思います。
父の生家は東京の表参道駅から徒歩3分程のところでしたが、幼い頃、父がその家を「青葉町の家」と呼んでいましたので。
父も「青葉の光」を育てていましたが、失礼ながら右の鉢の花とは全く異なる花容で驚きました。
Posted by 尾崎康一の孫 at 2017年01月09日 08:12
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誰の嫌がらせかもしれませんが、08:12という書き込み時刻が年輩者を思わせ、信じるに十分だと感じました。
「青葉の光」は「青葉町の家」から命名されたと知り、品種名にも納得です。
早速この件を山原さんにお伝えしたところ、
山原さんのBLOG「日本の桜草と美術 桜草の栽培と美術鑑賞」にも取り上げてくださいました。
桜草総銘鑑訂補ー青葉の光 2017年01月25日11:00

尾崎康一の孫さんからは、とても貴重な情報を寄せていただき、感謝の念で一杯です。
作出者の意志を尊重して、末永く種を保存して正しく後世に伝えていきたいものです。

以下、山原さんのBLOG「日本の桜草と美術 桜草の栽培と美術鑑賞」より
品名異聞14−色分け花図鑑の部(11)
品名異聞13−色分け花図鑑の部(10)
品名異聞12−色分け花図鑑の部(9)
品名異聞11−色分け花図鑑の部(8)
品名異聞10−色分け花図鑑の部(7)
品名異聞9−色分け花図鑑の部(6)
品名異聞8−色分け花図鑑の部(5)
品名異聞7−色分け花図鑑の部(4)
品名異聞6ー色分け花図鑑の部(3)
品名異聞5ー色分け花図鑑の部(2)
品名異聞4ー色分け花図鑑の部(1)






  


Posted by さくら at 04:00Comments(0)日本桜草について