2017年04月08日

桜草 古典から創作園芸へ

実生新種として命名するのは自由ですが、
個性的ではなく、見たことあるような花容。
「こういう品種名は存在しません!」
と主張したい処ですが、現に出回っているわけでして、
古典園芸から創作園芸へ移行してしまっているようです。


  


Posted by さくら at 17:00Comments(0)日本桜草について

2017年02月01日

「青葉の光」は「青葉町の光」

「庄内白」が庄内地方に自生していた野生種の白花と断定する前に
関東のさくらそう草愛好者にネットを通してみてもらった時、
「花筒赤紫の野生種は存在しない。誰かが実生した名も無き花でしょう」と言われた。2007年ごろか。
それがきっかけとなり「花筒赤紫の白花」の桜草を収集するようになり「青葉の光」と出逢った。

しかし、「青葉の光」には華が弱いと感じていた。
桜草の実生を行なう「青愛好者たちは、毎年1,000鉢もの実生を行ないつつも、新作を発表しないという。
また或るとき、「春雷」という桜草をネット上で見つけた。とても綺麗で魅力的で、名が体を表していました。
作者を調べたら浪華さくらそう会の会長を務めている山原茂氏の作出だった。
山原さんに「春雷」のことをメールで訪ねると、「若気の至りで発表してしまい、後悔しています」とのことで
ご自身では既に破毀してしまい、栽培していないとのこと。いまだに栽培されている方が居ることに驚ろかれていました。
それと比べたら「青葉の光」の意味が理解できませんでした。
「青葉の〜」なら緑斑は入りそうなのに入らないし、「〜の光」というのは花央が赤いだけです。
それで気になっていたところ、ネット上に別の「青葉の光」を発見。
それを基に書いたのが2014年05月26日「青葉の光 図録と違う.2」でした。

鳥居恒夫氏が世話人代表を務める東京のさくらそう会では
「我が会では、これを○○と呼ぶ」「我が会では、こちらを○○と呼ぶ」という風に、
作出者の意志を無視して勝手に改名したり、品種乗っ取りを行なっています。
筑波の大学や研究施設でも、それに準じて品種認定してしまっていますし、
「私は何百品種も栽培しています」と、同定せずに鳥居恒夫氏の言いなりになっているのが現状です。


私が入手した「青葉の光」も鳥居恒夫氏が同定したのか否か判りませんけど、
筑波には「青葉の光」として登録されていました。

どちらが正しい「青葉の光」が判らずにいたところ、2017年01月09日に「尾崎康一の孫」を名乗る方から
2014年05月26日「青葉の光 図録と違う.2」へコメントが寄せられました。



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はじめまして。
尾崎康一の孫です。
古い記事への書き込み失礼します。
祖父が作った「青葉の光」はまさに左の写真(図鑑?)にある花でした。
この花は祖父が住んでいた地名から命名したのだと思います。
父の生家は東京の表参道駅から徒歩3分程のところでしたが、幼い頃、父がその家を「青葉町の家」と呼んでいましたので。
父も「青葉の光」を育てていましたが、失礼ながら右の鉢の花とは全く異なる花容で驚きました。
Posted by 尾崎康一の孫 at 2017年01月09日 08:12
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誰の嫌がらせかもしれませんが、08:12という書き込み時刻が年輩者を思わせ、信じるに十分だと感じました。
「青葉の光」は「青葉町の家」から命名されたと知り、品種名にも納得です。
早速この件を山原さんにお伝えしたところ、
山原さんのBLOG「日本の桜草と美術 桜草の栽培と美術鑑賞」にも取り上げてくださいました。
桜草総銘鑑訂補ー青葉の光 2017年01月25日11:00

尾崎康一の孫さんからは、とても貴重な情報を寄せていただき、感謝の念で一杯です。
作出者の意志を尊重して、末永く種を保存して正しく後世に伝えていきたいものです。

以下、山原さんのBLOG「日本の桜草と美術 桜草の栽培と美術鑑賞」より
品名異聞14−色分け花図鑑の部(11)
品名異聞13−色分け花図鑑の部(10)
品名異聞12−色分け花図鑑の部(9)
品名異聞11−色分け花図鑑の部(8)
品名異聞10−色分け花図鑑の部(7)
品名異聞9−色分け花図鑑の部(6)
品名異聞8−色分け花図鑑の部(5)
品名異聞7−色分け花図鑑の部(4)
品名異聞6ー色分け花図鑑の部(3)
品名異聞5ー色分け花図鑑の部(2)
品名異聞4ー色分け花図鑑の部(1)






  


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2015年07月25日

桜草 発芽

ゴーヤを植えるのに桜草で使ってた用土を利用したら、桜草の種が混じっていたらしく、今になって発芽したようです。
桜草の種は乾燥に弱いと聞いていたので、その意外性に驚いています。


  


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2015年05月11日

えっ、桜草!?

クリスマスローズの鉢に、桜草の葉を発見!face08 heart icon14
桜草の花はいつも摘み取っていたし、クリスマスローズの鉢は10号鉢と大きく高さあるのに
どうやって種が飛んだのかとても不思議です。桜草の種は乾燥に弱いと聞きますが、よくまあ芽吹いたものです。
親株はたぶん庄内の原種の赤だと思います。とりあえず移植します。




  


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2015年05月10日

日本桜草コミュニティ

花が好きで楽しまれている集いに、専門的意見で駄目出しする野暮は控えたいところですが、誤りは正したくなります。

下記はミクシィの日本桜草コミュニティの1つ。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=291036&id=75643745&comment_count=27
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今年は花茎が短くがっしりとした感じがします。良いと聞いたのでハイポネックス微粉(窒素:リン酸:カリ=6.5:6:19)を芽出し前から週一回あげたからかな?カリの効果が出ている感じ。

ハイポネックス微粉はサクラソウをガッシリ育てる効果があるんでしょうか?
いつも花茎が長く伸びて倒れてしまうのに困っているので試してみようかしらん…。

感じとしてはガッシリで花茎が伸びてもしっかり立っていますよ。試す価値はあると思います。
今年は、ずっとハイポネックス微粉をあげようと思っています。今のところ、葉っぱも短く厚くガッシリって感じです。
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↑「いつも花茎が長く伸びて倒れてしまう」のは日照不足。
「今のところ、葉っぱも短く厚くガッシリって感じ」なのは陽当たりが良いから。
花後もしっかり肥料を与えているから根茎が丈夫に育ち、結果翌年良い芽が出ているのでしょう。
芽出し前に肥料を与えたら徒長してしまいます。


適当に原種を語り通販するから、知らない人は月山に自生地があると思い込んでしまってます。
岩木桜や由利浜も原種ではありません。そんな自生地存在しませんから。


↓これは白鷹。誰か指摘してあげたら良いのに。


↓これは大須磨。栽培環境が日照不足なのか、色褪せて開花しているだけ。


  


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2015年05月09日

広島三次

「広島三次」として今期入手した広島県三次市の原種。花びらが広く、見応えを感じます。


ひろしま文化大百科 - ひろしまの源流~自然・文化~「山野草」
http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/grass33/


広島県三次市の自生風景の花とは、花びらが違う気もしますが、
桜草には多様性があるからたくさんの園芸品種が存在するわけですし、差異の一喜一憂は控えるべきでしょう。  


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2015年05月08日

国見酔白

仙台市国見地区の原種で宮城県で唯一の白花の桜草、
仙台さくらそう会の浦澤さん命名「国見酔白」が、今までに無く球状に咲いてくれました。
蕾みの時の淡いピンクが特徴で、他の原種の白花と違って純白ではないことから、酔白と命名されたそうです。



  


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2015年05月01日

庄内の桜草自生地

荘内日報 2015年05月01日に「赤川のサクラソウ見頃」という記事が掲載された。
個々の活動はどうでもいいことだが、誤った情報が載っていたので訂正していただきたい。
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 赤川河川敷へ植栽しているサクラソウの育成状況を確認する観察会が30日、同河川敷で行われた。愛好者らが参加し、例年に比べ2週間ほど早く見頃を迎えたサクラソウの花を楽しむとともに、植栽の課題を確認し合った。

  サクラソウはサクラソウ科の多年草で桜が咲く季節に高さ約20センチの赤または白色の花を咲かせる。野生種は絶滅危惧種の指定を受けており、全国でも自然の状態で群生を見ることはまれという。鶴岡市で は1971年ごろまで中橋、日枝地区に自生していたが、ほ場整備でほぼ絶滅。同市三瀬の気比神社周辺や旧櫛引町常盤木、遊佐町などにも自生地があった。


http://www.shonai-nippo.co.jp/cgi/ad/day.cgi?p=2015:05:01:6588
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『同市三瀬の気比神社周辺や旧櫛引町常盤木、遊佐町などにも自生地があった。』という事だが、
いったい誰がいつどのような調査を行い確認したというのだろう。
私の聞き取り調査の結果では、三瀬の気比神社周辺と旧櫛引町常盤木地区には桜草の自生地は存在しない。
自生地が存在した地区には、桜草栽培者が存在するが、三瀬地区と常盤木地区に桜草栽培者は極僅かで
そればかりか2011年05月22日『三瀬に自生地無し』で紹介したように
「当地に桜草の自生地は存在しない」と断言する地区の方々ばかりと遭遇した。三瀬のYHの方も知らないと言った。
その一方で、2011年05月23日『遊佐漆曽根に自生地』で紹介したように
遊佐町では知られていなかった自生地の存在を証言する方と出逢っている。

山形県レッドデーターブック魚類篇には、
赤川にエゾウグイが生息していることになっており赤川頭首工より下流7箇所で確認されたと記載されているが、
いったい誰がいつどのような調査を行い確認したというのだろう。
赤川にはワカサギも生息しており、
そのワカサギや貴重種ウケクチウグイを赤川で採捕している面々が、ただの1尾も赤川でエゾウグイを確認できずにいる。
その一方で2009年09月26日『エゾウグイ』で紹介したように、相沢川水系と鮭川水系ではエゾウグイの生息地を掌握している。

自生地や生息地を語るなら真実が後世に伝わるように、
いったい誰がいつどのような調査を行い確認したのか、何に記載されたのか、取材中の発言なら誰が言ったのか、
情報源や出典元を記載してほしい。そうしないと「新聞に載っていた」という事実だけが一人歩きしてしまう。

  


Posted by さくら at 19:00Comments(0)日本桜草について

2015年04月23日

「伝統の桜草」25日講演

千葉県佐倉市にあります国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑で開催中の特別企画「伝統の桜草」におきまして
あさって4月25日(土) 13:30〜15:30、浪華さくらそう会 会長 山原茂氏の講演が開催されます。
桜草栽培者にとってこの時期は花の手入れが忙しくなかなか遠出が適いませんが
今回は関西地方の栽培方法も聞くことができる貴重な交流の機会です。
桜草栽培の生育に大切な時期を控えて、いろいろ意見交換を行える貴重な機会になることでしょう。
是非足を運んでみてください。
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/plant/project/index.html



  


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2015年04月22日

日照不足

西日本は4月に入ってから日照不足になっているという。
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14日までの10日間合計の日照時間は和歌山県古座川町で3・1時間と平年の5%、奈良県十津川村で2・9時間と同6%を記録。和歌山県新宮市、三重県熊野市も同8%と極端に少ない状況となった。愛知、和歌山、三重、奈良の各県は県内全ての観測地点で日照時間が平年に比べ3割以下となり、四国や九州などでも平年に比べて大幅に日照時間が少ない状況が続いている。果樹や野菜の生育に欠かせない4月上旬の日照量が、1961年の統計開始以来、最少となった地点が続出した。
 
 なぜ、記録的な日照不足となっているのか。同庁では「高気圧が日本の北と南を覆ったため、その間に挟まれた東日本と西日本の上空を低気圧が通過する状況が続いているため」(気候情報課)と説明。北海道と東北、沖縄地方を除き、東日本から西日本にかけての広い範囲で不安定な天候をもたらしている。
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浪華さくらそう会の展示会風景が山原さんのBlogにアップされたが、徒長した鉢に、日照不足が現れていた。
2015年04月19日「園芸講習会ー日本桜草の作り方


今年の庄内地方は気候が穏やかで、風も弱く、従来の気候に戻っているように感じている。
冷たい空っ風が吹かないから霜柱も立たないし、乾燥もしない。
空っ風対策として不織布を掛けていたが、栽培を続けていたとして今年は不要だったであろう。
実際、理想としていた葉色に育っている。こんな葉色は何年振りだろう・・・。


今年は山菜採りで山に入っても、下草が茂ってないので歩きやすく、毛虫や蜘蛛、羽虫が居ない。
此処数年は冷たい空っ風が吹くからタラの芽より先に下草が茂り、虫たちに難儀したが、今年はそれが無い。
此処数年の気象は異常だったと実感している。
  


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2015年04月17日

桜草展 始まる

4月14日から長居の「花と緑と自然の情報センター」で浪華さくらそう会の展示会開催。苗の頒布あり。


さいたま市さくら草展
さいたま市役所 4月18日(土)〜19日(日) 9:00~16:00 さくら草実費頒布(1鉢600円、約600鉢を予定)

国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑特別企画「伝統の桜草」(千葉県佐倉市城内町117)
4月14日(火)~5月6日(水) ※休苑日:毎週月曜日4月20日(月)、27日(月) ※5月4日は開苑
浪華さくらそう会 会長 山原茂講演
日時:4月25日(土) 13:30〜15:30
演題:日本の桜草栽培史
http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/plant/project/index.html


横浜 三溪園 横浜市中区本牧三之谷58-1
横浜さくらそう会
可憐な花が一堂に。さくらそう展を開催(4/16〜22)。
苗販売 期間中毎日9:00〜16:00 (無くなり次第終了)
http://www.sankeien.or.jp/news/news605.html
  


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2015年04月09日

生き残りの桜草

庄内の桜草「庄内」を山に移植してみたのは、いつのことだったろう。
65型プランター数本で栽培をしていた時だから・・・。
野山に移植しても2年目から開花しなくなり
根茎に養分がある数年は生き延びるけど、あとは周囲の雑草との競合に負けて消滅。
移植した個体は全て消滅したと思っていたのですが、生き残りを発見♪
しかし花茎は見られず、消滅も時間の問題かと・・・。



  


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2015年04月09日

青柳染は江戸の古花

浪華さくらそう会の山原会長のBlog『日本の桜草と美術』に掲載された
2015年03月22日『中村長次郎氏の業績紹介記事』から興味深い一文を見つけたので紹介します。


東京のさくらそう会で世話人代表を務める鳥居恒夫氏はご自身の著『色分け花図鑑桜草』の中で
「青柳染は松の雪と同品なので、“我がさくらそう会では”松の雪に統一します」と広言されています。
“我がさくらそう会では”というところが如何にも元公務員らしい嫌らしさ満載のミソなのですが
鳥居恒夫氏は浪華さくらそう会の主張とことごとく反対の持論を広言されているんですよね。
前代未聞は短柱花であり、木枯と間違えて栽培している人が多いと記載されていますが、
仙台さくらそう会の前代未聞は長柱花でしたが、鳥居氏の指摘により、短柱花が前代未聞になりました。
間違いを正しているように見える鳥居氏ですが、鳥居氏は正当性の根拠を提示していません。
ゆえに“我がさくらそう会では”という逃げ道を造っているわけです。

明治時代、東京のさくらそう会から苗を譲ってもらった関西の桜草愛好者たち。
親子三代に渡り受け継いで栽培している高鴨神社の鈴鹿家。
一方、東京は震災と空襲で焼け野原となり、苗を正しく継承しているのはどちらなのかという話しですよ。
東京のさくらそう会は長いこと会報も出さず、品種名の改ざんなど、どのように考えておられるのでしょうか。
古典園芸の桜草と後輩のためにも、鳥居恒夫氏ご健在の内に正すべきは正す努力をしてほしいものです。  


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2015年01月26日

真実と違う品種.2

山形新聞は、朝日新聞のように事実確認をせずに記事を書くので、真実ではない記事を頻繁に掲載する。

2014年04月05日『山形県レッドリスト(植物版)の改訂』で紹介したように、
山形新聞は『山形県が「野生種は絶滅した」と判断した』という記事を掲載した。
すると今度は、上記事実を元に、書きのような記事を記載した。


記事を読むと、絶滅した野生個体が展示されているようにも読み取れるが、
東根百草会の桜草は植物流通センターで仕入れた販売されている桜草であり、
彼らは自生地とか野生品種とかに関心はなく、
新庄山野草会もそうでしたが、品種銘はどうでもよく、花を愛でているだけの山野草愛好者に過ぎません。
サツマイモの花、イバラトミヨなどなど、山形新聞は本当に無頓着で真実ではない記事を頻繁に掲載するので困ります。

内陸地方は本当に山野草愛好者が多く、熱心に活動しています。
内陸地方は観光地や温泉も多く、
山形新幹線などで観光にきた方が山野草会主催の展示会で桜草を購入して持ち帰ることもあるでしょう。
それを「山形旅行のお土産の桜草」として栽培し、ご近所に「山形の桜草」として伝わり、
譲渡が繰り返された結果、「野生品種山形」になったのではないかと推察しますが、迷惑な話しです。  


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2015年01月25日

真実と違う品種.1

ネットオークションに「山形」「岩手」という野生品種が今年も出品されていたが、
そんな自生地は存在しないのだから、偽物・ねつ造、札落ちの産地不明の野生品種に過ぎない。
「山形」とは山形県なのか山形市なのか、どちらを指すのか判らないが、山形市に自生地は存在しない。
「岩手」という地名は岩手県しか無く、漠然と広すぎる。
善意かもしれないが、このような形で出品すべきではない。


私はカテゴリー「日本桜草について」のBlogネタとして「事実と真実」を題材に使うことが多い。
2014年04月20日「八ヶ岳産の桜草
2014年03月22日「野生種 小鹿野
野生品種としてネットオークションに出品されていても、明らかに違う場合は
被害者は購入者のみですし、知らなければ単純に綺麗な花を楽しめるのですから、大きな問題ではないのかもしれない。
2012年02月25日「横浜市小机産の白」は、産地がピンポイントですから、幸いにも存在しないことに気付けました。
密かに出回っている宮城県産=仙台市産白は、仙台さくらそう会が存在を知らない個体であり、
「横浜市小机産の白」と「八ヶ岳産の桜草」の要素が合わさった結果誕生した真実と違う品種だと推察します。

  


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2014年12月01日

桜草をアメリカに送る

アメリカの知人に桜草を送ってみました。

まずは最寄りの植物検疫所を探します。
農林水産省ホーム > 所在地一覧(アクセス・地図)
http://www.maff.go.jp/pps/j/map/index.html
農林水産省ホーム > 所在地一覧(アクセス・地図) > 横浜植物防疫所
http://www.maff.go.jp/pps/j/map/yokohama/yokohama.html
山形県では酒田市に在りました。
新潟支所酒田出張所
〒998-0036
酒田市船場町2-5-43 酒田港湾合同庁舎内

次ぎに、どういう手続きで何が必要かを伺いに訪ねてみました。
「桜草をアメリカの知人に、個人の贈り物として送りたい。」
「桜草はプリムラではない。『浪華さくらそう会』で検索していただくと英文でも説明が載っています。」
と用件を話して、桜草を理解してもらいました。
担当官は親切に対応してくださり
「植物検疫に関する要項は日々変わることが多く、国によって対応が違ってくるので
 アメリカに措いては桜草がどういう扱いになっているか調べてみますね。」
と調べてくれました。
インターネットを使って調べるのに、少し時間が掛かりました。
先方も仕事中でしたから、事前に電話で用件を伝えておいた方が良かったかなと反省。

その結果、桜草はアメリカに送れることが判明。個人の場合は12本送れるとのこと。
「12本とは、12芽ということですか?」と尋ねると
「それは解釈次第で、12株ということになります。」とのこと。
「12株と言いますと、例えばショウガは1株に幾つも芽がついていますが、
 幾つ芽が着いていても1株は1株で、12株送れるという解釈で良いのですか?」
「つながっていれば1つの株なので、そうなります。」とのこと。
そして
「桜草を送る前に、あなたが栽培している土に病原菌がいないかを検査します。
 それで問題が無ければ、送る苗を検査して、合格すればアメリカに送れることができます。」
「次ぎ来る時に栽培中の鉢を持って来て下さい。」
と言われて初日は終了しました。

後日、桜草(庄内白)を植えた鉢を持って再訪問。
検査室で鉢を裏返して用土の中から桜草の根茎を取り出します。
芽分けする前の状態が1株で、これを12株送れることを確認。
検査に必要な用土を置いて帰宅。検査に不要な根茎は持ち帰りました。
検査対象は「ジャガイモシストセンチュウ (Globodera rostochiensis) 」とのことで
一般的なネコブセンチュウではないそうです。

「用土が乾燥してから検査しますから1〜2週間かかります。」
とのことでしたが、3日後には合格を知らせる電話がきました。
「用土が乾燥したので検査が終わりました」とのことでしたが、
乾燥が早かったのは、鉢開けに備えて潅水を控えていたことと、通水性がよい用土だったからでしょうね。

庄内白だけを12株送ってもしかたないので、桜草を12品種送ることにしました。
花の色、形、ボリュームなどから幾つかピックアップして鉢開けを行い、苗を見て、12品種を選択。
あとは、どのような容器に入れて発送するかが問題です。
鳥居恒夫氏が世話人代表を務める東京のさくらそう会では、
根茎を乾燥させて軽くして、送料を安くして送る方法が取られていますが、
それだと根が乾燥してポロポロ取れてしまい、根茎の養分から新たに根を伸ばすので弱ってしまい
本来の花容で咲いたり繁殖するようになるまで2〜3年を費やすことになるので、私は嫌いな輸送方法です。
受取人がガーデニングが趣味で、受取人側から要請があって送るなら根茎を乾燥させて送っても対処可能でしょうけど
今回は私が一方的に送るケースなので、やはり湿らせたまま送りたい。
「検疫では根茎に土が付着していないかチェックされるので、
 水苔やパーミキュライトなどは控え、新聞紙などを使った方が無難でしょうね。」
とアドバイスをいただく。飽くまで検疫官の心象次第なんだそうです。

12株を1つに梱包して送ると、受取人側では開花するまで品種が判らなくなります。
1株ずつ丁寧に新聞紙に包んでも、アメリカの検疫官が開封してチェックしたら・・・そのままごちゃ混ぜになりそう。
色々悩んで思いついた方法が、菓子箱を利用して小分けに詰めて送る方法です。
梱包前に苗の検査もあるので、梱包は酒田出張所で行うようにして、苗を持って出向きました。

事前に電話して約束した時間に行きました。
苗を検査してもらう前に、申請書を提出します。
担当官が解り易く赤文字で印字したサンプルを準備してくれてました。
住所氏名今日の日付。発送方法「MAIL」。番号および記号は「NONE(ノン)」。輸入国「U.S.A.」。
送り主である自分の住所氏名をローマ字で。受取人住所氏名を英文で記入。
種類名称「栽培用サクラソウ:Primurose roots for propagation」
学名「Primula sieboldii」
梱包数 1(外装数:ct, box, bag)
数量 12 (pcs)
産地「山形県」


上記書類を提出後「はい、受け取りました。ではこれより検査を始めます。」と仰々しく検査開始。
根茎は1株ごと水で洗って土を落し、新聞紙に包んで持ち込みました。
新聞紙を丁寧にめくって苗を取り出し、土が残ってないか目視で調べていきます。
桜草の苗を譲渡する際に、みなさん丁寧に洗っているのと同じ状況でしたが
「これは綺麗に洗ってますね。」とのこと。
診終わった苗は再び丁寧に新聞紙で包んでくれました。
「あの・・・今回丁寧に梱包しなおしてくれてますけど、外国でもそうなのでしょうか?」
と尋ねると
「いやー、どうでしょうね!(笑)」「海外旅行のバックの検査は雑ですからねえ・・・。」
とのこと。(^^;

検査は直ぐに終わり
「はい、合格です。これから輸出の許可証を作成しますので、少々お待ちください。」
と言われ、結構待たされましたが、
英文で書類を作成するわけですから当然のことで、親切丁寧迅速に対応して下さったと感謝しています。
待っている間に苗を小箱に詰め、梱包しました。
菓子の小箱に2株ずつ。新聞紙の水分も小箱の厚紙が吸水して、湿気が長持ちすることを願っています。


待っている時に「品種があるなら品種名を教えてください。」と書類を渡されたので記載しました。
パックの水が漏れないよう新聞紙で包み、佐川急便の袋に詰めました。
梱包形態を診て「これはペーパーバック(紙袋)になるかな」とチェックされてました。

輸出許可証が発行され、手続きは終了です。


「お待たせました。これで手続きは終了です。」と言われたのですが、
私は梱包に封をしておらず、梱包された中味が検査済みの品である保証が表されていません。
第四種植物種子郵便で国内に桜草の苗を送るときも、窓口で問答が始まる地域ですから、
海外への航空便はさらに厄介なことになるかもしれません。
「これが検査済みであると解るには、どうすれば良いのですか?」
「Checked baggageの黄色いテープとかありませんか?」
と言うと
「ウチので良ければ、貼りましょうか?」と言ってテープ貸してくださったので、封をしました。


あとは受取人の住所氏名も記録されるので、宛名書きを確認された際に
「中に植物が入っていることを示すために『PLANT』と書いた方がいいですね。」
「なかにはご丁寧に「生きた植物」と『LIVING PLANT』と書く人もいますよ。」
と教えてくれたので『LIVING PLANT』と書き加えました。
「あ、そうだ。ついでにウチのハンコも捺しておきましょう!」と言って、ハンコを捺してくれました。


輸出許可証は袋の中に入れて送ります。
「オリジナルは袋の中で、輸出許可証のコピーを封筒に入れて袋の表に張っておくとベストだけど・・・要らないな。」
とのことでした。
幸い薄いプラスティックの書類シートを持っていたので、それに輸出許可証を挿んで同封しました。
折り曲げても良いらしいので、封筒とビニール袋も準備した方が良いと感じました。

郵便局へ持ち込んでも、
(第四種植物種子郵便とは違うのですから当然なのでしょうけど)今回はスムーズに済みました。
袋の総重量は333g。新聞紙を濡らさなければもっと軽くなってました。
切手代は覚悟していた金額よりずっと安くて、国内と大差ないように感じて、驚きました。
植物検疫所の方々には丁寧に対応していただき、有り難かったです。スムーズに終わったことに感謝感謝です。
あとは受け取り先の知人にちゃんと届くか、そして育てられるかが、気になるところです。(^^)  


Posted by さくら at 18:00Comments(0)日本桜草について

2014年04月20日

八ヶ岳産の桜草

八ヶ岳産として販売されいたの桜草は明らかに園芸品種なので、お節介から進言してみましたが、
「知人から八ヶ岳産として譲り受けた品であり、高山性の植物と理解しています。」
という旨の返信をいただいただけで、訂正されませんでした。


八ヶ岳産の桜草でネット検索すれば花の画像は自生地までもヒットします。そして明らかに違います。
東京のさくらそう会の鳥居恒夫氏のように根拠もなく進言したわけではないのですから
信じて購入した人を欺き、栽培している人は悲しみ、
間違って広まっては桜草愛好者も迷惑するので、誤りは訂正していきたいものです。
  


Posted by さくら at 14:14Comments(2)日本桜草について

2014年04月20日

報道の事実と真実

庄内地方で発行されているフリーペーパー『コミュニティしんぶん』
2014年4月18日(金曜日)発行 第1286号に、下記画像の記事が掲載された。


記事を読むと、旧櫛引町丸岡地区にある天澤寺周辺に桜草が自生していたと読める。
丸岡地区の西側に丸岡城跡があり、さらにその西側に接するのが天澤寺だが、
丸岡城跡および天澤寺周辺に桜草の自生地は存在していなかったので、記事は正しくない。
丸岡集落の農家の方々の耕作地に桜草は自生していたそうですが、
昭和40年代の田んぼの基盤整備の時に自生地が消滅するので個々に家に持ち帰り庭に移植。
その際、地区で相談して苗を持ち寄り、丸岡城跡と天澤寺にも移植したのだけど、結局根付かなかったそうです。
天澤寺周辺に一時とはいえ桜草が生えていたというのは事実ですが、自生地ではないということが真実です。

それに桜草はマルハナバチがいなくても受粉して種で増えます。
『今は人が手を入れて条件を整えてあげないと生育は難しい』って、それは自生環境ではないからです。
そもそも庄内地方の桜草自生地では、群生などなかったそうです。
ぽつら〜ぽつら〜と(ポツン、ポツンと)、間ばらに点在して自生していただけだそうです。
ゆえに人知れず、開花時期は田植えの農繁期ですから話題にもならず消滅したのでしょう。

庄内地方では、どこの市町村にも庄内地方の野生品種の栽培者がおり、容易に出会うことが可能ですが
採取地が具体的な個体は3地点のみ。しかし丸岡集落の農家の庭に咲く桜草は個々の耕作地から移植した個体ですから
1軒1軒訊ねて歩けば、ピンポイントで採取地=自生地が判明する貴重な個体と言えます。
しかし今回、『天澤寺周辺に自生していたのと同じ在来種』『阿部芳郎さんが天澤寺周辺で採取された苗』という
非常に曖昧な丸岡集落の個体ではない株が持ち込まれました。
そもそも阿部芳郎さんは元々庄内白も知らなかった方で、自生地個体の蒐集家ではなく、
譲渡された方の町名を記録しているだけの方です。だから雪月花に遊佐町大楯と記入した名札を差していたりします。
これは個人の管理方法なので問題ではありませんが、第三者が勝手に遊佐町大楯産と解釈してしまうから恐いのです。

私も桜草が広く栽培されることを願っているので、天澤寺に移植したというだけなら大歓迎ですが、
自生地とか原種とか、根拠もなく適当なことを書面に残されると黙っていられないわけです。
遊佐町のように、花壇で栽培して保存していくべきであり、他所で自生地復活とか有り得ない話しなので
マスコミは面白おかしく話題性重視の記事を書くのは止めてほしいです。

旧櫛引町中田地区と丸岡地区は直線で1.8kmほどしか離れていませんが、
混在せずに伝えられてきた株ですから、末永く後世に残して行きたいものです。  


Posted by さくら at 13:13Comments(0)日本桜草について

2014年04月05日

山形県レッドリスト(植物版)の改訂

山形県レッドリスト(植物版)が改訂され、山形新聞掲載記事では『絶滅種に新規登録された19種のうち、
サクラソウは2004年の調査で確認された自生地が上山市だけだったが、
11年から再調査した結果、道路を建設した影響でこの自生地が消滅、野生種は絶滅したと判断した。』と紹介された。


山形大学理学部教授横山潤氏が山形県レッドリスト等掲載種選定委員会(植物)委員長なので、
DNA分析されておられるなら、上ノ山市(蔵王)の桜草は原種と証明できますが、本当に原種なのか大いに疑問です。
耕作や造成、ペンション村など人の出入りが激しい蔵王ですから、移植である可能性も否めません。
[PDF] 山形県レッドリスト(植物版)の改訂について
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/050011/sizenkankyo/plants_red_list/red_list_kaitei.pdf


2004年3月発刊の山形県レッドリスト(植物版)には、サクラソウが自生していた地域として
旧櫛引町山谷地区や常盤木地区、鶴岡市三瀬地区が記載されていますが、現地で聞き取り調査を行うと
地元では誰も桜草を栽培していないし、地元の高齢者が「桜草は無い」と明白に否定されます。
旧櫛引町丸岡地区東部(山谷地区や常盤木地区に近い方向)の方は桜草を知りません。
旧櫛引町丸岡地区西部の方は桜草を知っています。
旧櫛引町丸岡地区の西隣りの地区には、桜草自生地が在ったようです。
旧櫛引町丸岡地区の西隣りの更に西側の現在アル・ケッチァーノ&イル・ケッチァーノが在る地域にも桜草自生地が在ったようです。
私が聞き取り調査を行った結果では、このように山形県レッドリスト(植物版)のデーターとのズレを感じています。

鳥海山や月山には、個人が勝手に移植した高山植物たちが確認されています。
報道内容を精査せず、報告された事実だけを記載する山形新聞は
「青龍寺川でイバラトミヨを64年ぶりに発見!」「50年ぶりハグロトンボ 鶴岡市街地で確認」とか、余りにもお粗末。
遊佐町のハッチョウトンボは、生息地保全のため鮭川村から個体が移植放流されたとか、そういう真実を報道しろと言いたい。
「生息地が存在していた」「発見された」という報告の事実と、真実は違う。生息していれば良いだけでもない。
山形県レッドリストを作製しても、道路工事で自生地が消滅したなんて、データーが活用されていない証しであり
なんのために県税を使い山形県レッドリストを作製するのか。山形県レッドリストの在り方は、問われていると思う。


  


Posted by さくら at 04:05Comments(0)日本桜草について

2014年03月31日

桜草の根茎輸送方法

3月も今日で終わりですね。仙台や鶴岡市の桜の開花予想日は4月11日だそうです。
今年の3月は太平洋側でも大雪に見舞われたことで、桜草の植え替えもいつになく長引いたと聞いています。
そして東京のさくらそう会の方から
「雪解けの水は桜草の芽や根腐れの原因になるから、注意しないといけない。」
という話しが真しやかに聞こえてきましたが、
雪が積もることで桜草が痛むなら、雪国では桜草は栽培も自生もできませんから、滑稽な解釈です。
私は芽吹きを遅くするべく、除雪した雪をわざわざ鉢の上に被せて越冬していますが、根腐れなど起きません。
そもそも根腐れは用土の中が高温で蒸れることで起る現象ですから、冬に根腐れるわけがありません。
なのに東京のさくらそう会の方が、なぜそのようなことを言うのかといえば、
それは東京のさくらそう会の余剰苗の輸送方法に問題があるからです。

桜草の植え替え作業は忙しく、余剰苗を発送している時間はありませんので、一段落付くまで貯めて置きます。
その間に根茎は乾燥して軽くなり、送料もやすくつくので便利で、発送作業が楽なのだそうです。


桜草の余剰苗の輸送法は、昔は1芽毎に水苔でくるみ油紙に包んで送られてきたそうです。
昔の輸送は到着まで時間が掛かりましたから、乾燥させて問題無いなら、とうの昔に採用されていたでしょうが
そうしなかったのは乾燥することで根茎にダメージを与え、根が千切れ、
正常に生育&繁殖するまで数年掛かってしまうので、やらなかったのでしょう。
福寿草の植え替えなどでは「一瞬足りとも根を乾燥させないように!」と先達のアドバイスがあるほどです。

東京のさくらそう会は、乾燥させて送ることを新しい輸送方法を発見したかのように広言していますが、
乾燥して送られてきた桜草の余剰苗は水に浸けて戻したとしても、そのまま黒く腐ってしまうことも少なくないので、
決して良い方法ではありません。
それなのに「雪解けの水は桜草の芽や根腐れの原因になる」と言っている。全くもって馬鹿らしい話しです。  


Posted by さくら at 03:31Comments(0)日本桜草について