2010年04月28日
ふと思った.2
‘ 由利浜 ’ という品種が存在するらしい。
と或るサイトでは秋田県産原種‘ 由利浜 ’となっていた。
秋田県由利郡といえば、秋田県南部のことで
鳥海山麓地区と呼べなくもない地域である。
その由利地方産だとすると
‘ 由利浜 ’ という品種名から
象潟〜金浦〜仁賀保〜本荘の
海岸沿いの地域の産出ということが推察される。
鳥海山麓は昔から私の遊び場だし
聞き取り調査でも
象潟〜金浦〜仁賀保〜本荘の地域に
サクラソウが自生していたとは到底思えないので
サイトに問い合わせた処、
秋田県産原種は間違いであったと知らせてくださった。
また別のサイトでは
‘ 由利浜 ’ と‘ 由利ガ浜 ’ という2つの表記をされていたが
新潟県の北方文化博物館でさくらそう展があり
石塚萬花園が栽培されたとのこと。
その展示会の画像の中に、‘ 由利浜 ’ が在った。
どうやら‘ 由利ガ浜 ’ は間違いで、‘ 由利浜 ’で良いようだ。
web上で『由利』と検索すると秋田県由利郡がヒットする。
どうやら他所も『由利』という地名はないようだ。
此処からは私の勝手な想像話しになりますが
新潟県の園芸店が秋田県南部の由利郡からサクラソウを入手。
品種不明なので‘ 由利浜 ’ と命名して販売開始。
新潟県と関東圏は、関越道を通れば1本道。
交通の便も良く、新潟県は雪割草のメッカ。
サクラソウ愛好者の多くは雪割草も少なからず育てている関係で
‘ 由利浜 ’ という目新しい品種名を知り、入手。
そうして関東一円へ広まったのではないのだろうか。
‘ 由利浜 ’ が何なのか、私では調べきれなかったが、怪しい限りだ。
以前も書きましたが、‘ ヤマガタ ’という品種だって怪しい品種だ。
関東地方の方にとっては何も違和感を覚えない事かもしれないが
山形県在住の私としては、産出地が想像も理解もできないでいる。
『山形県にサクラソウの自生は少ないというのに、
何所から産出した個体を‘ ヤマガタ ’と呼んでいるのだろう???』
『そもそも山形蔵王にサクラソウは自生しているというけど、
本当に自生なのかしら。ペンション村が移植した自生じゃないの?』
と、‘ ヤマガタ ’が山形県産の自生種であることをいぶかしんでいる。
庄内白や庄内紅などでも
庄内白や庄内紅を語る以前に、
『庄内地方に自生地があるという話しを聞いた事が無い!』
と言われて愕然としてしまいます。
サクラソウ栽培の諸先輩方たちは、
全てを知り尽くした、調査済みだ。と思い込んでいるに過ぎないのではないでしょうか。
品種名はきちんと正しく表記して後世に伝えていかないといけません。
サクラソウ栽培の諸先輩方は、
「さくらそう会に準じています」などと言わず
温故知新の精神に基付き
今一度独自に古典園芸の品種名の経緯を勉強し直されることをお薦めします。
浪華さくらそう会長の山原さんが
自身のBlogに過激な事を書かれました。
http://blog.livedoor.jp/yamaharanookina/archives/1417917.html
憶測ですが、どうやら下記Blogの記事を受けてのようです。
2010年04月27日 さくらそうの名前・品種名
http://blog.goo.ne.jp/noasobi-jyuku/e/2d1e2c01e6313ba885928be1506d44b4
以前も書きましたが私は温故知新のタイプなので
品種名を勝手に替える事には断固反対しますし、
作出者が想いを込めて命名した品種名を
改名したり根拠もなく同類と見なして統一を図るなど到底理解できません。
社会人として他人を批判することは蔑むべき言動かもしれません。
日本を代表する日本さくらそう愛好会組織の1つの会長が行う言動としては
諸先輩がたの見識からみると非常識なことかもしてませんが
誰かが声をあげて是正していかないと
次ぎの時代の人たちへ迷惑と混乱が及びます。
強いては日本サクラソウ界の危機につながりかねません。
日本サクラソウの歴史を歪めてはいけないのです。
しかし、悲しいかな。誰もコメントしてくれません。無反応。
こういうことは積極的に意見交換すべきなのに、上記Blogの対応といい、残念でなりません。
山原さんが会長として、敢えて踏み込んだ記事を書かれたことに敬意を表します。
ちなみに、私は浪華さくらそう会の会員でも
浪華さくらそう会および山原さんの信者でもありません。
品種名の改ざんや改名は到底理解できるものではなく
おかしいからおかしい。変だから変だ。と述べているだけであり
『今更ですが.』シリーズでも、その主旨は
サクラソウの品種名を正しく使い、正しく伝えていきましょうということであり
一組織、一個人の是非という下世話な次元ではないことを、
第一にご理解いただきたいものです。
と或るサイトでは秋田県産原種‘ 由利浜 ’となっていた。
秋田県由利郡といえば、秋田県南部のことで
鳥海山麓地区と呼べなくもない地域である。
その由利地方産だとすると
‘ 由利浜 ’ という品種名から
象潟〜金浦〜仁賀保〜本荘の
海岸沿いの地域の産出ということが推察される。
鳥海山麓は昔から私の遊び場だし
聞き取り調査でも
象潟〜金浦〜仁賀保〜本荘の地域に
サクラソウが自生していたとは到底思えないので
サイトに問い合わせた処、
秋田県産原種は間違いであったと知らせてくださった。
また別のサイトでは
‘ 由利浜 ’ と‘ 由利ガ浜 ’ という2つの表記をされていたが
新潟県の北方文化博物館でさくらそう展があり
石塚萬花園が栽培されたとのこと。
その展示会の画像の中に、‘ 由利浜 ’ が在った。
どうやら‘ 由利ガ浜 ’ は間違いで、‘ 由利浜 ’で良いようだ。
web上で『由利』と検索すると秋田県由利郡がヒットする。
どうやら他所も『由利』という地名はないようだ。
此処からは私の勝手な想像話しになりますが
新潟県の園芸店が秋田県南部の由利郡からサクラソウを入手。
品種不明なので‘ 由利浜 ’ と命名して販売開始。
新潟県と関東圏は、関越道を通れば1本道。
交通の便も良く、新潟県は雪割草のメッカ。
サクラソウ愛好者の多くは雪割草も少なからず育てている関係で
‘ 由利浜 ’ という目新しい品種名を知り、入手。
そうして関東一円へ広まったのではないのだろうか。
‘ 由利浜 ’ が何なのか、私では調べきれなかったが、怪しい限りだ。
以前も書きましたが、‘ ヤマガタ ’という品種だって怪しい品種だ。
関東地方の方にとっては何も違和感を覚えない事かもしれないが
山形県在住の私としては、産出地が想像も理解もできないでいる。
『山形県にサクラソウの自生は少ないというのに、
何所から産出した個体を‘ ヤマガタ ’と呼んでいるのだろう???』
『そもそも山形蔵王にサクラソウは自生しているというけど、
本当に自生なのかしら。ペンション村が移植した自生じゃないの?』
と、‘ ヤマガタ ’が山形県産の自生種であることをいぶかしんでいる。
庄内白や庄内紅などでも
庄内白や庄内紅を語る以前に、
『庄内地方に自生地があるという話しを聞いた事が無い!』
と言われて愕然としてしまいます。
サクラソウ栽培の諸先輩方たちは、
全てを知り尽くした、調査済みだ。と思い込んでいるに過ぎないのではないでしょうか。
品種名はきちんと正しく表記して後世に伝えていかないといけません。
サクラソウ栽培の諸先輩方は、
「さくらそう会に準じています」などと言わず
温故知新の精神に基付き
今一度独自に古典園芸の品種名の経緯を勉強し直されることをお薦めします。
浪華さくらそう会長の山原さんが
自身のBlogに過激な事を書かれました。
http://blog.livedoor.jp/yamaharanookina/archives/1417917.html
憶測ですが、どうやら下記Blogの記事を受けてのようです。
2010年04月27日 さくらそうの名前・品種名
http://blog.goo.ne.jp/noasobi-jyuku/e/2d1e2c01e6313ba885928be1506d44b4
以前も書きましたが私は温故知新のタイプなので
品種名を勝手に替える事には断固反対しますし、
作出者が想いを込めて命名した品種名を
改名したり根拠もなく同類と見なして統一を図るなど到底理解できません。
社会人として他人を批判することは蔑むべき言動かもしれません。
日本を代表する日本さくらそう愛好会組織の1つの会長が行う言動としては
諸先輩がたの見識からみると非常識なことかもしてませんが
誰かが声をあげて是正していかないと
次ぎの時代の人たちへ迷惑と混乱が及びます。
強いては日本サクラソウ界の危機につながりかねません。
日本サクラソウの歴史を歪めてはいけないのです。
しかし、悲しいかな。誰もコメントしてくれません。無反応。
こういうことは積極的に意見交換すべきなのに、上記Blogの対応といい、残念でなりません。
山原さんが会長として、敢えて踏み込んだ記事を書かれたことに敬意を表します。
ちなみに、私は浪華さくらそう会の会員でも
浪華さくらそう会および山原さんの信者でもありません。
品種名の改ざんや改名は到底理解できるものではなく
おかしいからおかしい。変だから変だ。と述べているだけであり
『今更ですが.』シリーズでも、その主旨は
サクラソウの品種名を正しく使い、正しく伝えていきましょうということであり
一組織、一個人の是非という下世話な次元ではないことを、
第一にご理解いただきたいものです。
2010年04月18日
長居展示会
13日から浪華さくらそう会の長居展示が始まった。という事を
会長の山原氏のBlog『日本の桜草と美術』と
事務局の廣田氏のBlog『日本桜草守の独り言』で知った。
『日本桜草守の独り言』4月12日『長居公園へ雨の中、桜草搬入』では、
展示会場の全景の画像がサムネイルで掲載されており、
クリックしてフルサイズで見るとボリュームある花たちが圧巻で見ていて飽きない。
さらに掲載画像をダウンロードして、画像に品種名を付けてみました。
その後、以前掲載した『作出者一覧表』と比べてみると、見る面白さが増しました。
伊藤重兵衛:朝日、鹿島。
岩崎覺:浜名の重。
尾崎哲之助:藤の里。
久米道民:北斗星。
柴田精一郎:聖火、初音、夜の梅、夜の梅2。
柴山政富:富士越。
鈴鹿義一:美女の舞、吹上桜。
竹岡泰通:鳴門、紅葉川、夕涼み、夕焼空、陽春。
冨増和彦:白羽の乱。
中村長次郎:鶯宿梅、天女、桃源境。
中村宏:梅の里、花筏。
橋本徹:但馬の舞。
松木俊一:石橋、武蔵嵐山、雪祭。
三浦千代丸:新雪、千代の梅。
溝口正直:人丸。
峰岸優:春裳、白鳳。
山内勝貞:白兎、春の嬉蝶。
山原茂:空穂猿、金田の夕、標野行、徐名燦、白鈴、手牡丹、桃園蜃気楼、流れ星、名残雪、群千鳥、雪野山、竜睛、綿津見。
ダウンロードして画像に品種名を付け加えた画像を
今回Blogネタとしてアップしようとして再度『長居公園へ雨の中、桜草搬入』を確認したら
あれれ、画像が入れ替わっている。しかも見易いぞ!
『日本の桜草と美術』長居展示会当番を読むと、差し替えたようだ。
新しく差し替えられた画像に品種名を書くのは面倒なので
準備した画像をそのまま掲載します。
花壇左側
会長の山原氏のBlog『日本の桜草と美術』と
事務局の廣田氏のBlog『日本桜草守の独り言』で知った。
『日本桜草守の独り言』4月12日『長居公園へ雨の中、桜草搬入』では、
展示会場の全景の画像がサムネイルで掲載されており、
クリックしてフルサイズで見るとボリュームある花たちが圧巻で見ていて飽きない。
さらに掲載画像をダウンロードして、画像に品種名を付けてみました。
その後、以前掲載した『作出者一覧表』と比べてみると、見る面白さが増しました。

伊藤重兵衛:朝日、鹿島。
岩崎覺:浜名の重。
尾崎哲之助:藤の里。
久米道民:北斗星。
柴田精一郎:聖火、初音、夜の梅、夜の梅2。
柴山政富:富士越。
鈴鹿義一:美女の舞、吹上桜。
竹岡泰通:鳴門、紅葉川、夕涼み、夕焼空、陽春。
冨増和彦:白羽の乱。
中村長次郎:鶯宿梅、天女、桃源境。
中村宏:梅の里、花筏。
橋本徹:但馬の舞。
松木俊一:石橋、武蔵嵐山、雪祭。
三浦千代丸:新雪、千代の梅。
溝口正直:人丸。
峰岸優:春裳、白鳳。
山内勝貞:白兎、春の嬉蝶。
山原茂:空穂猿、金田の夕、標野行、徐名燦、白鈴、手牡丹、桃園蜃気楼、流れ星、名残雪、群千鳥、雪野山、竜睛、綿津見。
ダウンロードして画像に品種名を付け加えた画像を
今回Blogネタとしてアップしようとして再度『長居公園へ雨の中、桜草搬入』を確認したら
あれれ、画像が入れ替わっている。しかも見易いぞ!
『日本の桜草と美術』長居展示会当番を読むと、差し替えたようだ。
新しく差し替えられた画像に品種名を書くのは面倒なので
準備した画像をそのまま掲載します。
花壇左側
花壇右側
今日は午前中一時強風雨。その後晴れ。寒い。
今日の最低気温5.1度(-0.4度)。最高気温10.4度。11:50=8.4度。18:40=6.8度。
明日の予想最低気温2度。予想最高気温16度。午後まで曇り、その後晴れ。
降水確率午前20%午後10%。波の高さ0.5m。
2010年04月05日
庄内海浜県立自然公園
酒田市宮野浦から十里塚にかけての広大な景色を、私は美しいと感じ、今や貴重な風景だと考える。
県環境審員はこの景色の中に「大型の風力発電機8基を建設しても、眺めに支障はない」と発言した。
県環境審員はこの景色の中に「大型の風力発電機8基を建設しても、眺めに支障はない」と発言した。
県環境審員とは、誰がどのように選出された人物たちなのだろう。
彼らの環境への感性には首を傾げたくなる。
何も無い風景の美しさと貴重さを、改めて考えていただきたい。