2019年02月28日
福寿草 山に播種 8年目 2019
この日は知り合いの地元のご夫婦と2年振りに再開。祠周辺の草刈りなどもやっておられ、福寿草の盗掘を教えてくれた方です。
「毎日通って気にしてみてるから、今年もそろそろかなと思っていた」
「地元も気にして視るようになってきたから、盗掘の心配は、もう大丈夫じゃないかな」とのことでした。
↓2018年秋に移植した株は、流石に大きく膨らんでました。上:鳥居の右側に、下:鳥居の左側に植えてます。
03月02日:日中の気温が10度あっても、風が冷たいので暖かさを感じない日が続いています。それでも福寿草は生長してました。
↓8年目にしてようやく開花です。
2018年11月27日に蒔いた種が露出していたので、埋め直しておきました。
03月08日:この1週間は天気は良くなかったものの、花は膨らみ芽は伸びており、陽が照れば即開花でしょうね。
↓8年かかって初めて開花&未だ開花しない。日照不足な場所なのかなあ・・・。
↓枯れ葉を持ち上げ姿を現したつぼみたち。
03月19日:久しぶりの快晴。花は見頃。新しい箇所でも咲いていて、花数の多さに感動しました。
でも、持って行ったデジカメがバッテリー切れ。スマホで撮影したのですが・・・慣れないスマホ撮影で画像は今イチ。
↓8年目にして開花。
↓同じ8年芽ですが開花せず。陽当たり具合や肥料気が足りないとか、色々な要因があるんでしょう。
↓一昨年始めて開花して、昨年は開花せず。今年は咲いてくれました。
↓今年始めて咲いてくれました。石の影に蒔いた気がします。たぶん7〜8年芽。
↓播種3年芽
↓播種2年芽
2019年の記録画像はここまで。
2019年02月17日
福寿草展
残念ながら多くの鉢はつぼみだったりして、本来の花容&花径を見ることは出来ませんでした。
展示品の多くは4号鉢に1芽1輪っぽい植え方がされていましたが、
少し大きめの鉢に株数多く植えられていた方が、福寿草本来の美しさが感じられて、好みでした。
つぼみだったり本来の花容ではなかった鉢が多い中で、素敵だった鉢を撮ってきました。
↓児玉緑:本来の姿か知りませんが、展示品の中では、一応個性的な花容でした。
↓金采:なん鉢か出展されており、おおむね同じ花容で咲いてました。丈夫そう。
↓大和:なん鉢か出展されており、おおむね同じ花容で咲いてました。丈夫そう。見応えあり。
↓爪折笠:なん鉢か出展されてましたが、花容と花径が微妙に違い、どれが本来の姿か不明。
↓撫子:多く出展されており、同じ花容で咲いてました。丈夫そう。買って栽培して無難そう。
↓紅福:可愛くて欲しいと思いましたが、明らかに花容と花径が違う鉢たち。どれが本来の姿か不明。
↓日月星:つぼみの段階のこの模様が名の由来とかで、この状況が一番の見頃らしいです。花は普通。
↓神流:つぼみは特徴的でしたが、花は普通。名の由来は不明。
↓秩父紅の名札がありましたが、指し間違い。
展示会場では苗の販売も行われていましたが、
愛好会の会員からの頒布ではなく片岡笑幸園の販売会でした。
https://item.rakuten.co.jp/syokouen/c/0000000116/
福寿草は古典園芸植物のはずで、展示会場でも伝統の福寿草と銘打ってましたが
掛け合わせた交配種A×B=F-1と称した鉢が多く、こういう同定されてない鉢の販売は如何なものかと。
同じ古典園芸植物の朝顔や桜草の愛好者は、毎年何百何千株の実生を行い、
コレは!といった個性的な花容のみに命名して世に送り出しています。
展示品の名札には『無名』と書かれた鉢も多く、???です。
主催者の一人の方は、「これは埼玉の福寿草会からの株で、間違いないんですよ」とか言っており
『埼玉の福寿草会』を拝み奉る姿勢は、東京のさくらそう会と同じ姿勢だと嫌悪感を抱きました。
黄色い花に秩父紅の名札。しかも旧秩父紅って何?。撫子なのに、昭和撫子。昭和ってどういう意味?
70種100鉢にも及ぶ多種多様な福寿草の展示ということでしたが、これって勝手に命名しただけでしょ。
全く保って古典園芸を感じさせておらず、出展品も自分たちで品種の同定を行ってないのでしょうか。
そうそう入手する機会もない、1鉢何万円もする貴重な苗も販売されていましたが、
本当に正しく同定されているのか怖くて、何も買わずに帰ってきました。
金采、大和、撫子は、どの鉢もちゃんと個性を現して咲いてましたから、丈夫で育て易い品種のようです。
児玉緑が大きく育った鉢は素敵でした。紅福も可憐で素敵でしたが
紅福の名札が挿さった他鉢は、購入を回避させてしまうほど、花容と花径が違っていました。
福寿草の栽培方法に関して、「冠水は1週間に1度で良い」と説明してましたが、
福寿草は肥料が好きで、肥料を与えることで播種4年で開花したり、増えてくれるわけで、
1週間に1度しか冠水しないと、肥料をどうしているのか疑問に感じましたし
肥料を与えていないから株が育ってなく、つぼみが小さく茎も細いのではないのか、と感じました。
また『埼玉の福寿草会』を拝み奉る姿勢故に、太平洋側の栽培方法に従い唐松を敷き詰めていましたが
そんなことするくらいなら、紅福の鉢のように、苔を敷いた方が雪国では良いでしょうに。
古典園芸としての品種数の少なさと、同定の不確定さが気になりました。
交配種A×B=F-1と称し、「どのような花が咲くかはお楽しみ!」という販売は控えてほしいです。
花が咲いていないのは仕方が無いことですが、それとは違った意味で、ちょっと残念な展示会でした。
辛口な記載になりましたが、なんだかんだと色々勉強になりましたので、結果として行って良かったです。
↓下記画像は、会場に展示されていた福寿草自生地の写真パネルです。
同じ野生種でも上の写真は東北でよくみかける品種で、
1株1株点々と間隔を空けて散らばっています。私が栽培しているのは、これになります。
下の写真は1本1本等間隔に生えており、お花畑のようです。
これが園芸店に出回っている品種で、山形の内陸の方々が栽培している福寿草になります。
2019年02月13日
Gijieサクラマス全記録(1997-2018)ご予約受付中
でも興味ある〜〜〜♪♪♪
Gijie サクラマス全記録(1997-2018)2019年2月末発売!
1999年に発売された『平成のサクラマス』から、昨年の『サクラマス2018』にいたるまで、
過去二十数年間に渡ってサクラマスの現状を伝えてきた本誌。
取材地も、北から南に至るまで、ほぼ全国に渡っている。
そんな本誌が、サクラマス取材の集大成として発売するのが、この『サクラマス全記録』。
あらゆる方向からサクラマスという魚を見つめ直します。
https://geibunsha.co.jp/info/gijie/sakuramasphotobook2019/
此所まで値段が高いと、誰かが手に取った本を買うのは嫌だから、
立ち読みしてから購入するようなことはしないで、予約して措こうかな。(^^;
2019年02月08日
桜草 千代田 異名同種
熱心なさくらそう栽培愛好者の中には、花の同定を疎かにして、
「譲ってもらったときの銘なので、間違いはない」「俺は正しいんだ」と
盲目な思考で栽培品種数だけを自慢する輩がおり、訂正しないのですから質が悪いです。
そういう輩とは別に、一般の園芸愛好者さんが栽培している桜草には、
異種同名ならぬ異名同種が散見され、興味深いものがあります。
下記画像は『ちょっと!深呼吸』さんの千代田です。
山原茂氏監修の日本桜草総銘鑑に因りますと、
楽老さんのHP『サクラソウ銘花』に掲載の品種とのことですが、明らかに異名同種。
山原さんのような方が早くに亡くなれた事が残念でなりません。
2019年02月07日
山原茂氏追悼 浪華さくらそう会誌50号
今号は昨年7月にお亡くなりになられた山原茂氏の追悼となっています。
さくらそう界における山原さんの功績は大きく、突然の訃報が未だに信じられません。
山原さんの実生品種は今後も栽培され、後世に残り我々を楽しませてくれるでしょうし
桜草の品種をまとめた日本桜草総銘鑑は、後世の愛好者の礎になるものと思います。合掌。