2017年04月08日

桜草 芽吹き

桜草が芽吹き始めました。遅い気もしますが、例年通りかも。
梅の開花は秋田で3日早く、福島では6日早いとか。
山野草を観てるといつもより春が遅れている気でいましたが、そうでもないのかな。


  


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2016年05月09日

桜草 庄内白開花

2016年04月20日「桜草 芽吹き.2」で紹介した時は
今年は開花しないと思っていましたが、庄内白が開花してくれました。丈夫な品種です♪
4月に冷え込む寒い日が無かったので、低温障害にも掛からず、葉の色が良好です。


  


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2016年04月20日

桜草 芽吹き.2

2016年04月08日「桜草 芽吹き」以降、陽当たりが良い場所に置いてますが、10日経ってこんな感じです。



  


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2016年04月08日

桜草 芽吹き

去年小さかった芽が芽吹き始めました。三番〜四番芽なので今年は開花しないでしょう。




  


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2015年10月04日

桜草 生育状況

2015年09月04日「桜草 生育状況」から1ケ月。若い株は早く大きくなるために休眠せずに生長してます。 face02


  


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2015年09月04日

桜草 生育状況

2015年08月19日「桜草 生育状況」から2週間しか経ってませんが
急に冷え込んできたせいか、だいぶ葉が消滅してきました。小さい芽は元気です。



  


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2015年08月19日

桜草 生育状況

2015年07月19日「桜草 生育状況」からから1ケ月。
暑い日々でしたが、共生して明るい日陰が良かったのか、まだ残っています。備忘録として画像を掲載。




  


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2015年07月19日

桜草 生育状況

2015年06月20日「桜草 生育状況」から1ケ月。
今年は夜の気温が低く窓を閉めて寝る日々でしたが、12日以降気温があがり、日中は37度にもなりました。
ここまで良く生育していますが、これから急激に葉が消滅していくことでしょう。備忘録として画像を掲載。



  


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2015年06月20日

桜草 生育状況

破棄した根やこぼれ種から芽吹いた苗を、アッツサクラの鉢に寄せ植えしているのですが、
今年は気温の数値ほど暑くなく、雨も降らず、夜は肌寒い気温が続いているせいか、まだ元気に茂っています。
青虫やナメクジも少ないようで、何よりですわ。


  


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2014年11月29日

桜草の植え替え時期

桜草の植え替え時期は、休眠している10〜2月が適時とされており、
私の所では降雪と残雪の関係で10〜12月に行っています。
降雪が少ない太平洋側では1〜2月に行われるのが一般的なようです。
温かい地方ですと地中で芽が伸びていることあるので、早めに済ませた方が良いようです。

他には、開花時期の植え替えも可能です。
根茎を掘り出すと下の画像のようになっています。昨年植え付けた時の芽の位置から花茎が上がり
開花してから今年の白い新しい根が生え、根茎が生長して一番芽から三番芽がつきます。
花茎に生える白い新しい根が、次年度の根茎を育てるので、開花時期が植え替えの最後の好機になります。
多忙で植え替えが出来なかった場合は、鉢内に生育スペースを空けるべく、暇な時に引き抜いて間引くと良いです。


昨年植え付けた時の古い根元にも小さい芽が付きます。私はそれを勝手に四番芽と呼んでおり
植え替えの時に一番芽の根元に植え付けています。1年後には三番芽くらいまで生長するので、ちょっと得した気持ちになります。
一番芽の根元に植える意味合いは、小さな根にも適度な湿気を保たせ、乾燥で枯れるのを防ごうという算段からです。

  


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2014年01月24日

植え方 2013年版

毎年勉強。2013年度に思いついたことを綴ってみました。

・植え替え時期
一般的には芽が動き出す1〜3月に植え替えをしますが、
雪国の2〜3月は気温が低く用土が凍っている時もあるので、10〜11月の雪が降る前に済ませると楽です。
また、瀬戸内海や四国、九州地方では、1〜2月に芽が動き始める個体もあるので、
確実に休眠している11〜12月に植え替え作業を済ませてしまうそうです。

それ以外では開花時期に植え替えを行います。
開花して花が終わりの頃になると、花茎の根元に白い新しい根が生えてきます。
この白い根が新しい根茎を成長させ肥えらせるので、
白い新しい根が生える前なら、植え替え作業を行っても問題はありません。



・植え付け方
桜草の芽は、来年確実の開花する1番芽と、開花するであろう2番芽。開花しない3番芽。
本来なら破棄して問題はない、ゴマ粒のように小さく、開花まで2年以上掛かるであろう4番芽に分けられます。
根茎の植え付けの方ですが、最初に根が長い1番芽と2番芽を置き、軽く用土を被せた後に3番芽を敷きます。
全体に用土を被せて一旦は全部を埋めますが、ピンセットなどで芽の頭が地表にでるよう位置を調節。
4番芽を表土に置いてから、全体に用土を5〜10mmほど被せて、作業終了です。
深植えは厳禁なので、芽の上に被せる用土は5mmほどにして、芽や根茎が露出したら増し土するようにしています。



・4番芽
4番芽という呼称は私が勝手につけました。古い根の中に生えているゴマ粒のような小さい芽で、通常は破棄されます。
開花するまで2年以上掛かる芽ですが、1年で立派に3番芽まで育つのですから、私は捨てずに植えています。
焦茶色の古い根の中に白い根が見えたら、4番芽が着いて居るので、発見は容易です。



・植え付けの鉢
桜草は美を探求する古典園芸なので、5〜6号鉢に4芽植えというのが基本になっています。
現在入手可能な桜草鉢は
丹波の伝市窯の丸形5号、桜草鉢(丸形5.5号=寸胴鉢)、香炉鉢5号&6号。
石田精華園取り扱い 信楽焼き桜草鉢5号。
駄温鉢なら国華園の円柱型駄温鉢 菊鉢5号。
錦幸園取り扱い ウ泥&駄温鉢の朝顔鉢5号&6号などがあります。
一般の駄温鉢は円錐形なので、植え付ける位置の内径が狭いのですが、
上記の鉢たちは円柱形なので、植え付ける位置の内径が広いのです。

ただし、5〜6号鉢に4芽植えというのは、桜草は美を探求する者の形であって、一般の栽培者が真似る必要はありません。
桜草を初めて栽培する方が真似ると、諸々の要因で、消滅させてしまうことが少なくないありません。
桜草の自生地に関する聞き取り調査で出遇った桜草所有者の多くは、8号以上の平鉢やプランター栽培で
5〜6号鉢に4芽植えというケースはほぼありません。
浅い鉢なので蒸れの心配がない。
たくさんの株で栽培しているので、水分が吸収して発散するので、蒸れの心配がなく根腐れしにくい。
たくさんの株の根が絡み合い、程よい湿度が保たれ、乾燥し難いので枯れ難いのだと感じています。
欠点としては、密集させすぎて養分が足らず、根茎が細く小さいということ。
そのまま植え替えしないで放って置くて或る年突然消滅するしますから、
1芽毎に芽分けする必要はありません、ザックリとした株分けでいいので、毎年植え替えしてください。
プランターは、鉢底べったり地面に接地するタイプより、足付きで鉢底が地面に接地しないタイプが良いです。



・植え付けの用土
どんな植物の用土にも腐葉土が使われていますが、今は「本当に腐葉土は必要か?」という声が上がってきています。
浪華さくらそう会の山原さんのBlogや石田精華園のサイトをご覧下さい。
お住まいの地域の気象から、通気性と排水性、保水性=保肥性を考えた用土作りが大切なようです。

・元肥
植え付け&植え替えの際に、鉢底に元肥を入れるのが一般的ですが、
桜草の根は横に伸びるので、鉢底の元肥は不要だと感じています。
11〜12月に植え替えして新しい根が伸びるのは梅雨時期ですから、
元肥を入れるなら鉢底より上の位置が良いと考えてやっています。

・肥料
長雨になると液肥が使えないので花が終わった頃にIB肥料を与えましたが、液肥の方が確実に効きがいいです。
マニュアル通りに1〜2週間に1度与えるより、2000〜8000倍に希釈した液肥を毎日潅水した方が良いようです。

・潅水
私の場合2013年度は朝に1度だけの潅水で済ませました。
2012年の夏に鉢を日陰に置いて管理したところ用土が湿ったままで、それが蒸れを生じ、根腐れを誘発させました。
2013年は陽当たりの良い場所で管理することで、日中に水分を蒸発させ、夜間の蒸れ防止に努めました。
用土が乾燥気味だったせいかミミズが出て行き居なくなり、夜盗虫被害が多い年でした。
中途半端に潅水するから蒸れるのであって、ワサビのように流水に浸して栽培すれば蒸れは生じず、良いのかもしれません。  


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2013年12月20日

微塵抜きは必要か。

2012年の夏、初めて桜草の鉢を日陰に移して栽培した処、
潅水した用土が蒸発しないものだから逆に蒸れてしまい、根腐れを起こしました。
そのため2013年秋の植え替えでもシッカリと微塵抜きを行いましたが、
実は、微塵抜きは本当に必要なのかと疑問に感じています。

桜草を蒐集して鉢数が増える前は、園芸が趣味ではありませんので栽培知識も情熱も低く
微塵抜きなど、ろくに行わずに用土を使い回して、植え替えしていました。
しかし、その頃の桜草の根はプランターの底にまで長く伸びていましたが、
シッカリと微塵抜きを行うようになってからは、長い根が少なくなりました。

2011年秋の植え替えでも、シッカリと微塵抜きを行いましたが、2012年に根腐れが起きました。
微塵抜きを行い、用土の通気性と排水性を良くした場合、用土に隙間があると言えると考えます。
水は、隙間があると蒸発して蒸気になれますが、隙間が無ければ気化できず蒸れは発生しません。
ということは、微塵があれば湿ったままで気化せず、蒸れは生じないのではないでしょうか。
私は鉢の中にミミズを入れています。
ミミズは腐葉土やバークを食べて糞をしますから、糞=湿った微塵ではないでしょうか。

蒸れに因る根腐れが恐いので、今年もシッカリと微塵抜きを行いましたが、
手抜きが許されるなら、作業時間が短くなり、どんなに楽になることでしょう。
そんな矢先、『ミジンが大事と思っておりますので、ミジン抜はしません。』という記事を見つけました。

石田精華園のメルマガ解説
日本桜草の定植編
http://www.ishidaseikaen.com/webshop/user_data/maga/20130107.html?PHPSESSID=fe82ff47f3cee855411863a898894403


丈夫な品種はある程度分ってきたし、昔はそれで遣っていたのですから、2014年の植え替えは手抜きしようかな。face03  

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2013年12月19日

深谷鉢と高鴨神社の土

鳥居恒夫氏が世話人代表を務めている東京のさくらそう会は、深谷鉢を奨励しています。
深谷鉢は内側も釉薬が塗られており、鉢底穴も指1本で塞げるほど小さく
保水性が高いというか、乾燥対策なのだろうと感じました。
しかし、多くの桜草栽培者は夏場に用土が蒸れて根腐れ対策に苦慮されていますから、
排水性と通気性が劣る深谷鉢は桜草栽培には不向きではないのかと、かねがね考えています。

さて先日、興味深いメールを知人からいただきましたので、紹介します。
知人は京都在住で菊栽培を行っており、腐葉土も自分で作っておられ、今春から桜草栽培を始めました。
そして5月には高鴨神社で新規に苗を購入したのですが、残念ながら枯らしてしまったという内容です。
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 こちらもこの前の土日曜日に植え替えました。増えたもの2〜3割、消えたもの2種、生きているのか死んでいるのか分らないもの2種、後は現状維持でした。消えたもの1種と死んでいるのか生きているのか分らないもの2種が今年、高鴨神社から購入したものでした。大事に育てたつもりだったのですが残念な結果になってしましました。
 反省としては栽培環境の違いが一番だったのではないかと考えています。高鴨神社は山の上で夏でも涼しかったのではないでしょうか。開花時期が京都では3月中旬からだったのに比べ高鴨神社では5月からでした。それと用土。買ってきた苗の用土はほとんど養分のない土でしたし、それにあわせた土にしたもので肥料不足が原因ののような気がします。液肥も与えていたのですが礫のような用土だったので肥料を蓄えることもできなかったと思います。芽を増やす為には肥料を蓄えられるような用土、赤玉土+腐葉土を主体としたものがよいのではないでしょうか。
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このメールを読んで、一つの憶測が浮びました。
高鴨神社は明治初頭に東京から桜草の苗を購入して栽培が始まり、その栽培方法は親子三代に渡り伝承され、今でも受け継がれていると考えられます(菊の熱心な栽培者たちは落葉を集めて自分で腐葉土を作って栽培をしているように、昔からの方法を行っていれば、毎年赤玉土や鹿沼土などの用土を購入しなくて済みますしね)。一方東京では、というか全国的に園芸の用土は自前で作らず園芸店で購入するようになりました。師匠から伝承された用土作りが存在したと思えるのですが、鳥居恒夫氏のような諸先輩方が現代の事情に合わせた用土を広めてしまった気がします。

しかし、そこに大きな勘違い=矛盾があるように思えるのです。
孫半斗鉢は元々は壺ですから裏側も釉薬が塗られており、孫半斗鉢を模して作らせた深谷鉢も様式を模して裏側に釉薬を施したと思われます。前記しましたが深谷鉢の鉢底穴は指で塞げるほど小さく、これも孫半斗鉢を模したのでしょう(孫半斗の壺は柔くもろかったと聞きますから、大きく開口できなかったでしょうしね)。表裏釉薬を施し、鉢底穴も小さいことから孫半斗鉢は保水性を重視していると推察するのですが、このような保水性を重視の鉢に高鴨神社の用土なら相性が良いと感じます。

一方、深谷鉢のより以前に製作された関西の尾崎哲之助氏と越智英一郎さんの鉢、伝市窯の鉢底穴は大きく、排水性が高いです。これは当時既に赤玉土が使用されており、菊栽培と朝顔栽培の経験から現代の用土に合わせて施した結果ではないのでしょうか。形を真似て保水性が高い深谷鉢に、赤玉と腐葉土が入った現代の用土を使うから、夏場に蒸れてるのは当然ではないのでしょうか。

現代のノウハウしか知らなかった菊栽培経験者の知人は、桜草栽培の経験が無かったゆえに高鴨神社の桜草の用土を『こういうモノなんだ』と、なんら疑うこともなく現代のノウハウで栽培してしまったため、枯らしてしまったのではないでしょうか。用土作りと鉢選びは、自分の手間の掛け方と栽培場所の環境と、その地域の気象条件を加味して選ぶ必要があるようです。


上記とは関係ありませんが、深谷鉢に関する記事が在りましたので、紹介します。
石田精華園Blog 園主の日記
2013年1月25日 桜草鉢と加藤製陶所 -埼玉県深谷市 桜草鉢の加藤製陶所へお訪ねしました。-
http://www.ishidaseikaen.com/webshop/user_data/katouseitou.php  

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2012年11月07日

腐葉土とバークとパーライト

浪華さくらそう会の山原さんは、腐葉土に関しては下記の様に言われていました。
一般的に販売されている『腐葉土』は熟成しすぎて土化しており、
桜草栽培に適している本当の『腐葉土』とは、葉脈が残っている『腐葉』である。
また、葉脈が残っている鳥海腐葉土を使われた仙台さくらそう会の浦澤さんから見ると
それでも細か過ぎるで、鳥海腐葉土の菊用のざっくり大きな『腐葉』が良いと言われました。
ホームセンターなどで購入できる腐葉土は良くなく、菊栽培用の腐葉土が良いようです。


私がホームセンターで購入したバークは、綿のように細く、ふわふわしています。
そこで、山原さんにメールでお訊ねして、画像を送ってもらいました。
やはりモノが違いました。訊ねて良かったです。みなさんにも知っていただきたく画像を紹介します。
上:山原さんのバーク。産業廃棄物処理業者のバークと同じで、木材を砕いて発酵させた品。細かい木片。
下:製材所で丸太から剥いだ樹皮を発酵させた品。牛舎の床に敷いて牛糞堆肥となる。細い繊維質。



山原さんが使われている黒曜パーライトの画像も送ってもらいました。
ホームセンターのパーライトは真珠岩パーライトで、急いで買わなくて正解でした。(^^)
下記画像は山原さんから送っていただいた、使用されているパーライト画像です。

  


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2012年02月25日

桜草の園芸書籍

桜草に関する園芸書籍は少なくて、下記の僅か3冊だけ。しかも2冊は2年前あたりで絶版。face07

・鈴鹿冬三著『日本サクラソウ』NHK趣味の園芸:作業12か月.No9 NHK出版 昭和51年5月発行 854円。
・鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』学研 2006年2月発行 1500円。
・『世界のプリムラ』誠文堂新光社 2007年3月発行 4200円。



鈴鹿冬三著『日本サクラソウ』と鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』は惜しむかな絶版。
鈴鹿冬三著の方は重版を重ねNHK出版ということもあり、探せば書店にある可能性あり。
栽培に関する記述に溢れており、繰り返し読んでますが飽きません。お勧めできる一冊です。

『世界のプリムラ』は資料的要素の本なので、栽培方法など載っておらず、強いてお勧めしません。
絶版か否か不明ですが、高価なこともあり、未だ書店で見かけます。

鳥居恒夫著の記述は欺瞞・偽装に溢れており閉口しますが、
カラー写真満載で、視ていると心が和みます。美しい桜草の写真集として楽しめる本です。
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』は多くの書店で見かけた本でしたが、
出版社が色分け花図鑑シリーズごと絶版にしてしまいました。
古典園芸である桜草の歴史を歪め現代の桜草界に混迷させている悪書なので絶版を望んでいましたが
美しい桜草の写真集が無くなるのは残念です。が、実は未だ入手可能です。
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Blog『いい、おしめりですネ・・・・・・・・』2011年09月08日
色分け花図鑑「桜草」(改訂版)」 
花図鑑 学研が手放したので、絶版は避けられないようですよ。
さくらそう会が総力を挙げ、全部買い取ることを条件に最終版を
作ったそうで、本はすべて会が保管しているそうです。face02
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さくらそう会 総会、交歓会 2012年2月17日
8.書籍改定版制作
学研版 色分け花図鑑「桜草」の絶版を受け、この図譜を続けて普及させるために、
印刷分を会が全部買い取る契約で改定版2000部を製作した。
会員には1冊ずつを送付し、新たな入会者には基本図書として1冊を進呈し、
一般の希望者にも会が直接販売することにした。

限定2000部。
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2012年02月25日

桜草の育て方.6

【 気候風土の違い 】
日本海側と太平洋側では、気候風土が違います。一番の違いは湿度でしょう。
私は芽吹いてから潅水し始め、9月に入り秋を感じたら潅水しません。自然に任せています。
しかし太平洋側(特に関東地方)は冬場の乾燥が激しいので、冬場も潅水が欠かせないとか。
夏の猛暑は全国同じでしょうけど、熱帯夜は太平洋側が断然多いです。
熱帯夜が続けば、鉢の中の温度も25度以上あることになり、桜草にダメージを与えかねません。
鉢を風通しが良い日陰に移すなり、何らの対策を行うべきでしょう。
それらを踏まえて、鉢を選び、用土を作り、栽培してください。


【 用土 】
赤玉土(小粒)+バーク or 腐葉土=5:5か6:4。
バーク or 腐葉土が多めなのは、夏場に大量に潅水して空気を入れ替え、温度を下げたいので
排水性を高めていることを意識していることと、ドバミミスを入れるから、その餌の意味合いも強い。


【 腐葉と腐葉土 】
園芸店で市販されている完熟腐葉土は、文字通り落葉が土化した腐葉土。
桜草栽培に用いる理由は通気性と通水性を高めるためなので、
土化してない腐葉土=腐葉でありことが理想。
菊栽培などに使われる、葉脈が残って、ざっくり大きいのが良い。
このBlogで紹介した鳥海山で採取され作れた鳥海腐葉土は、「菊用」がお勧め。

福島原発事故の影響で、腐葉土の入手が難しくなり
北海道産が出回るようになったそうですが、寒さに耐えるためか葉が厚く樹脂が多く
今のところ「なんだかな・・・今は良く分らないけど、なんかちがうんだよなあ。」
とのことでした。


【 雑草と共生 】
桜草は、他の植物より早く春一番に開花して、周りの植物が葉を茂らせる前に葉を広げます。
周りの植物が葉を茂らせると、今度は休眠に入り、地中で黙々と根茎に養分を蓄えます。
桜草は周囲の植物と競いあうことなく共生しているのです。
桜草を植えた鉢に雑草が生えても、これといって桜草に害を与えることはありません。
むしろ、雑草が生えることで、葉っぱが日陰を作りますから、鉢の温度上昇を抑え
桜草と雑草の根が絡み合うことで、適度な湿度を得る事にもなります。
雑草の葉の具合をみながら潅水を行うこともできるので、ムキになって雑草を取り除く必要はありません。
(ただ、そんなことを理解してくれる人など周りにいませんので、周囲の目があり、取り除いています。)


【 鉢の中にドバミミズ 】
私は鉢の中にドバミミズを投入して飼っています。4-5号鉢に1匹。5-6号鉢に1-2匹。
鉢から逃げる事無く住み続けてくれ、用土を耕し、通気性と通水性を保ってくれています。
ドバミミズはお勧めです。

腐葉土は肥料ではありません。通水性や通気性を保持させるために用土に混ぜます。
腐葉土を食べたドバミミズの糞は、肥料の役目を担うそうです。
(気のせいかもしれませんがドバミミズが居る鉢には、ナメクジやコガネムシが入り込んで来ない気がします。)


【 鉢慣れ 】
桜草は環境の変化に敏感で、鉢慣れするまで時間が掛かり
数年間も開花しなかったり、繁殖しないケースがあります。
私の品種不明品(仮称三船紫)は2-3年でしたが、
Blog『私の園芸物語 そして 私が生きている証』2011年05月09日の記事には
「大朝日は開花に何年もかかり8年目でやっと花を見る事が出来ました。
 苗は全然増えず、8年経ってやっと4芽です。」
と書かれており、驚きました。桜草栽培には、時には長い目で愛でる必要もあるようです。


【 潅水 】
潅水は朝に1度だけたっぷり潅水しています。
鉢底から流れ出るまで潅水していますが
夏場は鉢の中の空気を入れ替え、用土の温度を下げるイメージで、大量に潅水しています。

プランターなど用土量が多いと乾燥しつらいので、夏場に大量に潅水すると蒸れる要因になる。
という話しも聞きましたが、プランターの側面や底に穴を開けるとか、排水性高い用土にするとか
個々の栽培環境に合わせて、鉢や用土を選び、潅水や肥料を行ってください。


【 肥料 】
桜草栽培に元肥の効果は、あまり感じません。
効果を感じないのは私の与える量が少ないのかとも考え、
2011年から私の中では今までになく大量に与えています。
普段の肥料は液肥です。
ハイポネックスをキャップ1杯を40リットルのバケツに注ぎ、毎日潅水に使っています。
肥料を多く与え過ぎると、新芽は小さく数多く増え、翌年に開花する芽がつかなくなるそうですが、
今のところ、そのような症状はおきていません。
液肥がメインですと、雨が降ると与えても効果が望めないので、今年はIB肥料を置く予定。



【 株分け・植え替え 】
桜草は大変よく増えますから、株分け・植え替えは毎年必ず行います。
1芽毎に分けると、真っすぐな芽が育ち、次年度も作業しやすくなります。
芽分けしないで株のまま植えると、根茎と根が絡み合い、曲がった芽になり、色々面倒になります。
できるだけ1芽毎に分けましょう。

桜草の美を探求され、展示会にも出品されるレベルの愛栽家は、開花芽以外は破棄します。
一般の愛栽家は全部大切に育てようとします。
小さい芽まで取り分けしてまうと、根茎に残る根数が少なくなるときがあるので
その時には無理して取り分けしないで、そのまま植えましょう。開花時期に取り分けるのも一考です。

株分け・植え替えの時期は、休眠に入る11-2月。
根茎の活動が止まり休眠に入るので11-2月の間に行えば良いのですが
芽吹く直前に株分け・植え替えを行うと、古い根茎が腐るので芽分けが楽にできますから
降雪に見舞われない太平洋側では2月が適期。

雪国では、雪解けと同時に芽吹いてしまうので、11-12月に行うしかありません。
雪解けと同時に株分け・植え替えを行うと、地中で細く芽吹いている苗が有るときがあり
そうなると芽を痛め、成育に悪影響を与えてしまうので、3月に入ったら株分け・植え替えをしないこと。

園芸店やさくらそう展から、開花時期に購入してくる事が多いと思います。
桜草は根茎に蓄えた養分で発芽して葉を広げ、開花し、花が終わる頃に新しい白い根が生え始めます。
この新しい白い根が、新しい根茎に養分を蓄えますので、
新しい白い根が生える前なら株分け・植え替えOKです。
なので、寒い時期に1芽毎に分けずに置いて於き、開花時期に芽分けしても問題ありません。

1芽毎に取り分けなくても、株の塊のまま植え付けても大丈夫です。
桜草は1芽が2-3芽以上へ増えます。
それは、株の塊が2-3倍へ広がることを意味しますから、
株の塊のままは、植え付ける鉢の半分以下の大きさにしてください。


【 庄内地方の桜草愛栽家たち 】
庄内地方に自生していた桜草を40-30年以上栽培し続けている方々は、
ほとんどがプランター栽培ですが、植え替えはしていないことが多いです。
「もう何年も植え替えなんてしてないわ。根っこばかりで、土が残っているのかしら。(笑)」
という有様ですが、どうして消滅せず栽培可能かと言いますと、
答えは簡単でして、ドンドン適当に間引くからでした。
葉が重なり合い密集してそうな場所を、話しをしながらブチブチと抜くのでした。
それで育っているのですから、そういう栽培方法もあるんだと感じています。

【 地植えでは育たない 】
桜草を野草だと思い、庭に地植えする人を結構見かけますけど、地植えでは育ちません。
根茎に養分がある2-3年は芽吹いても、消滅するのが目に見えています。
人の都合で適当に植えて育つくらい丈夫なら、自生地が消滅したりしません。

絶対に庭では育たないとは言いません。庭に地植えをされるなら
鉢やプランターで栽培しつつ、増殖した余剰分を庭に移植するようにして、様子を観てください。
庭で育っても増えませんから、鉢やプランター栽培は続けた方が無難です。

故安野悌治先生は、柿の木の下へ植えていましたが、
桜草は農薬に弱いそうで、柿の木へ農薬散布を行わず、除草も行っていませんでした。
ミョウガ畑の中にも植えておられ、こちらは大変増えていました。
考えてみるとミョウガは葦と同じなんですよね。
桜草の開花時期からミョウガは芽を増やし根を伸ばし、
桜草の根茎を押し広げて分断。芽分けをしてくれます。
そのままミョウガは葉を広げ桜草を覆い、桜草は休眠。
ミョウガの葉が地表を覆うので、増し土は不用。
そのまま冬となり春を迎えますが、地表を覆っていたミョウガの葉は丈夫ですが腐り易いので
桜草の芽は容易に地表に顔を出せます。
ミョウガの葉は腐葉土となりミミズも居ますから、土はふかふか。
大滝婆ちゃんはヨコハマスズランの中で育てていました。

庭に桜草を植えるなら、共生させた方が良く育つようです。



【 連作と鉄分 】
桜草の美を探求され、展示会にも出品されるレベルの愛栽家は、毎年新しい土を使いますが
私は使い回しをしています。微塵を取り除き、減った分だけ用土を加えて使っています。
用土を使い回して使っているからでしょう、芽吹いて間もなく葉の色が黄色くなります。
花が終わる頃から液肥を与えると葉の色は回復してきますから、肥料不足のようでもあり
そんなこともありIB肥料を置こうかと。

ネットで調べてみますと、
土に含まれている中量要素や微量要素がなくなり
土液体肥料だけを使っていると中量要素や微量要素の欠乏症となるようなのです。
要は鉄分やマグネシウム不足が原因のようです。
用土を使い回す者には、活力剤の散布も要り用なのかもしれません。
(病気やウイルスなどに感染する危険性がありますから、新しい土を使うのがベストです。)

野菜の肥料にはマグネシウムが多く含まれているので、追肥で使おうか思案中。


桜草の育て方シリーズ、書くの飽きてきた。(^^;
  

Posted by さくら at 06:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月24日

桜草の育て方.5

【 桜草の栽培イメージ.2 :鹿沼土は使っちゃ駄目! 】
園芸界では桜草は山野草のジャンルですが、
イメージとしては菊などと同じ野草のジャンルだと捉えています。

桜草の栽培に使う用土に、鹿沼土を使う人をみかけますが、なぜ使うのでしょうか。
きっと深い意味はなく、桜草を山野草と捉えてしまっているから、
『鹿沼土=山野草の用土を使っても問題はない』と考えて使っているだけだと推察します。
園芸店で販売されている桜草のポットにも鹿沼土が使われていることも、要因の一つだと考えます。
(栽培業者は、大量購入で安価に仕入れ、他の植物にも使っているから使っているだけでしょ。)

でも、ちょっと待って。

鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』10ページ『サクラソウ(桜草)という草花』には
「北海道や東北では低地に、関東から中部と山陰、九州では高原の湿性地に生え、云々。」
「草原や雑木林の湿性地に生える多年草で、云々。」
と書かれてます。
自生地を襲う洪水などで運ばれた泥土は栄養分が高く、
草原や雑木林の落葉などはミミズなどの餌になる。
そんな環境の自生地に、
鹿沼土は存在していませんよね。
鹿沼土にミミズは生息しませんよ。

鹿沼土はPH4〜5、赤玉土はPH5.5〜7位。
桜草自生地もPH5.5〜7位と推察され、酸性度が高い鹿沼土は、桜草栽培に適さないと考えます。
現に、私も鹿沼土主体の用土で育てたときには、うまく育ちませんでした。PHが違うんですよ。

桜草を山野草だと捉えて鹿沼土を使っているようですが、桜草は野草。
桜草は朝顔や菊栽培の古土で育つと紹介しているサイトもあります。
朝顔や菊栽培に鹿沼土は使いませんよね。桜草にも鹿沼土は合わないですよ。  

Posted by さくら at 12:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月22日

桜草の育て方.4-4

【 桜草の栽培イメージ.1 】
植物を栽培する際に、自生地の生息環境をイメージしておくことは、大切だと考えます。
桜草の場合、自生地の多くは消滅してしまい、私は自生している姿をみたことがありません。
それでも自分なりの自生地へのイメージを持って栽培しています。
滑稽な推察での話しなので恥ずかしいのですが、自分が持っている桜草のイメージを記してみます。


・桜草は水辺の植物ではない。
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』の内容は、品種名と由来、読み方などは根拠がなく信憑性が問われますが、
鳥居恒夫氏は植物の専門家ですから、深谷鉢の斡旋文以外では、桜草を水辺の植物とは一言も書いていません。
書いていませんが、使われている単語から、我々は勝手に水辺の植物と勘違いしてしまうようです。

『色分け花図鑑 桜草』10ページ『サクラソウ(桜草)という草花』には
「関東から中部と山陰、九州では高原の湿性地に生え、云々。」
「草原や雑木林の湿性地に生える多年草で、云々。」
と書かれていますが、
湿性地とは、一般的に連想してしまう湿地のことではありません。

語弊があるやもしれませんが、
河川敷が湿性地。普段は普通に歩ける土地だが、雨が激しく降ったり川が大増水すると潅水するような場所。
湿地はぴちゃぴちゃ水が張った泥濘(ぬかるみ)。浅い沼地、その水辺。
湿地は常に湿っていたり潅水しているので歩くと汚れるし、水辺の歩行は困難。トンボや蚊など水生昆虫が生息し、水草が生えている。

また鳥居恒夫氏は著書を図鑑と銘打ち『湿性地』という文言を使いながら、
説明を噛み砕いきすぎたのか、誤解を招く文言を使いました。
12-13ページ『高原の山地から流れ下り 江戸で花開いた桜草』に
「増水による泥土の堆積が大増殖を促した」とありますが、泥が堆積したのではありません。

『泥土』は文字通り泥と土ですが、一般には「泥の土=泥」とイメージしてしまいますよね。
さらに葦は河川敷にも沼地にも、どちらにも生い茂りますから、
『葦、湿性地・増水・泥』というワードから連想して、
桜草を水辺の植物=湿地の植物と勘違いして捉えてしまっているようです。

でも、増水によって堆積したのは『泥土』ではなく『砂礫』と捉えるべきです。
なぜなら、その答えは『色分け花図鑑 桜草』154ページにあります。
「江戸っ子は旬の白魚と桜草をてみやげに春を楽しんだとされる」と鳥居氏が書いているのです。
白魚は産卵のため海から遡上してきますが、泥地には遡上しません。綺麗な砂礫の川に遡上するのです。
それに、時代劇にはよく行商のシジミ売りが登場しますけど、シジミも泥には生息しません。砂礫です。
白魚とシジミが生息している川原に桜草が自生しているなら、
桜草は泥の中に自生していたのではなく、砂礫の中に自生ていたと捉えて栽培しています。

砂礫ですから、通気性と通水性抜群で、さらさらパラパラです。
浪華さくらそう会会長山原氏のBlog日本の桜草と美術『鉢開け続く』2011年10月27日をみますと
鉢開けした用土が砂礫のようにさらさらパラパラです。こういう用土が栽培に適しているのだと感じています。
(関東地方は湿度が低いなど、用土造りと潅水方法などは地域で違いますから、ご注意あれ)



もう一つ、
12-13ページ『高原の山地から流れ下り 江戸で花開いた桜草』で誤解を招いてる記述があります。
「荒川の肥沃な氾濫(はんらん)原に咲く桜草は水位の低下と洪水の減少から乾燥化が指摘されるが、云々。」

『水位の低下で乾燥化が指摘される』という記述は、おかしいです。
荒川も大河ですから、年間を通して季節毎に水位は変動したはずです。
山形県を流れる最上川も季節で水位は変わりますし、
桜草の自生地が在ったであろう赤川の水位も変動します。
釣りの参考にしている現代の水位計測地点では、雪解けの時期と夏場では、水位が1.5mは違います。

桜草は春一番に開花しますから、自生地は雪解けで増水しても潅水することなく、
花を愛でるのにぬかるむこともなく観賞できる高さに自生地があることになります。
そして草木に覆われ休眠している夏場の川の水位は、増水時より1.5m以上低いことになります。
つまり、乾燥化が原因ではなく、湿地化しないことが要因というべきです。

濡れた所が乾燥したから自生地が減少したのではなく
乾燥してる場所が濡れなくなったから自生地が減少していったのです。

私の桜草へのイメージは
・桜草は湿地の植物ではない。水が好きな乾き易い砂礫の植物。
・白魚、シジミ、イバラトミヨ、ホトケドジョウ、シマドジョウ、タリタナゴ、イシガイ
 等が生息するような砂礫の河川敷の葦原に共生していた。
栽培へのイメージのキーワードは『砂礫(通気性)と湿気(通水性)』
・濡れた土地(泥や土)が自生地ではなく、乾燥した土地(砂礫)が自生地。
・砂礫なので通気性と通気性が良く、保水性が弱いので、潅水が肝要で欠かせない。

こういうイメージを保っているので、
内側まで全部釉薬を塗られた鉢より、通気性と通水性が良い、通水性伝市鉢や駄温鉢を勧める次第です。


閑話
当Blog 2012年02月21日『 桜草の育て方.4-3』より抜粋。
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2012年02月16日「桜草の育て方.2」で
私は
『なにより深谷鉢の茶色を勧める、さくらそう会の先人たちは卑怯です』
と書きましたが
この楽老さんの記事が『桜草栽培の諸先輩たちの本音』に感じたので、此処に紹介したいと思います。
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サクラソウ鉢が通気性の悪い鉢を用いるのはサクラソウが湿原植物であるという認識に基づくものと思われます。これについては疑問があります。私の経験ではいつも湿った状態にしておいたサクラソウは大半が根が腐って枯れました。
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(中略)
そしてさくらそう会HPには 『桜草鉢の斡旋  深谷市のカトウ(有) 製造鉢を斡旋』 とあり
桜草栽培に適しているから紹介している分けではないのです。
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鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』134ページ『桜草鉢』より抜粋。
「釉薬がかけてあるので乾燥しにくく、湿地生の桜草にかない、云々。」
つまり『湿地生(湿地生まれ)の桜草に適っている』と記載されてますので
楽老さんでなくても、桜草を湿地植物と思い込んで栽培しても、当然ですよね。
桜草を湿地植物のイメージで栽培すると、根腐れします。ご用心ご用心。  


Posted by さくら at 12:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月21日

桜草の育て方.4-3

【 桜草の育て方.4-3 】
カトウ(有)オーキット取り扱い深谷鉢の黒を紹介されていましたBlog楽老『サクラソウ鉢 2011/11/03』に、
興味深い記述が載っていました。
2012年02月16日「桜草の育て方.2」で
私は
『なにより深谷鉢の茶色を勧める、さくらそう会の先人たちは卑怯です』
と書きましたが
この楽老さんの記事が『桜草栽培の諸先輩たちの本音』に感じたので、此処に紹介したいと思います。
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サクラソウの培養には従来、独特のサクラソウ鉢が用いられてきました。江戸時代には現代のように多品種の鉢を安価に購入することはできませんでした。そこで味噌や塩を入れる日常雑器の底に穴をあけ植木鉢として利用しました。それが孫半斗鉢と言われるものです。現在のサクラソウ鉢は孫半斗鉢を手本にしたものです。
(中略)
サクラソウ鉢が通気性の悪い鉢を用いるのはサクラソウが湿原植物であるという認識に基づくものと思われます。これについては疑問があります。私の経験ではいつも湿った状態にしておいたサクラソウは大半が根が腐って枯れました。
(中略)
乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢でも良く育つのです。サクラソウ鉢で作落ちしたサクラソウは駄温鉢で回復します。しかしサクラソウ鉢で大変良く育つという人もいるので私の管理の方法に問題があるのかもしれません。
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我々若輩者や桜草栽培の新参者が、さくらそう会公認の深谷鉢を使う理由は、単純明快。
さくらそう会の先人たちが勧めるからに他なりません。
しかしこれは、我々の無知へ付け込んだ、さくらそう会の名を馳すための悪巧みではないでしょうか。

さくらそう会公認の深谷鉢は
『江戸時代に植木鉢の選択幅は狭く、安価であることもあり、孫半土鉢が桜草鉢に使われ始めた。』
そんな孫半土鉢を見本に造れた鉢であり
先人たちが試行錯誤された長年の栽培経験から生み出された分けではありません。
内側まで全部釉薬を施された釉鉢は、通水性と通気性が悪く、
しかも鉢底の排水口が小さい深谷鉢は、栽培に適しているとは思えないのです。

さくらそう栽培の諸先輩たちから勧められた深谷鉢を疑うこと無く使い、
栽培が上手くいかなければ、楽老さんのように自己反省し、
研鑽を積もうと励むのが大人としての常識かもしれません。
しかしネット上で視てみれば
内側まで全部釉薬を施された鉢など関東地方以外では使っていませんし
一般的な栽培では、乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢で育てています。

内側まで全部釉薬を施された鉢が栽培に適しているなら、全国的にそうなるのが自然ですが
横浜さくらそう会一番人気は伝市鉢の丸形ですし、伝市鉢の丸形は他でも人気です。
他では焼き締めの鉢が多く見受けられ、内側まで全部釉薬を施された鉢は、
鳥居恒夫氏が世話人代表を努めている、さくらそう会だけです。

そしてさくらそう会HPには 『桜草鉢の斡旋  深谷市のカトウ(有) 製造鉢を斡旋』 とあり
桜草栽培に適しているから紹介している分けではないのです。

根腐れさせてしまった話しは良く聞きますが
乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢で枯らしてしまったという話しは聞きません。
深谷鉢で上手に育ている方も居りますけど、
さくらそう会公認深谷鉢は
桜草栽培にもっとも適した鉢として奨励され、使われてきた鉢ではない
ということです。

高野山麓 橋本新聞『桜草100種類100鉢満開、花さか奥さん見事』和歌山県橋本市


伊那毎日新聞 『なんと雅な桜草ものがたり』 南信さくら草会会長 小林章吾さん(80) 


ウ泥の朝顔鉢で育てられている方も。



桜草で有名な高鴨神社。親子三代で受け継がれている桜草です。


使われている鉢は寸胴型。伝市窯では1鉢600円、黒い釉薬鉢が1100円です。
黒い釉薬鉢は展示用らしく、バックヤードでは使われていないようですね。


諸先輩いわく「鉢は同じモノを揃えなさい。」と異口同音に教わりました。
上記の展示と栽培の様子をみますと、言葉通り、個々で同じ鉢を使われています。
桜草栽培は毎年毎年試行錯誤の繰り返しだから、栽培の基礎とすべく、使う鉢を定めなさい。
という意味だと受け取りました。同一のモノで栽培していくのが上達のコツらしいです。

展示するにも鉢に統一感が在った方が、見栄え良く、桜草の美しさも倍増です。


  


Posted by さくら at 12:00Comments(0)日本桜草の育て方

2012年02月20日

桜草の育て方.4-2

【 桜草の育て方.4-2 】
現代で購入可能な桜草鉢は、2012年02月16日『桜草の育て方.2』で紹介しました。
その中から何を選ばれようが個人の自由なので、これは飽くまで私感ですが
鳥居恒夫氏が世話人代表を努めるさくらそう会公認の
カトウ(有)オーキット取り扱い深谷鉢を購入されるなら断然黒が良いですよ。

仙台市野草園で開催された仙台さくらそう会の展示会で深谷鉢の茶の釉薬鉢を見ましたけど
深谷鉢の茶の釉薬は、テカテカ光る屋根瓦そのもので、現代の壷と同じ釉薬ではないのかしら。
さくらそう展で観賞していると、鉢がテカテカ光って目が疲れました。
あれはセンスが無く、清楚で可憐な桜草の花に合いませんよ。下品です。



なにより深谷鉢の茶色を勧める、さくらそう会の先人たちは卑怯ですよ。
江戸時代から使われてきた、孫半土鉢の形状を忠実に再現した、桜草鉢としての伝統の形状。
という旨を吹聴しながら、当の本人たちは展示会では使わないのですから。
昭和30年代頃の鉢を十分な数を所有している事もあるでしょうけど
色とテカリが桜草に合わないことを、絶対に理解してるんですよ。

下記画像はBlog『いい、おしめりですネ・・・・・』さんから拝借して展示会風景です。
使用されている鉢は、そのシルエットから、かみ山陶器作製信楽のさくら草鉢マンガン釉と推察しますが
落ち着いて桜草を邪魔してませんよね。桜草鉢はテカらない方が断然好いですよ。



屋根瓦と現代の壷と同じ色艶が、長年使用することで趣ある飴色に育ってくれるとは思えません。
一つだけテカってることからも、モノ(釉薬)が違うんですよ。飴色に育つのなら良いのですが・・・。


先人たちが使われている深谷鉢と現在の深谷鉢の釉薬は絶対別物ですよ。下記画像はサムネイル。




江戸時代に使われた孫半土鉢を手本に造らせたというだけで
こういう似て異なる別物を、有り難がっていてはいけない!
自己判断で鉢は選ばなくてはいけないと、飽くまで個人的に思うわけですよ。
深谷鉢を買うなら花と葉の色彩が映える黒が良い。
私は黒い釉鉢と焼締め、自然釉が好きだというだけの話しです。



諸先輩いわく「鉢は同じモノを揃えなさい。」と異口同音に教わりました。
上記の展示と栽培の様子をみますと、言葉通り、個々で同じ鉢を使われています。
桜草栽培は毎年毎年試行錯誤の繰り返しだから、栽培の基礎とすべく、使う鉢を定めなさい。
という意味だと受け取りました。同一のモノで栽培していくのが上達のコツらしいです。

展示するにも鉢に統一感が在った方が、見栄え良く、桜草の美しさも倍増です。



  


Posted by さくら at 12:00Comments(0)日本桜草の育て方