2012年12月18日

12年秋 品種一覧

65型プランター栽培
庄内赤 : 遊佐町大楯地区産、旧立川町東興野地区産、#43月山。
庄内白 : 故斎藤教頭先生、故菅原デンスケ先生、遊佐町大楯地区高橋爺さん。
中型プランター栽培
庄内白 : 旧櫛引町中田地区の八重樫婆さん採取の中田地区産。
駄温鉢栽培
庄内白 : #67鳥海山を伝市鉢へ、探訪時の携帯用はプラ鉢に植えました。

八重品種植え替え.1 : 桃の舞、舞紅葉、小桜重、綾絣り
八重品種植え替え.2 : 里桜、磯牡丹、紅高尾、花小町
八重品種植え替え.3 : 若獅子、浜千景、春景、白眉
八重品種植え替え.4 : 花行脚、薄桃重
八重品種植え替え.5 : ときめき、フラメンコ、甘えん坊、有頂天、以心伝心、昔の夢
八重品種植え替え.6 : 青葉、桜の宮、白砂青松
八重品種植え替え.7 : 藤文様、花文様、花子、小紋

矢口さん救助苗.1 : 前代未聞と無地
矢口さん救助苗.2 : 花径43mm&35mm

2012年11月01日『駒止 御殿桜 植え替え』 : 駒止、御殿桜
2012年11月06日『故斎藤先生 品種不明』 : 紅葉川似?
2012年11月10日『中瀬紅と岩木桜』 : 中瀬紅、岩木桜
2012年11月11日『緑竜 春の苑 石山寺 光栄』 : 緑竜、春の苑、石山寺、光栄

山原氏実生品種.1 : 『白鈴と手牡丹』『桃園蜃気楼と金田の夕』『群千鳥と空穂猿』『雪野山と名残雪』
山原氏実生品種.2 : 『花の司と標野行』『徐名燦と豊旗雲』 桃源境、本梅ケ枝
山原氏実生品種.3 : 『雅 秋茜 聖火』『目白台 唐紅』 青柳染め
駄温鉢 桃源境 : 鳥居恒夫氏が世話人代表を務める さくらそう会の桃源境は偽物=別物。春の雪同様の品種乗っ取りか!?
動き出す芽:白羽の乱 満月 雪の空 

浦澤氏駄温鉢 植え替え.1 : 残雪、越路の雪、凱歌、大江戸、欣喜、木枯
浦澤氏駄温鉢 植え替え.2 : 母の恵、紫雲竜、お手玉、竜田姫、舞子の旭、興亜の春
浦澤氏実生品種.1 : 『次紫 紅梅』『紅珠玉 茜雲』『緋乙女 秋の暮』
浦澤氏実生品種.2 : 『美芳野 白加賀』『春美の里 幽湖』『雪撫子 青雲』
浦澤氏実生品種.3 : 『紅女王 石橋 鴨川踊 北天の星』『藤紫 雪見絵巻』 鋸峰、鶯宿梅、有明

駄温鉢 野生品種.1 : 田島紅、千葉乙女、久住山。
小プラ 野生品種.2 : 福島県相馬市長谷堂+乙女の袖※、中尾の梅、夕暮れの星。国見酔白。
※鳥居恒夫著『色分け花図鑑桜草』P91では乙女の袖と牡丹獅子と同品と記してある。

中型プランター.1 : 『独り舞台、紅一点、紫羅』『艶姿、吹上桜、#80美女の舞』
中型プランター.2 : 『大和神風 若藤』『三保の古事 岩戸神楽』
中型プランター.3 : 『但馬の舞、京の舞、飛天の舞』『東錦、初桜、浜名の重、笑布袋』
中型プランター.4 : 『藤娘、稜雲、窈窕』『紅児童、源氏鏡、天晴』

小型プランター.1 : 『八雲(明治) 鹿島』『春告鳥 青葉の光』『白兎 静かの海』
小型プランター.2 : 『真鶴 酒中花』『白妙 臥龍梅』『峯の雪 春日野』
小型プランター.3 : 『鈴鹿山 大須磨』『そよ風 紅葉川』『墨染源氏 姫桜』
小型プランター.4 : 『寿 #07寿絞り』『神代冠 夜光の玉』『大明錦 日の丸』
小型プランター.5 : 『#74白トンボ #114楊柳の笛』『#89獅子奮迅 #59前代未聞(無地)』

駄温鉢.1
真如の月、雪車、青葉の笛、玉川、泰山白
三田自慢、雪月花、京鹿の子、千鳥遊、富士の雪
駄温鉢.2
花車、小桜源氏、飛燕、車白、明烏
薄蛇の目、白蝶の契、瑠璃殿、錦鶏鳥、濡燕
駄温鉢.3
松の雪、玉川染、初日野(白)、金子紫、鳴海潟
赤トンボ、唐子遊、羅生門、墨染川、宇宙、蜃気楼
駄温鉢.4
有明、緋の袴、七賢人、春湖、漁火、朝霧
駄温鉢.5
笹鳴、朝日、玉珊瑚、三国紅、喰裂髪、白髪獅子
白滝、高根の雪、天女、鞍馬、銀覆輪、浮線綾
駄温鉢.6
手弱女、誰が袖、日暮華錦、朝日潟、蛇の目傘
京霞、駅路の鈴、梅ケ枝、南京小桜、戦勝、春の雪
駄温鉢.7
流れ星、北斗星、獅子頭、加茂了、旭鶴、秀美、初心

故斎藤先生所縁
#1-10 : #4富士越、#5枝珊瑚、#8十二単重、#9神代の(神代の月が正しい)、#10隠れ蓑
#11-20 : #13朱鷺の雛、#15秋の装、#17初姿、#18銀孔雀、#19日の丸
#21-30 : #24月の都、#26白球(白珠)、#27唐子遊、#30岩戸神楽
#31-40 : #33玉孔雀、#34京霞、#36羅生門、#37勇獅子、#39香炉峰、#40殿人上
#41-50 : #42初桜、#44宿木、#45通小町、#46立田の夕、#50萩の上風
#51-60 : #52紫雲の重、#57白鷹、#58初衣
#61-70 : #61綾波、#63田子の浦、#64西王母、#69十六夜、#70玉の冠
#71-80 : #76雲井、#78代々の誉
#81-90 : #86宇治の都、#87志賀の都、#90折紙付
#91-100 : #92天ケ下、#94大盃、#96雲井の鶴、#97妙智力、#99柳の雪
#101-118 : #101東唄、#104佰美の姿、#107汐煙、#108武蔵野、#116花孔雀
未開花苗.1 : #7大朝日、#28入野の都、#83藤の里、#91重遊の宴、#93大明錦
未開花苗.2 : #82浜千鳥、#102神通力、#105泥中の玉、#106夕日紅
駄温鉢 絞竜田紅無地 : 絞竜田紅無地 紫雲の望 #2紅葉橋 #71鏡帛は同品
駄温鉢 銀世界 : #11天の羽衣、#12竹取姫、#14駒止の3鉢が銀世界
駄温鉢 百千鳥 : #89獅子奮迅にフリジンが無いので、これは百千鳥。
品種不明2品
・#79楓狩と#113緋の司の2鉢は同品だが、楓狩でも緋の司でもない。
・#38天女と#41朱の玉垣の2鉢は同品だが、天女でも朱の玉垣でもない。


新規入手.1 : 瑞雲、ふくろう、桜桃、水の音、心の光、由利浜、武蔵、牡丹雪(八重)
新規入手.2 : 登子、喝采、あかつき
新規入手.3 : 夕霧、望水、雪千代
動き出す芽』: 白羽の乱(冨増和彦作出)、満月、雪の空(宮崎三千男作出)。 
新規入手.4
宮城県遠田郡涌谷野生、宮城県柴田郡川崎釜房野生、宮城県仙台市泉区南光台天ケ沢野生
雨乞岳野生、御殿場産野生、久住山野生
田島紅、武尊(ほたか)野生、戸田紅、浮間中洲、浮間の光
新規入手.5:濁り酒(宮崎三千男作出)、紅扇(熊澤タケオ作出)、星の海(佐々木利邦作出)
千鳥貝 鈴の音 松の位、千代の梅 匂う梅 東雲、藤獅子 パンドラ 夢一夜(八重)、磯牡丹(八重)、
美女の舞、静の海、寿絞り、白鷹
新規入手.6:乙女の袖


『紅扇』は日本桜草銘鑑に未掲載でしたので浦澤さんに電話で訊ねてみました。『紅扇』は20年前に胃ガンで亡くなられた神奈川県の故熊澤タケオ氏(教師)の実生品種で、随分昔に直接もらったそうです。鳥居さんのさくらそう会に属し、故越智英一郎氏を紹介してくださった方だそうです。ということは、故越智氏を始め他の会員の方々に配布していると思われます。

東京で桜開花=観測史上、最も早く—気象庁
気象庁は16日、東京都千代田区の靖国神社にある標本木の桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。
昨年より15日、平年より10日早く、1953年の観測開始以来、2002年と並んで最も早い開花となった。 

今年は冷え込みが厳しかったので、寒い冬という印象がありますが、
桜の開花は全国的に早い年になるらしいですね。

雪を被せて成育を抑えていたのですが、雪は融け、凍っていた用土も溶けたからでしょうか
浪華さくらそう会の山原さんからいただいた苗が芽吹きました。
このまま放っておくと低温障害になるし、保温すれば徒長するしで、あと3〜4週間は大変です。
・白羽の乱:白に緑斑 多弁フギレ 八重混 作出者:冨増和彦
http://livedoor.blogimg.jp/yamaharanookina/imgs/7/5/75a7144a.jpg
http://blog.livedoor.jp/yamaharanookina/archives/1669984.html
・満月:白色 桜弁掴咲
http://livedoor.blogimg.jp/yamaharanookina/imgs/3/6/3607087d.jpg 
http://blog.livedoor.jp/yamaharanookina/archives/1669983.html
・雪の空:白色 やや波打弁抱咲 作出者:宮崎三千男 
http://livedoor.blogimg.jp/yamaharanookina/imgs/2/7/27dd6f61.jpg
http://blog.livedoor.jp/yamaharanookina/archives/1669984.html


国見酔白
宮城県仙台市青葉区国見地区で発見されたこの個体は、
他に写真撮影されたのが1箇所、話しとして1箇所情報があるだけの宮城県の野生種の白。
白と言っても純白ではないので、浦澤さんが『国見酔白』と命名。

「宮城県の野生品種で白と呼べるようなモノは、この『国見酔白』だけしか私は知りません。」
と浦澤さんは言われているのですが
北関東地方の愛好者の中には、『仙台の白の所有者は少なからず居る』という話しが聞こえてきました。
しかし、仙台の白という触込みの品も、入手して咲かせてみたら全く白とは言えない花色でした。
北関東地方の愛好者には、
秋田県由利地方の野生種や横浜市小机地区の野生種白といった存在しない品が出回っており、
地元が存在を否定する野生種が少なからず存在しているようです。※


葉を広げていたのは根茎がほとんど無いような小さい芽たちで、ほとんど増えていませんでした。
少し大きめの芽は譲渡して、残った全てを植え付けましたが、半分空いてしまいました。(^^;


※ 地元が全て正しとは言いませんけど、
地元が知らない品種が他所に存在するのはおかしな話しです。
しかしこの誤りは、善意の過ちが要因だと考えます。
遊佐町大楯地区で白を入手したから『遊佐町大楯地区の白』と名札に記載。
横浜市小机地区で白を入手したから『小机の白』と名札に記載。
その名札を見た私のような者が勝手に騒いだり
その名札を勝手に解釈して『遊佐町大楯産 白』『小机産 白』へと変わっていくのだと考えます。

珍しい山野草を求めて地方の山野草展に行く。
地方の山野草展では業者から仕入れた山野草、桜草を販売。
業者が卸した野生種の赤を、地方の方が購入。
北関東から来た人に「野生種と言われた」と伝えて譲渡。
北関東の人は『地方産野生種』として栽培。
『山形』『由利』などという品種は、こういう図式でしょう。


2012年11月17日『浦澤氏実生品種.3』
浦澤さんからいただいた苗を植え替えました。
2012年02月16日『芽分け 新規入手.6』で紹介した
『紅女王、石橋』、藤紫、雪見絵巻、鋸峰。鶯宿梅。
2010年仙台市野草園で開催された さくらそう展でいただいた有明。
それと、今期入手の『鴨川踊、北天の星』。
  

Posted by さくら at 19:00Comments(0)植え替え12年秋

2012年12月09日

桃源境

この春に入手できた故斎藤教頭先生所縁の100余の品種には取り間違いがとても多く、
植え替えも大変でしたが、Blogに載せる画像整理にも苦労しており、
過去の掲載記事とチェックしながら作業を進めています。

その作業中、同定できなかった#42初桜と
浪華さくらそう会の山原会長からいただいた中村長次郎作出『桃源境』の花容が、
非常に似ていることに気づきました。
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』を取り出して『桃源境』の項を見てみますと、
なんと花容が違うではありませんか。どういうこと???



悩んでいても仕方ないので、畏れ多かったのですが
失礼を承知で画像を添えて山原さんに問い合わせてみました。
ほどなくして返信をいただきましたので、紹介します。
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私が送った桃源境はまさしく中村長次郎氏のものに間違いありません。
「境」字は時々誤って「郷」になってしまいますが、同じものです。
初桜と似ていますが、桃源境の方の裏の色は濃い桃色で、
初桜の方は桃源境ほど濃くはありません。
色の違いで判断して下さい。さらに桃源境の方が輪形は大きいです。
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なるほど。だとすると#42初桜は桃源境に似てますから、初桜で当っているようです。
そうなると、鳥恒夫氏が世話人代表を務めている東京の さくらそう会公認の桃源境は、何物なのでしょう?
さくらそう会のネット上の画像では誤って「郷」になっていますが、
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』では正しく『中村長次郎氏作出 桃源境』と載っていますので
「我が さくらそう会では、この花を『桃源境』と呼ぶ。」という常套手段ではないようですが、
『春の雪』『丹頂』の件といい、東京の さくらそう会の見解を伺いたいものです。

  


Posted by さくら at 19:00Comments(0)日本桜草について