2008年12月30日
進む浸食
11月27日の画像と比べてみると、その浸食の早さに驚く。
(11月27日の画像、1035と横長で申し訳ありません。横へずらせてご覧ください。)
黒い線まで浸食されことになります。
画像が1035と横長で申し訳ありません。横へずらせてご覧ください。
12月25日から、一気に波が高くなったもんね。
2008年12月13日
種類が違う
モクズガニは山で育ち海で産卵します。
秋に山を下り海で産卵&越冬して、春に川を上り山(渓流=沢)で育ちます。
モクズガニは、豊かな山と豊かな海が、川でつながった環境でないと
生きて行けない生き物なんです。
日本固有の生き物の多くは、複雑な自然環境に絡み合い、生物多様性の中で生きています。
上海ガニは「要注意外来生物」に指定され、既に諸外国で問題視されており、
日本でも生態系に悪影響の恐れ生き物として危惧されています。
そんな生物を安易に養殖事業させて、良いものでしょうか。
海の牡蛎(カキ)養殖や、磯の磯焼けに対処すべく、
漁師さんや地域住民、釣り人などが山へ植林を行っているほど、山と海の関係は知れています。
山と海を行き来するモクズガニの存在は、豊かな自然環境の指針の一つであり、
山形を代表する食材の一つです。
地域活性、地域雇用と大義名分があっても、
上海ガニには山形の観光&食材ブランドを著しく貶める危険性があるのです。
上海ガニが外部へ流出するような事が起きる前に、養殖は即刻禁止すべきです。
大学への基礎数学-雑記帳
上海ガニ、要注意外来生物に指定
http://kisosuu.cocolog-nifty.com/zakki/2005/01/post_2.html
特定外来生物の解説
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/L-kou-05.html
2008年11月30日
昨日の大波で
前も書きましたが『来年の春にはBlogネタに使えるかな』と
のんびり構えていたんですが、想像以上に浸食が進んでいます。
仕事なのかアートなのかの例の杭も、大半が流失したようです。
今日は天気が悪かったので、後日撮影しなおしてきますね。
流失したドラム缶と冷蔵庫は、150mほど北の浜へ、打ち上がっていました。
自然の力と変化は、凄いですね。
2008年11月29日
宝物発見
昨日の桜の皮のようにBlogネタも多々在りました。
でもBlogネタの漂流ゴミとは違い、
本心から「あっ!」(@@)/と歓喜したモノがあります。
それがこれ。石亀の甲羅です。
って違います、軽石です。
ハイ、単なる軽石です。(^^;
軽石は、前にも拾ってはBlogネタにしてきましたが、これは大きいです。ヾ(・∀・)
『だから何?』
と言われては返答に困るのですが、
鉱物好きな者としてのロマンです。(^^;
軽石ですから、当然水に浮きます。
何処から流れてきたのか考えると、ワクワクします。
今回もネットで『軽石』を検索。
Blogネタに使えそうなウンチクはヒットしませんでしたが、
大変なことが解りました!
庄内では、鳥海山の軽石が有名ですが、
『鳥海山で軽石が採れる」なんて書いているサイトは私のBlogだけだったのです!?
『鳥海山 軽石』『鳥海軽石』などで検索してもヒット無し。
昭和40年代植木がブームの時には、
大人たちは『鳥海山の軽石』『鳥海軽石』などと呼んで、
軽石を鉢代わりに使ったり飾ったりしていましたし、
自分で採りに行く人もいたと記憶していたのですが・・・。マジ〜!?(@@)/
私も『不思議だなあ』と、薄々感じてはいたんですよ。
庄内在来の日本桜草を所有している人は、
40-30年以上も前から育てている園芸好きな方ばかりで、盆栽や高山植物も育ててます。
当然軽石もあり、「鳥海山の軽石だが?」と訊ねれば「そうだ」と答えてくれるのですが、
具体的な採取場所を話す人や、庭先にごろごろ所有している人が居ないんですよね。
自分自身、鳥海山を遊び回ってきましたが、話しを聞きませんでしたからね・・・。
とはいえウチには『鳥海山の軽石』と言われるモノがあるんですよね。
来年から、ちょっと調べてみます。
山形県内で軽石が有名なのは、大蔵村肘折のようです。知りませんでした。
詳しく知りたい方おりましたら、後はご自分で検索願います。(^^;
鳥海山
http://www.aob.geophys.tohoku.ac.jp/kazan/tohoku_vol2.html
肘折カルデラ
http://www.aob.geophys.tohoku.ac.jp/kazan/tohoku_vol3.html
2008年11月27日
砂丘の浸食
この箇所だけ波が強くぶつかるようで、想像以上に激しく進んでいました。
砂丘がこんなにも変化するとは想像したこともなく、
海では夕焼けや白波ばかり撮影していたので
今と対比できる砂丘の過去の画像はありません。
それでも、アングルも構図もバラバラですが
『冷蔵庫』『流木』『柵』『ドラム缶』を目印に
過去の写真の中から対比できる画像を集めてみました。
下記の二枚の画像。上は08年9月中旬で、下が最近の画像です。
じっくり見比べてほしくてサムネイルにしてあります。
できましたらローカルディスク上で、砂丘の凹凸と柵などを見比べてみてください。
ドラム缶は転がせば移動してしまうので、気にしないで下さい。
下記の三枚の画像は上が08年9月中旬頃で中は11月上旬。下が最近の画像です。
『冷蔵庫』『流木』『柵』『ドラム缶』を目印にしてみました。
どうして此所だけがこんなに浸食されるのかとても不思議。
同時に、浸食され現場で、もう一つ新たな疑問がもう一つ。
浸食された地面から、横一列で流木やゴミが出てきました。
草原は飛砂防止のために人工的に造られましたが、昔の庄内浜は、どういう状況だったのでしょう。
松の防風林が出来た当初は、防風林から波打ち際まで、緩い傾斜で、長〜く砂丘が続いていたのかしら。
飛砂防止柵を設けたことで、飛砂が堆積して砂丘が盛り上がっていったのかしら。
だとしたら砂丘が浸食されたのではなく、砂丘が海岸線へ侵入しているのかしら。
この程度の浸食は、常に起こっている自然の変化なのかしら。
昔の砂丘はどうだったのだろう。
砂の中から出来てきた流木?たちに、(調べようが無いけど)興味津々です。
2008年11月27日
十里塚作業道
最近宮野浦海水浴場側ばかりなので
十里塚海水浴場側も紹介しますね。
防風林と飛砂防止の草原など、
十里塚海水浴場から宮野浦海水浴場まで続く
保安林のための『十里塚作業道(約4.0km)』の基点(入口)。
『十里塚作業道』は車両は進入禁止。進入禁止の看板は無いけど
宮野浦側は土盛りしているし、こちらを始め他の入り口も鎖で封鎖してある。
下の写真、左側に見えるのが十里塚海水浴場市民駐車場。
黄色と黒の虎ロープが張られているが、
切ったのか切れたのかは不明だが、
其所だけ切れており車両が進入しているようだ。
十里塚海水浴場市民駐車場の前に在る支柱。
どういう意味か解らないけど、境界のようですね。(^^;
砂丘を歩くも善し、十里塚作業道を散策するも善し。
飛砂防止の草原は綺麗ですよ。(^^)
防風林の中にも作業道が2本あります。お暇なときにウオーキング。(^^)V
2008年11月26日
誰もが実感可能
今年の芋煮会シーズン中に山形新聞に掲載された記事です。
この記者は、身近な場所での出来事に驚き、言動を嘆き、
モラルハザードを危惧して、書かずにはいられなかったんでしょう。
これは「現場を見れば解る!」と言い切れる一例と言えます。
それだけ大人のモラルは低下しているんです。
人目につく海岸や河原でさえ、勝手し放題でこの有様。
日頃、目にすることもない
冬山のスノーモービルや海上のジェットスキーの暴走行為も察してください。
『自然豊かな山形県』
『観光県 やまがた』
を自称するなら、モラルはそれ以上に大切です。
無関心ではダメなんです。
この人は山形新聞社の記者だから新聞記事にしました。
私はBlogで書いています。
不法投棄された四輪駆動車のタイヤ。フォグライト。
改造好きな人はスピードメーター周りのパネルを交換するとか。
ワダチがワダチを呼び、車関係のゴミまで呼び込むようです。
2008年11月24日
草原の踏み跡
直接目撃したことはありませんけど、
草原に刻まれた踏み跡は見ることができます。
社会のモラルを無視する輩の言い訳は、決まって同じ。
「(禁止じゃないんだから)自由だろ」「俺だけじゃない」
「走った跡があるから走っただけ」
ゴミ問題でも言い訳は同じだ。
ゴミ収集場に、決まった袋や日時を守らずゴミを出す人が居る。
1個のゴミがゴミを呼び、ゴミ収集場が汚れる。
自由に走り回られ
俺じゃないと言い逃れ、
そんな既成事実を黙認していては、社会のモラルが成り立たない。
宮野浦海水浴場の駐車場の暴走行為のワダチの跡が、
飛砂防止の草原に四輪駆動車を招き入れてしまうことになる。
「誰に迷惑かけてるの?」「あんた何?」「あんた誰?」
「なんの権限があって、そんなこと言うの?」
「俺だけじゃねえだろ!」「他にも走ってんだろうが!」
「なんだ、俺に文句つけてんの?」「うざいよ!」
改造した四輪駆動車に乗っている人に、無関係な風景だろうか。
そのワダチの跡は、何年も残る。・・・心が痛む風景だ。
2008年11月21日
「自由でしょ」.2
ジムニーなど改造四輪駆動車による暴走が、今日も続いています。
草が生えて居る場所を踏みつけても、平気なようです。
此所は、十里塚海水浴場へ続く作業道。
一般の車は入れないようになっていますが、
改造四輪駆動車は平気で入り込み、草原を走り回ります。
気晴らしに走るのかもしれませんが、社会人としてのモラルの欠如を禁じえません。
2008年11月20日
2008年11月13日
杭で気づいた.3
砂飛び防止の柵が出来上がっていました。
10月24日『杭で気づいた.2』で紹介した砂丘の浸食は、
10月24日以降11月10日頃まで海が荒れてこともあり、また進んだように感じます。
海岸線に、こんなに変化する場所があるとは思ってもみませんでした。
対比が難しくて恐縮ですが、『杭で気づいた.2』で使った画像と比べてみてください。
定点観察していたら、対比の画像も面白い物になったでしょうに、残念です。
今後は、不法投棄?された冷蔵庫に注目して、撮影していきたいと思います。
2008年11月12日
遠心分離機
最近、妙な事を考えるようになりました。
十里塚海水浴場から宮野浦海水浴場までの海岸は、
正直、国内&韓国&中国の漂着ゴミで溢れているのですが、
砂浜へ打ち上がったゴミを見ていると・・・
ペットボトル。
リポビタンDのような栄養ドリンクの小瓶。
電球。
くるみ。
ゴルフボール。
等など、
ひとつの種類が一箇所にまとまって打ち上がってるケースが、
少なからずあるんです。
10月24日掲載の、瓶に生えた貝の時も、
貝が付着したゴミがまとまって漂着していました。
浜辺で拾うアサリもそうでした。
掃除機では、遠心分離でゴミを分けるとか。
海に漂流しているゴミも、
波や風に因って、分けられているのかしら。
今回は野球のボールが打ち上がっていました。
考えすぎですかね。(^^;
2008年11月11日
カワセミの餌場
川や水路を、ず〜っと水に入りながら移動して調査していきます。
道路の下を通る真っ暗な水路でも、
可能な限り、腰をかがめてでも前進あるのみ。
『!』
なにか音がしました。何か居ます。
が、水面に波紋を発見できません。
『!』
やはり何か居ます。
『・・・』
あ、鳥です、カワセミです!!
残念ながら写真に撮ることは出来ませんでしたが、
カワセミから見たら、真っ暗な中に何か居るようにしか見えないでしょうから
『なんだ?』『何か居るのか?』
『逃げた方が良いのか?』『んん〜、どうしよ?!』
という感じで、画像にマークした箇所に止まり、出たり入ったりしてました。
なるほどねえ。
水路に取り残された小魚は、カワセミには格好の餌。
大きなサギは、格子に被われた水路の升の中まで入れませんから、
カワセミ独占の餌場になっていたんですね。
カワセミは、マークした箇所から飛び立ち、去っていきました。↓
農閑期となり、水門が閉じた水路は水位が下がり流れも無くなり
魚は道路下や水路の升の中へ逃げ込み、越冬します。
道路の下を潜り抜けると、こんな感じ。↓
捕り逃したかもしれないので、再度採捕しながら、来た道を戻ります。
真っ暗な水路の中から、フラッシュを使わず、見たまんま綺麗に撮影できました。↓
オイカワ、ウグイ、アブラハヤ、ニゴイなど
水路に取り残された小魚は、水鳥の貴重な餌。これでも自然の摂理なんですね。
2008年11月09日
メバルは三種
「メバル」は三種の魚=分類論争に決着 (時事通信)
釣りや食用に人気の魚メバルは「アカメバル」(上)、「クロメバル」(中)、「シロメバル」(下)の3種に分けられることが中坊徹次京大教授らの研究で分かった。遺伝子の違いが決め手(野崎皇志さん提供)
[ 2008年11月8日18時16分 ]
庄内でメバルの煮付けや刺身などで親しまれ、メバルという名称でスーパーで販売しているメバル=船に乗って沖合で獲られる(釣る)沖メバルは、ウスメバルという種類で、今回三種に分類されたメバルとは違います。
今回三種に分類されたメバルは、磯場や湾内で釣れる小さなメバルのことです。最大で30cmを越すサイズに成長しますが、庄内の磯や湾内で子供にも手軽に釣れるサイズは、10cm前後と小さいのが一般的です。
この記事をBlogネタとして掲載した理由は、名称が色で分類されることが珍しい事だからです。今回は、『漁師さんや釣り人が色の違いで呼んでいた魚のDNAを調べたら、3種に分類できた』という事であり、色の違い=魚種の違いにはなりません。それを伝えたく、Blobネタにしました。
山形県には熱心なメダカ愛好者がおり、白メダカ、青メダカ、黒メダカ等々30-40種類(?)のメダカが居ると公言していますが、日本のメダカは1種類であり“メダカ”しか存在しません。ペットショップなどでヒメダカが登場したことに因り、在来のメダカを黒メダカと呼ぶようになったのだと思いますが、クロメダカというメダカは存在しません。
マグロという魚は存在しません。あれはクロマグロが正しい。
クロメダカという魚は存在しません。これはメダカが正しい。
『マグロ』は、何種類もの総称ですが
『メダカ』は、日本には“メダカ”1種類しか存在しません!
ですから、
「何の魚か忘れたけど、色違いで3種に分類されたって新聞で読んだわ。」
「メダカは30-40種類も居るなら、大切にしないと駄目ね。」
などと思わないでください。日本のメダカは“メダカ”の1種類しか存在しません。
自然に関心高い今だからこそ、正しい見解を持ってほしいと思った次第です。
2008年11月09日
ハタハタ食味測定
魚の美味さを数値で示されるのは・・・抵抗あるなあ。(; ̄Д ̄)
↑ハタハタ「おいしさ」数値で…鳥取大など研究
(2008年9月9日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/research/20080909-OYO8T00296.htm
↓今年のハタハタは豊漁でありますように。
(2008年11月04日 読売新聞)
2008年11月08日
二つの紋で
オス=働きバチの触覚が、くるっと丸まったの特徴の小型のハチで、
以前からBlogネタに狙っていたところ、飯森山の鳥居で撮影できました。
蜂を注意深く観察してこなかったので、何とも言えませんが
クマンバチ同様、以前と比べると、見かけることが少なくなった気がします。
攻撃性が弱く人を襲うことは滅多にないので、大人しい性格の蜂です。
とはいえ動きまで大人しかったら、他の生き物に捕食されてしまうから
動きが俊敏で、小さいから近寄って撮りたかったのですが、駄目でした。(^^;
鳥居にはカマキリが居ました。捕食のためかしら。
フタモンアシナガバチ
http://homepage2.nifty.com/takibi_club/hachi/hutamon.html
2008年11月07日
宮野浦三角点
松の防風林や飛び砂防止の草原を管理するための道らしい。
宮野浦海水浴場から散歩道に入って直ぐに、丘の上に白い支柱が見えた。
そこへ通じる道は見当たらず、木々が邪魔して行くのは無理かと思えたが、
なんとなく獣道らしい跡があり、気のせいか木々も離れていて歩けそうだ。
木の枝が邪魔する場面もあったが、踏み跡を辿り登頂することが出来た。
立っていた白い支柱は三角点を表記した支柱だった。
こんな所に三角点が設置されていたとは、知らなかった。
三角点を撮影して立ち上がり、顔をあげると、酒田市街地が見えた。
市街地を展望するのは、何年ぶりだろう。
日和山公園、海向寺さん等からの風景もいいが、こちらも悪くない。
(子供の頃、清水屋デパートや大沼デパートからも見た気がする。)
最近よく来るようになった宮野浦海水浴場の魅力は、この草原の風景だ。
散策道から見る風景でも十分満足していたけど、これは絶景。クセになりそう。(^^)
2008年11月03日
「天然しめじ」
10月22日掲載『ションビキ』では雑誌編集者に憤慨し
えびまつりさんの主旨から逸れたコメントを入れて申し訳なく思っています。
http://miduho.n-da.jp/e56313.html
私の勝手な推察ですが
編集者はアルケッチャーの奥田シェフに、
秋の味の料理をお願いしたんだと思います。
そこで奥田シェフは
地域独特の食材、ションビキをピックアップ!
でも“ションビキ”では一般読者へのインパクが弱い。
そこで編集者は取材時の奥田シェフとの会話の中から
奥田シェフが発した都合のいい単語だけを結び合わせて
『月山からの秋の恵み、天然キノコの滋味深い味わい。』
『芳醇な香りにあふれた天然キノコ』
などとお洒落に書いたのでしょう。
『月山からの秋の恵み、天然キノコの滋味深い味わい。』
『芳醇な香りにあふれた天然キノコ』
なんて書かれたら、生をイメージしますが、
雑誌のレシピをみると収穫時期が異なるキノコが使われており
生の採りたてキノコは、揃わないと思います。
とはいえ、天然キノコを保存用に漬けたモノ(缶詰)も
天然キノコであることに変わりなく、偽りにはなりません。
また、レシピには「天然しめじ」と書いていますが
しめじ=本しめじだとして、何処で採れるんだ!!
雑誌編集部は偽装はしてないかもしれませんが、
この記事を呼んで庄内へやってきた観光客がいるとしたら
庄内の食材にも幻滅されかねません。
生じゃないなら、都会でも食べても同じこと。
読者をたぶらかす、いい加減な記事。
そういう裏が見えたようで、イラ!っとした次第です。
閑話
と、此処まで書いて来て、急に何かが引っ掛かり始めました。
『本しめじ。本シメジ、ホンシメジ・・・なんか引っ掛かる。』
早速『本しめじ 庄内』でネット検索。
庄内地域地産地消通信がヒット。
『次は菅原さん(櫛引町馬渡)を訪ねました。
当日はぶなしめじ(本しめじ)の、
びん栽培について説明をしていただきました。』
http://www.shonai.nmai.org/info/141113.html
これだ。引っ掛かっていたのは!
フリー百科事典ウィキペディアなどで更に検索。
ホンシメジ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ホンシメジ
名称の混乱
かつて「ホンシメジ」という名で日本全国に流通していたキノコの多くは、本種ではなくブナシメジの栽培品であった。20世紀末ごろからは消費者を誤解させるおそれがあるとして、ブナシメジをホンシメジと称して販売するこの慣習は改められている。(→詳細はブナシメジは参照)
ブナシメジ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブナシメジ
本種の人工栽培品は俗に「ホンシメジ」と呼ばれることがある。これは、かつて本種の人工栽培品が「ホンシメジ」の商品名で一般的に流通していたことに由来する。市販の「ホンシメジ」の袋をよく見ると、大抵「ブナシメジ」と小さく書かれていた。
しかし、栽培困難な高級きのこである本来のホンシメジとは別のものであることから、1991年に日本の林野庁はそのような慣行を改めるよう通達した。これを受けてホクトなど日本の主要なキノコメーカーは「ブナシメジ」の名称を使用するようになり、現在は「ブナシメジ」の名で広く流通している。
シメジ
http://ja.wikipedia.org/wiki/シメジ
概要
1. シメジと言えば本来キシメジ科のキノコ、とりわけキシメジ科シメジ属のホンシメジを指す。ホンシメジは、生きた木の外生菌根菌であるために栽培が非常に困難であり、ほぼ天然物に限られ稀少なため高級品とされる。ほとんど流通していない。
2. 「シメジ」(あるいは「ツクリシメジ」「味シメジ」「信州しめじ」など)の名で全国的に流通しているキノコは
ヒラタケの栽培品であり、上記のような本来的な意味でのシメジとは全く別のものである。このねじれは、栽培ヒラタケが栽培困難なシメジ属のキノコの代用品として「シメジ」の名で売り出され、そのまま定着してしまったことに由来する。現在単に「シメジ」と言った場合、この栽培ヒラタケを指すことが多い。
3. かつて「ホンシメジ」の名で流通していたキノコは、ブナシメジの栽培品である。
栽培ヒラタケ
5. 今日広く「シメジ」として認知されているのは、上記2.のヒラタケの栽培品。日本全国で普通に流通しており、食用とする。
ヒラタケ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒラタケ
ヒラタケ(平茸)はヒラタケ科・ヒラタケ属の食用キノコ。本種の栽培品が「シメジ」として流通しているが、ホンシメジやブナシメジとは、別物。
食用
優れた食菌であり、本種の栽培品が「シメジ」の名で全国的に流通。
また、岩手県の天然きのこ山菜.comの天然本しめじサイトでは、こうも記載されていました。
スーパーに並んでいる「ホンシメジ」という商品がありますが、あくまで「商品名」。正体は栽培ブナシメジやヒラタケであり、天然本しめじとは全く縁もゆかりも無い茸です。
http://www.kinokosansai.com/shopdetail/001000000001/brandname/
そんな貴重なホンシメジ。松茸よりも貴重なホンジメジ。
どれだけ貴重なのかは、下記URLのBlogを参照して熱意から感じてください。(^^;
・本物のシメジは「ホンシメジ」!
http://blog.kirinkan.biz/archives/2005/07/post_109.html
・ホンシメジサイトを集めた
http://www.blog-headline.jp/food/archives/2005/09/post_376.html
遂に本しめじの人工栽培に成功
http://allabout.co.jp/gourmet/sanchoku/closeup/CU20041228A/?FM=cukj&GS=sanchoku
あの“雪国まいたけ”社のホンシメジ=雪国本しめじ
「香り松茸、味しめじ」の本しめじ。出来ました。
幻の味覚を四季を通じてお届けします。昔から香り松茸、味しめじと言われるしめじとは、数あるしめじの中でも実は「本しめじ」のことを言います。松茸同様、栽培が非常に難しい為、これまでは一般にでまわることはほとんどなく、名高い料亭などでしかお目にかかれない希少なものでした。
http://www.maitake.co.jp/01select/04_2_honshimeji.html
マグロ。という魚は存在しません。
マス。という魚も存在しません。
しめじ。というキノコも存在しません。
「天然しめじ」なんて空想の極み。
マグロもマスも、総称でしかないのに、平気な日本人気質。
それを悪用するかのように和名を勝手に付ける人もいます。
アメリカナマズ=川ふぐ
ブラックバス=黒マス
食品偽装と騒ぐ前に、騙されないようにしましょう。
2008年11月01日
内川のイバラトミヨ
内川で至極普通に採捕できるんで、発言した人たちが知らなかったというだけの話しですね。
イバラトミヨは板井川に生息しており、灌漑用水路と化した青龍寺川を流され
櫛引の丸岡地区にある丸岡放水路から、内川へと流されていきます。
青龍寺川に漁業権を有する赤川漁協は、
毎年青龍寺川に30-40cmのニジマス500尾ほどを放流していますが、
イバラトミヨを食べている可能性大なので放流を止めるよう、
機会ある度にお願いしているのですが、願いは叶わずにいます。
発見は64年ぶりじゃないけど、
公(おおやけ)にイバラトミヨの生息が公表されたのだから
これを機にニジマスの放流が止むことを願います。
とはいえ、
普通のイバラトミヨより古代種で超貴重なイバラトミヨが棲む東根市小見川でさえ
未だに小見川でニジマス養殖をしているのだから、
青龍寺川での放流は止むわけないか。(○ω○*)ノノ
2008年10月29日
本当だけど嘘
上記の説明を聞けば、1本の川のように受け取れますが、
実は西谷地地区の橋の下で流れが分断されており、繋がっていません。
西谷地地区から月光川へ流れる北側は
月光川土地改良区の管轄で、
月光川から取水された水が流れおり、月光川水系になります。
西谷地地区から日向川へ流れる南側は
日向川土地改良区の管轄で、
日向川から取水された水が流れおり、日向川水系になります。
つまり西通川は、水源と流れる方向が違う2本の川(水路)なんです。
説明がややこしくなるので、西谷地地区から月光川へ流れる北側を北西通川、西谷地地区から日向川へ流れる南側を南西通川と、此処では勝手に呼ばせてもらいますが、月光川水系の北西通川には西遊佐小学校が放流するまでメダカは居なかった。でも日向川水系南西通川にはメダカは居ました。と私は言っているのです。
でも現実は、河川名は西通川一つなので、南西通川で採捕したメダカを「西通川のメダカです」と呼んでも、嘘ではありません。でも、その説明を受け取った側の心情としては、北西通川のメダカ=日向川水系のメダカを月光川水系のメダカと解釈してしまっているわけで、虚偽ですよね。その結果、善意の環境偽装を招いたと私は危惧しているわけです。
私の勝手な呼称を用いて説明すると、西遊佐小学校の総合学習は「命あふれる北西通川にしたい」となります。西通川という名称は、土地改良区の管轄も違うわけですから、区別できるよう変更するのも一考ではないでしょうか。