2015年10月30日

鮎は重さで語れ

鮎釣りを始めたとき、独りだったので何も解らず、鮎釣り雑誌を読み漁って勉強した。
丁度その頃から毎年新作のラインが登場するようになり
新作の複合メタルの破断強度がカタログ数値で2倍にも跳ね上がり、メタル0.03号や0.02号が登場した。
ところが私が新作複合メタル0.05号を使うと、直ぐに切られてしまい、全然使えなかった。
鮎竿も頻繁に折っていたから、技量不足が要因と反省の日々を過ごしてきました。

2010年以降、鮎が釣れなくなると「なぜ釣れないのか?」「どうすれば釣れるのか?」と考えるようになる。
しかしそんなことより切実な悩みはオトリ鮎の循環で
オトリ鮎の元気を如何に長く保つか考えた結果、禁断のメタル0.03〜0.02号を使うようになった。
すると意外や意外。メタル0.03〜0.02号は想像以上に丈夫で切れず、十分に使えた。
そこで疑問が沸き上がった。『どうして昔は複合メタル0.05号で切られ続けていたのだろうか?』と・・・。

当時と今の近いは下記のような感じ。
・当時の鮎釣りでは目印が瞬間的に1〜2mぶっ飛んでワープすることが常だったが、今はない。
・当時の野鮎の引きは強烈で、野鮎の背びれが水面に見えオトリ鮎が宙に浮いているのに引き抜けなかった。
・7月末から8月上旬になるとハリス1.5号が切られ、ハリス2〜3号を使っていたが、今はハリス1.5号で事足りる。
・昔はストレート針オンリーだったが、今はストレート針だとケラレてしまうから、シワリがメイン。
・河床が低下して流芯が消えて深みがなくなり、川のパワーが弱い。
色々疑念を抱くようになり、全国の状況に留意してみるも、全国的には例年通り釣れている。
『なんで他の県では例年通り鮎が釣れているんだろう?』と鮎に着目してみると・・・あれれ、なんか小さくね?!
調べてみると山形県の鮎は、意外と大きく、他所の鮎は想像以上にスリムで軽量であることに気付きました。
そんな中、今年とても興味深い鮎釣り釣行記のブログに出合いましたので紹介します。

今日もアフロ犬は釣り三昧 2015-08-22 鮎釣り16 肱川・ダム下
http://ameblo.jp/superahuroken/entry-12063041063.html
上記から内容を抜粋
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早瀬竿「H 90※」で力負けするわけはないが、(中略)下りながら浅場へ誘導してから引き抜く。
鮎タモで受け止めた鮎は、いきなり、ぶっとい肱川鮎(天然遡上鮎)。
※先日釣った有田川鮎と見た目からして違うので、、、思わず長さを測ると、20cmちょっと 
「エッ、これで20cm!?」と思い、再度測るがやっぱり20cmちょっと、、、
「そりゃ、即6.5号(0.39mm)も折られるわ、、、」と納得。。。
まだ1匹しか釣ってないけど、「早瀬竿」が少し不安になり、「早瀬竿→急瀬竿※」に持ち替える。
(中略)
いやいやココの鮎もぶっとい。。。 体長21cmクラス
調子にのって同じポイントに↑この掛かり鮎を誘導し、少し泳がすとガッガガガンと強烈なアタリ!!
竿をタメて石周りから剥がそうと思った矢先、水中糸が石に巻かれ、そのままズリズリ~、、、プツン。 
複合メタル0.05号が切れる。。。  ( ド~ンブリ )
「マジで!?」と思いながら、複合メタル0.07号に張替え、(以下、省略)
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私がBlogに載せた今年の鮎釣り釣果は、平均体重82.5g/尾。
小国川漁協のデーターを基に全長を推察すると20.5cmほどに該当します。
上記の方は20〜21cm(推定80〜90g)の鮎に「急瀬」の竿を使い、複合メタル0.07号を使うのですから
私がその昔ラインブレイクを繰り返したり竿を折り続けたのも然もありなん。原因は庄内の鮎なのです。
(鮎竿の早瀬はシマノでいうところのH2.6〜2.75。急瀬はH2.9〜3.1になります)

庄内の鮎は、7月1日の解禁日から一番鮎100〜120gがでます。天然遡上ですから引きは強烈♪
釣具メーカーの鮎釣りカタログや鮎釣り雑誌では、鮎を全長でしか表記しないので、
釣具メーカーや鮎釣り雑誌が体重で表記してくれていたら、ラインブレイクも竿を折る事も無かったでしょう。
鮎の全長表示はまやかしであり、体重で表記すべきなのです。

サンテック
早瀬 GENKI SP GRANDELⅡ H90
Hは22~23cm位の鮎をメインターゲットにし、ブランクス性能がベストに発揮出来るよう設計しました。
急瀬 GENKI WONDER PB3 90F
PB3は急瀬調子で22~26cmクラスまでを竿性能がベストで対応出来るようにチューニング



閑話
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鮎入れ掛かり!?ブログ 2015|シマノ
VOL.63 数釣りロッドできました
釣行日:2015年8月28日(土)
場所:和歌山県 安曇川 桑野橋、野尻、北川
釣果:平均14cm(最大18cm)70匹
ハリ:虎の牙 6.0号 4本イカリ
(抜粋)今日使った2016モデルのプロトは、まず持った時のスカッとした持ち軽さが印象的です。
かといって胴に乗らないわけでもありません。
硬さがH2.75クラスですが13cmのオトリがストレスなく操作できるので、
対応幅は 12cm~24cmとサイズを選ばない…
といっても、22~24cmは抜くのは問題ないけどオトリ操作はちょっとしんどいか。
ただ極めて操作性の高い数釣りモデルであることは間違いありません。(以下、省略)
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釣具の開発は、釣らないと開発できないわけですけど、
8月下旬にもなってまだ6.0号の4本錨を使い平均14cmの鮎を釣ってH2.75を開発しているわけで、
やめてくれよと言いたくなります。
14cmといったら20〜30gの個体で、こんなです→ 村上おとり店 安曇川 北川 本日の釣果 2015/9/5(土)
安曇川の22~24cmなんてスリム&軽量ですから恐らく80〜100g以下の個体でしょう。
それなのに「22~24cmは抜くのは問題ない」と言うのは如何なものでしょう。
竿が折れたら新しく売れるのでメーカーとしては良いかもしれませんが、ユーザーはたまったものではありません。
「80〜100gは抜くのは問題ない」と重さで説明してほしいものです。  

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2015年10月29日

小国川漁協の鮎

小国川漁協では以前から個体調査を行っておりHPに掲載して公表されています。
他の漁協でもこのようなデーターを記録し、公開していってほしいものです。


今回は小国川で開催された鮎釣り大会の結果を含めて、鮎の重さをまとめてみました。
鮎釣り解禁直前の6月末と7月上旬から8月初旬のデーターということもあり、
小国川の鮎の体重は40〜30gと全体に軽量なものでした。
しかし釣具屋自然満喫屋に持ち込まれた小国川の大物記録は下記の通り。ややスリム体型ですが良型です。
小国川はシーズンに入ってからの成魚放流の量が半端なく多いので、良型が多いのです。
がまかつ愛用者に多いエビ反り計測ではなく、磯釣り計測方法的で計測されています。

26.8cm/168g
26.5cm/178g
26.5cm/158g
26.0cm/172g 4尾平均26.5cm/169.0g/尾
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25.5cm/144g
25.0cm/179g
25.0cm/155g 3尾平均25.2cm/159.3g/尾(25.0cm/179gを除く2尾平均25.3cm/149.5g/尾)
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24.5cm/134g
24.5cm/132g 2尾平均24.5cm/133.0g/尾
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23.5cm/124g
23.5cm/118g
23.5cm/112g 3尾平均23.5cm/118.0g/尾
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7月25日 第39回 G杯争奪全日本アユ釣り選手権・小国川予選
68尾3,498g=51.44g/尾(61.88g/尾〜38.57g/尾)


7月7日、 ダイワ鮎マスターズ2015 南東北大会
161尾7,386g=45.9g/尾(56.1g/尾〜34.0g/尾)




小国川漁協各種ニュース2014
7月20日 第38回 G杯争奪全日本アユ釣り選手権・小国川予選
100尾4,069g=40.69g/尾(49.0g/尾〜35.1g/尾)





小国川漁協各種ニュース2013


7月27日(土)第37回G杯争奪全日本アユ釣り選手権・小国川予選
30尾1,024g=34.13g/尾(40.0g/尾〜28.4g/尾)





小国川漁協各種ニュース2012


7月15日(日)第36回G杯争奪全日本鮎釣り選手権・小国川予選
80尾2,834g=35.43g/尾(40.58g/尾〜27.92g/尾)





小国川漁協各種ニュース2011


7月19日、第25回ダイワ鮎マスターズ2011 南東北地区大会」
93尾2,732g=29.38g/尾(38.44g/尾〜22.67g/尾)


7月17日「第35回 G杯争奪全日本鮎釣り選手権・小国川予選」
102尾2.993g=29.34g/尾(32.82g/尾〜26.23g/尾)




小国川漁協各種ニュース2010


2010年7月18日「第34回 G杯争奪全日本鮎釣り選手権・小国川予選」開催
62尾1,657g=26.73g/尾(27.63g/尾〜25.00g/尾)
全長は、解禁日前6月28日のデーターを基に推定して15.5cm前後か。


2010年7月1日。本日、アユ釣り解禁です。総じて小さめ。たまに17cm級、平均すれば14〜15cmクラス。




小国川漁協各種ニュース2009

舟形地区14.7〜20.5cm/26.1〜70.7g 満沢地区18.6〜20.6cm/54.3〜85.6g


「G杯争奪全日本アユ釣り選手権・小国川予選会」予選が7月26日(日)開催
102尾4,804g=47.10g/尾(52.57g/尾〜43.55g/尾)


アユ解禁前の調査釣りを6月28日、行いました。釣れた中で最大は21.2cmで天然遡上のアユでした。




小国川漁協各種ニュース2008


7月27日、がまかつ主催の「がま鮎チーム対抗戦」が開催されました!
168尾5,900g=35.12g/尾(44.57g/尾〜31.74g/尾)「20〜23cmの良型も結構出ていました」


7月22日、ダイワ鮎マスターズ南東北地区大会が開催されました!
48尾1,558g=32.46g(37.67g/尾〜27.25g/尾)





小国川漁協各種ニュース2007


7/24、「ダイワ鮎マスターズ2007南東北地区大会」が開催されました---7.24掲載
83尾3,528g=42.5g/尾(48.00g/尾〜38.15g/尾)


  

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Posted by さくら at 04:00Comments(0)鮎釣り

2015年10月13日

最上川第一漁協の鮎

「最上川の鮎」といえば、私は最上川第一漁協の大きな鮎をイメージしてしまう。
上郷ダムがあるので、その下流と上流がポイントだ。
上流域のため、庄内の最上川と違って雨による増水や濁りの影響を受け辛い環境が羨ましい。

最上川第一漁協HPの釣果情報欄は過去記事を消してしまうので記録が残っていませんが
8月31日に27cm204g、27.1cm200gなど27〜26cmが数尾まとまって釣れた模様。
その後は際立った状況がありませんでしたから、こちらでも雨の影響を受けたのでしょう。

鮎が下ったと感じた8月25日は寒河江川の状況と類似し、
これはこれで2015年09月02日「鮎 200g!」に類似しており、
その後は一雨毎に気温と水温が下がりましたので、結果論として8月下旬が今期のピークだったのかもしれません。

  

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2015年10月05日

水路の魚たち

農閑期となり、川からの取水が止った灌漑用水路のマスの中には多くの小魚が取り残されます。
どんな魚が居るのか毎年調べているのですが、年々個体数と魚種が少なくなっています。
今年はビワヒガイが一番多く、次がタモロコ(画像なし)。ウグイはとても少なかったです。
ウグイは流れがある場所を好む魚ですから、川の流れがおかしくなって、個体数が減少しているのかもしれません。
今まで確認できたウケクチウグイもここ数年姿をみていませんから心配です。

ウグイと鯉。左下ビワヒガイ。右下ニゴイの幼魚。


取り残された小魚が居るマスは、カワセミやサギの冬場の餌になっているようです。

  


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2015年10月04日

桜草 生育状況

2015年09月04日「桜草 生育状況」から1ケ月。若い株は早く大きくなるために休眠せずに生長してます。 face02


  


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