2011年02月24日
ニジマス被害
採捕したニジマスの胃袋から、8尾のイバラトミヨが確認され、
駆除を行った。という記事が山形新聞に載っていました。
鶴岡市を流れる青龍寺川にもイバラトミヨは生息するのに
赤川漁協は『青龍寺川でイバラトミヨの生息は確認していない』としてニジマスを放流。
その一方で、青龍寺川下流の内川で「イバラトミヨを64年ぶりに発見!」と赤川漁協組合員が騒ぐ。
ということが過去にあったが、未だ青龍寺川にニジマス放流は毎年行われているようだ。
イバラトミヨをみつけて、新聞社に通報したほど嬉しかったのなら、
ニジマスの放流は止めて保全に努めれば良いものを
釣りの趣向に欠けた青龍寺川=灌漑用水路に、なぜニジマスと放流するのか意味が解らない。
「赤川本流に放すとニジマスが鮎を喰ってしまうから。」
とフライ愛好者の赤川漁協組合員から以前聞かされたことがあるが
ヤマメや岩魚だって、鮎を喰うだろうに。
遊佐町の町内を流れる八ッ面川は、イバラトミヨが生息する川ですが、
イバラトミヨが生息できる場所で釣りをやっても、楽しいとは思えない。
釣りの対象魚としてニジマスを放流するなら、釣りして楽しいと感じる場所に放流すればいいのに。
2011年02月16日
「春の雪」
庄内白は園芸品種ではないことを確かめようと考え
庄内白同様に花筒が赤紫の白花の桜草を画像(品種)を求め、ネットサーフィンしたことがあります。
↓その時にこの『春の雪』の画像をみつけました。
日本桜草総銘鑑に因ると
蔓延元年「桜草名寄控」
明治11/21年柴山政富「桜草比競」
明治21/32/40年伊藤重兵衛「桜草銘鑑」
などに載っている昔から存在する古花でした。
このような古花は、流石に一般には出回っていないと思われ
桜草展にも出向かない地方に住む私には、入手は不可能と諦めていました。
ところが、2月12日発売近代出版『山野草とミニ盆栽 vol.84 2011早春号』定価980円
特集『日本桜草とプリムラの仲間』27ページ
2010年4月浪華さくらそう会の展示会場で撮影された花たちの中に『春の雪』が載っていました!
ビックリして良くみると、花筒が白いので二度ビックリです!!
改めてネット上に『春の雪』の画像を求めてみると、花筒が白い『春の雪』ばかりです。
上記の花筒が赤紫の『春の雪』の画像のサイトだったか、何所だったか今は探せませんでした。
日本桜草総銘鑑には花の特徴は記載されていますが、花筒の色までは記載されておらず
どちらが正しい『春の雪』なのか判りませんでした。
そこで、浪華さくらそう会の山原さんへメールで画像を送り訊ねてみたところ、
花筒が白いのが『春の雪』で、花筒に色がついているのは『春の雪』ではない。と返信がいただきました。
ではこの花筒が赤紫の『春の雪』は何かとも訊ねたのですが、品種名までは解らないそうです。
松の雪、青柳染、春の雪。いずれも花筒が白い緑斑入りの白花なので、画像だけ見るとソックリです。
松の雪、青柳染、春の雪、花筒が赤紫い品種不明のこの『春の雪』。DNA分析すれば、違いが一発で解るのでしょうね。
2011年02月15日
福栄サクラソウを守る会
改めて鳥取県日南町福栄地区の「福栄サクラソウを守る会」のHPを見てみると
福栄地区に自生する桜草の白花が、庄内白そっくりなことに気づきました。
過去に見たはずですが、パソコンで見た色彩が庄内白と違って見えたので
庄内白とは違うと判断してしまっていたようです。
太平洋側の桜草の白花は田島白のように花筒が白く、
日本海側の桜草の白花は庄内白のように花筒が赤紫だとしたら、面白い発見ですね。(^^)
↓庄内白
↓福栄地区に自生する桜草の白花
下記URLは、福栄地区に自生する桜草の白花の画像が載っているサイトです。
↓
福栄まちづくり協議会
サクラソウ
http://fukusakae-machikyo.web.officelive.com/sakurasou.aspx
鳥取県日南町役場
日南町ホームページ>にちなん日和(特産品・観光・移住サイト)[総合目次]>にちなんを観る>目的別観光ガイド>サクラソウ自生地
サクラソウ自生地
http://www.town.nichinan.tottori.jp/p/2/5/3/40/
仲ちゃんの思い出
2009/4/26(日) 桜草自生地
http://blogs.yahoo.co.jp/nakayosi4141/47945140.html
日本共産党 日南町議 久代安敏
2006年5月10日up
5月7日NHKの「おはよう日本」で全国発信された日南町福栄に自生しているニホンサクラソウ
http://946y.sakura.ne.jp/kushiro/topics/06/060510nihonsakuraso.html
特別栽培米こしひかり 奥大山・海藻米 美里<きより>
2009-04-23
日南町福栄地区神戸(かど)に自生する日本固有種の桜草です。
http://kaisomai.blog87.fc2.com/blog-entry-47.html
朝日新聞 お花見に行こう
2010年4月30日
サクラソウ、かれんに群生 鳥取・日南町
http://www.asahi.com/special/sakura/OSK201004290128.html
2011年02月08日
栽培に使う鉢号数
宮城県仙台市にある野草園のBlog『緑とくらそう 杜のひろば』
2010/12/27「野草園にどうぞ」に下記のような一文がありました。
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植えつけ方は、4芽ずつ巴のように良い芽を選んで植え、
いれる培養土の深さも決まっていて、伝統園芸のこだわりを学びました。
こだわりとは、その植物に合った培養法でこの知識が伝統というものです。
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↑
言ってることは正論かもしれませんが、
掲載された画像に写っていた鉢は駄温鉢だったので、
うわべだけの真似っこの語りに過ぎないと感じました。
伝統園芸のこだわりとは、花の美の探求であり、
鉢を含めた全体のバランスが大切なことは、園芸の美の基本というもの。
駄温鉢栽培に美のこだわりなど存在しませんし
培養土の深さは伝統園芸のこだわりに無関係です。
野草園の職員=専門家=正論。という素人の素直な解釈は間違いの基ですから、鵜呑みにしない事です。
一般に『桜草は5号鉢(15cmの鉢)に4芽入れて咲かせるのが基本』とされていますが、
私は大いに疑問です。理由は大きく2ツあります。
1. 桜草鉢:一口に5号鉢と言っても、駄温鉢と桜草鉢とでは、形状の違いから用土の量が違い過ぎる。
2. 駄温鉢:根の発育を考えると、5号鉢に4芽植えは無理があるように思える。
【 1. 桜草鉢 】
伝市鉢の香炉型ベーシック桜草鉢6号を入手してみると、
コロッと丸みを帯びた形状で、駄温鉢6号とは、用土の容量が違うので、さすが専用の鉢だと実感します。
鳥居氏が世話人代表を努めているさくらそう会公認の桜草鉢の実物を見たことはありませんが、
寸胴型ですから駄温鉢より用土の量は多いはずです。
ネット上で桜草栽培のアドバイスをなされている方々の多くは
駄温鉢ではなく、容量ある桜草鉢を使ってのアドバイスですから、号数だけ真似ては駄目だと思います。
【 2. 駄温鉢 】
駄温鉢6号に4芽は納得しますが、駄温鉢5号に4芽は納得しかねます。
私は観賞する花の美よりも、丈夫に育てて大きく立派な芽を得たいので、
駄温鉢6号に4芽植え
駄温鉢5号に3芽植え
駄温鉢4号に2-1芽植え
で、やっています。
何を根拠に上記のように植えているかというと、苗の根の長さなんです。
他のBlogやHPなどで見る苗の根は、ウチのと見比べるて、随分と短いように感じます。
あのくらい短いと駄温鉢5号に4芽植えしても違和感なく納まると思いますが、
ウチの苗の根は長いので駄温鉢5号に4芽植えは無理だと判断しました(芽も大きいし)。
諸先輩方は、駄温鉢5号に4芽植え、駄温鉢4号に3芽植えで楽しまれている方も居ます。
しかし、私思うんですけど
桜草は環境に応じた成長をするので気づかないだけで
本当は桜草にとっては狭く窮屈な環境なので伸びやかに成長出来なくて、根が短い。と言えるのではないでしょうか。
桜草が用土中の水分を吸収しますから、用土が少ないと乾燥しやすい。
鉢が小さいと鉢の中の温度が上昇しやすく、用土が乾燥しやすい。
用土が少なく鉢が小さいと、潅水(水遣り)を行っても
乾燥しているのは表層だけで鉢底は常に湿っぽくなり、鉢の中の温度が上昇して暑さで蒸れて根腐れする。
桜草は繁殖力強い植物ですから、根も良く伸びます。
繁殖させる=丈夫な芽を得ることを考えても、
駄温鉢5号に4芽植え駄温鉢4号に3芽植えは狭い気がします。
伝統園芸のこだわりに従うというのなら、専用のさくらそう鉢を使って育てれば良いし、
普通に花を楽しみ長く育て愛でたいのなら、1芽減らしたゆとり栽培をお薦めします。
野菜の間引きと同じですよ。欲張らず間引いで少なく育てた方が立派な野菜が収穫できるのと同じ。
その方が根茎の成長が良く、大きく丈夫な芽をつけて翌年に立派な花が咲くし、芽数も増やせると感じています。
2010年12月06日『短型鉢』大滝ばあちゃんからもらいました。
2010年09月04日『not 孫半斗鉢』
2010年07月12日『伝市鉢.2』
2010年07月07日『伝市鉢.1』
2010年07月04日『駄温鉢』
2010年02月12日『円柱型駄温鉢』国華園の特製駄温鉢5号
2010年06月30日『プラ鉢』
(型があまり好きでもないからお薦めはしません。100円ショップの輪鉢6号 容量表記数値2.2L。)
2010年12月26日『植え替え.1』
(御殿桜と駒止を植えたプラ鉢は100円ショップの寸胴型6号 容量表記数値2.4L。
外径で19cmですから、内径は実寸で17cmはありそう。これ気に入ってます。)
2009年03月27日『大きめの深鉢で』
2009年02月06日『大鉢で育てる』
浪華さくらそう会山原氏のBlogより
2010年11月25日カテゴリ桜草の栽培『私の使用する桜草鉢 』
専用の桜草鉢が紹介されています。『4寸3芽植えでミニ花壇を作るのも面白い。』
2010年12月09日カテゴリ桜草の栽培『桜草の鉢開け−6 』
専用の香炉型桜草鉢6号でこの根の張り。容量が小さい駄温鉢に4芽植えは、やはり狭い気がします・・・。
鳥居著『色分け花図鑑 桜草』181ページ一番下に、
植え替えをした鉢と植え替えをしなかった鉢の画像が載っています。
窮屈な環境になると、生えてくる芽も小さいという例だと思います。
2011年02月07日
桜草の入手方法
日本桜草の入手方法には、大きく4ツあります。
いずれの場合も、例え開花している苗だとしても、
鉢慣れといいますか、環境に慣れて立派な芽に育つまで(綺麗に開花するまで)、1年以上は掛かります。
言い換えれば、初年度はどんな小さな芽でも構わないと言えます。
入手してから1-2年は、気長に大切に愛でてあげましょう。
1. 開花時期である4月中旬から5月上旬にかけて園芸店や
各地で開催されるさくらそう展や山野草会の展示会で購入する。
利点は、好みの花を見て買えること。万が一、品種間違いでも花で選んでいるので愛情を保てる。
欠点は、芽吹き前の購入より1芽400-500円前後と値段が高め。
生育期間なので、現地で直接購入するしかない。
2. 日本桜草は休眠中である11-2月に根茎を芽分けして増やすので、芽吹き前の苗を通販で購入する。
インターネット上のオークションサイトや園芸店のHPを利用して購入できます。
利点は、開花時期より安い値段で購入出来る。芽数も多い。
欠点は、品種間違いが少なからずある。余剰苗のため芽が小さく、初年度に開花しない時もある。
【ブルーミングスケープ・コミュニティー】ガーデニング広場 - 植物 物々交換というサイトもあります。
3. 日本桜草愛栽家の会や山野草会に入会する。
浪華さくらそう会、さくらそう会を始め、各地に愛栽家の会があるようなので入会されると
余剰苗の頒布や会員同士の交換などで、苗を入手できるようです。
ネット検索で探されるか、各地で開催されるさくらそう展や山野草会の展示会場で、お訊ねください。
2月頃、さくらそうの園芸講座が、公民館などで開催されるので、それに参加する。苗と鉢がついて参加費用1000円前後と安い。
少人数制で、参加申し込み締め切りが1月中と早めの場合が多いようなので、市町村の会報をチェックすること。
4. 日本桜草栽培の方に無心する。
通りすがりに見つけたお宅や、日本桜草愛栽家のBlogなどに、無心を申し出てみてください。
日本桜草は良く増えますし、2-3番芽が余剰苗になるので、譲渡希望は大歓迎。通りすがりの者にも気楽に分けてくれます。
ただし、『タダで貰えるから、枯れてもまた来年貰えば良いわ。』という不届きな心構えの人はご遠慮ください。
そういう人は直ぐに判るそうです。
くまさんは日本桜草の普及を願い、開花させたポット植えの苗をご自宅で配布されたり
ネットで出逢った桜草愛栽家に芽分けした苗を譲渡されており、私などは見事術中にハマったくちです。
私もくまさんを見習い、芽分けした時(11月頃)に余剰苗を配布しています。
『私も栽培してみたい。』と思われた方や、
既に栽培さて居られる方で、私が所有している品種に欲しいと思われるモノがありましたら
コメント欄にメールアドレスを記入のうえ、遠慮なくご連絡ください。
(メールアドレスは管理者である私にしか伝わりません。
折り返しメールを送りますので、連絡が取れ次第、コメントは削除します。)
今期は既に芽分け作業を終えているので、
苗の発送は、芽分け時期である2011年12月から2012年2月ごろを予定しています。
一人でも多くの方に日本桜草を楽しんで貰えることを願っています。
20品種前後を一気に引く受けてくださる初心者の方、大歓迎です。(^^)
その代わり、大鉢やプランターに一色単に寄せ植えせず、品種毎に分けて愛でてくださいね。
また譲渡するのは余剰苗ですから、初年度に開花しないかもしれません。そこは悪しからずご理解下さい。