2009年05月18日

山形市産3品種

5月16日『故斎藤教頭先生.4』の中で、
「鳥海軽石の話しをしたご近所で見つけた日本桜草。‘秋の装’ではないかと。」と紹介した方は、
2007年5月3日『酒田市若竹町で』で紹介したRさんなのですが、改めて今日お邪魔してきました。

私のことを覚えていてくれて、気さくに話しをしてくれました。
友人Iさんからの貰い物なので、品種は判らない。白とピンクがあること。
娘さんが今年植え替えしたので、今年は咲きが良くないこと。
それでも快く苗を分けてくださり、
「Iさんの宅には、たくさん咲いている」というので、家を教えてもらいました。
代わりに小プランター#5在来の白を置いてきました。


写真写りのせいで花びらが細く見えますが、後ろから見れば判るように、庄内在来の白と同じ標準弁です。
下記は5月16日に紹介した画像です。


今の時期を逃したら、開花する来年まで調査できませんので、Iさんを訪ねてみました。
「なんかの、若い人やってきて『この日本桜草は珍しいから大事にして下さい』って言うなんけ。」
と以前Rさんが話したらしく、『あ〜、貴方が。』という感じで、
突然の訪問にも関わらず、Iさんも気さくに対応してくださいました。

庭にはたくさん日本桜草が咲いていました。
特に藤島のおばあちゃんの実家から貰ってきたという
庄内在来の赤は、「一番好き」というだけあって、畳み半畳ほどの広さでビッシリ花が咲いていました。

Iさんは気さくな方で、色々と話しをしてくれるのですが、度々引っ掛かる事を口にします。
「藤島のおばあちゃんの実家から私が直に貰ってきた、遊佐の日本桜草。」と言うのです。
話しを聞けば、藤島のおばあちゃんが「遊佐の日本桜草」と言った分けではなく、某氏が指摘したというのです。
遊佐と藤島の方がコンタクトを取り出したのは、2年ほど前からの話しですし
遊佐の山野草展会場でも、「咲き方が違って、遊佐型と藤島型がある。」という人がいました。
魚でも、少し色形が違うだけで、遊佐の人は「これは遊佐型での」と語り差別化を図るのですが、地域性ですかね。

また、私が庄内在来の白を持って見せると、やっぱりIさん宅にも在りましたが
開口一番「あ、庄内在来種の白ね。」と言ったのです。
この白を、庄内在来種と語っているのは私だけのはずであり、
『庄内在来』と言いならがらも、確固たる証拠がない事も理解しており、ゆえに私は調査しているわけです。
私は、私以外で庄内在来の日本桜草を調査している人と出逢ったことも聞いた事もありませんので
庄内在来と言える根拠を知りたくて「誰が庄内在来と言ったんですか?!」と尋ねました。

すると近所のお爺さんだそうです。
でも、Iさん宅の庄内在来種の白は、そのお爺さんから貰ったものではないそうです。
そのお爺さんが、Iさんが藤島から持ってきた赤を見て「白もあんなやの。」と言いだし
「白あんなんば、頂戴よ。」と言ったのに、いつになっても分けてくれなくて
或る年、お爺さんに行って見せてもらったら、「ウチにある花だったのよ。」とのこと。
それが庄内在来種の白だったそうです。

Iさんは気さくな方なので、色々話してくるので、私も色々話すと、
「あ〜、やっぱりの。」「おかしいと思ってたんだ。」と、色々合点がいくことがあったようです。
私があちこちで「この白知りませんか?」「庄内在来の白なんですけど・・・」と語り歩き続けてきたので
『庄内在来の日本桜草』『庄内在来の白』が、一人歩きし始めているようです。

Iさんは、園芸品種であることを認識してましたし、
日本桜草の栽培方法に関しても20年以上の栽培経験から得た持論があり
『植え替えは頻繁におこなって、余白を設けてあげると良く増える』
『植え替えを行って、鉢の中がぎゅうぎゅうになると消えてしまう』
『植え替えは芽分けではなく、ざっくり大きくまとめて植える株分けが良い』
『植え替えの時期には花が咲き終えた頃が一番間違いない』
等など、私が思っていることと同じことを語ってくれました。
福寿草も栽培しており、全くもって同感でした。

栽培している日本桜草の品種は少なくて、株数だけ多いのですが、入手経路を尋ねたら
以前は山形市に住まわれており、旦那さんが職場の方がら2-3株づつ貰ってきた品とのこと。
それ以外に購入したり貰ったものはない(藤島のは除く)ので、
「だとすると、この白(庄内在来の白)も、山形から在ったんだろの。」とのこと。

故斎藤教頭先生宅には、存命の時に園芸店が遣ってきて、
園芸店が先生から日本桜草をわけてもらい、山形市の植木市で販売したとも聞いていますし、
山形市に在ってもおかしくはないのです。

20年以上前に貰ってきた時には品種を書いた名札も在ったかもしれないけど
今は無くなり、Rさんへ渡した名札も、Iさんがその特徴を書いたのもあるとのこと。
でも、『戸田ノ原桃花』は山形の最初の時からだと思う。
とのことでしたが、残念ながら『戸田ノ原桃花』という品種はないのです。

また、「Rさんにはプランターに4種類植えて「あどは自分で植え替えれの。」と言って渡したけど
植え替えないでそのままだったので、ごちゃごちゃ混ざってしまっての。」と言うので
帰宅後に改めて2007年5月3日『酒田市若竹町で』を読み返すと
『『戸田ノ原桃花』『白花ふくみ咲き』『○○桃ふくみ咲き』『延岡野生品』と4種類の名札が刺されていました。』
とメモってあり、我ながら驚きます。Blogやっていて良かった〜。face03

Iさん宅には
・藤島から貰ってきた庄内在来の赤が畳み半畳ほど。
・山形市在住時代に入手したと思う庄内在来の白。
・秀美に似た花。
・時期が時期だけに、しおれかけたのが一輪だけ喰裂紙に似た花がありました。
「ほしなあれば、分けてあげる」と言われたので、
花が小さいので気になり無心しましたが、
「これは今年すでに人にあげた後なので、今年はもう駄目。」と断られました。
花の大きさから『白滝』ではないかと感じました。
・以前育てていて、消滅したと思っていたら、1本だけひょろっろ咲いて、そこから大事に育てたというのがコレ↓。
「これは駄目。もっと増やしてからでねど、分けてあげらんね。」と、これも断られました。
花茎が高く、下の画像故斎藤教頭先生宅のと同じなので、たぶん楊柳の笛かと。


・Rさんから頂戴したのと同じ品種とのこと。Rさん所も陽当たりが良くなかったのですが、
陽当たりが悪い場所のは薄紫色で、陽当たりが良い場所のは淡いピンクに見えました。
品種不明ですが、鳥居恒夫著「色分け花図鑑 桜草」で調べてみると、都桜ではないかと思います。
「他の日本桜草を飲み込んでしまうほど、すごく増えるの。」とIさんが言いったほど庭に群生しており、
「色分け花図鑑 桜草」も解説にも『大鉢や庭の群植によい。よくふえる。』と書いています。
太い淡桃色の芽が出たら、間違いなしです。


唯一品種を記した名札がありました。高根の雪。これも分けてもらいました。


これも分けてもらいました。品種不明ですが、鳥居恒夫著「色分け花図鑑 桜草」で調べてみると
銀世界ではないかと思います。『富士の花に似てる』と感じましたし、基部の淡い紅紫が、ピッタリ合致します。


今回頂戴した3品種は、Iさんが山形市在住時代に入手した品種です。
プランターにビッシリ密集して植えられていたので、葉も茎もひょろひょろ細いです。(^^;


株数は多いと思われ、根を広げて植えたかったのですが、
葉も茎も根も密集していて、バラせませんでした。
取り敢えずこのまま育てて、植え替えの時期になったら、これは芽分けしようと思います。  


Posted by さくら at 19:20Comments(0)日本桜草09

2009年05月17日

故小林先生

故小林先生から譲渡された日本桜草を栽培されているお宅へ、久しぶりに訪問。
ウチの月の都と京鹿子は、このお宅にお邪魔した際、間引かれていたのを、頂戴してきた株です。

前回「庭にも、色々咲いているよ。」と言っていたので、改めて見せてもらいたくてお邪魔したのですが
「ボクが言ったの?」「ウチにはこれだけですよ。」という。残念。
前回お邪魔した際には、月の都と京鹿子、駅路の鈴、在来の白が在り、混生してました。
今回は3年ぶりに訪れたのですが、駅路の鈴と在来の白しか確認できませんでした。


元々赤い日本桜草と白い日本桜草という認識しかなく
消滅したことにも気づいていないのだと思います。
日本桜草は増える植物ですが、消える時には消えてしまうから、不思議です。
駅路の鈴は、これだけ綺麗に咲いているね・・・。  


Posted by さくら at 19:08Comments(0)日本桜草09

2009年05月17日

新しく3品種

今朝は朝から雨。しとしとと良い感じの雨が降っていました。山菜には恵みの雨になることでしょう。
雨が降ったので山は中止。15日(金)に行った蒼樹会小品盆栽展最終日に、再び出掛けてきました。
狙いは日本桜草の苗の購入です。face03

蒼樹会小品盆栽展会場に入ると、花が無い葉っぱだけのポットが20個ほど残っていました。
一般の人は花の有無は重要かも知れませんが、来年を見据えての事なので、気にしません。
残っていた品種は、瑠璃殿、前代未聞、玉川など、同じ品種ばかりでした。
その中から、葉が大きく茂っているモノ。花茎が太く丈夫なモノ。を選びました。

選んでいると、欲しかった北斗星の名札を発見。
しかし、ポットの中には小さな葉が在るのみ。
こんなサイズだと、根茎が増えないかもしれません。
来年花が咲かないかもしれません。さて、どうしましょ。
それでも入手出来る今年最後のチャンスです。・・・購入しちゃいました。(^^;


在来の白の葉と比べて見て下さい。瑠璃殿と前代未聞の葉は大きいでしょ。
それに比べて、真ん中の北斗星の葉が小さいこと。それでも入手できて嬉しいです。
あとは根が丈夫に育って、増えてくれることを願うばかりですわ。face01  


Posted by さくら at 16:35Comments(0)日本桜草09

2009年05月16日

故斎藤教頭先生.4

故斎藤教頭先生へお邪魔して、日本桜草の花を撮らせてもらってきました。
故斎藤教頭先生は生前130品種を栽培されていたそうですが、
まとめて地植えしてしまったので、現在は品種が判らない状況です。
一番上は‘綾波(あやなみ)’かと。
中段は、似た花が多いので判りません。
私の左手の人差し指と中指の幅は、人差し指第一関節の場所で計測すると閉じた状態で36mmでした。
とすると、この花の直径は38mmほど。それこそ‘優美の姿’?
一番下は昨日入手した‘鹿島’に似てますけど、‘楊柳の笛(ようりょうのふえ)’ではないでしょうか。


鳥海軽石の話しをしたご近所で見つけた日本桜草。‘秋の装’ではないかと。


  


Posted by さくら at 22:34Comments(0)日本桜草09

2009年05月16日

鳥海軽石

毎年お邪魔していたお宅より電話あり。
「今年みえないけど、日本桜草咲いたから、遊びにきて。」って、私は季節を告げる渡り鳥か。(笑)
わざわざ電話をくださることは嬉しい事なので、これもお付き合いと思い、行ってきました。

庄内在来の日本桜草栽培者は、長年園芸をやられている方が多く、
色々な品種の植物を栽培されているので、話しがつきません。
おばあちゃん相手に、他愛もない話しで過ごして来ました。(^^;

最後に、庭隅に鳥海軽石を発見。
「これ鳥海軽石だよの?」と尋ねると「んだ。鳥海軽石だ。」と間髪入れず明確に即答してくれました。
「産出地(採取地)は判らないけど、昔の○○の脇の沢の辺りらしいよ。」とのこと。
やっぱり鳥海軽石は存在するんですよね。でも無い。鳥海軽石ってなに?


フミオの写真集』の用語解説の「スコリア(scoria) と スコリア凝灰岩 (scoria tuff)」には、「多孔質(空泡が多いこと)で黒色〜暗褐色を 示す砕屑粒子。イメージとしてはコークス状の石を思い浮かべれば良い。」と書かれており、簡単に言えば見慣れた白や灰色以外の軽石を、スコリアと呼ぶらしい。
鳥海軽石の正体はスコリアなんだと思いますが、何所に在るんだろ?  

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Posted by さくら at 17:41Comments(1)その他09化石

2009年05月15日

新しく6品種

蒼樹会小品盆栽展より6品種入手。
・青葉の笛
・蛇の目傘
・明鳥
・鹿島
・漁火
・サービス品、品種不明。

ポットの用土はパーミキュライトに腐葉土とくん炭を混ぜたのを使っているようで、ふわふわ。
移植を終えた5ツのポットをバケツで洗ってみましたが、
濁りが出なかったので、赤玉土とか使ってないようです。

サービスで頂戴したプラスティック鉢の方は、
盆栽に多用されている小粒の硬質鹿沼と赤玉土でしょか。
ぱさぱさしており、日本桜草には乾燥しすぎているようです。
それに、地植えしていたのからプラ鉢へ移植したからでしょうか、根が余り伸びてません。
でも、根から3本細い細い芽が出ており、可愛いです。丈夫に育ってほしいものです。(^^)


ポットには花茎が1本だけ。たぶん1ポット1根茎なんでしょうね。
根茎が大きいのを選びたくて、葉が大きいもの、表脈や花茎が太いものから選んできました。
ポットの土を落して、根を広げて移植しようか考えましたが、止めました。
温海へ移植して空いていた桐生砂#3のプランターに、6品種まとめて植えました。


青葉の笛。松の雪と同じ緑斑がつきますが、花びらの形が違います。


蛇の目傘。聞いた事あるような品種名で、濡燕に似ていたので選びました。


明烏(アケガラス)。初めて知る品種名で、京鹿子に似て、良く見るような花に思えたので参考までに選びました。綺麗ですしね。


鹿島。白トンボと赤トンボがあるので、本当は北斗星が欲しかったのです。
北斗星は三川町山野草会さんが所有していたので、在るはずですが、在りませんでした。
そしたら蒼樹会の方が、開演前に取ってしまっていたのでした。残念〜。(^^;


漁火。良く聞く品種名で、似た花が多いので、参考までに選びました。


↓品種不明(紅かがり? 金葉集(きんようしゅう)?)。


自宅にある京鹿子と今回購入した明烏と、花を並べてみました。


まったく判りません。(^^;

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Blog日本桜草2008年03月17日『桜草栽培史16 銘鑑訂補拾遺1』より抜粋。
近年「錦葉集」を「金葉集」と書く向きがあるようであるが、
何十年も使ってきた「錦葉」の名を変える必要はまったくない。

私はネット検索した結果、
『品種不明(紅かがり? 金葉集(きんようしゅう)?)。』と書いたのですが、
「錦葉集」と「金葉集」は同じ品種であり、
しかも「金葉集」が誤りであるようです。
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Posted by さくら at 18:05Comments(0)日本桜草09

2009年05月15日

栽培数41品種数

故斎藤教頭先生より、庄内在来の白。
故斎藤教頭先生宅より、白鷹と品種不明1品(隠れ蓑?)+しおれた根3ツ。
本楯の杉山あい子先生から小野寺商店経由、庄内在来の赤。
櫛引の阿部月山子さんより、秀美。
故小林先生から酒田市南千日町経由、京鹿子と月の都。
象潟の三船さんより、駒止と紫雲の重。
『くまさんの庭』のくまさんより21品種。
プランター熊一
・朝日
・南京小桜
・駅路の鈴
・京鹿の子
・田島紅
プランター熊二
・松の雪
・濡燕
・雪車
・三田自慢
・富士の雪
・七賢人
プランター熊三
・玉川染
・花車
・大明錦
プランター熊四
・初日野
・鳴海潟
・真如の月
・金子紫
プランター熊五
・白蜻蛉
・錦鶏鳥
・赤蜻蛉

今日5月15日、鶴岡市中央公民館で開催された蒼樹会小品盆栽展より6品種入手。
・青葉の笛
・蛇の目傘
・明鳥
・鹿島
・漁火
サービス品、品種不明

加筆.1
5月17日(日)、朝から雨なので蒼樹会小品盆栽展最終日へ行き、3品種入手。
・瑠璃殿
・前代未聞
・北斗星

加筆.2
5月18日(月)、山形市在住時代に入手したという3品種を頂戴する。
・高根の雪
・銀世界
・都桜

在来種赤白2品+園芸品種品37品+品種不明2品=41品種。  

Posted by さくら at 18:04Comments(0)日本桜草09

2009年05月14日

升田集落攻防戦

日本桜草と日本たんぽぽは、曇りや雨の日の方が、花の輝きが目立って見える。
ガス欠のお爺さんを助けた後、『なんちゃって鳥海筍』を採りに急ぐ道路脇には、西洋たんぽぽが咲き乱れていた。
玉簾の滝がある升田集落を通過する時、レモン色のたんぽぽが見えた気がして、『あれ!?』と思った。
西洋たんぽぽは、オレンジ色(みかん色)っぽい暖色だが
日本たんぽぽは、レモン色っぽい輝きで、花ヒラの1本1本が長く花が大きいので、一目で判る。

『なんちゃって鳥海筍』採りを終えて下山する時、升田集落手前で思い出し、車を止めて観てみたら、西洋たんぽぽだった。
そんな馬鹿な。私が見間違えたの?!face08

んだ!ブログの方々にも判り易くするために、玉簾の滝へ向う。玉簾の滝駐車場付近は全部西洋たんぽぽ。
升田集落内では、日本たんぽぽと西洋たんぽぽが陣取り合戦の真っ最中だったが、圧倒的に西洋たんぽぽが勝っていた。
年に一度しか開花=種子を飛ばさない日本たんぽぽが集落内で孤軍奮闘しても、勝ち目はない。
↓左の2本が西洋たんぽぽ。右の1本と種子は日本たんぽぽ。


でも、日本たんぽぽが存在するということは、他の地域にも日本たんぽぽが残っているはず。
橋を渡り日向川右岸へいくと、在りました在りました。日本たんぽぽが群生してました。face03


しか〜し、この地より山手(上流)は西洋たんぽぽに支配されていました。
この地より山手の田んぼが休耕田で荒れ地になっており、西洋たんぽぽが占有。
そこを足がかりに年に数回種子を飛ばせば、多勢に無勢。じわじわ侵略されてしまうのは時間の問題。
いつの間にか日本たんぽぽが消滅して、西洋たんぽぽに変ってしまうこと、間違いなしです。

日本たんぽぽは既に珍しい植物になってしまい、ましてこのような自生地は貴重だと思います。
升田集落、八幡地区の方々には、日本たんぽぽと西洋たんぽぽの勢力図を調査していただき
日本たんぽぽを守っていただきたいものです。
福寿草やかたくりの自生地が観光に結びつくように、これは貴重な財産です!

※日本たんぽぽは年に一度、この時期にしか開花しませんので、今しか調べようがありません。
日本たんぽぽを守るには、西洋たんぽぽの花を見つけ次第摘み取りまくるしかないでしょうね。  

タグ :タンポポ

Posted by さくら at 19:46Comments(2)その他09

2009年05月11日

これでも育つ!

鶴岡の岩浪さん宅前に咲く日本桜草です。
見ての通り道路脇のU字溝と石垣との隙間で生えています。
ご家族が面倒をみているわけではないそうで、
岩浪さんいわく「勝手に生えているだけ」だそうです。

陽当たりも良く、潅水してもらえる分けでもないのに、ずっと生きています。
恐らく、他の雑草の根があるので、乾燥に耐えられるんだと思います。


こんな場所でも枯れずに生きているというのに、
遊佐町の花壇では消滅してしまうから不思議ですよね。

今日は時々雨が、わずかパラつきました。
明日も雨が降るそうですが、山菜のためにも、もっと降ってほしいです。(^^)

11:50の酒田市の気温16.6度。
11:50の鶴岡市の気温18.2度。
11:50の新庄市の気温18.0度。
11:50の山形市の気温19.6度。

酒田市の今朝の最低気温15.3度。日中の最高気温18.1度。
新庄市の今朝の最低気温13.2度。日中の最高気温21.3度。
山形市の今朝の最低気温14.6度。日中の最高気温23.8度。

酒田市の明日の予想最低気温13度。予想最高気温20度。 40%/60%
新庄市の明日の予想最低気温12度。予想最高気温20度。 30%/60%
山形市の明日の予想最低気温14度。予想最高気温25度。 20%/30%
  


Posted by さくら at 18:39Comments(0)日本桜草09

2009年05月11日

野中メダカ分校

鶴岡市野中地区のメダカの分校は、
「メダカって絶滅危惧種なんだ」と知った地主さんが、自分の休耕田を使って作りました。
完成した時に水野野生生物調査室を主宰する水野重紀氏が日本桜草を寄贈して移植。
増える事も無く徐々に減りながら生きてましたが、今年は新たに移植しなおしたようです。


日本桜草の自生の姿を見た事はありませんが、
あちこち見て廻った経験から、こういう場所では育たないと思います。
周辺は水ですが、周囲より高く乾燥しやすいこと。
周りに草が生えていないこと。
どうせならギボウシや葦原、フキの中に植えてしまえば良かったのに。

確かに日本桜草は水辺の植物だと思いますが、
クリンソウのように、池や沼地の湿地に生える植物ではないと感じています。
日本桜草はイバラトミヨやホトケドジョウが棲む小川のようなせせらぎに生えている気がします。
だから鉢植えでの通気性と排水性が求めてるのではないでしょうか。
  


Posted by さくら at 18:10Comments(0)日本桜草09

2009年05月09日

遊佐春の山野草展

今日から遊佐町生涯学習センター(元の中央公民館)にて、
遊佐町山野草の会による春の山野草展開催中です。明日まで。
私は日本桜草を見に行ってきました。

阿部月山子さんより「京鹿子」として頂戴し、のちに名称が間違いでることに気づき、
私は「秀美」と判断したのと同じなのが、展示されていました。
出展者が居なかったので、入手経路は不明。阿部月山子さん経由かな?


松の雪もありました。品種を書いた名札は在りませんでした。


遊佐町山野草の会の会長さんとお会いすることができました。
会話の中味が、生物多様性という観点でみた山野草だったので、お伺いしたところ、永幡さんとも知り合いでした。
白い日本桜草は、在来種であろうこと。遊佐町にも福寿草は自生していたこと。
などなど楽しく有意義な時間を過ごさせていただきました。

出展された山野草の鉢はどれも見事で素晴らしいかったのですが、これはいただけません。


帰路、遊佐町生涯学習センターの隣りにある遊佐町立図書館の、日本桜草の花壇をみてきました。
遊佐町産の日本桜草を植えている花壇で、
3年前は花壇全部に咲いており見事だったのに、今年は無惨な状況になっており、ショックでした。


遊佐町産なのですから、町も協力して、保全に努めていただきたいものです。これでは余りにも可哀想。  


Posted by さくら at 23:55Comments(2)日本桜草09

2009年05月08日

故斎藤教頭先生.3

故斎藤教頭先生宅より、品種不明の日本桜草2品を頂戴してきた。

1輪しか咲いてなくて、亡くなると嫌なので選びました。


株数は多く、ふじの花まつりで見た阿部月山子さんが出展されたのに似ていたので、選びました。



18:20の酒田市の気温15.3度。
18:20の鶴岡市の気温16.6度。
18:20の新庄市の気温17.2度。
18:20の山形市の気温20.7度。

酒田市の今朝の最低気温13.6度。日中の最高気温20.6度。
新庄市の今朝の最低気温10.3度。日中の最高気温24.8度。
山形市の今朝の最低気温12.1度。日中の最高気温24.1度。

酒田市の明日の予想最低気温9度。予想最高気温21度。 0%/0%
新庄市の明日の予想最低気温6度。予想最高気温23度。 0%/0%
山形市の明日の予想最低気温11度。予想最高気温26度。 0%/0%  


Posted by さくら at 23:26Comments(1)日本桜草09

2009年05月08日

三瀬、温海、谷定

山形県レッドデーターブックだったと思うが、三瀬に日本桜草が自生していたらしい。
確かに赤と白があり、栽培者の戸数は多いが、地元園芸業者は知らないという。
日本桜草は、増やせる人は簡単にたくさん増やせるが、
譲渡してあげても、増やせない人は全く増やせないどころか、消滅させてしまう。
栽培している方も、その方が亡くなってしまい面倒見が悪くなると、消滅してしまう。
栽培されている方も、それが日本桜草であることを知らずに栽培していることが多く
日本桜草は忘却されやすい植物なんだと思う。
三瀬は栽培戸数が多く、私的には自生地が存在したんだと思う。某沢沿いに。

温海町にも在来の赤の日本桜草を栽培される戸数が多い。


でも在来の白を栽培される家が無い。
そして下記園芸品種『駅路の鈴』を栽培されている家も数件ある。まだまだ調査不足。
また、私が在来の白の小プランターを持って見せているにも関わらず、
「それなら、隣りの人が持っている。」と言うので、お隣りさん宅へ行ってみたら、マラコイデスでした。


日本桜草が自生していた青龍寺川沿い。
山形県レッドデーターブックだたっと思うが、谷定地区から山谷地区を含め自生していたと記してあり
植物に詳しい方も「山谷地区の葦原で見た事がある(当然今は無い)。」と言う。
でもね、私的には谷定地区から金定地区、山谷地区と、山の斜面に日本桜草は存在しないと感じている。
全ての家を一軒一軒訊ねた分けではないが、誰も日本桜草を知らないし、栽培もされていない。
そして金定地区で見つけた日本桜草は園芸品種『駅路の鈴』だった。
谷定地区でも私が在来の白の小プランターを持って見せているにも関わらず、
「それの赤なら、近所で植えている人がいる。」と言うので、案内されて行ってみたら、クリンソウでした。
日本桜草って、つくづく認知されにくい植物なんですね。


小プランター#8-10と日光砂#3の半分を、温海町と谷定地区で譲渡。桐生砂#3を移植。  


Posted by さくら at 22:58Comments(0)日本桜草09

2009年05月08日

庄内の福寿草

日本桜草と福寿草は、春一番に咲く花だが、
私は両方とも自生を見た事が無いので不思議に感じ、関心が高い植物になっている。
永幡さんは「山形県内の福寿草は人の手によって移植されたと考えている」とご本人のBlogにも書かれているが
お隣り秋田県は福寿草だらけである。岩手県にも宮城県、福島県にも自生している。たぶん新潟県にも。
なのになぜ山形県に天然の自生地が無いのだろう。

私は見た事はないが、月山の沢筋に咲いているそうだ。
遊佐町大楯地区にも在ったという。遊佐町の多くの人は、自生地は無いというのだが
「在った」という方は「あれはの、どごでら植えでも駄目だんだや。持てきても育たねんだ。北斜面さ生えんなやの。」
と、信憑性高い発言をされるのである。
上寺へ上る途中、大きな欅があるが、そのノリ面に昔は自生していたという。
そのノリ面のは移植だそうだが、どこから持ってきたモノだったのか今と成っては解らない。

三川町文化交流館にも福寿草がある。
三川町で福寿草が自生していた分けはないのだが、
一応山野草の会の会長さんへ尋ねてみると、朝日村産だという。
天然の自生か否かは別にして、朝日村に福寿草の群生地があるとは驚いた。
その地に知人がいるので、今度尋ねてみよう。

温海町の人は、自生していたという方と、無かったという方が居る。
でも、「俺が採ってきたんだ。」という方とは出逢っていない。
  

Posted by さくら at 22:39Comments(0)福寿草 自生地

2009年05月06日

大滝婆ちゃん宅.2

福寿草もありました。
やはり半分日陰に成るような場所に育っています。
放ってあるので、種で増えているとのことでした。


暑くなってきたので、ウチの福寿草も日陰に移動しました。
18:40の酒田市の気温20.3度。
18:40の鶴岡市の気温20.1度。
18:40の新庄市の気温17.8度。
18:40の山形市の気温18.2度。

酒田市の今朝の最低気温12.8度。日中の最高気温25.9度。
新庄市の今朝の最低気温10.8度。日中の最高気温24.6度。
山形市の今朝の最低気温12.8度。日中の最高気温21.4度。
今日も暑いほどの陽気で、Tシャツ1枚で大丈夫だった。
松花粉が飛び始めたようだ。

酒田市の明日の予想最低気温12度。予想最高気温24度。 0%/20%
新庄市の明日の予想最低気温9度。予想最高気温22度。 0%/20%
山形市の明日の予想最低気温11度。予想最高気温22度。 10%/30%  


Posted by さくら at 21:13Comments(0)福寿草 自生地

2009年05月06日

大滝婆ちゃん宅

荒鍋の大滝婆ちゃん宅へ行ってきました。
大滝婆ちゃんは今年90歳。60歳ごろに自生していた日本桜草を採り、今日まで育てています。
その後に立川町山野草の会が発足。
山野草を上手に育てて増やして、素晴らしい作品を作られる方々ばかりですが、
「立川町では、私以外に自生していた日本桜草採ってきて育てている人はいねの。」
「日本桜草の自生地は、あどねろもの。誰がらも聞がねぜ。」
と大滝婆ちゃんが断言するのですから、自生地は存在しない可能性大ですね。

立川町産日本桜草。木の北側、日陰に良く育つようです。


アマドコロのように見えましたが、大滝婆ちゃんいわく、ナルゴユリだそうです。
そのナルゴユリの中に咲く、庄内在来の白の日本桜草。
ただ、此所でも残念ながら入手経路は不明。
「どしたんけがの〜〜〜。」「誰からもらたんけがの〜?」
庭一杯にある植物と盆栽の名前と入手経路は事細かに覚えて説明してくれるのに
この日本桜草だけは「忘れた」そうで、なんとも残念です。


それでも、「園芸品種ではね。」と断言されました。
一番最初に(立川町山野草の会で)日本桜草を入手していたのは自分で、増えたので人に配った。
その後に通販で園芸品種を入手する人が現れけど、その前にウチに在たんさげの。とのことでした。  


Posted by さくら at 20:55Comments(0)日本桜草09

2009年05月05日

遊佐の日本桜草

山本坊の次に上寺を訪問して、奇しくも地域の歴史と文化の話しを聞くことができた。
お坊さんが独自にまとめた冊子?も頂いき、有意義な時間を過ごすことができた。
とても貴重な話しだったので、特に遊佐町の方には是非聞いていただけたらと思う。

花が散り、葉桜街道となった坂道を下り、鹿野川集落へ出る。やはり在った。
庄内では、日本桜草は必ずといって良いほど赤と白が植えられている。
話しを聞くと、5年前に植えたという。
「あれは凄く増える。」「あの草は、直ぐしおれるの。」と言い、大切に育てている様子だった。
ただ、『日本桜草であること』『遊佐に自生していた植物であること』は、知らないでいた。



現在の遊佐中学校前を通り、旧遊佐中学校へ抜ける旧道へ入り、大楯地区へ。
『大楯に日本桜草が自生していた。』と聞いていたのだが、・・・在った!!
高橋さんというお宅で、お爺さんが出て来られ
「これは俺が○○のヤズから採てきたやつだ。」と言われ、ビックリ大感動。
耳が少々悪いようで、会話がスムーズにいかず、言葉も聞き取り辛かったのですが
『○○のヤズ』の○○とは、地名ではなく屋号のようで、かなり具体的に場所を話してくれていると感じました。
具体的な採取地をあげ、「俺が採って来たんだ」と言った人は、
櫛引の安野悌治先生、荒鍋の大滝ばあちゃんに次で3人目です。
ただし、赤は自ら採って来たそうですが、「白はどうしたけがの???」とのこと。


右側から、白、赤。左側の上の白は園芸種。


園芸種の白は、結婚式に出席したら在ったんだそうです。
「こういう小さいのさ赤と白があっての、試しに植えてみたら育ったんだの。」とのことでした。
結婚式のテーブル花として飾っていたんでしょうかね。


最後は遊佐幼稚園。気になる園芸品種が咲いていたのですが、
今年は葉も小さく、我が家の状況とそっくりで、花茎がやっと伸びただけの状態でした。
「3月の冷え込みで、全部の植物の育ち方が、おかしくなった。」そうです。
「シラネアオイだば早くに咲いて、あど終わったし、おがしでば。」と言ってました。
5月9日と10日、遊佐町生涯学習センター(遊佐町中央公民館)で「春の山野草展」が開かれますが、
それに出品する鉢選びが大変だとぼやいてました。


自生地があったというだけあり、遊佐町には日本桜草が多いです。
鶴岡や酒田の市内にある日本桜草は、どこの産地か判りませんが、
遊佐町の日本桜草は遊佐産であることは確かなので、これからも大切に育てていってほしいです。  


Posted by さくら at 19:07Comments(0)日本桜草09

2009年05月05日

山本坊庭園にて

遊佐町蕨岡地区にある山本坊の庭園に行ってきました。
小さな門をくぐり短い坂を上り、池の在る庭園に出て右側の方に、日本桜草が咲いていました。


珍しく白が主で、赤が見当たりません。見渡すと赤が2輪だけ咲いていました。
花壇に植えられた分けではなさそうなので、更に見渡してみると、小道沿いも植えられていました。


上記画像の小道の左側に、赤も咲いているのが見えます。
2輪だけ撮影しても画にならないので、
小道左側の赤を撮影しようと近寄ってみると・・・園芸種の駅路の鈴じゃないですか。
5月1日に藤丸さんが藤丸の小窓『ハート』で紹介された花です。
2輪咲いていた在来の赤と見比べると、違うでしょ。


残念がら誰も居られず、そのまま帰ってきましたけど
花に善し悪しはありませんが、どうせなら、在来の赤を大切に育ててほしいです。
遊佐町には自生していたわけですし、この赤も白も、遊佐町自生の末裔でしょうから。


  


Posted by さくら at 19:07Comments(0)日本桜草09

2009年05月04日

故斎藤教頭先生宅

今年も故斎藤教頭先生宅を訪問。奥さんが温かく迎えてくれました。(^^)
教頭先生ご存命の時には100種類を越える日本桜草が在ったそうですが、
亡くなられた時に知人たちに譲渡したり、知らぬまに盗まれたりしたそうです。
残っていた鉢も、鉢のままでは手入れが困難なので地植えしたのですが、いつの間にか減少。
今年は、これだけしか咲いていませんでした。







  


Posted by さくら at 18:44Comments(4)日本桜草09