2007年11月13日

イバラトミヨ

FTPさんのうわさの調査隊11月09日『イバラトミヨ』
http://okitamaburand.n-da.jp/e22819.html
に触発されて、私もイバラトミヨをネタにしてみました。(^^;

山形県には普通のイバラトミヨと雄物型と呼ばれる特殊なイバラトミヨの二種類が生息しています。雄物型は東根市と天童市に生息しており、生息地は県の天然記念物の指定を受けており、指定区域内で採捕禁止。酒田市飯森山地区のカブトエビと同じですね。普通のイバラトミヨは、メダカほどではありませんが各地に生息しており、採捕は禁止されてはいません。

イバラトミヨは、湧水地や梅花藻が生えているような穏やかな流れの、雪解けの時や少々の雨でも増水しない、常に安定した水位の川や池に環境に生息しています。戦前は庄内全域に生息した記録があり、イバラトミヨの生息環境は日本桜草の自生地と合致するんですよね。

そんな環境の流程(区間・区域)が長くあると良いのですが、コンクリート護岸工事が進んだ現在、そんな環境の流程は短く、狭く小さいのが現状で、仔が生まれると過密状態になり、生息域から溢れ出た仔は下流へ流されていきます。

下流へ流された仔魚は落差工や水門といった流れの弱い場所に漂着し、溜まることになります。しかし、水路は農閑期になると水門を閉めるので水が無くなり、餌も無くなり、水鳥に喰われたりして、結果冬を越せずに死んでしまいます。

FTPさんのうわさの調査隊11月09日で、月山湖の水族館が紹介されましたが、あそこのイバラトミヨは、そんな場所から採捕(救出)された庄内産の個体です。農閑期になると、毎年大量に取り残されて居ます。



板井川地区にはイバラトミヨの生息地があり、山形大学農学部などが観察をしています。板井川地区からも、かなりの個体が青龍寺川を経て内川に流入しています。そのため、赤川漁協には青龍寺川にニジマスを放流しないよう陳情していますが、願い叶わずにいます。一昨年までは「青龍寺川にイバラトミヨはいない」と存在を否定していた赤川漁協ですが、現在は認めているので、今後に善処を期待しています。

認めからでしょうか、『内川でイバラトミヨが65年振りに見つかった』と騒ぎ始め、馬鹿気た話しです。



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この記事へのコメント
[さくら]さん、こんばんは。
[さくら]さんのブログ、どこにあるか探していたら一番上にありました。
すごいですね。
今朝の、山新、荘内日報、日経だったかな、各紙に「赤川の魚道整備」が
写真入りで載ってましたが、[さくら]さんのコメントは?
Posted by bin at 2007年11月13日 22:59
binさん、
>> どこにあるか探していたら一番上にありました。
>> すごいですね。

普段カウンターと順位は見ないので、何のことか分かりませんでした。チェックしてみたらユニークユーザー852! 間違いでしょう。(@@)

「赤川の魚道整備」は伊勢横内床止め工で行われたのですが、魚道整備が主たる目的ではなく、鶴羽橋の橋脚保全が目的の工事なんです。

旧伊勢横内床止め工は、河床が削られブロックが崩れ、流されそうになっていました。床止め工が崩壊してしまうと上流の河床が一気に下がり、上流100mに造築された鶴羽橋の橋脚が流されかねないので、新しく床止め工を組み直すことになったのです。

そこで国交省には環境にも考慮してもらい、新しく魚道も併設。伊勢横内床止め工の直ぐ上の両岸辺には湧水地があり、魚道を上った魚はそこで休めるよう、湧水地を埋めない配慮もされているんですよ。

右岸と左岸では河川環境の違いで、生息する魚種が違いますし、左右同時に工事をすると川が分断され魚の逃げ場が無くなることもあり、去年と今年の2回に分けて工事しています。

また、魚道の有効性を調べるために、この夏には魚道の上に定置網を仕掛けて、遡上した魚の調査も行われました。
Posted by さくら at 2007年11月14日 07:48
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