2008年12月19日

パーライト

カテゴリー『用土の勉強』
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パーライト(perlite)

真珠岩、松脂岩、黒曜石を焼成し発泡させたもの。
真珠岩を高温処理したもの。
真珠岩を高温で焼いて作った人工の用土のこと。
真珠岩を高熱処理して膨張させた人工用土。
真珠岩を高温で処理し、発砲させた人工用土です。
真珠岩を高熱処理して膨張させた、白い粒状の軽い人工用土です。
真珠岩や黒曜石を高温処理で多孔質にした、無菌の中性土。
天然のガラス系岩石を高温で焼成したものです。
火山岩の一種である真珠岩を焼成して多孔質にしたもの。
軽量で保水性・通気性・透水性の高い無機質系土壌改良材です。
無菌で肥料分がなく通気性が高いので根の張りが良くなります。
無菌.無肥料の中性土で通気性.保水性.があり、おもに土壌改良に使われます。
無機質系・軽量土壌改良材。
● 高熱で焼成しているため無菌。非常に軽量で作業性に優れます。
● 多孔質構造により保水性・通気性・透水性を向上させます。
● 無機質で、土壌中で分解しないため物理性改善効果が持続します。
◆ 多孔質で極めて軽量な材料であり断熱性、保温性がよく吸収性に優れている。
◆ 非常に優れた不燃性物質です。
◆ 溶解したり、他の薬品と反応を起こしたりしない極めて安定的な物質です。
◆ 純白色の物質です。
白色の粒で、軽量。排水・通気性に富み、大粒のものは、軽石のように鉢底土に使われます。中性~弱アルカリ性。
白っぽくてやや光沢のあるガラス質。
軽量で、比較的もろい、白色をした石質の用土です。

通気性や排水性を高めるために利用します。
粉状のものは通気性、保水性、排水性に優れます。
保肥性は低く、無菌で養分はありません。
通気性、排水性に優れますが、保肥性には劣ります。
鉢底土や、緑化用の排水層として使用されます。
多孔質なので、通気性。保水性に優れています。
小粒になればなるほど保水性が高くなります。
通気性、透水性は抜群ですが、保水性はさほどでもありません。
排水性の向上には大きな効果がありますが、保水性はそれほど良くありません。
保水性が必要な場合はバーミキュライトなどと組み合わせて使います。
配合することで、水はけ・通気性がよくなります。
保水性、通気性に優れていますので根ぐされを防止します。
土壌の改良と根ぐされ防止に!
他の用土に10‐20パーセント混ぜてお使い下さい。
使用前にはよく水洗いして下さい。
軽量で水に浮く性質を持っています。
軽量が災いして、次第に土の表面に粒が浮き上がってくるので、
攪拌をかねて、定期的に植え替えをするのがいいでしょう。

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松脂岩パーライト、黒曜石パーライトとどう違うんでしょう?
黒曜石パーライトの方が水はけが良いという話もありますが…
普段、園芸用に使っているパーライトってどれなんでしょう?
また、ビーナスライトって?単なる商品名ですか?

パーライトの原料には真珠岩と黒曜石があるのは知っていましたが、
似たようなもんだと思ったら、けっこう性質に違いがあるんですね〜。
簡単にいうと、保水力・排水力が大きく違います。
・真珠岩系パーライトは、保水力がいい。→したがって、山砂など水もちが悪い(水はけがよすぎる)土壌を改良するのによい。排水性(透水性)の改善にはほとんど効果がない。
・黒曜石系パーライトは、排水性・通気性がよい→粘土質など水はけが悪い土の土壌改良によい。保水力改善にはあまり効果がない。
・このほか松脂系パーライト、珪藻土系パーライトもあるそうですが、保水性という点から、真珠岩系パーライトと同じに考えていいようです。
http://www15.plala.or.jp/jumokui/tuchi.htm

この性質の違いは、原石に含まれる結晶水の量によるとか。
・真珠岩・松脂岩はこの水分量が多く、これを焼成・発泡させると〜(以下略。詳しい理屈は下のサイトをご覧ください)。で、できあがったパーライトの組成はスポンジ状になっている。結果として真珠岩系パーライトは、見かけが不定形で、水を含みやすい。また長く使っていると、つぶれて粉状になってくるみたいです。
・一方、黒曜石は結晶水をほとんど含まず、中に独立気泡を含んだビーズ状になる、とのこと。
http://jumokui.jp/abouttreemedical/qanda/006.html

いま、うちにあるパーライトの袋を見ましたが、原料がどっちか書いてないです。ただ、ホムセンなどで、形が不定形のものと、丸く粒が揃ったものがありますよね。当然、後者が黒曜石系と考えられます。

またビーナスライトは、黒曜石系パーライトの商品名だと思います。
2号〜50号まで、サイズ別に販売されています。1号=直径およそ1ミリ、と考えていいです。
セントポーリアを育てている人は、よくビーナスライトの小粒を使いますね。
http://www.fuyo-p.co.jp/seihin/venus01.html

(『大粒のものは、軽石のように鉢底土に使われます。』と書かれたサイトがありました。そんな大粒みたことがありませんが、庄内には出回っていないだけなんでしょうね。)
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パーライトは白色で、多孔質(隙間の多い)なので、水はけの改善に適しています。多孔質ですので通気性も抜群です。
パーライト=排水性
パーライトは軽すぎてあまり使いませんが、
ウチでは排水性を求める鉢物には小粒の軽石砂(商品名「パミス」)をよく使います。
パーライトより適度な重さ・強度があり、使い勝手が良く常用しています。
パーライトは人工の軽石とも言われます。粒が大・中・小と色々とあります。保水性に劣る。単用では使わない。
うんと水はけよくしたいとき、またハンギング用に軽くしたいときは、パーライトを多めに入れます。
パーライトは「軽すぎる」欠点がある。

なお、パーライト=水はけがいい、というのが常識になっていますが、先日調べたら、パーライトも材料の違いで全然逆のものもあることを知りました。簡単に言うと、
・真珠岩が原料のもの・・・保水力があり、水はけの改良には不向き。
・黒曜石が原料のもの・・・排水性・通気性がよく、保水力はない。水はけを改良するならこちらを。
詳しくは↓の過去ログをご覧ください。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200503/05030050.txt
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私は用土を使い回すので、洗浄の時に水に浮いてしまうパーライトは使わないことにしました。2007年の植え替えの時に、少しだけ家に在ったので使ったのですが、洗浄したら浮いてしまい、回収を断念。再利用は困難なようなので止めて、軽石にします。

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Posted by さくら at 00:03│Comments(0)用土の勉強
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