2012年05月13日

無いのに、在る。

同定作業を行っています。

故斎藤教頭先生は、天理のサカタのタネ社から毎年通販でこつこつ蒐集して、
鉢に番号札を差し、ノートに番号と品種名を記載して、栽培管理していたそうです。
ところが、栽培管理一覧表に掲載されていない『雪月花』が在ったりします。


現在でも販売品に品種間違いが起きていますから、入手した段階で#85糸の綾が『雪月花』だった可能性が高いです。
桜草の同定は難しいので、他にも同様な事がないと良いのですが・・・。

  

タグ :同定

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2012年05月07日

開花同定.15

2012年03月06日『故斎藤教頭先生の苗.7-2』で紹介した
#59.前代未聞:根茎は立派なのに、小さい花茎が上がっているだけ。
#60.都桜:本咲きではないので保留。綾浪に似て見える。
#61.綾浪:正しい。故斎藤教頭先生ゆかりの品種不明品にも多く見受けられ、丈夫な品種のようだ。
#63.田子の浦:2012年05月05日『開花同定.11』で紹介した#39香炉峰に書きましたが、
鳥居恒夫著『色分け花図鑑桜草』58ページ『越路の雪』の解説文に
『田子の浦、香炉峰の名で存在するものは同品種』と記載されており、#39香炉峰に似てるから正しい。(^^;
#64.西王母:正しい。直感的に。(^^;
#65.松の雪:特徴から正しい。





  


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2012年05月07日

開花同定.14

#15秋の装=#25夕栄のようです。(コメントをいただきました。ありがとうございます。)
#70玉の冠:雨に打たれて下向きですが、正しいかと。
#45通小町:雨に打たれて下向きですが、正しいかと。


#15秋の装=#25夕栄




#70玉の冠:雨に打たれて下向きですが、正しいかと。



#45通小町:雨に打たれて下向きですが、正しいかと。

  


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2012年05月07日

花茎無く開花しない

今年はなぜか解りませんけど、立派な根茎を植えたにも関わらず、花茎を上げない個体があります。

2011年11月18日『芽分け 矢口さん宅救助苗、他。』:千葉乙女
2012年03月07日『故斎藤教頭先生の苗.9』:#93大明錦(芽、小さいね)
2011年12月14日『芽分け 新規入手.3』:光栄(心の光、光る雪は芽吹かず)
芽吹かず=『故郷の空、紅獅子』『水の音、フルブレル、ピリカ、ツヅラ錦』
『有頂天(芽吹いたけど枯れそう)、芽吹かず=濁り酒、瑞雲、パラダイス』  

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2012年05月06日

開花同定.13

#17初姿(?)
#50荻の上風(?)
#10隠れ蓑(正)、#30岩戸神楽(誤)、#38天女(誤)、#41朱の玉垣(誤)。
#4富士越:間違い。品種不明は、なんだろうね?
#34京霞:間違い。これも花車に思えてしまう。

#17初姿はつぼみですが、グラデーションが気になります。右は浦澤儀行さんの初桜。


↓#50荻の上風:荻の上風のようでもあり、違うようでもあり。2種類あるという(#69)十六夜にも見える。



↓#10隠れ蓑、#30岩戸神楽、#38天女、#41朱の玉垣。face07


↓#10隠れ蓑:正しいのではないかと。


↓#30岩戸神楽:間違い。花の表を撮影していないので、今は同定できず。


↓#41朱の玉垣、#38天女:両品種とも間違い。間違い品種は同品。この手の紫色の花の同定は苦手。表白が特徴だけど、無理。



#4富士越:間違い。品種不明は、なんだろうね?



#34京霞:間違い。雨に打たれて下向いているけど、これも花車に思えてしまう。

  


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2012年05月06日

開花状況 新規入手品

2011年12月24日『芽分け 新規入手.4』:八重品種の有頂天と以心伝心。
2011年12月14日『芽分け 新規入手.3』:春の苑、石山寺、春の波(芽吹かず)。
2011年11月20日『芽分け 新規入手.1』:中瀬紅、緑竜、岩木桜。



  

タグ :同定新規

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2012年05月05日

開花同定.12

花は次々と開花するし間違いは多いしで、忘れないよう記録するのが手一杯な現状です。


#1花車は正しい。#22花大将、#23銀覆輪、#29寿、加えて#66唐獅子も全部#1花車と思われる。
#5枝珊瑚は今後要観察。#35凱歌、#31三顧庵、#42初桜は、全部#5枝珊瑚と思われる。
#11天の羽衣、#12竹取姫、#14駒止は、全部#16銀世界と思われる。
#20青葉の笛は、#93&#110大明錦と思われる。
#21三田自慢は、#23銀覆輪と思われる。
#27唐子遊は、#2紅葉橋と思われる。
#36羅生門は、#25夕栄と思われる。
#25夕栄は、なんだろね?
#71鏡帛は、なんだろね? (#2紅葉橋のようです。否、絞竜田の紅無地らしい。)


#1花車は正しい。#22花大将、#23銀覆輪、#29寿、加えて#66唐獅子も全部#1花車と思われる。




#5枝珊瑚は今後要観察。#35凱歌、#31三顧庵、#42初桜は、全部#5枝珊瑚と思われる。




#11天の羽衣、#12竹取姫、#14駒止は、全部#16銀世界と思われる。





#20青葉の笛は、#93&#110大明錦と思われる。



#21三田自慢は、#23銀覆輪と思われる。



#27唐子遊葉は、#2紅葉橋と思われる。



#36羅生門は、#25夕栄と思われる。



#25夕栄は、なんだろね?



#71鏡帛は、なんだろね? (#2紅葉橋のようです。否、絞竜田の紅無地らしい。)



桜草神経衰弱。#25夕栄の答えは下記一覧表の中にあるはず。どれか分る方居られましたら、コメントください。

  


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2012年05月05日

開花同定.11

最低気温が13-15度と高いので、悪天候ですが開花は進んでいるようです。
雨に打たれて花は下向きとなっていますが、故斎藤教頭先生ゆかりの苗を同定してみました。
今回は、正しいと思われる個体を紹介します。

#67鳥海=庄内白、#6南京小桜、#101東唄、#24月の都、#18銀孔雀
#26白球、#39香炉峰、#3京鹿の子、#13朱鷺の雛、#48戦勝
#49千鳥遊び


#67鳥海=庄内白



#6南京小桜



#101東唄:初めて見るので否定できないし、鳥居恒夫著『色分け花図鑑桜草』102ページの解説文から同定。



#24月の都



#18銀孔雀:初めて見るけど、間違いないと思う。



#26白球:初めて見るけど、名が体を表しており、間違いないと思う。白珠が正しい表記。



#3京鹿の子



#13朱鷺の雛



#48戦勝



#49千鳥遊び



#39香炉峰:初めて見るけど間違いないと思う。
鳥居恒夫著『色分け花図鑑桜草』58ページ『越路の雪』の解説文に
『田子の浦、香炉峰の名で存在するものは同品種』と記載されているが、
栽培管理の品種一覧表には#39香炉峰、#53越路の雪、#63田子の浦が記載されている。
しかし、#53越路の雪は枯らしてしまったのか、×印がついており、消滅扱い。



  


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2012年05月05日

神代の雪という品種

2012年05月02日『開花同定.8』で紹介した、故斎藤教頭先生ゆかりの『神代の雪』ですが、
私の勘違いと無知が原因で、『神代の雪』を間違いと紹介しましたが、『神代の雪』で正しいようです。

『神代の雪』の花を見た時、ありふれた白い花容から、品種違いを疑い
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』を見てみると、『神代の月』があり、案の定花容は違っていました。
『神代の月』を『神代の雪』と勘違いしたのかしらと、日本桜草総銘鑑で調べてみましたら、
『神代の月』は掲載で、『神代の雪』は未掲載でしたから、品種名からして間違いだと思いました。

で、仙台野草園で開催された さくらそう展へ行き、仙台さくらそう会の浦澤儀行さんと観賞してましたら
『神代の雪』が展示さえており、私が「これは品種間違いですよね。」と指摘すると
「『神代の雪』などという品種名もありませんし、・・・これは月の都ではないかしら。」
とおっしゃいました。その瞬間、私は『あれ!?』と思いました。
なぜって、同じ品種間違いが、離れた地で起こるものでしょうか!?



改めて『神代の雪』をネット検索してみると、在るわ在るわ、普通に載っているではありませんか。



資料も根拠も無いのですが、ネット検索してみますと
園芸店でネット販売されていることから古くから取り扱われ、
『神代の雪』は日本桜草総銘鑑に未掲載ですが、広く普及した品種と言えそうです。
浦澤さんは見た瞬間「『月の都』じゃないかしら」と言ったほどですから、
青柳染めと松の雪の如くかもしれません。
私の『神代の雪』は、故斎藤教頭先生ゆらいの個体でもあり、正しい品種として残します。

鈴鹿冬三著『日本サクラソウ』7ページのカラー写真に『神楽の雪』というのが載っていますが
147ページの解説では雪月花に似ており、かがり咲きと書いてますから、『神代の雪』とは違うようです。  


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2012年05月03日

開花同定.10

かなり咲いてきた。昨日は平均して風速9m/sの強風。
今日は強風雨の予報なので、風が弱い場所へ鉢を移動した。
そんな中でも、品種違いが多く目に付いた。

#24夕栄:全然違う! 楽しみにしていた品種だけに、とても残念。



#20青葉の笛:全然違う! しかも2品種混ざっている。

  


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2012年05月02日

開花同定.9

正し品種。
いずれも所有済み:#65松の雪、#73七賢人、#13朱鷺の雛、#75明烏。


#107汐煙:否定する材料がないので、汐煙だと思います。
#77神代の冠:所有済み。
#80美女の舞:一昨年故斎藤教頭先生宅から救助した苗が咲いた時には美女の舞と判断。同じ花でもあり間違いなし。


#61綾波:故斎藤教頭先生宅から救助した苗を綾波と判断。撮影アングル悪いけど、同じ花でもあり間違いないかと。

  


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2012年05月02日

開花同定.8

#10隠れ蓑は品種間違い?。


  


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2012年05月02日

開花同定.7

昨日紹介した#14駒止と
今日紹介する#11天の羽衣、#12竹取姫は、
同じ白花ではないでしょうか?

  


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2012年05月02日

開花同定.6

昨日紹介した#23銀覆輪、#98唐舟と
今日紹介する#22花大将、#29寿、#103金綾台は、
同じ花で、花車ではないでしょうか?


  


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2012年05月01日

開花同定.5

故斎藤教頭先生が生前愛知県尾張旭市の親戚宅へ譲渡された苗も散発的に開花してきました。
開花を始めたばかりなので、花も小さく本来の姿ではありませんけど、名札と違う品種が4品種ありました。
#98唐舟、#23銀覆輪、#14駒止、#41朱の玉垣。

#98唐舟:唐舟は白花。



#23銀覆輪:銀覆輪はつかみ咲き。っていうか、#98唐舟=#23銀覆輪=花車に見えるんですけど。



#14駒止:花色と花形が違う。特徴乏しい白花ですが、鳥居恒夫氏が広めた偽物『春の雪』同様に、花筒色付き。なんだこれは?



#41朱の玉垣:花色、花容が違う。


  


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2012年05月01日

開花同定.4

秋田名物ババヘラ♪


ではなくて、#101東唄でした。face02



故斎藤教頭先生が生前愛知県尾張旭市の親戚宅へ譲渡された苗も散発的に開花してきました。
開花を始めたばかりなので、花も小さく本来の姿ではありませんけど、
名札と違う気がする怪しいん3品種。

#97 妙智力:咲き始めたばかりなので何とも言えませんが、違う気がする。
#88 翁遊び:故斎藤教頭先生宅から救助してきて、私が綾波と同定した花に似ている。
#101 東唄:なぜグラデーション? (^^;





  


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2012年05月01日

開花同定.3

故斎藤教頭先生が生前愛知県尾張旭市の親戚宅へ譲渡された苗も散発的に開花してきました。
開花を始めたばかりなので、花も小さく本来の姿ではありませんけど、
名札通り正しいと思われる品種7品種。
#50萩の上風、#94大盃、#100濡れ燕、#70玉の冠、#95鞍馬、#57白鷹、#24月の都。


  


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