2016年09月26日
半月網でGO 水路でがさがさ
今年は悲しい事にコクチバスを確認してしまいましたが、採捕している魚種は年々少なくなっています。
今回は15cm近いオイカワが結構捕れました。
綺麗な魚なので飼育したいと思うのですが、流水性の魚なので飼育は困難なのでリリースします。
あとフナが多かったです。動物性の餌を好む雑食のマブナと違って、草食性のゲンゴロウブナなばかり捕れます。
マブナは鯉と同じで緩い流れを好むのに対して、ゲンゴロウブナは静水域を好むので、半月網で捕えやすいようです。
↑上記画像、水面に写っているのは道路にある排水溝の蓋=グレーチングです。
魚類調査なので、水路の中をず〜っと歩くので、道路の下も通っています。
2016年09月25日
新井田川でもコクチバス!
前回は最上川〜飛鳥沼〜小牧〜最上川と流れる水路でコクチバスを採捕したので、
今回は最上川〜水路〜新井田川を調査。
2007年07月06日「新井田川の外来魚」で紹介した地点での一発目で、最悪にもコクチバスを採捕する。
既に新井田川にコクチバスは移入しており、悲しいことに、新井田川でコクチバス釣りを楽しめる日も近いようだ。
ギギは去年生まれた個体と今年の個体を採捕。確実に定着してしまった。
釣り人が異変に気付くのは恐らくナマズ釣りからであろう。
ナマズは産卵のために上流へ遡上する。その産卵場にコクチバスが生息するのだから、ナマズの稚魚は喰われてしまう。
数年でナマズは釣れなくなり「最近釣れない」と言い出すことであろう。
もっとも、その頃には「コクチバスが釣れるよ♪」と新しいターゲットに興奮していることだろう。
春先の鮭の稚魚放流時期は、新井田川の鮭稚魚パターンが、コクチバス釣りで確立されるかもしれない。
また、春にはサクラマスの稚魚放流、梅雨時期には稚鮎の放流も行なわれるので、
冷水性流水性のコクチバスには、格好の餌となる可能性が高い。
資源保全のための稚魚の放流事業が、コクチバスの餌付けにならぬよう、今から早めの対策が問われるところです。
山形県内水面漁場管理委員会が
『ブラックバス等外来魚の再放流を 禁止することについての意見募集』を始めました。
生態系の保全のためにも、意見を陳べていただけたら幸いです。
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業 > 水産業振興 > ブラックバス等外来魚の再放流を禁止することについての意見募集
平成28年9月23日(金)から平成28年10月22日(土)まで
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/suisan/5970001saihouryu_kinshi.html
2016年09月24日
酒田でコクチバス初採捕
水が引いた用水路のマスに、今年も半月網を持って魚族調査に入りました。
私のターゲットはウケクチウグイで、その生息状況は詳しく解明されていませんが、
産卵は置賜地方でおこなれているのが確認されており、庄内地方では主に若魚が採捕されています。
取水口から灌漑用水路に紛れ込んだウケクチウグイの若魚をそのままにしていると、
サギやカワセミの冬期間の餌になってしまうだけなので、採捕して最上川へ放流してあげるのです。
2015年10月05日「水路の魚たち」
ウグイはとても少なかったです。
ウグイは流れがある場所を好む魚ですから、川の流れがおかしくなって、個体数が減少しているのかもしれません。
今まで確認できたウケクチウグイもここ数年姿をみていませんから心配です。
2009年09月24日「ウケクチウグイ」
2007年11月20日『ウケクチウグイ』
2007年09月15日『水路にて.1』
過去のBlogをチェックしてみると、2009年以降私はウケクチウグイを採捕してなかったようです。
今年も小牧の水路に向いました。
マスの中の水質が変です。
水が腐って濁り石はアカ腐れしていて入川する気が失せ、魚っ気が無く調査する価値もないように感じました。
半月網とウエイダーに臭い匂いがついたら嫌だなあ〜と思いつつも入川して半月網を入れた1回目と2回目に
それぞれコクチバス(スモールマウスバス)の今年生まれた個体が1尾ずつ入りました。
この水路は平田町の飛鳥沼に通じていますから、移動して調査した処、やはり採捕されました。
(下記画像左側の体色が白っぽいのはブラックバス(オオクチバス)で、対比のため入れてあります)
川西町で県内初となるコクチバスが発見された際、町と県は私に「対策を取る予定はない」と言いました。
その後危惧した通りスモールマウスバスは散発的に密放流されました。
2007年11月04日「外来魚対策」
2007年12月12日「コクチバス」
当時は最上川で生息は確認されていませんでしたが、
上州屋米沢店が最上川でのコクチバス釣りを紹介し始め、釣果報告を載せていました。
(上州屋酒田店と鶴岡店が店舗改装したら、バス釣りコーナーが復活して充実してました。
今後最上川でコクチバス釣りを楽しめるという思惑を持ってのことだったという事は、考え過ぎでしょうか)
今年になり鮎釣りblog「鮎と戯れて・・・魚族に感謝」さんで、最上川の鮎釣りでコクチバスが掛かることを知りましたし、
2016-09-06「やっぱり、でもびっくり」などの記事を拝読して、コクチバスを狙って釣り人も現れていると知りました。
今年は台風や局地的に激しく降る雨の影響で河川は急激な増水に見回れましたし
2011年以降の最上川の流れは直線化して鮎釣りが楽しめない状況なので、
上流のコクチバスが一気に押し流されて漂着しているのではないかと考えたりもしましたが
まさかこんなにたくさん灌漑用水路に流入していたとは・・・。
最上川は、最上川中流堰=さみだれ大堰で流れが遮られ、
白糸の滝ドライブインの対岸で取水された水が庄内平野北部の田を潤し、新井田川に集まり海へ注ぐので
新井田川でもコクチバスが確認される日は、そう遠くないことでしょう。
さみだれ大堰左岸側で取水された水は庄内平野南部を流れ、京田川に注ぎ、一部は赤川に流れます。
ゆえに赤川でもウケクチウグイが確認させているわけですが、
コクチバスはウケクチウグイより大量に採捕してしまった事から、赤川への侵入も時間の問題です。
上記したようにウケクチウグイの産卵は置賜地方でおこなれており、
そこでは鮎釣りのオトリを襲うほどコクチバスが生息しているのですから
私がウケクチウグイを採捕できなかったのは&ウグイの採捕数が減少していたのも
流水を好むコクチバスに稚魚が捕食されてしまっていたからかもしれません。
庄内平野の用水路はたくさんの川を経由して耕作地を潤しており、
本線から取水された水は再び本線に戻る循環型になっています。
例えば赤川の場合、赤川頭首工から青龍寺川へに流れた水は、内川や大山川を流れ、再び赤川へ戻りますから
イバラトミヨやタナゴ類、メダカなど、用水路と支線の川の生き物がコクチバスに喰われることになります。
2010年09月16日「赤川のワカサギ」
1990年代後半、ブラックバスは朝日村の池の平に密放流されて新聞に載ってから、
荒沢ダム、八久和川ダム、温海川ダムでもブラックバスが採捕されましたが、
不幸中の幸いか、ブラックバスは温水性緩流性であり同じく温水性緩流性の鯉が異常に多く生息していることもあり
爆発的な増殖に繋がりませんでした。
しかし今回は冷水性流水性のコクチバスですから、密放流されたら天敵がいないので防ぎようがありません。
寒河江川ダムや月山ダム、田沢川ダムも完成しており、今後バサーによる密放流が危惧されます。
山形県内水面水産試験場に今回も通報しておきましたが、前回の例があるので、あてにはできません。
2007年12月13日「コクチバス.2」
「ブラックバスやコクチバスなどの生息確認調査は行いません。」
「被害届けが提出され、被害が確認された段階で、対策を検討します。」と私に言った県職員。
“対策を検討します=対策するかしないかの検討を検討します”という公務員お決まり文句は、聞き飽きました。
山形県内水面漁場管理委員会が
『ブラックバス等外来魚の再放流を 禁止することについての意見募集』を始めました。
平成28年9月23日(金)から平成28年10月22日(土)まで
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業 > 水産業振興 > ブラックバス等外来魚の再放流を禁止することについての意見募集
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/suisan/5970001saihouryu_kinshi.html
ブラックバス等外来魚の再放流を禁止する県条例は秋田県などで制定されていますが、誰1人検挙されていません。
また外来生物法施行後にブラックバスを飼育していても山形県警が検挙しなかった事例が、水産学会誌で報告されています。
国家の法律も軽視する山形県庁は県条例を制定しても形ばかりで遵守される可能性は低いのですが、
山形県警が県条例を遵守する旨も添えて、みなさんに意見を陳べていただけたら幸いです。
2016年09月14日
白いツバメ!
土手の傾斜で生じる気流に乗って、運ばれて来る羽虫を捕食しているはずなので、同じ場所を繰り返し飛行するはず。
急いで車を止めてデジカメを構えていると、案の定戻って来たが、さすがに速い速い。
ズームを効かせては捉えきれないので16Mで撮影してトリミング。それでもこの程度しか撮れませんでした。
全身真っ白というわけではなく、胸元が淡い茶色のようでした。
2016年08月29日
ハラナガツチバチ?
川原で釣り人がキジ撃ちしたかもしれないので周囲を警戒したら、淡い紫色の花を付けた雑草から匂っている。
見れば綺麗な花だが、近寄るとウ○コ臭くてかなわない。
しかし、この強烈な匂いが昆虫には効果的らしく、色々な羽虫が蜜を吸っていて
中でも黒く長い触覚を持ったツチバチとおぼしき蜂がたくさん居たので撮影してみた。
特徴ある臭い匂いですが、意外と綺麗な花。長く丈夫そうな触覚と黒い体が特徴の蜂なので
帰宅後にネットで調べれば同定は容易だと思ったのですが、両方とも、どうにも判りません。
蜂の方はハラナガツチバチの仲間ではないかと思いますが、
花の方は検索方法すら思いつきませんでした。誰か教えてください。
2016年08月25日
清流スズキ(幼魚)
小さい内は結構川に遡上しているようです。
スズキはジャンプできませんので、段差を越えることができません。
なのでカマキリ(アユカケ)などと同じく何処まで遡上しているかで、
その川にどれだけ自然が残っている川なのかを知る手掛かり=川の指針となる魚の1つなんです。
2016年07月15日
2016年07月14日
2016年06月16日
2016年06月12日
黄色い花 オオキンケイギク
オオキンケイギクは平成18年に特定外来生物に指定され、あちこちで駆除活動が行なわれているようです。
山形県での対応は未だ行なわれておらず、分布状況を把握中の段階です。相変わらず初動が遅い山形県です。
平成26年度外来生物分布調査(植物)について
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kankyoenergy/050011/sizenkankyo/gairaiseibutu/H26gairaiseibutubunputyousa.html
2016年05月22日
2016年05月15日
なんちゃって鳥海筍
林道脇から採ってくる私の鳥海筍は、なんちゃって鳥海筍。
今年は山菜のおがりが早く後手にまわっていたので
いつもより早めになんちゃって鳥海筍を採りに行ってみましたが、
水芭蕉は終わり、どんごいは伸びていて、筍採りには遅かったようです。
入山すると、ブヨがたくさんいて、やはり来るのが遅かったと感じました。
また近年の好天続きの影響か、竹薮がすかすかしており、竹薮に潜る感じがしません。
筍の数も伸びたのも少なかったので、未だこれからなのか遅かったのかも、はっきりしません。
ただ足跡だけは多い気がしましたし、採った跡もあるのですが、採り残しがあるので変な感じがしました。
下記画像のように、掘られた箇所が3箇所あり、熊かなと・・・。
上から降りてきた爺さまたちは、太いウドと筍を採ってきていて、
「筍はこれからだ。全然数足んねもの」「今日なの筍採りでねもの、筍掘りだけぞ」と言って
500円玉くらいの太いけど短く白っぽい筍を見せてくれました。地表に芽吹く直前を採ってきたようで、貫禄ですね。
2016年05月12日
シロウオ漁と稚鮎情報
2015年05月20日「シロウオ漁と稚鮎情報」
去年に引き続き今年も駄目だそうです。この程度しか捕れない時は全部逃がしているそうです。
黒いのは仔カマキリ(アユカケ)です。モクズガニの小さい仔も何杯か掛かってました。
稚鮎は僅か遡上したようですが、カモメやサギが来て居らず、「未だだの」とのこと。
赤川でも遡上はしているのですが、黒い塊りの群れではありません。
2016年04月24日
キジバト.終 野良猫襲来
4月24日00:45頃、キジバトの巣が野良猫に襲われました。
突然バタバタバタバタバタ!と激しく羽ばたく音が聞こえ、少しの静寂後にバタっと飛び去るような音・・・。
窓を開けて椿の木を懐中電灯で照らすも、最初は何事もなく静かでしたが、
バキバキバキっと椿が大きく揺れて白い野良猫が地面に落ちてきました。
猫は何かを抑えつけているような感じで頭を下げて地面に接していたので、親鳥が食われたのかと心配しましたが、
親鳥の姿はありませんでした。それでも地面に接していましたが、突然私に気付いたかのように逃げていきました。
直ぐに庭にでてみると、椿の木から少し離れた場所に白い卵が2つ落ちていて、割れた卵から毛の生えたヒナが見えました。
ひょっとしたら巣に卵が1つ残っており、翌朝には親鳥も戻って来てるかもと期待したのですが、居ませんでした。
巣を覗いてみると空っぽでした。
落ちて割れた卵の殻が夜と違って動いていましたから、あと数日で孵化していたでしょうに、なんとも残念な結末です。
死んだヒナは埋めてあげるつもりでしたが、既に蟻が黒くたかってましたので、自然に任せることにしました。
家族一同落胆していますが、前日に親鳥二羽が庭を歩いているのを観ていたジジババたちが一番悲しんでいますわ。
椿の木は細く真っすぐで、巣はカクテルグラスのような形にありましたから、
猫に驚いた親鳥が威嚇と攻防で暴れて、その拍子で卵が遠くに飛んで落ちたのかも。
その後に飛び去り、猫は細い幹から降りるに降りられなくなり、なんとか身を反転して落下。
木の下に落ちていた卵を嘗めたりして、最後は食わえて持ち去ったんだと思います。
野良猫は少ない地域ですが、今になって現れるとは、悔しいですわ。
2016年04月22日
日本ハオルシア協会
海外で高値で取引されている観賞用の植物「ハオルシア」を盗んだとして、中国人の男が逮捕されました。
ハオルシアは南アフリカ原産の観賞用の多肉植物で、高いものでは1本100万円以上の値がつきます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160420-00000010-jnn-soci
被害額が200本で1,780万円相当(8.9万円/本)とか、ランのような植物があることを初めて知りました。
ハオルシアとはどんな植物なのか調べたら、日本ハオルシア協会のブログに辿り着きました。
そしたらどうでしょう、日本ハオルシア協会は頑張ってますね。
『不正表示問題への警告』は素敵です。自浄活動に熱心で好感を抱きました。
http://haworthia.ldblog.jp/
さくらそう愛好会も、西洋さくらそうという表現の是正くらいには動いてほしいものです。
2016年04月21日
キジバト.3
2016年04月14日「キジバト.2」に
「巣はすっかすかです。あんな薄い巣で卵を温められるのか、ヒナが孵ったら落ちるんじゃないと心配になります」
と記しましたが、キジバトの巣は案外そのようなモノのようです。
また、最近はウチの庭の環境にも慣れたようで、大人しくしているので今回写真を撮ったのですが、
図太い性格なだけかもしれません。
↓
自転車にハトの巣 佐賀市のアパート
https://www.youtube.com/watch?v=zZGDCIQFIZg
2016年04月19日
2016年04月18日
2016年04月16日
2016年04月03日
ルリタテハ
反対方向から黒い何か現れました。正体は久しぶりに見るルリタテハでした。
1枚写真を撮るの間に飛び去ってしまいましたが、とんでもない速度でした。