2007年12月12日

コクチバス

私も山形県内において、コクチバスを採捕しました。(@@)/
バス釣り愛好者による違法な移植放流は止む気配が無いようです。(怒

一般の人には、オオクチバス(ブラックバス)とコクチバスの違いは解らないと思いますが、コクチバスは冷水性で流れに強く、オオクチバスより寒冷地仕様の魚なんです。コクチバスが最上川本流に棲み着いてしまうと、サクラマスや鮭の稚魚、鮎など、全ての生き物が食べ尽くされてしまう可能性ある、とても危険な魚なんです。

そんな危険で獰猛な魚が、福島県桧原湖に生息しており、バス釣り愛好者が釣りを楽しんでいる現実があります。私は「バス釣り愛好者はゴミの不法投棄者と同類です」と記しましたが、福島県桧原湖に近い内陸の人には特に留意していただき、バス釣り愛好者に声を掛けてほしいと、切に願います。貴方の声掛け運動が、水辺の生き物を守ることに、つながるのです。



今年、日本魚類学会の先生たちが、コクチバスの拡散経路を調べました。mtDNA=ミトコンドリアDNAは母親からしか遺伝しないので、mtDNAを調べるとで母親の家系が判ることになります。コクチバスのmtDNAを辿ることで、移植放流された国内経路が解るという調査です。

日本国内におけるコクチバスのmtDNAハプロタイプの分布
 佐藤千夏・向井貴彦・淀 太我・佐久間 徹・中井克樹 
http://www.fish-isj.jp/publication/journal5402.html

この調査には2個体以上のサンプルが必要でしたが、山形県からは最上川で採捕したという1個体のみの提出だったため、データーになりませんでした。しかし、山形県には少なくとも川西町の堤と赤川から採捕された2個体を始め、某氏が今年報告した1個体も有ったはずなんです。
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2002年12月23日 読売新聞 東京朝刊
県の“全滅作戦”、ブラックバス4383匹駆除 密放流防止にも尽力=山形
 ◆今秋から徳良湖など10か所で
 県が今年から始めた“ブラックバス全滅作戦”で駆除したブラックバスは、推計で約四百九十キロ、四千三百八十三匹にのぼることが二十二日、県水産室のまとめで分かった。ブラックバスが繁殖していた池などでは、大型のコイやフナが生息しているだけで小魚や川エビなどは全滅に近く、生態系は完全に破壊されていた。大規模に繁殖している実態を受け、県は来年度以降も引き続き駆除に取り組むとともに、地域住民とともに密放流防止に力を入れていく。
 県は今秋から、三か年計画でため池などを日干しして駆除する全滅作戦を実施。初年度の今年は、村山地方の五か所、置賜地方の十二か所で実施。それぞれ四か所、六か所でブラックバスが生息していた。駆除した量は、尾花沢市の徳良湖の三百キロ(二千八百五十七匹)を筆頭に、川西町の内山沢堤で六十六キロ(三百五十匹)、新八堤で三十キロ(百六十匹)など。ブラックバスの一種で渓流への侵入も心配されるコクチバスも、内山沢堤で一匹が県内で初めて確認されている。
 また、前年度に日干しした池ではブラックバスの生息は確認されず、人が密放流しないかぎり、全滅作戦は有効なことも証明された。駆除した池には、監視員を配置したり、看板を設置したりして密放流防止に努める。
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赤川で採捕されたコクチバスは、採捕者である赤川漁協から山形県内水面試験場へ持ち込まれコクチバスと同定。山形県内水面試験場は、「県内で採種された貴重なサンプル」としてそのまま冷凍保管しました。某氏が採捕した個体は今年8月なので、時間的に間に合わなかったかもしれませんが、報告された1尾と合わせ2-3尾はサンプル提供できたはずなんです。

保管するだけなら誰でも出来る。それを活用できていない山形県の遣る気の無さにはガッカリです。



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この記事へのコメント
バスにも命はあんだよ
バスを日本に連れてきたのは人間なんだよ
嫌なのにつれてきたら今度は殺す?
ふざけるな
Posted by 名無し at 2010年09月02日 16:57
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