2012年07月02日
古花 丹頂
以前から気になっている品種があります。
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』P31掲載の『丹頂』です。
鳥居氏によれば江戸時代以来の名花だそうで、私も綺麗だと感じ、憧れをもってみてました。
ゆえに気づき書いたのが2011年01月23日『vol.5 田村景福.3』でした。
さて、浪華さくらそう会の山原茂氏のBlog『日本の桜草と美術』
2012年05月04日『桜草の写真』に、古花である『丹頂』が紹介されていましたが、
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』P31掲載の『丹頂』
花と緑の振興センターのHPに掲載されている『丹頂』
とは違うようです。
そこで山原さんに訊ねてみましたところ、下記のような返信をいただきました。
『私のところではかなり古くから作っているのですが、鳥居さんの本の品種とは違っているようです。
私の方の品種が間違っているかもしれませんが、決め手になる情報がありません。
私のところから外には出していませんので、このまましばらく静観しておきます。』
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』P31掲載の『丹頂』です。
鳥居氏によれば江戸時代以来の名花だそうで、私も綺麗だと感じ、憧れをもってみてました。
ゆえに気づき書いたのが2011年01月23日『vol.5 田村景福.3』でした。
さて、浪華さくらそう会の山原茂氏のBlog『日本の桜草と美術』
2012年05月04日『桜草の写真』に、古花である『丹頂』が紹介されていましたが、
鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』P31掲載の『丹頂』
花と緑の振興センターのHPに掲載されている『丹頂』
とは違うようです。
そこで山原さんに訊ねてみましたところ、下記のような返信をいただきました。
『私のところではかなり古くから作っているのですが、鳥居さんの本の品種とは違っているようです。
私の方の品種が間違っているかもしれませんが、決め手になる情報がありません。
私のところから外には出していませんので、このまましばらく静観しておきます。』
山原さんのと同じ『丹頂』が、ネット通販サイトと山野草とミニ盆栽誌通販コーナーに載っています。
浦澤儀一さんが昭和39年後から育てている『木枯』が、鳥居氏の本の品種と違っていました。
鳥居氏の『春の雪』と、鳥居氏以外の『春の雪』は違っていました。
古くから栽培してきた山原さんの『丹頂』も、鳥居氏の『丹頂』と違っていました。
これらは偶然なのでしょうか!?
鳥居氏の本やインターネットを参考に、古典園芸である桜草の同定を一人で行うのは危険です。
鳥居恒夫氏と東京のさくらそう会は、なんの根拠も示しておらず、勝手に改名と品種の乗っ取りを行っているのですから。
桜草は古典園芸であり、古くから伝わってきたものを、後世に残すのも愛好者の努め。
鳥居恒夫氏と東京のさくらそう会の品種と
古くから栽培してきた方々の品種に違いが視られるなら、
桜草が古典園芸である以上、古い方が正しいと言えるのではないでしょうか。
写真集としてなら最高の内容ですが、
図鑑とするならお粗末すぎて廃盤にすべき内容の悪書、鳥居恒夫著『色分け花図鑑 桜草』。
それを資料として、改名行為まで行い販売する植物園。
なんの問題意識もないのか、是正しない東京のさくらそう会。
桜草は江戸の花と唱いながら、関東地方の桜草の品種は、とても怪しいものに成り下がっているようで残念です。
Posted by さくら at 19:00│Comments(0)
│日本桜草12