2012年02月13日

帯笑園の桜草.4

帯笑園が在る沼津市には、浮島沼という湿地帯があり、
桜草も自生している(自生していた?)ようです。

NPO法人 浮島沼自然公園・里つくりの会
http://www.geocities.jp/ukishimanuma/index.html
2010.01.20発行 会報誌No.12より




  


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2012年02月13日

帯笑園の桜草.3

帯笑園の研究も行われていました。

小野 佐和子 千葉大学大学院園芸学研究科・園芸学部 教授
庭園デザイン学研究室ホームページ:http://www.h.chiba-u.jp/teien/

論文を読んでみると、帯笑園の桜草の品種は300品種あったようです。
3-4月は桜草目当てで訪問者が多かった様ですが、それでも桜草の記述は少なく、
参勤交代で大名が立ち寄っても、桜草以外の植物の話しばかりで、桜草は所望&献上していない様子。
桜草愛好者が云い伝えている、『将軍が愛でたので武士階級に広まった』とは、とても思えない内容です。
小野教授の論文に桜草が登場しないということは、重宝がられてはいなかったんでしょうね。

帯笑園の桜草は、江戸から持ち込まれ、関西方面へ伝わった。と感じました。

松葉蘭なんて、この論文を読んで初めて知りました。
帯笑園を訪れる大名には、桜草より、松葉蘭に人気があったようです。
現在でもそうですが、桜草の開花期間が短過ぎるんですよね。



駿河原宿帯笑園の訪問者についてI : 東海道を往来する人々 110004701648.pdf
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004701648





帯笑園における鉢物献上について : 110004701759.pdf
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004701759




駿河原宿植松家の帯笑園(平成8年度 日本造園学会研究発表論文集(14)):110004305945.pdf
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305945




帯笑園における高家大名等の訪問について(平成9年度 日本造園学会研究発表論文集(15))
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305717

  


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