2007年05月05日
櫛引町丸岡地区.1
山谷地区から丸岡地区へまわってみることにした。
丸岡地区に入って直ぐに、ご婦人方4名連れと出会う。
#8のプランターを見せながら「こんにちはー。すみません。この花を見たことありませんか?」と訊ねると、「ねえのー」「知らーねー」「見たことも聞いたこともね」と言われてしまう。ショック。ショック、ショック、ショック!!
どういうこと?
その昔、丸岡地区の青龍寺川沿いに日本桜草は自生してなかったの。以前は「たくさん咲いてたんだよ」と聞いているし、今も農家の庭先や玄関先で咲いているはずなので、どうして丸岡地区の方が日本桜草を知らないというの。知ってる年代のご婦人方に訊ねたのに、なぜ知らないの!?
日本桜草は自生していなかったのか。移植され、極地的に生えていただけなのだろうか。
丸岡地区に入って直ぐに、ご婦人方4名連れと出会う。
#8のプランターを見せながら「こんにちはー。すみません。この花を見たことありませんか?」と訊ねると、「ねえのー」「知らーねー」「見たことも聞いたこともね」と言われてしまう。ショック。ショック、ショック、ショック!!
どういうこと?
その昔、丸岡地区の青龍寺川沿いに日本桜草は自生してなかったの。以前は「たくさん咲いてたんだよ」と聞いているし、今も農家の庭先や玄関先で咲いているはずなので、どうして丸岡地区の方が日本桜草を知らないというの。知ってる年代のご婦人方に訊ねたのに、なぜ知らないの!?
日本桜草は自生していなかったのか。移植され、極地的に生えていただけなのだろうか。
2007年05月05日
櫛引町山谷地区
5月4日、風が強いが晴れ。土門尚三さんが「自生しているのを一度だけ見たことがある」「葦原の中に咲いていた」と言われた櫛引町山谷地区に、#8のプランターを持って、調査に行った。
農作業と山菜採り、里帰りの親戚の相手で多忙な時期の快晴の日に、集落で人に出会うことは稀だ。人を選んはいられない。農作業中のお母さんに、#8のプランターを見せながら「この花を見たことはありませんか?」と尋ねてみた。見たこともないそうだが、園芸に詳しいお婆さんの家を教えて貰った。
「でも、こんな良い日和に、家に居るかしら」と言われたが、玄関先で庭いじりをしていた。ラッキー。
#8のプランターを見せながら尋ねてみたが、「見たこともない」そうだ。しかしお婆さんの園芸への情熱は本物で、日本桜草とプリムラを完璧に分けて捉えていた。「主婦の店さ行たら、『婆ちゃん桜草いらねが?』て言われたけんども、『あいや、私の知ってる桜草と違うの。私だばこれをプリムラを呼んでるぅ』て言うたながいの。」と話してくれました。
山谷地区で日本桜草の情報は得られなかった。そもそも山谷地区は母狩山麓のすそ野であり、谷筋は急峻すぎて日本桜草の自生地に適しているとは思えない。土門尚三さんは「山谷で見た」と言ったけど、『もっと下の、青龍寺川に近い集落で見たのだろう』と考えた。山谷地区から青龍寺川方面を見下ろすが、そこに集落は無い。そこには平野の視界を遮る高速道路が在るだけだ。心に虚無の風が吹き込んできた。
農作業と山菜採り、里帰りの親戚の相手で多忙な時期の快晴の日に、集落で人に出会うことは稀だ。人を選んはいられない。農作業中のお母さんに、#8のプランターを見せながら「この花を見たことはありませんか?」と尋ねてみた。見たこともないそうだが、園芸に詳しいお婆さんの家を教えて貰った。
「でも、こんな良い日和に、家に居るかしら」と言われたが、玄関先で庭いじりをしていた。ラッキー。
#8のプランターを見せながら尋ねてみたが、「見たこともない」そうだ。しかしお婆さんの園芸への情熱は本物で、日本桜草とプリムラを完璧に分けて捉えていた。「主婦の店さ行たら、『婆ちゃん桜草いらねが?』て言われたけんども、『あいや、私の知ってる桜草と違うの。私だばこれをプリムラを呼んでるぅ』て言うたながいの。」と話してくれました。
山谷地区で日本桜草の情報は得られなかった。そもそも山谷地区は母狩山麓のすそ野であり、谷筋は急峻すぎて日本桜草の自生地に適しているとは思えない。土門尚三さんは「山谷で見た」と言ったけど、『もっと下の、青龍寺川に近い集落で見たのだろう』と考えた。山谷地区から青龍寺川方面を見下ろすが、そこに集落は無い。そこには平野の視界を遮る高速道路が在るだけだ。心に虚無の風が吹き込んできた。