2007年05月14日

降矢川 三瀬

5月13日、矢引峠?を越えて降矢川沿いに三瀬に向かっていると、ピンクの日本桜草を見つけた。数輪の小さな鉢だった。止まろうかどうしようか悩んでいると、新たにピンクの日本桜草のプランターが目に止まった。今日で三日連続。三度目の正直、訪ねてみることにした。


初老のお婆さんが出てきてくれた。「誰から貰ったかは分からないけど、日本桜草なら、みんな分けあっているから、三瀬でなら何処にでもある。」とのこと。

すると「白もあんなやの。」と言う。庭に出て白も見せてもらう。確かに庄内在来の白である。この白は去年もらったのだという。三瀬では『何処にでもある』けど、「白は少ね」そうです。

庄内在来の日本桜草の話しを色々話し、安野悌次先生のことを話すと、「安野先生の。わがるよ。」と言ったので驚いた。このおばさん、櫛引町出身なんだそうです(集落未確認)。でも「櫛引で日本桜草はみたことないのー。」とのこと。




色々と日本桜草の話しをしていたら、「お向かいにも分けてあげたんだよ」と言った。でもお向かいには日本桜草はない。どれを桜草と言っているのかと思ったら、プリムラのマラコイデス(メラコイデス)であった。

「これは日本桜草じゃないです」と言うと、「こんな桜草だよ。んでねなが!?」と大変驚いました。「こんな、種で増えでんだろ?」「んだ、これは種でいっぺ増える。」ということで、日本桜草ではありません。

園芸店やホームセンターなどで、プリムラを西洋桜草と称して販売したので、これも西洋桜草と称したか、俗称ケショウザクラ、オトメザクラとも呼ばれているそうですから‘桜草’と思い込んでいたのでしょう。

強風の中を外で長いこと話し込んでいたので、おばさんが寒そうで、これ以上の話しは出来ませんでした。降矢川〜三瀬には、これ以外にもありそうですね。  


Posted by さくら at 08:41Comments(0)日本桜草07