2007年05月03日
故小林先生
小林先生は既にお亡くなりになられてました。お庭を見せてくださいましたが、日本桜草はありませんでした。が、庭の片隅で雑草に埋もれるように、僅かな株が残っていました。花を咲かせていたのは二輪だけで、消滅寸前です。花を見る限り濃い紅色の園芸種でした。
南千日町のAさんは、「小林先生宅にたくさん咲いていた」と言いますから、ご存命の時には在来種もあったと思います。あと数年早く調査を開始していたら、故斎藤教頭先生といい、もう少し情報を得られたでしょうに、残念です。
2007年05月03日
酒田市南千日町
酒田南高校の前を通り、本間美術館方面へ向かう途中、酒田市南千日町のAさん宅と小林先生宅を結ぶ路線上で、駐車場の奥に日本桜草らしきモノを発見。陽当たりの良い場所に置いてあります。これは小林先生が関係しているかもしれないと思い、早速訪問してみました。
どうやらお店の裏口のようで、植木らしい植木は、このプランターだけ。しかも余り大事にされえていない様子です。
奥さんが出てきましたが、「私は植木に関心ないから、何も知らない。」「珍しい花だといって、分けてくれと来る人もいるよ。」と言います。
#6の白い日本桜草を見せて説明しても「ふ〜ん。そんなことして何なんの?(^^)」と言われました。最後に誰が育てているのか食い下がって尋ねたところ、娘さんだそうです。
娘さんと言っても30-40歳でしょう。その年代の方が大切に育てているということは、誰かから貰ったと考えられ、どうやって入手されたのか逆にとても関心が沸いてしまいました。小林先生かなあ・・・。そんなことを考えながら、小林先生宅に向かいました。
2007年05月03日
若竹町の新潟県関川産
旧琢成小学校の故斎藤教頭先生から白い日本桜草を分けてもらったのは20数年前の一株だけで、その時は「鳥海山から採ってきた」と聞いたそうです。昨年?亡くなられてしまい、何処から入手したかは不明とのこと。また、ピンクの日本桜草は、酒田市緑ケ丘2丁目に在る園芸店で、10数年前に一株300円で購入したものとか。その時は「月山産です」と言われて購入したそうです。
そんな話しをしていると、近所の別のおばちゃんBさんが通り掛かりました。Aさんが声をかけるとBさんが「ウチにもピンクの日本桜草があるよ。でも、Aさんのこのピンクとは種類が違うの」と言い出しビックリ大興奮!
何処で入手したのかと尋ねたら、実家が在る新潟県関川村に自生しているというのです。#6のプタンターを持って話しをしているとはいえ、初対面ですが、詳しい住所は証してくれません。「私を連れていくなら、案内する」そうです。
取り合えずBさん宅へ行き、ピンクの日本桜草を見せてもらいました。Bさんは違う種類だと言いましたが、同じ種類と判断しました。鼠ヶ関にも自生地があるという情報が、信憑性を増した気がして嬉しいです。
お年寄りの話しは、一回では鵜呑みできませんね。雑談の中から徐々に真実が見えてくるといいのですが・・・。
2007年05月03日
本楯近くの高橋さん
高橋さんの家の日本桜草は「昭和30年代に日向川の上流で、二株だけ咲いていたのを見つけ、友人と一株つづ分けた。その一株から、此処まで育てたんだ。」そうです。日向川の上流というと鳥海山麓になり、私の遊び場の一つです。ちょっと『???』な感じです。そして今日は、私が高橋さん宅を訪ねてきました。
お庭に日本桜草が地植えされたりプランターだったり、たくさん咲いていましたが、花びらの中央が色褪せており、在来種じゃないような気がしました。単に栄養分が悪いせいかもしれません。
庭には色々な植物が植えられており、色々説明してくださいました。福寿草もありました。某昆虫研究者の方からも『山形県に福寿草の自生地はない。今ある自生地は移植に因るモノで、ゆえに民家近くにある。』と聞かされていただけに、意外に思い、どうして入手されたのか尋ねてみました。
すると、「昭和30年代に日向川の上流で、二株だけ咲いていたのを見つけ、友人と一株つづ分けた。その一株から、此処まで育てたんだ。」そうです。何処かで聞いたフレーズです。
お爺さんなもので、繰り返し尋ねても同じ返答を繰り返すばかりで、他の植物の話しをしてから、間を置いて、日本桜草を何処で採ってきたのか尋ねると、曖昧な返答が返ってきます。日向川の上流で採ってきたのは福寿草で、「八幡町舞鶴公園のもちょっと上流の路肩で日本桜草を二株だけみつけ、採ってきた」そうです。
本楯近くの高橋さんの他に、八幡町在住のバリバリ元気な山好きな方が、「某山の上に日本桜草はたくさん自生している」と言ってるのですが、信憑性に欠けるんですよね。
2007年05月03日
酒田市若竹町で
内陸出身で現在亀ヶ崎在住の方から、4種類鉢で貰って、面倒なのでプランターに寄せ植えしたそうです。「可愛いよのー」と、愛着持って育てているようでした。
日本桜草を写真に撮ると、(赤紫っぽい)ピンクが、紫色に写ってしまうのですが、これは原種っぽいです。他は園芸種です。驚いたことに、『戸田ノ原桃花』『白花ふくみ咲き』『○○桃ふくみ咲き』『延岡野生品』と4種類の名札が刺されていました。
『戸田ノ原桃花』は埼玉県戸田市の荒川下流から中流の戸田ヶ原でしょうか。『延岡野生品』の‘延岡’は、‘延岡’という品種があるのですが、わざわざ‘野生品’と記載しているのですから地域でしょうか。『○○桃ふくみ咲き』の冒頭2文字は擦れと達筆ゆえに、私には読めませんでしたが、『淡い桃ふくみ咲き』という感じもしなくもありませんでした。う〜ん、亀ヶ崎在住の方に逢いたい!。
当初の訪問先の日本桜草は、まだ咲いてませんでした。