スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  
Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2011年05月16日

大滝ばあちゃん宅

大滝ばあちゃんへ行ってきました。
アイスコーヒーを出してくれて、季節の移り変わりを覚えました。
昨年末に譲渡した余剰苗を、綺麗に咲かせてくれていました。face02

私が譲渡した余剰苗は駄温鉢でしたが、
朝顔鉢なのか蘭鉢なのか判りませんけど、駄温鉢と違う鉢に植えられた個体がありました。
以前、山野草の会からもらった桜草だそうで、
『浮間』『濃赤』『サクラソウ』と名札が差されていました。
『浮間』は白花でしたから、浮間白。
『濃赤』は赤花の野生品種で田島紅の濃い品種かもしれませんが、
『濃赤』だけでは品種不明。しかも『濃赤』というほどではありませんでした。
気になったのは『サクラソウ』の名札の鉢。
「ばあちゃん、これは何?」と聞くと
「こんなは私が採ってきたヤツだ。」と言うのでビックリ。

「ばあちゃん、この中で一番価値ある大切な鉢はコレだから、
 『サクラソウ』では駄目。ちゃんと採ってきた産地書いて措かねば駄目だよ!」と言ったら
「はあ、んだがんだが。自分で採ってきた桜草だから『サクラソウ』にしたけど
 採ってきた場所書いだ方が良いってがの。んだがんだが。」と、実にのんきそうでした。(^^;

私が譲渡した個体が植えられた鉢には
品種が混入している鉢もあり、同定して他の鉢へ植え直しました。
鉢から引き抜いた際に根が短かったので訊ねると『根を短く切り揃えて植えた』とのこと。
根を短く切り揃えて植えたから葉と花茎がみな揃って、綺麗に咲いていたのですね。
私も次年度は短く切って植えようと思いました。

【 駒止と御殿桜 】
昨年、大滝ばあちゃんから駒止をもらいましたが、私からは御殿桜をあげました。
同じ鉢、同じ用土、同じ場所に置いて育てましたが、両者違いを感じませんでした。
最近になって
『御殿桜の方が、花径1つ分だけ、花茎が伸びたかな?』
と感じ、個体差の範囲内と思っていましたが
大滝ばあちゃんの所でも同じような状況になっていました。


私が勝手に駒止と同定した三船さん宅と故斎藤教頭先生宅の個体は、
御殿桜より花茎が短いので、やはり駒止で良いようですが、ハッキリしませんので処分します。
くまさんから頂戴した御殿桜と大滝ばあちゃんから頂戴した駒止を、育てていくことにします。
品種不明を育てても、同定は本当に困難です。
品種不明品は早々に処分するのが、正しいことかもしれません。
同様に、札落ちの品種不明品は譲渡しない、させないことが、大切だと感じています。

【 南京小桜と姫桜 】
2011年05月10日『姫桜』で紹介した、矢口さん宅から救助してきた新庄市山野草展頒布売れ残り処分鉢から開花した爪白の小径の花。これを私は勝手に姫桜と同定しました。

大滝ばあちゃんへ譲渡した南京小桜には、姫桜に似た小さい花が咲いていました。
一見すると花容も花径も似ていますが、花央の白と爪咲き?であること
花が終わりというのに平咲きにならないことなどの違いが見受けられます。


自分の家で栽培しているのと見比べることもできて、大変助かりました。


今日は快晴!  明日は未明に雨、雷を伴う。午前中は曇りで午後から陽射しあり。
今日の最低気温11.6度(0.9度)。最高気温25.8度。11:40=23.9度。18:40=16.7度。
明日の予想最低気温10度。予想最高気温16度。
明日の降水確率午前10%午後0%。波の高さ1.0m。  


Posted by さくら at 19:01Comments(0)日本桜草11

2011年05月16日

新連載 環の道標

今朝の山形新聞朝刊一面に大きく紹介されていた新連載『環の道標』の記事を、
大変意義深く読みました。
記事の中で永幡さんが『ゲンゴロウの県内の生息地は30年間で97%減少した。』
と述べていますが、池や湖沼が97%減少したのではありません。
ブラックバスなど外来種の移入に因って減少したケースが非常に大きいのです。

鶴岡の十の沢池にはシナイモツが生息していましたが、
ブラックバス釣りを楽しみたいがために、
ブラックバスが密放流されてしまい、シナイモツは絶滅しました。
絶滅してしまっては生息していた証拠がないのですから、
ブラックバス釣り愛好者から
「生息していた証拠を見せてみろ。」と言われても、示すことができません。
「俺は悪くない。ブラックバスが居るから釣りしているだけだ。」
「釣り禁止じゃないだろ。」「立ち入り禁止じゃないだろ。」
「おまえに釣りするなという権限はないだろ。」
ゲンゴロウもメダカもサンショウオも、人知れず生息地が消滅しているのが現状です。

futaba 豊かな自然とは何ぞや。mushi kaeru

生き物の営みが連鎖して、環のように繋がっている。それが生物多様性です。
それを今一度考えるキッカケになる連載ではないかと、楽しみですし、期待したいです。face01

  


Posted by さくら at 13:00Comments(0)その他11