2007年12月04日

貝の水管

12月2日にNHKで放映されたダーウインが来た!第81回は「絶滅寸前 貝が育てる魚」。国の天然記念物で絶滅危惧種のイタセンパラが、イシガイに卵を産む様子と、貝の中で育つ仔魚の様子が紹介されていました。イタセンパラは、イシガイの出水管の匂いを嗅ぎ、その貝の健康状態をチェックするとか。本当かな。
http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program081.html

イタセンパラはイシガイに産卵。理由は分からないけど、卵を産み付けられたイシガイは、産み付けられなかった貝よりも長生きするそうです。イシガイの稚貝はイタセンパラに寄生しませんが、ヨシノボリに寄生して育ちます。イシガイから生まれ出たイタセンパラの稚魚は、ヨシノボリに捕食されたりします。

イタセンパラとイシガイ、そしてヨシノボリ。僅か3種でも、持ちつ持たれつの生物多様性が、織り成っているんですね。

下記画像はドブガイA型=ヌマガイの入水管と出水管です。入水管にはゴミ避けでしょうか、突起物があります。イカなども、広い意味で貝の仲間だそうですが、出水管(フロート)を見ると、納得しちゃいますよね。





二枚貝の体の構造についてのサイトもありました。分かり易く解説された、おもしろいサイトです。関心ある方はどうぞ。

富戸の波 私の貝は左利き
http://www.onsenmaru.com/topics/T-200/T-218-watashinokaiha-A.htm  

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Posted by さくら at 08:43Comments(3)その他07