2007年04月09日

誤った記述

今回Blogに記載するにあたり、改めて『玉川寺 クリンソウ』と検索してみたところ
荘内日報社が玉川寺のクリンソウを紹介した荘内ニュースフラッシュがヒット。

2003年05月30日の記事は『クリンソウはサクラソウ科の多年草。』と記載していましたが、
2005年05月27日の記事では『クリンソウはサクラソウの多年草。』と、‘科’を端折って記載されていました。

マスコミが『クリンソウ=サクラソウ』と受け取れる表現を使ってはマズイですよね。
お爺さんやお婆さんが「玉川寺に桜草があるそうだよ」と言う分けです。  

Posted by さくら at 12:14Comments(0)日本桜草07

2007年04月09日

羽黒町

まずは羽黒町に在る玉川寺に行ってみた。玉川寺の庭はクリンソウで有名で、開花の時期にはテレビや新聞に必ず紹介される場所。クリンソウと桜草は違うし開花の時期からして違うので、当てにしていなかったが、「桜草だって聞いたよ」「桜草もあるそうだよ」というおばちゃんたちの声がある以上、行ってみることにした。玉川寺のはやはりクリンソウだった。

日本桜草の開花は4月下旬からGWであり、5月下旬に咲くクリンソウとは開花時期からして違う。でも、百聞は一見に如かず。玉川寺を訪れてみて『花をみてみないと、調査にならない』ということを実感した。その後も挫折しない程度に適当に聞き取り調査と現地探索を続けていくことにした。

庄内柿の産地である櫛引町たらのきだいスキー場周辺の丘陵地帯から朝日村方面(宝谷・松根・岩本)には沢筋が多いので期待していた。日本桜草は、カタクリやスイセン、たんぽぽ、菜の花のように群生するはずである。自生していれば農家の方が自宅周辺に移植してたりするはずなのだが、朝日村方面で残念ながら情報は得られなかった。古くから地域住民が集う松ケ岡開墾場や黒川能周辺、羽黒町馬渡集落や椿出・相模も同様で、『この辺ではないのかもしれない』と見切りを付けた。  

Posted by さくら at 12:04Comments(0)日本桜草07

2007年04月09日

インターネットで得たヒント

残念ながらインターネット上には、野生種の日本桜草について詳しく紹介されたサイトはありませんでしたが、花の画像はピンクが主でした。でも、教頭先生が園芸部員7名に配った日本桜草は全部白でした。ということは園芸種なんでしょうか。否、1972-1973年頃は園芸というより植木という言葉が一般的で、盆栽や菊が主流でした。山野草などの草は、自然界から採ってくるのが当時は常であり、日本桜草が売っていたとも買う人が居たとも思えません。仮に販売していて購入したとしても、白い日本桜草は、たくさんある園芸種の中で地味すぎます。『白い日本桜草』は、一つのキーワードになりそうです。

インターネット上で日本桜草の生育の特性を知りました。
日本桜草は河原の葦原の中に自生し、葦が芽吹く前に芽を出し葉を広げ花を咲かせる。
葦が芽を出し成長して葉を広げると、日陰になるので、日本桜草は冬眠ならぬ夏眠に入り枯れる。
梅雨に川は増水して河原に新しい土を盛り上げ、秋になり枯れた葦の葉は地表を覆います。
日本桜草は土と葦に埋められてしまわないよう根茎を地表に向けて伸ばすので、栽培の時には増し土が必要。
以上のことから庄内地方での自生地の目星をつけました。

私は庄内地方北部の鳥海山麓をベースに遊んできて、日本桜草と出逢えませんでした。
鳥海山麓の月光川や日向川は大きな石がゴロゴロなので、自生地向きではないようです。
教頭先生は庄内地方南部の「大山から採ってきた」と言いました。
葦原が広がり砂礫の川というと、赤川水系です。取り敢えず羽黒町と朝日村から調べてみることにしました。  

Posted by さくら at 07:57Comments(2)日本桜草07