2010年01月21日

今更ですが.6

本城正憲 著『サクラソウ集団における遺伝的多様性の保全 に関する分子生態遺伝学的研究
の133ページに載っている図15
『Statistical Parsimony法により構築された葉緑体DNAハプロタイプの系統ネットワーク』
に品種名を記入して系統図を作ってみました。
サムネイルにしてありますのでクリックして見てみてください。
文字の色の違いが、見易くするためであり、深い意味はありません。face01

丸で囲まれたハプロタイプは野生集団のみから、
四角で囲んだものは野生集団と園芸品種・栽培野生系統の両方から、
四角で囲みさらにアスタリスクをつけたもの(βとγ+秋の装など)は
品種または栽培野生系統のみから見出されたハプロタイプを示す。
丸および四角の大きさはハプロタイプの観察数を表す。



私は見易くするために適当に文字の色を使いましたが
研究者の論文では色分することでDNAの違いを現しているようです。
色を見ても、庄内は独特なDNAのようです。face02



DNAのデーター数値の読み取り方は解りませんが、
八ヶ岳のサクラソウはハプロタイプNが主なのに、1ツだけMが在り、
仙台、泉にも、ハプロタイプの種類があるようで
近い範囲でもタイプが違うことが興味深く感じました。



遊佐町のサクラソウは、遊佐町内を出入りしている形跡がありません。
荒鍋の大滝ばあちゃんの庄内紅は、自生地から採ってきた最後の株です。
同じ櫛引町内でも、安野悌次先生の自宅から離れた集落にも移植された野生種が残っています。
野生種か否か、まだ判断つきませんが、三瀬地区にもあります。
119ページ 図1.葉を採取した集団と日本におけるサクラソウの現存分布
の軽井沢と日高では、スケールが5kmで
120ページ 図2.八ヶ岳A集団におけるサクラソウの分布
ではスケールが200mでしかありません。
そんな狭い範囲でもハプロタイプの種類が違います。
庄内は広く、櫛引と立川と遊佐は離れてますから
遊佐町産と立川産、三瀬産のDNAも調べてほしいと思います。face03


サクラソウ集団における遺伝的多様性の保全 に関する分子生態遺伝学的研究』には
DNA分析した数値の表も載ってましたが、数値の見方が全く解りません。
浪華さくらそう会の山原さんは『鹿島』から数々の個性的な品種を作出しました。
『鹿島』との関係は明白なんだから、山原さん作出品種をDNA分析してほしいものです。face01
  


Posted by さくら at 18:52Comments(0)日本桜草について