2009年05月05日
遊佐の日本桜草
お坊さんが独自にまとめた冊子?も頂いき、有意義な時間を過ごすことができた。
とても貴重な話しだったので、特に遊佐町の方には是非聞いていただけたらと思う。
花が散り、葉桜街道となった坂道を下り、鹿野川集落へ出る。やはり在った。
庄内では、日本桜草は必ずといって良いほど赤と白が植えられている。
話しを聞くと、5年前に植えたという。
「あれは凄く増える。」「あの草は、直ぐしおれるの。」と言い、大切に育てている様子だった。
ただ、『日本桜草であること』『遊佐に自生していた植物であること』は、知らないでいた。
現在の遊佐中学校前を通り、旧遊佐中学校へ抜ける旧道へ入り、大楯地区へ。
『大楯に日本桜草が自生していた。』と聞いていたのだが、・・・在った!!
高橋さんというお宅で、お爺さんが出て来られ
「これは俺が○○のヤズから採てきたやつだ。」と言われ、ビックリ大感動。
耳が少々悪いようで、会話がスムーズにいかず、言葉も聞き取り辛かったのですが
『○○のヤズ』の○○とは、地名ではなく屋号のようで、かなり具体的に場所を話してくれていると感じました。
具体的な採取地をあげ、「俺が採って来たんだ」と言った人は、
櫛引の安野悌治先生、荒鍋の大滝ばあちゃんに次で3人目です。
ただし、赤は自ら採って来たそうですが、「白はどうしたけがの???」とのこと。
右側から、白、赤。左側の上の白は園芸種。
園芸種の白は、結婚式に出席したら在ったんだそうです。
「こういう小さいのさ赤と白があっての、試しに植えてみたら育ったんだの。」とのことでした。
結婚式のテーブル花として飾っていたんでしょうかね。
最後は遊佐幼稚園。気になる園芸品種が咲いていたのですが、
今年は葉も小さく、我が家の状況とそっくりで、花茎がやっと伸びただけの状態でした。
「3月の冷え込みで、全部の植物の育ち方が、おかしくなった。」そうです。
「シラネアオイだば早くに咲いて、あど終わったし、おがしでば。」と言ってました。
5月9日と10日、遊佐町生涯学習センター(遊佐町中央公民館)で「春の山野草展」が開かれますが、
それに出品する鉢選びが大変だとぼやいてました。
自生地があったというだけあり、遊佐町には日本桜草が多いです。
鶴岡や酒田の市内にある日本桜草は、どこの産地か判りませんが、
遊佐町の日本桜草は遊佐産であることは確かなので、これからも大切に育てていってほしいです。