2012年04月26日

伝市鉢 購入しました

伝市鉢の寸胴型、丸型 5号-6号、香炉型 5号-6号を購入しました。
伝市窯へ発注して丁度一ヶ月で到着しました。
5号-6号の場合、1箱に1包4鉢3列で12鉢入り。
梱包はこんな感じで、しっかりしています。face02





え〜、これから購入した鉢を紹介する前に、まず始めに皆さんにお伝えしたいことがあります。
今回初めて伝市窯の商品を手にし、伝市窯に改めて電話して知ったことですが、
伝市鉢には色々な選択肢があるのでした。私、勘違いしておりました。



話しを桜草栽培に限って伝市窯も伝市鉢の説明をしますと
桜草栽培に使用される鉢の形状は一般的に、寸胴型、丸型、香炉型の3タイプがあります。
使用するサイズは、人それぞれですが一般的に、4号、5号、6号です。
製造方法は、型で作る『型』と、ロクロを回して作る『手作り』の2通りがあります。
それらの鉢に釉薬を施すことも受け付けており、釉薬にはグレーとグリーンと黒の3色があります。
焼き方にには、ガス窯を使った普通焼きと、登り窯で松を使って焼く登り窯焼きがあります。

で、私は何を勘違いしていたかと言いますと、
『登り窯を使った登り窯焼き(焼き方)』と『手作り(製造方法)』を区別していなかった事です。



山とミニ盆栽誌 2011年早春 vol.84 & 2012年早春 vol.89 に掲載された通信販売欄のタイトルは
『丹波立杭焼 市野伝市 登り窯鉢』とされ、
錦幸園のwebサイトでも『伝市鉢 登り窯』と記載され、下記のような『手作り』の鉢が紹介されています。


私は↑これを『手作り=登り窯焼き』と思い込んでいました。
ところが、これは『手作り鉢の香炉型の登り窯焼き』と呼ぶのが正しかったのです。
それなのに『香炉型の登り窯焼き』と注文をだしてしまうと、
『型作りの香炉型の登り窯焼き』が送られてくることになるので要注意。


「ロクロで作った手作り鉢には、登り窯焼き以外で、他に何があるというのですか?」
と訊ねたら
「ガス窯の普通焼きがあります。」
とのこと。
「ロクロで作った手作り鉢を、ガス窯で焼くのですか!?」
と訊ねると
「はい。少しでも予算を抑えたいお客さんが居られ、要望があれば行います。」
とのこと。

さらに、型で作った鉢を登り窯で焼く、『型作り鉢の登り窯焼き』もあるとか。
それが、栽培歴長い桜草愛好者の諸先輩方が普通に使っている香炉型鉢でした。
登り窯で焼くので自然釉がのり、艶がでてテカる。


なので、諸先輩方が普通に使っている艶とテカりがある香炉型鉢を注文する際には
『型作りの香炉型鉢の登り窯焼き』と指定する必要があります。

そこで質問してみました。
「型作りの丸型は『ガス窯の普通焼き』ばかり見かけるのですが、登り窯焼きもできるのですか?」
と訊ねたら「はい、そうです。注文をいただけましたらできます。」とのこと。

つまり伝市釜の伝市鉢は
寸胴型、丸型、香炉型の3タイプに
型から作る型作りとロクロで作る手作りがあり
ガス窯の普通焼きと登り窯焼きの2種類の焼き方が選べるのです。
それにグレーとグリーンと黒の3色の釉薬鉢。
ご注文なされる際には、これらを指定して注文することになります。



伝市窯では登り窯の薪に松の木を使うそうで、灰の掛かり具合で模様が付くそうですから
2012年02月21日『伝市窯の鉢』で紹介した鉢は、ガス窯の普通焼きなのかもしれません。




浪華さくらそう会の山原さんのBlog『日本の桜草と美術』を改めて見返すと、
2010年11月25日『私の使用する桜草鉢』に登り窯焼きとガス窯の普通焼きが載っていました。

山原さんのBlogに掲載された下記画像の解説では、下記のように紹介されています。
[左]丹波・伝市窯・桜草鉢…昭和50年頃、浪華さくらそう会が伝市窯で作ってもらった鉢。
[右]丹波・香炉型鉢…登窯で焼かれたものらしく自然釉の景色がみられる。
この場合、伝市窯に注文する際には
[左]が『型作りの香炉型6寸のガス窯の普通焼き』
[右]が『型作りの香炉型6寸の登り窯焼き』となります。
でも、登り窯で焼いた場合でも、自然釉の景色が現れない場合の方が多いようです。
自然釉の景色を期待されて注文されるなら、予め問い合わせて確認された方がよろしいかと。


同じく山原さんのBlogから2011年04月29日『雛壇飾りを始める』の画像。
下段右から2つ目は多分『型作りの香炉型6寸のガス窯の普通焼き』
それ以外は全部『型作りの香炉型6寸の登り窯焼き』になります。






伝市鉢には選択肢があるのですから、伝市窯から直接購入されることをお薦めします。
鉢の特性を考慮して、用途に合わせて選べるのは魅力です。それに直売ゆえ安価なことも。face02

特性に大きさ違いはないと思いますが、
登り窯焼きとガス窯の普通焼き、釉薬鉢を敢えて比較して無理矢理こじつけすると、
登り窯焼きは自然釉が掛かっている分だけ、ガス窯の普通焼きよりは通気性が悪い。
ガス窯の普通焼きは通気性と排水性が良い=保水力が弱い。蒸れにくく、気化熱で温度も抑えられる。
釉薬鉢は通気性と排水性が悪い=保水力が高い。過湿に注意、夏場に蒸れてしまうかも。
と言えるのかもしれません。本当に大差はないと思います。

個人的に見た目から登り窯焼きが気になりますが
丸形はガス窯の普通焼きで広く普及して評判も良いようなので
通気性と排水性の良さから、ガス窯の普通焼きが桜草栽培にむいているのかもしれません。

そう考えると内側まで釉薬が施されている深谷鉢は
通気性と排水性の悪さから、機能はプラ鉢と同じと言えそうです。
深谷鉢で上手に育てて居られる諸先輩も多くみかけますが、苦労されておらえる方も少なくないようです。
私的に深谷鉢の機能的利点が思い浮かばず、新規に購入してまで使う価値はあるのかと・・・お薦めはしません。


信楽の香炉型をガス窯の普通焼きしたような鉢も見受けられますけど、ここはガス窯の普通焼きの色合いだけみてください。(^^;


↓左:登り窯焼きがメイン。右:ガス窯の普通焼きがメイン。






型で作られた鉢にも、『登り窯焼き』と『ガス窯の普通焼き』の2種類がある。
ロクロを使って作られた手作り鉢にも、『登り窯焼き』と『ガス窯の普通焼き』の2種類がある。
ご注文の際には、正しく指定してください。

ロクロを使って作られた手作り鉢の
『手作り鉢の登り窯焼き』と『手作り鉢のガス窯の普通焼き』の値段は下記の通り。
6号:登窯1800円/ ガス窯1500円
5号:登窯1500円/ ガス窯1200円
4号:登窯1200円/ ガス窯 900円
手作りなので寸胴型も作ってくれるそうですし、各種鉢の形状の変更にも対応とのこと。

釉薬鉢、『型作りの鉢の登り窯焼き』と『型作りの鉢のガス窯の普通焼き』の値段は下記の通り。
6号:釉薬1200円/登窯900円/ ガス窯600円
5号:釉薬1000円/登窯800円/ ガス窯500円
5号登り窯焼きと4号の価格は尋ねていないので知りません。伝市窯さんへお訊ねください。

輸送方法は佐川急便のみ。
梱包料1箱に付き600円(梱包する箱に種類あれど一律600円)
一番大きな今回の箱には6号と5号が12鉢梱包可能です。

注文は1鉢単位でOK。在庫があれば即発送。
今回色々頼んだので1ケ月掛かりましたが、
ガス窯の普通焼きだけでしたら、納期はもっと早いそうです。
代金振り込みは商品到着後の後払いになります。

市野伝市窯
〒669-2135 兵庫県篠山市今田町上立杭488
TEL:079-597-2413
FAX:079-597-2475
e-mail:qsms37022@maia.eonet.ne.jp
注文の際はFAXとTELが一番助かるそうです。


タグ :伝市

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