2007年06月03日

玉簾の滝って、

以前は玉簾の滝の全貌を見ることは斜面と木々に被われ無理でした。
鳥海牧場〜大台野と下りてきて、数河の池を過ぎた時に対岸の山肌に
玉簾の滝がちょっと見えるだけで、とても全景を撮せる場所はありませんでした。

玉簾の滝って、滝壺とその周辺を削って視界広げたよね。
遊歩道拡張とアスファルト舗装は、拡張工事車両の道跡だよね。


玉簾の滝って、


中学高校の時、玉簾の滝の滝壺で釣りをしたことがあります。
参道に在っる祠(ほこら)の所から入渓して行くと、
滝壺の手間はスリット状に崖の裂け目になっていて、そこを通過すると滝壺なんだけど、
崖の裂けを抜けた瞬間から物凄い風爆&水飛沫で、
呼吸もできないし目を開けていられない凄さでした。

仕掛けを投げるのも困難で、
2.7mの硬めの延べ竿を水面スレスレのサイドスローで振り込み
振り込むと同時に顔をそむけて呼吸と視界を確保しながら
竿先を水面ギリギリに下げたまま、ゆっくり扇形に引いていくと
ググッと反応があり、釣れた。というハードで特殊な釣りでした。

その時、空を見上げると、由来の通り、飛沫が玉簾のように見えたもんです。


玉簾の滝って、

『雲より落ちくる瀧の水かみは そらにながるるあまの川かも』という句ですが、
この句を詠んでいる状況を、みなさんはどう考えますか?

今の玉簾は、神を祀った神社を人工的な景色に変え、参道も滅茶苦茶にして、観光地と化しました。
観光地となり地域は喜んでいるのかもしれませんが、観光地化は文化を殺しましたよね。
石碑には平成11年?と刻まれていたので、その頃に工事して削ったんですよね?

旅の途中で立ち寄って、沢水で足を冷やしていると『滝壺は見えないけど、どうなっているんだろう?』と興味がわいて、沢を伝ってスリット状の崖の隙間から滝壺を覗いたのでしょう。突然吹き付けた飛沫に驚き、句を詠んだと想像できました。『玉簾』という名称も、滝壺から観た様子じゃないかなあと・・・。


タグ :環境

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Posted by さくら at 00:31│Comments(0)その他07
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