2012年02月21日

桜草の育て方.4-3

【 桜草の育て方.4-3 】
カトウ(有)オーキット取り扱い深谷鉢の黒を紹介されていましたBlog楽老『サクラソウ鉢 2011/11/03』に、
興味深い記述が載っていました。
2012年02月16日「桜草の育て方.2」で
私は
『なにより深谷鉢の茶色を勧める、さくらそう会の先人たちは卑怯です』
と書きましたが
この楽老さんの記事が『桜草栽培の諸先輩たちの本音』に感じたので、此処に紹介したいと思います。
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サクラソウの培養には従来、独特のサクラソウ鉢が用いられてきました。江戸時代には現代のように多品種の鉢を安価に購入することはできませんでした。そこで味噌や塩を入れる日常雑器の底に穴をあけ植木鉢として利用しました。それが孫半斗鉢と言われるものです。現在のサクラソウ鉢は孫半斗鉢を手本にしたものです。
(中略)
サクラソウ鉢が通気性の悪い鉢を用いるのはサクラソウが湿原植物であるという認識に基づくものと思われます。これについては疑問があります。私の経験ではいつも湿った状態にしておいたサクラソウは大半が根が腐って枯れました。
(中略)
乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢でも良く育つのです。サクラソウ鉢で作落ちしたサクラソウは駄温鉢で回復します。しかしサクラソウ鉢で大変良く育つという人もいるので私の管理の方法に問題があるのかもしれません。
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我々若輩者や桜草栽培の新参者が、さくらそう会公認の深谷鉢を使う理由は、単純明快。
さくらそう会の先人たちが勧めるからに他なりません。
しかしこれは、我々の無知へ付け込んだ、さくらそう会の名を馳すための悪巧みではないでしょうか。

さくらそう会公認の深谷鉢は
『江戸時代に植木鉢の選択幅は狭く、安価であることもあり、孫半土鉢が桜草鉢に使われ始めた。』
そんな孫半土鉢を見本に造れた鉢であり
先人たちが試行錯誤された長年の栽培経験から生み出された分けではありません。
内側まで全部釉薬を施された釉鉢は、通水性と通気性が悪く、
しかも鉢底の排水口が小さい深谷鉢は、栽培に適しているとは思えないのです。

さくらそう栽培の諸先輩たちから勧められた深谷鉢を疑うこと無く使い、
栽培が上手くいかなければ、楽老さんのように自己反省し、
研鑽を積もうと励むのが大人としての常識かもしれません。
しかしネット上で視てみれば
内側まで全部釉薬を施された鉢など関東地方以外では使っていませんし
一般的な栽培では、乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢で育てています。

内側まで全部釉薬を施された鉢が栽培に適しているなら、全国的にそうなるのが自然ですが
横浜さくらそう会一番人気は伝市鉢の丸形ですし、伝市鉢の丸形は他でも人気です。
他では焼き締めの鉢が多く見受けられ、内側まで全部釉薬を施された鉢は、
鳥居恒夫氏が世話人代表を努めている、さくらそう会だけです。

そしてさくらそう会HPには 『桜草鉢の斡旋  深谷市のカトウ(有) 製造鉢を斡旋』 とあり
桜草栽培に適しているから紹介している分けではないのです。

根腐れさせてしまった話しは良く聞きますが
乾燥しすぎるので良くないとされている駄温鉢で枯らしてしまったという話しは聞きません。
深谷鉢で上手に育ている方も居りますけど、
さくらそう会公認深谷鉢は
桜草栽培にもっとも適した鉢として奨励され、使われてきた鉢ではない
ということです。

高野山麓 橋本新聞『桜草100種類100鉢満開、花さか奥さん見事』和歌山県橋本市


伊那毎日新聞 『なんと雅な桜草ものがたり』 南信さくら草会会長 小林章吾さん(80) 


ウ泥の朝顔鉢で育てられている方も。



桜草で有名な高鴨神社。親子三代で受け継がれている桜草です。


使われている鉢は寸胴型。伝市窯では1鉢600円、黒い釉薬鉢が1100円です。
黒い釉薬鉢は展示用らしく、バックヤードでは使われていないようですね。


諸先輩いわく「鉢は同じモノを揃えなさい。」と異口同音に教わりました。
上記の展示と栽培の様子をみますと、言葉通り、個々で同じ鉢を使われています。
桜草栽培は毎年毎年試行錯誤の繰り返しだから、栽培の基礎とすべく、使う鉢を定めなさい。
という意味だと受け取りました。同一のモノで栽培していくのが上達のコツらしいです。

展示するにも鉢に統一感が在った方が、見栄え良く、桜草の美しさも倍増です。




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