2007年07月05日

西通川のメダカ

遊佐町立西遊佐小学校が「命あふれる西通川にしたい」で“文部科学大臣奨励賞”を受賞した総合学習の場である西通川は、元もとは運河として掘られた人工水路であり、農業用水の‘排水路’です。本来なら川であるべき鹿野沢が排水路になっても、綺麗な排水路には誰も関心を抱きませんが、汚い‘川’にはみんなが注目する。これが西通川を川とする行政の一番の理由だと考えます。

西遊佐小学校は、『総合的な学習『命を育む西通川』西通川のメダカを増やし、遊佐町の川をメダカでいっぱいにする活動, 西通川で発見されたメダカを近くの田を区切って池を造り、増やして、また西通川にもどし、町全体にメダカを増やす活動。』を行いましたい、以前、西通川左岸の休耕田に『メダカの森』を作りました。しかしその頃、私は西通川でメダカを採捕できていませんでした。

『メダカの森』に当初から携わり、山形県レッドデーターブック作成にも協力された県希少野生生物調査検討委員で月光川の魚出版会の鈴木康之さんに「メダカの森のメダカは、本当に西通川で採捕したメダカなのか?」と早速問うたところ、YesともNoとも返答していただけませんでした(鈴木康之さんは最近、八面川に生息していないアカヒレタビラを、八面川に密かに移植放流しました。)。

総合的な学習『命を育む西通川』は、子供たちに自然に関心を持って貰う取り組みとして、素晴らしい実績を収めていますが、倫理として如何なものでしょうか。夏休み読書100選に選ばれ続けていたイザヤ・ベンダサン著 山本七平訳『日本人とユダヤ人(1971年初版)』のように、結果として学校教育に役立てばそれで良いのでしょうか。

1-2年前でしたが、山形新聞の社説欄に『日本人とユダヤ人』が引き合いに使われており、驚きました。社説を書かれた方は、若いときに『日本人とユダヤ人』を読んで感動を覚えたから、善として使ったのでしょうけど、子供の頃の是非はとても重要なことだと再認識しました。

何年か後に、親となった生徒が「山形県レッドデーターブック作成にも協力された月光川の魚出版会の鈴木康之さんと協力して、西通川に生息していたメダカを増やしたんだ。」と自分たちの子供に伝えていくんでしょうかねえ・・・。

西通川のメダカ

西通川のメダカ


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