2007年09月04日

貴重な情報

8月30日(木曜日)山形新聞9面『意見のページ』に、『珍魚「ギギ」がいなくなった - 新庄市進藤主税86歳 -』という記事が掲載された。

進藤さんは『ギギ』と鳴いたからギギと呼んでいたようだが、国内移入種で近年最上川で大繁殖中のギギは、鳴かない。『ギギ』と鳴くのはギバチと呼ばれている魚で、進藤氏が書かれている特徴そのものである。

現在ギバチは山形県内では見つかっておらず、情報も無かった。そんな状況で今回の投稿はとても貴重な情報となった。

日本桜草の安野悌次先生や荒鍋の大滝婆ちゃんも90歳前後であり、その年代の人には当たり前だった風景が、今求められる貴重な情報・資料だということを、改めて認識させられた。年輩の方の話しは、聞いておくべきものですね。

貴重な情報

貴重な情報


以前も書きましたが、山形県レッドデーターブックにギバチ生息地と記載された町の教育委員会を訊ねると「ギバチはいませんよ。いるのはギギです。」と言われてました。何処かに生息しているかもしれませんが、ギバチも人知れず、山形県内では絶滅したかもしれません。



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Posted by さくら at 07:16│Comments(6)その他07
この記事へのコメント
なんだか【絶滅】という言葉を聞く度、胸のずーとずーと奥にある何かが消えてしまう感じがします
そして今回もギギに、なんか申し訳ない事をしてしまったような気がします
Posted by ガジラ at 2007年09月04日 10:46
この記事見ました。
夕食時、おじいちゃんが田んぼの給水栓の中に(なのかな?私は見てないのでよく分からないのですが)カニなんかがいたりする、と言ってました。農業用水と一緒に取り込まれてポリ管を通ってきたのかと思うと切ない、なんて姉と話しました。
基盤整備の記念の竣工記念碑を見ると、基盤整備のおかげで農作業が効率よくできるようになったんだろうなぁ、でも想い出の「せき」はなくなっちゃたなぁと思います。
Posted by しみじみしじみ at 2007年09月04日 13:45
ガジラさん、
ホントそうですね。でも、絶滅したかもしれないのはギギじゃなくて‘ギバチ’です。これは絶対間違えないでくださいよ。
Posted by さくら at 2007年09月05日 07:17
しみじみしじみさん、
私は『山=沢にいるカニはサワガニ。サワガニはオレンジ色。』と思い込んでしまっており、他県の山奥の渓谷で、オレンジ色のサワガニが点々と存在するのを見てしまい、その思いが益々強くなり、庄内で「これサワガニだよ」と言われても、『モクズガニの子じゃないの?』と勘ぐってしまいます。

しみじみしじみさんが見た‘カニ’は、なにカニなんでしょうね。
Posted by さくら at 2007年09月05日 07:27
カニはおじいちゃんが見たので、おじいちゃんに聞いてみたら
「そんだな、川ガ二や。」で片付けられてしまいました(笑)
モクズガ二でしょうか?ガニたたき汁食べたいですね。
Posted by しみじみしじみ at 2007年09月07日 08:48
カジカと一緒にカニも捕れるんですが、カニって意外と弱くて、魚と一緒に持ち帰って調べようとしても、死んじゃうんですよ。判別に生死は関係無いのですが、可哀想なので今は直ぐに放しています。

川に居るから川ガニ、川エビ、沼に居るから沼エビ。大鳥池でデカイ魚が居たらそれがタキタロウ。港に毛カニなんて水揚げされないから、毛ガニといえばモクズガニでしたし、そういう感覚も大好きで、こまかく分類したくないという気持ちもある私です。

モクズガニの季節になりました。独り言ですが、しみじみしじみさんは、本当に見透かしたような書き込み(話題振り)しますね。明日に続く、かも。(^^;
Posted by さくら at 2007年09月08日 07:24
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