2007年05月30日

急がれる対応 鵜

急がれる対応 鵜身欠きにしんさんが、鵜に襲われた岩魚を釣りました。私も他の川で今年3月に鵜に襲われた岩魚を釣っており、これは庄内の川の存亡が掛かる重大な問題です。

添付画像は2005年8月に鬼怒川で釣ったニジマスですが、夏休み期間なので、誰かがヤスで突いた跡かと思いました。『1本ヤスとはツウな奴だな』と感心していたら「これは鵜だよ。鵜から襲われた跡だよ。」と鮎梁のオヤジさんに教わり、ビックリしたものです。だって40cmはあるニジマスまでも鵜は襲うんですよ。

鵜は渡り鳥ではありません。その地域に棲み着いてしまう鳥です。つまり1年中居るわけです。このまま初期対策を誤れば、カラスがカラスを呼ぶように、鵜が鵜を呼んでしまい、庄内の川から魚が居なくなってしまいます。庄内地方では、最上川と相沢川の合流点や赤川で鵜が漁をするところを目撃されているそうです。山形県には迅速なる対応を求めたいのですが、これが動かないんだなあ、山形県は。(笑)

私は鬼怒川で鵜の実態をみてきましたが、恐ろしい数の群れが上空を往来し、人気無い淵や瀬を、信じられないくらい統制で追い込み漁を繰り広げていました。あれでは鮎も居なくなるわけです。私の主張は決して大袈裟なものではありません。関東以南の川鵜の被害をネット検索して調べて見て下さい。

タグ :環境

同じカテゴリー(その他07)の記事画像
冬の読み物.1
コクチバス.2
コクチバス
鶴岡公園の貝
大山の下池水路
十の沢池の用水路
同じカテゴリー(その他07)の記事
 冬の読み物.1 (2007-12-14 07:08)
 コクチバス.2 (2007-12-13 07:31)
 コクチバス (2007-12-12 03:29)
 鶴岡公園の貝 (2007-12-10 07:29)
 大山の下池水路 (2007-12-09 21:59)
 十の沢池の用水路 (2007-12-08 21:19)

Posted by さくら at 14:42│Comments(5)その他07
この記事へのコメント
恥ずかしながら、ここまで重大な事とは知りませんでした。
ましてや、Y沢川という身近な所で「鵜」の被害があるなんて・・・
なんにしても、急ぎの対応がほしいところです。
でも、役人のケッツは重い!

水族館の館長、岡部氏の見解はいかがなんでしょう?
Posted by どぜお at 2007年05月30日 16:55
[さくら]さん、こんばんは。
一大事ですね。
TVでさわいでいるのを見ましたが、「庄内も」とは意外でした。
人間が自然界に働きかけ(放流)すると、何らかの形ではね返ってきますね。

TVの対策は、「ドライアイスを入れた水風船を産卵された巣の上で破って、
卵を一瞬冷やす」というものでした。
一度冷えた卵は、孵化しないそうです。
Posted by bin at 2007年05月30日 20:36
鵜の被害が庄内でも発生しているとは知りませんでした。
どこでどう自然のバランスが崩れているのでしょうかね。
お役人さん、早く何とかしてー。って難しいかな。
Posted by 夜のジョニー at 2007年05月30日 21:25
>水族館の館長、岡部氏の見解はいかがなんでしょう?

訂正→ 水族館の館長「村上氏」&「岡部氏」 ・・・です。
Posted by どぜお at 2007年05月30日 23:44
どぜおさん、
館長も岡部さんも、基本的には危惧されていると思いますが、手だてがありません。庄内の鵜は、恐らく磯場に生息しているのでしょうから、営巣地を確認して県に報告することが、今できることの一つだと考えます。

binさん、
米沢方面の最上川沿いに、鵜の営巣地が見つかったニュースをTVで見ました。でも庄内の鵜の営巣地が分かりません(私は)。陸地の木の上なら私達も協力して人海戦術が使えるでしょうけど、仮に磯場が営巣地となると協力できるか否か・・・。

夜のジョニーさん、
ブラックバスやスモールマウスバスに関しては、県外の研究者の方の対応は意外と冷静で、蝿や蚊を駆除するように淡々としていましたが、山形県でも鵜の営巣地が見つかったニュースと私が鵜に襲われた岩魚を釣った話しをした時には、「それは大変だよ!」「今の内に駆除しないと大変なことになるよ!」と、シロアリを見つけた家主のような驚き方をしてました。最後に「山形県だからなあ・・・」と心配されていました。山形県の対策の悪さは学会では有名なようです。
Posted by さくら at 2007年05月31日 10:01
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。