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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2024年11月29日

ハタハタ釣り 自作サビキ

間もなくハタハタ釣りの季節ですが、海水温が依然と高く、昨年卵の確認数が少なかったことから
秋田県は、今シーズンのハタハタ漁獲量は、
禁漁明け以降で最も少なかった昨シーズンと同じ程度の110トンほどと見込んでいるそうです。
今年のハタハタ釣りも期待薄ですが、皆さんのモチベーション向上と釣果向上を願い
私の最強自作サビキを紹介したいと思います。


酒田北港水路でハタハタ釣りが始まった当初は海が澄んでいて海底まで綺麗に見通せましたから、
ハタハタの群れが入ってくると、鮎のコロガシ釣りで使う仕掛けを投げて引っ掛ける釣り方が行われてました。
このコロガシ釣りの仕掛けは1本のハリスに針が7本繋がれており、
釣行中にハリスが真ん中で切れることが多く、使用可能な針が2〜3本ずつ手元に残りました。

手元に残った針を再利用しようと考え、普通のサビキのように枝ハリス仕様に作り直したのですが、
枝ハリスが捻れてキンクしやすく実用的ではありませんでした。
枝ハリスの号数を上げて太いラインを使用しても結果は同じです。
そこで捻れない枝ハリスを追求するのを諦め、発送を転換して
捻れても紐解(ほどき)やすくすれば良いのではないかと考えてみました。

試しに使ってみたのが、たまたま手元に有った凧揚げに使っていた白い凧糸です。
白い凧糸を枝ハリスに使用して、幹ハリスは仕掛けを地面に置いても絡まないよう、フロロ10号を採用。
実釣ではオモリ15〜20号、25号で仕掛けをピンと張っていると、
竿をシャクって引っ掛けしてないのに、ガタガタガタと勝手にハタハタがヒット。
しかも何故かちゃんと口掛かりや顔周りにフッキングしているではありませんか。
加茂水族館の先代の館長である村上龍男さんは、庄内竿を自作しては水族館裏の磯で黒鯛釣りを嗜み
ハタハタが接岸すると針に真綿を巻いて釣っていたそうです。
この話しをご本人から直接聞いていたので、ハタハタは白い凧糸を餌として認識していると判断。
凧糸の枝はりすは捻れず絡まず、結局一晩中使えました。
こうして誕生したのが、私の中でのハタハタ釣り最強サビキです。

現在ハタハタ釣りでは引っ掛け釣りを禁止しており、針だけのサビキ =空針の使用を禁止しています。
そこで今は白い根巻き糸を使って針に凧糸を縛り付け、サビキ釣りの素材であるオーロラ糸?を追加。
メインは「白い凧糸を餌だと思って食ってくる」事にあるので、
針につけるのはサバ皮でもオーロラシートでもフラッシャーでも、なんでもかまいません。
この白い凧糸サビキ仕掛けを釣り場に巡回にきた監視員に見せたところ、問題無し、OKを受けてます。



昔は凧糸といえば白色で、白い凧糸しか見たことがなかったのですが、今は薄茶色=アイボリーが主流です。
なんでも白い凧糸は食品衛生法で使えない薬品が使われているとかで、白い凧糸はなかなか売ってませんが
工業用品、DIYコーナーで売っていることが多いです。ハタハタ釣りでは白い凧糸を使ってください。
凧糸には太さが色々あるのですが、手持ちの凧糸を使っているので具体的な号数は不明です。

針は鮎のコロガシ釣りに使う針で、14号前後がお勧め。
コロガシ釣りの針は硬度が高く、号数が低いと針線径が細くなり、折れ易いからです。
今回添付した画像の針形状は「長良」ですが、本当はカクカクとした「矢島」がお勧め。
刺さりが早く抜けにくいのでバラシが少ないです。
針は、タイラバやタチウオ、ライトジギングで使用する線径の細い針も良いです。

幹ハリスは張りがあるフロロの10号。
釣り上げて針から魚を外す時などにフニャフニャせず、絡まないので楽です。
仕掛けの長さは手返し重視で1m前後=針本数5本で、針間隔20〜25センチ。内掛け結びで結んでます。

使用する釣り糸はナイロン5号がお勧め。3〜4号ではナイロン糸が伸びて引き抜きの邪魔になります。
PEラインは掛かった時の衝撃が強過ぎて疲れるし手首への負担が大きくなります。
使用するオモリは15〜25号。仕掛けが波や流れに持って行かれず、真っ直ぐ垂れ下がるよう
海の状況に合わせて使い分けます。軽いオモリを使ってふわ〜っと落とすと見切られ易いので
ストン!と落ちる重さで、魚の目の前に不意に餌が落ちてきたと思わせた方が釣れます。  


Posted by さくら at 00:00Comments(0)海釣り