2013年11月02日
飛島 珪化木.1
荒崎の北側の付け根で見つけた珪化木。↓
荒崎の南側の海岸には大きな珪化木が多く、手土産にするには荒崎の北側=田の下地区辺りが最適です。
前回紹介した田の下海岸へ降りて直ぐの場所にある珪化木。↓
田の下(スズメ番小屋の田の下)で見つけた珪化木。浜からもっとも高い場所にありました。
その他にもたくさん有りましたよ。
飛島には勝浦地区、中村地区、法木地区の3ツの集落が在り、
古老いわく、自分の地区外へ出掛けることはほとんど無いそうです。
それどころか島の西側へ行くこともまず無く、珪化木の存在も知らないのが普通のようです。
それなのに東側の旅館の玄関には大きな珪化木が積まれて居るので、その点を尋ねてみると
「木の化石?!。おう!、あれは医者と駐在(警察官)だ。」
「昔、診療所に居た医者と島の駐在員が西側から集めて持って来てたんだ。
集めて置いていくから、それをもらって置いているだけだ。」とのこと。
西側へ行ったこともない人が多い島民が、珪化木を知らない事にも納得でした。
賽の河原の石は絶対に持ち出してはいけないのですが、他は問題無いそうです。
賽の河原の石の海岸で大きなタコを発見したのですが、捕らずに見逃したら旅館の人から
「もったいない。島の人にも良い漁場の一つになっているのに、遠慮しないで捕れば良かったんだ。」
と一笑されました。“呪い”とか面白がって語り気にするのは、島の圏外者ばかりのようです。
飛島の観光パンフレットに珪化木は載っていませんが、立派な見どころの一つです。
島の南側(勝浦側)から歩いて行くと磯が岩になり石になり、
ゴロタから砂利浜、砂浜に変化する様子や地質の変化が楽しめますよ!
観光パンフレットには飛島ジオパークとして紹介してほしいくらいです。