2022年06月10日

ハッチョウトンボ

体長はほぼ1円玉「日本一小さい」ハッチョウトンボの公園で園児が観察(島根・浜田市)
https://news.yahoo.co.jp/articles/41a59e29b9588fe499de647928191be220fb9da6

微笑ましいニュースです。


ハッチョウトンボは遊佐町にも生息しており・・・
『遊佐町内では生息地が極めて少なく、昭和56年に町で天然記念物に指定、観察用の木道などを整備し、保護に努めています。』
『遊佐町内では生息数が極めて少なく、「白井新田のハッチョウトンボ棲息地」は町の文化財(天然記念物)に指定されています。』
『ハッチョウトンボは山形県の準絶滅危惧種でもあり、遊佐町指定天然記念物でもあります。』
『この場所は【鳥海山・飛島ジオパーク】の自然サイトにもなっているところです。』
『もう一つ言うと、平成元年(1989年)に環境省から【ふるさといきものの里 100選】に選定されています!』
と詠ってますが、遊佐町内のハッチョウトンボは、観察用の整備作業により湿地が乾燥してしまい、遊佐町内のハッチョウトンボは消滅しました。
慌てた地元の面々は、真室川町からハッチョウトンボを移植。現在遊佐町内で見られるハッチョウトンボは真室川町産です。

普通のトンボは遠くまで飛行できますが、ハッチョウトンボは飛行能力が低く、生息地=地域個体群になります。
なのに遊佐町のハッチョウトンボは移植された真室川町産ハッチョウトンボなので、遊佐町指定天然記念物とか
【鳥海山・飛島ジオパーク】の自然サイト、【ふるさといきものの里 100選】に選定される価値は無いと感じています。

間話
旧八幡町升田地区の「玉すだれの滝」も、地域活性化を御旗に掲げ、左岸の崖を削って滝壺を露出させ、観光化に利用しています。
本来「玉すだれの滝」の滝壺は崖に覆われ、外から見えませんでした。
沢伝に崖の中に入っていくと、滝壺は、息ができないほどの激しい法爆で、呼吸を確保するために上を向くしかありませんでした。
すると上空には、舞い上がった飛沫が水滴として玉のように宙に漂うように爆風に浮き上がっており、まさに玉すだれの様相でした。
左岸の崖を削って滝壺を露出させた今は爆風は失くなり、玉すだれの様相を見ることはできなくなりました。

遊佐町のために、遊佐町に生息する真室川町産ハッチョウトンボ。
地形を変えて観光化したことで、滝の名称の由来を焼失した「玉すだれの滝」。
「玉すだれの滝」の水が流れる前の川も、一見すると普通に川ですが、実は川底のコンクリートに岩を埋め込んだ三面護岸。
このような見せかけの自然の姿がまかり通り、偽物を後世に残そうとする行政と観光のあり方は罪作りあり、如何なものかと。実に悲しい気持ちになります。
そう言えば鳥海メダカを売り出した方は、升田地区応援隊?の一員でした。

  


Posted by さくら at 00:06Comments(0)その他22