庄内の化石展(^^)/

さくら

2020年02月18日 19:51

道の駅「月山」月山あさひ博物村に在る文化文化創造館で、
化石は語る 〜庄内の大地 千七百万年前の生き物たちと朝日地域の鉱石〜」が開催中!
この展示は庄内各地で定期的に開催されている催しで、
2009年夏は旧松山町に在る「松山文化伝承館」で『化石は語る ~1千万年前からの庄内~』として開催されました。
その事を書いたのが2009年10月14日「立谷沢川の夢は幻.1」になります。
今回はそれ以来2度目の拝観でしたが、相変わらず面白く、とても興味深い展示内容でした。

↓羽黒山スキー場や旧立川町大字科沢字西山で採れるというホタテの化石。


化石は、『いつ、何所で採取したか』を明記されているので、それを読むとだいたい採取した場所が判ります。
ホタテの化石は羽黒山スキー場の上にある駐車場のトイレ脇の沢で採れるらしいのですが・・・。
改めて説明を読むとロッジ脇らしいですね。
「表面の赤土のすぐ下」と書いてあるから、ロッジの土台作りの掘削工事の時に採取したのかな・・・。


ホタテの化石を求めて出掛けた羽黒では見つけられず、
科沢地区のことを書いたのが、2009年10月15日「立谷沢川の夢は幻.2
立谷沢川右岸側の科沢地区でみつけたのが、2009年10月13日「炭化した化石」と2009年10月06日「天然黒アメ♪
天然黒アメ♪」は沢を遡行していたら、水辺の岩に開いた穴の中に在って、撮影後はその穴に戻しておきました。
2009年10月06日「岩の中に丸い石」は、立谷沢川右岸側の鉄橋というか鮭採捕場の所です。
まあ、こんな感じで展示会場で説明文を読むと、だいたいの採れる場所が判るのです。(^^;




今回の展示物で、私がチェックしておきたかったのが、鶴岡市草井谷地区の化石(旧油戸トンネル)。
2009年10月04日「化石採り♪」は草井谷地区ですが、葉っぱの化石ばかりした。
↓展示物も葉っぱの化石ばかりした。


2010年ゆうさんから「子供の自由研究で化石採りをしたい」とメールを頂いたので草井谷地区を紹介したところ、
ゆうさんの娘さんが下記画像の化石を掘り当てたました。2016年05月13日「ゆうさんの化石
このように『葉+枝』『実+葉+枝』という化石は展示されてませんでしたから、やはり貴重な化石のようです。


このブログを書くため、過去記事タグ『化石』を見直していて気付いたのですが、
今回の展示会場に、下記画像と同じ地層の画像がありました。
文面より写真の地層に目がいき、流し読みしてしまったので詳しく覚えていませんが、
そのパネルには『地元の方が子供たちのために準備した場所?』みたいなことが書かれていました。
私もゆうさんも、化石が出土する地層が判らないので、落ちていた石を割るだけの採取ですが、
個人の土地だとしたら、知らぬ事とはいえ勝手に採取して申し訳ありませんでした。



旧朝日村大針地区だったかでサメの歯などの化石が採れることが広く知れており
旧朝日村の小学校では野外学習で一度は行くらしく、村の人なら知っているのですが
「その場所を教えて!」とお願いすると、
「え〜、あそこは何も無いよ」「行ってもつまんないよ」と異口同音に言われて、まだ行ったことがありません。
でも、サメの歯の化石とか惹かれますよね。(^^)

↓サメの歯は、2007年08月01日「玉ねぎ石」で紹介した旧八幡町の三保六(さぶろく)地区でも採れたそうです。



文化文化創造館の入口は、そば処大梵字の向かい側、駐車場東側の自販機とトイレがある方にあります。
庄内地方では、葉っぱに貝殻にサメの歯の化石が採れるのですから、或る意味で化石の宝庫。
展示物には説明文が添えてあり、採取した場所もだいたい判りますから、遣る気があれば化石採取に出掛けられます。
1ケ月後は春休み。会場では化石のレプリカ作り、アンモナイトの消しゴム作りも出来るようです。
この機会に是非遊びに行かれては如何でしょう。


庄内の化石(地質)に大変詳しい植松芳平氏は
松山文化伝承館の後、大山の「ほとりあ」で館長をされていましたが、今は辞されたようですね。


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