2007年08月01日

玉ねぎ石

遊佐の不動明王の滝を初めて見た時には、真っ黒い丸い石でゴツゴツしていた印象があり、溶岩が冷え固まった崖(枕状溶岩)を流れる滝だと思い込んでいたのですが、改めて見てきたら、普通の石でガッカリ。その時、今まで気になっていた‘玉ねぎ石’をン十年ぶりに探しに行くことにしました。

小学校6年生の時、秋の遠足かなにかで八幡町に行き、初めて知った玉ねぎ石。ツルンとした崖に、大小さまざまな丸い石が飛び出していて、砂利の林道には、欠片がたくさん落ちていた。みんなで一緒に山道を歩き、二つの大きな池を通り、山を下りると小学校があり、バスが到着するまで休憩。その小学校のプールでは冬期間ニジマス養殖が行われていたのを覚えています。

記憶を頼りに地図をみると、大沢小学校と堂見沼と五台沼が該当するようです。

大沢小学校へ行ってみると、現在の大沢小学校は新しい校舎で、向かいに旧校舎があり、見覚えがあるプールもありました。地図を頼りに林道に入ると直ぐに小さいけど水草が繁茂した綺麗な沼が二つあり、石碑がありました。この道は堂見林道というらしいです。

閑話
綺麗な沼にはブラックバス密放流禁止の看板がありました。こんな山奥にまで看板があることに驚きと怒りを覚えました。ちょっと網ですくってみたら、沼エビを確認することができました。幸いにもブラックバスは密放流されていないようですが、ブラックバス釣り愛好者が存在しなければ密放流も行われず、こんな無粋な看板を立てる必要もないわけで、景観の損失という意味でも、一般市民にも迷惑を掛けているといえるでしょう。まったくもって無粋です。




閑話休題
堂見林道を走っていても、崖があるようには思えません。場所が違うようなので下山し、思い切って大沢小学校を訪ね、‘玉ねぎ石’のことを尋ねてみました。教頭先生とおぼしき先生1人だけが‘玉ねぎ石’を知っていました。他の先生たちに反応がないということは、今は授業で取り扱わないのでしょうか・・・。

教頭先生は三保六(さぶろく)地区の中に在ると教えてくれましたが、違う気がします。やんわりと何度か確認しましたが、三保六地区だというので直行してみましたが、違ってました。

三保六地区の外れ=荒瀬川との合流点の少し上流、白玉川の左岸に、‘化石床’があります(現在は盗掘され化石は見つからなくなり、砂だけで練り上げたスカスカのコンクリート片みたいな石があるだけで、私のような素人が行ってもみても、正直どれなのか良くわかりません)。教頭先生はこれと勘違いしたのかしら。






教えられた三保六地区の中に人影がなかったので、ご近所の家を直撃して尋ねてみました。「玉ねぎ石なんて、初めて聞いた。知らないなあ。」と言ってましたが、「小学校の時に遠足で来たんですよ。」などと話していたら、「ああ、そういえばそんな石をみたことある気がしてきてきた。でも場所が思い出せない」とのことでした。

最後に「観音寺地区に石に詳しい相蘇さんという方がいるから、訪ねてみるといい。」「化石床の説明文を書いた有名な方だから、『石に詳しい相蘇さん』と言えば、みんな分かるから。」と教えて貰いました。今日は国道344号線を行ったり来たりです。

観音寺地区に石に詳しい相蘇さんの家を訪ねたら、みなさん知っており、突然の訪問にも関わらずお逢いすることができました。事情を話し‘玉ねぎ石’の場所を訪ねたら、荒瀬川の上流にある白玉川であることが判明しました。子供の時の記憶と随分離れた場所だったので、ビックリです。また「以前は小学校でも野外授業で見に行ったもんだ」とも言い、最近は授業に使われてないような印象を受けました。

国道344号線を東進して白玉川へ。白玉川右岸の白玉林道を進むと直ぐに落石あり。『見つけた!!』その落石こそが‘玉ねぎ石’でした。‘玉ねぎ石’の正式名称は、‘玉ねぎ状構造 ’といい、石の風化現象だそうです。




でも・・・小学6年生の時の記憶の崖と違うし、当時は『あ、本当に玉ねぎソックリ』と思い、みんなで石の皮を剥ごうとした記憶があるほど、玉ねぎにソックリでした。また、此処は崖が草に被われて良く見えませんし、不完全な玉ねぎが多い気がします。場所が違う気もしますが・・・。














相蘇さんに教えてもらったのですが、林道を横切る白い岩盤が、断層だそうです。この断層より上流側には玉ねぎ石はないそうです。教えて貰わなかったら、断層だとも気付きませんでした。






‘玉ねぎ石’に関して検索したときにヒットしたサイトを、参考までに紹介します。これ、夏休みの自由研究になりますね。(^^)
http://www.hirahaku.jp/web_yomimono/geomado/onion1.html
http://homepage3.nifty.com/nininsankyaku/yama/y015.htm
http://www.torikyo.ed.jp/tottorisizenn/G046.htm
http://staff.aist.go.jp/t-yoshikawa/Pictures/Scientific/Onion.htm


タグ :環境化石

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この記事へのコメント
たまねぎ と言うより ジャガイモって感じがします。
Posted by わっしー at 2007年08月01日 09:05
おぉっ!たまねぎ石ですね~
今まで「たまねぎみたいに剥けるから」たまねぎ石だと思ってました。
本当は【玉ねぎ状構造】だったのね?!
Posted by ゆき緒 at 2007年08月01日 10:57
断層って地面の中さ あるもので
表面さは 出でねなんだど思っでだなです。
見ぃさ行ぎでぐなりました。
Posted by 台町のあねちゃ at 2007年08月01日 22:20
わっしーさん、
相蘇さんもいってましたが、ここのは余り良くないそうで、「下を探してください」とアドバイスを貰いました。記憶の中では、玉ねぎなのですが・・・。

ゆき緒さん、
相蘇さんに「玉ねぎ石のことをお訊ねしたいのですが?」と言ったら「玉ねぎ石じゃなくて玉ねぎ状構造ですね」と、開口一番軽く指摘されました。石に詳しい人と話す時には、玉ねぎ状構造と言った方がよいようです。

台町のあねちゃさん、
林道に断層がみえているのだから、崖にも断層がみえるだろうと、見てみましたが、崖は草に被われていて、よく解りませんでした。化石床もそうですが、石に詳しい人と一緒か石の本を持っていくと色々楽しめると感じました。
Posted by さくら at 2007年08月02日 07:06
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