2012年06月05日 19:00
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浦澤さんは、鋸峰は小石川植物園に孫半土鉢を寄贈した永井誠也氏の実生品種と言われていました。
日本桜草総銘鑑に因りますと、鋸峰の記述は、実際園芸昭和10年5月号掲載と鳥居さんの本のみ。
浦澤さんの情報元は不明ですが、
2011年01月26日『vol.6 世界のプリムラ編集委員会.2』伊丹氏いわく、
当時(大正時代)に永井誠也と並びさくらそう界の両雄と称された
『大鐘あぐりは(中略)、惜しいことに関東大震災ですべて灰燼に帰した』そうです。
とのことなので、永井氏が孫半土鉢とともに小石川植物園へ寄贈された可能性はありますよね。
真実は不明でも、今の段階では小石川植物園の鋸峰が本家本元という事は事実であり、
古典園芸の桜草界として嬉しい情報ではないでしょうか。
小石川植物園の担当者がそれらを知りながら従事してくれていたら嬉しいですね。