2012年02月27日 06:00
118品種ですが、93番と110番は同じ大明錦なので、117品種。
43番月山と67番鳥海は、同じ庄内(赤)と思われますから、115品種。
羽黒町の農家の方が桜草(赤)を『月山』として販売していましたが、昔からの呼称だったのかしら。
67番鳥海は、『月山』が先に存在したので、遊佐町産をさしていると思われます。
閑話休題
箱を開けてビックリ!
水苔でビッシリ覆われているじゃありませんか。
慎重に水苔を取り除き、苗を取り出します。
名札に苗が4芽輪ゴムで縛られています。
この梱包方法は、仙台さくらそう会の浦澤さんから『昔の輸送方法だと』聞いたことがあります。
「義兄さんから送られて来たときと同じ方法で送るから大丈夫。」とも言われてましたし
未だにこの方法で送って来たということは、他の方と取引されたことがないのだと推察され
この50品種は故斎藤教頭先生が送った苗だけなんだと感じました。
取り出した苗はみな芽が大きく根が長い立派な根茎ばかりです。
しかも品種表通りに1番から50番までの50品種。これって、どういうこと!?
こんな立派な余剰苗を送れるということは、プランター栽培?
品種表通りに1番から50番までの50品種を送ってくれたということは
51番から118番まで全部を所有されているということかしら?
いずれにせよ素晴らしい栽培技術であり、それなりのスペースで栽培されておられるのでしょう。
訊ねたいことが多々あり、お礼の手紙を書くのに手間取りそうなので、先にお礼の品をお送りしました。
するとお礼の電話が掛かってきました。
お声からして、義理の妹ということからも、80歳前後。独り暮らしだそうです。
15年程前から毎年20品種ずつ送ってもらい、5年送ってもらった。
素鉢(素焼きの鉢=駄温鉢かと)の4号鉢に4芽植えして栽培しているそうです。
繰り返し確認しましたが、素鉢の4号鉢に4芽植えして、送ったような余剰苗が取れるそうです。
信じられません。上手に育てるものですね。
中には抜けたモノもあるようですが、品種表通りに118品種を栽培しているとのこと。
独り暮らしで植え替えも大変になってきたので、栽培を止めようかとよく考えるようになった。
そんな時に貴方のことを知り、栽培していて良かった。
いつもなら植え替えは終えているのだが、
「今年は寒いので、未だ植え替えていない鉢もあるのですが、もしよろしければと・・・。」
とおっしゃったので、「それならば是非また送ってください。」と甘えることにした。
故斎藤教頭先生の桜草は、尾張でも消滅しようとしていた。
私は故斎藤教頭先生の桜草を伝承していきたいと思う。