Blogを立ち上げ日本桜草の栽培をするようになってから
ずっと気になっていたことに、“腐葉土”があります。
まず最初に気づいた事が『腐葉土は肥料ではない。』ということ。
通水性と通気性のために用土に混ぜると知り、驚きました。
それは『住友化学園芸 肥料に対するQ&A』にも出てました。
Q13:堆肥と腐葉土も肥料ですか?
『腐葉土は肥料ではない。』ということは解ったのですが、
次に疑問だったのが“完熟腐葉土”という呼称があることです。
これは土のように黒く、葉っぱも細かく分解されています。
でも、菊栽培で使用される腐葉土は、枯れ葉を砕いたかの如く、葉っぱの形が残っています。
これを菊栽培で使用しても発酵済みの腐葉土なので問題はないそうで、
問題がない発酵済みの腐葉土なら、これも“完熟腐葉土”ではないでしょうか。
“完熟腐葉土”に対して“熟成腐葉土”とでも呼ぶのかしら?
などなど不思議に感じていました。
象潟の山手で『鳥海腐葉土』なる商品名で発売されている腐葉土は
枯れ葉を砕いたかの如く、葉っぱの形が残った腐葉土でした。
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『鳥海腐葉土』も
土のように黒く、葉っぱも細かく分解されている“完熟腐葉土”も
同じ腐葉土とは、これ如何に???
日本桜草の用土に使う赤玉土は、フルイにかけて微塵を取り除いてから使用します。
でも私が購入してくる安物の腐葉土は、湿っているから黒いけど
仮に乾燥させてしまえば、相当に細かいはずです。
微塵を取り除い赤玉土とそれを混ぜて使う事は、
赤玉土をフルイにかけた意味を無くす事になりますよね?!
そんな悩みがずっと頭の片隅にあったのですが
先日と或る方から目から鱗が落ちる新しい知識を教わりました。
それは『腐葉』という言葉です。
枯れ葉を砕いたかの如く、葉っぱの形が残ったモノは『腐葉』。
土のように黒く、葉っぱも細かく分解されているモノは『腐葉土』。
「『腐葉土』は庭や畑に使うもので
鉢やプランターには『腐葉』を使わなければ意味がない。」
という言葉に、大きな衝撃と歓びを感じました。
試しに『腐葉』でネット検索してみると
カブトムシの幼虫のマットとして販売されているようです。
よく考えたらそうですよね。
カブトムシの幼虫やドバミミズが食べる落葉こそ『腐葉』であり
カブトムシの幼虫やドバミミズが排泄したのモノが(極論で)『腐葉土』なんですよね。
通水性や通気性を良くする目的で用土に混ぜ込む分けですから、
『腐葉』じゃないと用を成さない分けで
『腐葉土』じゃ駄目なんですよね。
『腐葉』は簡単に作れるそうです。
自分で落ち葉を集めて、
湿らした落ち葉をゴミ袋に入れて半年一年寝かしておけば良いそうようです。
それを乾かして揉んで細かくすれば最上に逸品になるとか。
簡単そうですが、量を作るとなると場所の問題で大変そう。(^^;