新庄市の山野草展

さくら

2007年04月10日 11:21

山形県で一番ブラックバスが生息しているのが鮭川村と真室川町。灌漑用水の溜池がとても多いのだ。また、鮭川村と真室川町を流れる鮭川水系は渓流釣りのメッカである。鳥海山麓の沢筋には軽石帯もあり、水捌けは良い。神室山や月山など、登山も盛んな地域なので、日本桜草がみつかる可能性は高い。

そんな時、新庄市で『日本桜草と山野草展』が開催さることを知った。これはチャンスだ。さっそく駆け付けたところ、園芸種が数鉢あるだけだった。でも山野草の会が催す展示会なので、なにか情報があるかもしてないと思い、取り合えず「これは園芸種ですよね。野草というか、自生している日本桜草じゃないですよね?」と尋ねてみた。

私が声をかけた方は日本桜草に詳しくないということで、数名の方が集まってきた。さほど広い会場ではないので、年輩のお爺さんお婆さんたちに囲まれて、私は目立ってしまった。人数以上の視線を感じながら改めて尋ねてみるが、桜草と日本桜草の違いにも気付いてくれないので、順序立てて尋ねていった。『展示している日本桜草は園芸店(鶴岡の阿部園芸店と言ってた気がする)で買った。』『日本桜草は新庄市周辺で見かけたことはないので、自生していないだろう』ということだった。

最後に会場で「自生地を調べて何になるの?」「あなた変わってますね」と言われ、悔しさと戸惑いが脳裏を駆け巡った。庄内に、山形県に、日本桜草は自生しているのだろか。教頭先生からもらった1株の日本桜草は、私に何を伝えてくれるのだろう。

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