2009年06月15日
大道堰
『イバラトミヨ、市街地にいた! 鶴岡・山形大の水路で学生たち捕獲』
の舞台となった大道堰を判り易く説明すると、
八文字屋鶴岡店の脇を流れている川(堰)です。
と言っても『???』とされる方が大半かも知れませんが、それも当然の話しです。
コンクリートの蓋で被われているのですから。
そう言われてみれば、幅広いコンクリートの蓋が在ることを、思い出したでしょ。(^^)
そこで今日は大道堰を紹介します。
八文字屋鶴岡店さんが在り、
『イバラトミヨ、市街地にいた! 鶴岡・山形大の水路で学生たち捕獲』
の舞台となった山大農学を抜け上流を目指しますので、まずは下図で位置確認。
2008年に『農業用水路にイバラトミヨ 鶴岡・稲作期を終え“救出”』
の舞台となったデイサービス施設「福祉のひろば いなおい」敷地脇は下図の左下になります。
Aポイントには大山街道口木戸口跡を紹介する看板が在ります。
その脇に大道堰が流れています。大道堰には小さな橋が架かっており、情緒があります。
東大海橋から見える道路=Bポイントは、
鶴岡市役所-鶴岡公園-到道博物館-鶴岡市立図書館前を通る道です。
大道堰と小さな橋に気づかなくても、
羽前絹練株式会社の建物は見覚えがあるのではないでしょうか。
Cポイントは石積み護岸で、風情に溢れた景観です。
(陽射しの方向と撮影者の腕が悪くて、申し訳ありません。)
朝暘第四小学校脇の青龍寺川と大道堰。
この区間の青龍寺川はホタルの乱舞が観られる、隠れた名所だそうです。
「某ホタルの里なんかと、比べ物にならないほど、凄く綺麗だよ。」と地元の方が言ってました。
小学校が夏休みに入った頃が見頃らしいです。
大道堰には石が点在していて、ザリガニが多いのにも納得です。
子供たちは「イバラトミヨも捕ったごどあるよ。」と言ってましたが、そこは深く突っ込みません。(^^;
青龍寺川右岸の土手を歩いても良いのですが、車で稲生堰へ移動。
この稲生堰はラバー堰で、農繁期の時には水を塞き止めますが、
農閑期になると空気を抜いてラバーをしぼませるので、
大道堰、安丹堰、新齋部堰に水は流れなくなります。
この施設は美土里ネットの管轄なのですが、青龍寺川に生息する魚の生態系にも気遣い
灌漑用水路では初めて?後から魚道が設置された施設なんです。
今後は灌漑用水路の堰堤にも、魚道が設置されていくことを願っています。
稲生堰上流右岸に在るのが大道堰の水門。此所が大道堰の始まりになります。
青龍寺川は流れが速いので、上流から流されてきた生き物は、
こういう流れの緩い場所に溜まり、大道堰などに紛れ込んでいくわけです。
稲生堰上流左岸に在るのが安丹堰、新齋部堰。
大道堰や青龍寺川沿いに散策(ウオーキング)されているグループがあり、実に気持ち良さそうでした。
庄内浜の松林もそうですが、隠れた名所になって、親しまれているんですね。
鶴岡市内を流れる水路、堰には、何所にイバラトミヨが居ても、不思議ではないのです。
「イバラトミヨを発見!」と騒ぐ方がおかしいのです。
以前から特に水辺の生き物の記事を楽しませてもらっていましたが今回家の近くの写真が載っているようなのでコメさせていただきますw
最新の記事でなく、申し訳ありません。。。
この大道堰、水草も繁っていて以前から何か居そうだとは思っていたのですが市街地でガサる勇気がなかったので触らずじまいでした。
イバラトミヨが発見されたようですが市内にイバラトミヨがいると思うとなんかうれしいですね。
ここはぱっと見遊佐の某所に似ているのでホトケドジョウもいそう。。。
>山形大学の生徒も、もっと勉強してほしい。
とありますがまあそれは難しいかも。同年代の私が言うことなので間違いないかと。
こういうことに興味があるのは私のような変人だけのようなので。。。
それと失礼承知でお一つ
>鶴○○周辺にもイバラトミヨは生息しています。
とありますが生息地の分かるような表現は止めた方がいいかと。。。
鶴岡にもこそこそと動き回る闇の商人(失笑)がいるようですので。
駄文申し訳ありません。
その地の方からコメントいただき、嬉しいです。
私のような他所の者が語るより、ずっと重みがあるので、
これからも宜しくお願いします。
今回も写真を撮っていると、ご近所の方々が色々と話しかけてくれ、
堰を愛されていることを実感することができました。
町中、とくに家の脇でガサガサは気兼ねしちゃいますよね。
とはいえ、先日は元遊佐町民 さんがコメントくださいましたけど、
自然環境は変わっていく物ですから、
今を調べておかないと、これからのことも判らなくなりますもんね。
闇の商人?、それは怖いので、修正することにします。
子どもの頃から身近な大道堰なのに、知らないことばかりでお恥ずかしい限りです〜 非常に参考になりました!
コメントありがとうございます。
大道堰周辺は素敵な町並みで、静かでいい処ですよね。
昨年はホタルを観にいけませんでしたので、
今年はお邪魔したいと思います。(^^)
子ども達に、ホタルと共存できる環境を引き継いでいきたいものです♪