2009年01月20日
マグロと日本桜草
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると『サクラソウ(桜草、学名:Primula sieboldii)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。ニホンサクラソウ(日本桜草)ともいう。』『園芸店でよく「サクラソウ」として売られている植物の中には西洋サクラソウ(P. Polyanthus)、プリムラ・マラコイデス(P. malacoides)、プリムラ・オブコニカ(P. obconica)、などがあり、本種が売られることは少ない。』と記載されています。
『サクラソウのことを、ニホンサクラソウともいう。』という表現には納得しませんし、不愉快です。なぜなら、『園芸店で、本種(サクラソウ)が売られることは少ない。』からです。つまり、サクラソウではない別の品種である西洋サクラソウ(P. Polyanthus)、プリムラ・マラコイデス(P. malacoides)、プリムラ・オブコニカ(P. obconica)などを、分類上Primulaであることを理由に園芸店がサクラソウと偽って販売するものだから、本物であるサクラソウを仕方なくニホンサクラソウと呼んでいるに過ぎないからです。
『サクラソウのことを、ニホンサクラソウともいう。』という表現には納得しませんし、不愉快です。なぜなら、『園芸店で、本種(サクラソウ)が売られることは少ない。』からです。つまり、サクラソウではない別の品種である西洋サクラソウ(P. Polyanthus)、プリムラ・マラコイデス(P. malacoides)、プリムラ・オブコニカ(P. obconica)などを、分類上Primulaであることを理由に園芸店がサクラソウと偽って販売するものだから、本物であるサクラソウを仕方なくニホンサクラソウと呼んでいるに過ぎないからです。
世界のプリムラ—原種・さくらそう・オーリキュラ・ポリアンサス (大型本)
世界のプリムラ編集委員会 (編集)
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これなら理解できます。プリムラに桜草が含まれるのは納得。
サクラソウと言いながらプリムラを含むのはおかしいでしょ!?
園芸業界では偽装がまかり通っているようですが、
植物学会はさすがにシッカリしてくださっています。
厳格な学名を営利目的に歪め、販売し易い方向に勝手に解釈して、広言流布。
桜草は絶滅危惧種。江戸時代からの園芸品。とか言って日本桜草を連想させておきながら
プリムラ、マラコイデス、パンジー、ビオラまで桜草と呼び商売に活用している園芸店は、
詐欺商法そのものじゃないですか。
園芸業界と園芸店は偽装を止めろ!!
日本桜草愛好者の諸先輩方も、声を挙げて是正を求めてください。
「マグロ、マグロ〜。マグロ安よ〜♪」って、なにマグロじゃい?!
本来マグロとは、クロマグロのことだぞ。
解って宣伝&呼び込みしてるか、魚屋!!
うなぎとヤツメウナギは種類が違います。
うなぎの蒲焼きを食するとき、養殖だろうと天然だろうと、中国産だろうと国産だろうと、私は一切気にしません。
(魚類好きな私としては、ヨーロッパウナギか否かを、ちょっと知りたくなる程度です。(^^; )
しかし、うなぎの蒲焼きがヤツメウナギだったら、絶対に許しません。厳密に区別します。
ヤツメウナギも100%うなぎですが、園芸愛好家の諸先輩がたは、気にせず食せますか?
園芸愛好家の諸先輩がたは、食品偽装、産地偽装を、許せますか?
Posted by さくら at 12:00│Comments(2)
│日本桜草について
この記事へのコメント
名前と実物との関係には悩ましいものがあります。あまりに厳密に考えても仕方がありません。学名や和名が正しいのはわかりますが、それで一般に人に分ってもらえるかということです。
特に日本の和名は学名のように2名法ではありません、サクラソウ属サクラソウなので、サクラソウが種名であると同時に属名でもあり、プリムラ=サクラソウでもおかしくないのです。
日本桜草というのにも、日本社会と言語の特質があらわれています。日本ではサクラソウよりも西洋種のプリムラの方が人口に膾炙しています。だからプリムラ=サクラソウで、サクラソウと言えば西洋種を思い浮かべてしまいます。そこで日本で少数派になったサクラソウにはわざわざ日本を付けてく別しているのです。着物のことを和服と、日本の音楽を邦楽というに同じです。
要はその名称が実物を一番よく言い表し、伝えることが出来ればよいのではないでしょうか。
特に日本の和名は学名のように2名法ではありません、サクラソウ属サクラソウなので、サクラソウが種名であると同時に属名でもあり、プリムラ=サクラソウでもおかしくないのです。
日本桜草というのにも、日本社会と言語の特質があらわれています。日本ではサクラソウよりも西洋種のプリムラの方が人口に膾炙しています。だからプリムラ=サクラソウで、サクラソウと言えば西洋種を思い浮かべてしまいます。そこで日本で少数派になったサクラソウにはわざわざ日本を付けてく別しているのです。着物のことを和服と、日本の音楽を邦楽というに同じです。
要はその名称が実物を一番よく言い表し、伝えることが出来ればよいのではないでしょうか。
Posted by 山原茂 at 2009年01月22日 11:52
山原さま、
>> 要はその名称が実物を一番よく言い表し、
>> 伝えることが出来ればよいのではないでしょうか。
おっしゃる通りです。
プリムラ、マラコイデス、パンジー、ビオラ、日本桜草。
それらを知っている人なら、意図をくみとり使い分けるでしょうが、知らない人には無理な話しです。
「大和神風」が「神風」と表記されても、無知な私は気づきません。
教えていただいても、何も知らないのですから違いが判らないので、問題意識も湧きません。
これは悲しい事であり、危険なことです。無知ゆえに危険にさえ気づかなかった。
(それに気づくことが出来たのは、山原さまのご指摘があればこそと感謝いたします。)
50歳より上の方は、水路でタナゴを捕って遊んだ記憶があり
最近は魚が減ったので、保護しようという運動が起こりますが
子供の頃に捕っていたタナゴが
ヤリタナゴやアカヒレタビラであったことまで知らず、気づかず、思い出せず。
そして、中国産のタイリクバラタナゴがほぼ全域を席巻していることも知らず
個体の区別がつかない人たちが「貴重なタナゴがまだ残っていた。」と、
タイリクバラタナゴをビオトープで飼っている所もあります。
大和市下和田の市立渋谷中学校の件も、無知が招く悲劇を危惧します。
>> 要はその名称が実物を一番よく言い表し、
>> 伝えることが出来ればよいのではないでしょうか。
おっしゃる通りです。
プリムラ、マラコイデス、パンジー、ビオラ、日本桜草。
それらを知っている人なら、意図をくみとり使い分けるでしょうが、知らない人には無理な話しです。
「大和神風」が「神風」と表記されても、無知な私は気づきません。
教えていただいても、何も知らないのですから違いが判らないので、問題意識も湧きません。
これは悲しい事であり、危険なことです。無知ゆえに危険にさえ気づかなかった。
(それに気づくことが出来たのは、山原さまのご指摘があればこそと感謝いたします。)
50歳より上の方は、水路でタナゴを捕って遊んだ記憶があり
最近は魚が減ったので、保護しようという運動が起こりますが
子供の頃に捕っていたタナゴが
ヤリタナゴやアカヒレタビラであったことまで知らず、気づかず、思い出せず。
そして、中国産のタイリクバラタナゴがほぼ全域を席巻していることも知らず
個体の区別がつかない人たちが「貴重なタナゴがまだ残っていた。」と、
タイリクバラタナゴをビオトープで飼っている所もあります。
大和市下和田の市立渋谷中学校の件も、無知が招く悲劇を危惧します。
Posted by さくら at 2009年01月23日 13:03