2015年11月11日

山形県の鮎たち

山形県内でチェーン展開している釣具屋自然満喫屋では大鮎ダービーを開催していました。
釣果エントリーは山形県各河川からだったので、山形県のアベレージとして視てみました。
また、中部天竜川の鮎と比べて山形県の鮎はボリュームがあることがわかりました。
中部天竜川の鮎はスリムで軽量なので、
「26.5cmの鮎をぶち抜けるパワーの竿です」と言っても中部天竜川の26.5cmの鮎は145.9gしかなく
山形県の26.0〜26.5cmの鮎は170g前後あります。
150gと170gでは鮎のパワーに大きな違いがありますから、
中部天竜川で通用した竿は、山形県では通用しないことでしょう。
体重で鮎を語ると竿のパワーに言及できるので、鮎は全長で語らず、体重で語っていきたいものです。


全長を基に体重の平均値をだしてみました。
27.5cm 1尾 220g
27.0cm 2尾 204g 200g=202g/尾
26.5cm 9尾合計1,536g=170.7g/尾(最大最小を除く7尾=167.1g/尾)
 217g 181g 178g 168g 168g 166g 158g 151g 149g
(中部天竜川=26.5cm/145.9g)

26.0cm 14尾合計2,451g=175.1g/尾(最大最小を除く尾=174.8g/尾)
 200g 194g 192g 190g 186g 175g 172g 171g 170g 169g
 160g 159g 159g 154g

25.5cm11尾合計1,710g=155.5g/尾(最大最小を除く9尾=155.2g/尾)
 181g 180g 178g 172g 152g 152g 144g 141g 140g 138g
 132g
(中部天竜川=25.4cm/128.5g)

25.0cm 18尾合計2,691g=149.5g/尾(最大最小を除く16尾=148.9g/尾)
 179g 175g 160g 156g 155g 155g 152g 152g 151g 148g
 147g 146g 144g 139g 138g 134g 131g 129g

24.5cm 17尾合計2,377g=139.8g/尾(最大最小を除く15尾=139.8g/尾)
 158g 151g 150g 149g 148g 148g 146g 143g 140g 138g
 136g 134g 132g 129g 128g 125g 122g
(中部天竜川=24.3cm/108.7g)

24.0cm 12尾合計1,624g=135.3g/尾(最大最小を除く10尾=135.7g/尾)
 155g 148g 146g 145g 145g 141g 134g 134g 128g 120g
 116g 112g

23.5cm 10尾合計1,234g=123.4g/尾(最大最小を除く8尾=123.1g/尾)
 141g 133g 133g 128g 125g 124g 118g 112g 112g 108g
(中部天竜川=23.5cm/102.8g)

23.0cm 22尾合計2,500g=113.6g/尾(最大最小を除く20尾=113.9g/尾)
 129g 127g 126g 125g 124g 123g 122g 119g 118g 117g
 117g 115g 112g 111g 108g 107g 106g 102g 102g 100g
 96g 94g

22.5cm 21尾合計2,320g=110.5g/尾(最大最小を除く19尾=110.2g/尾)
 138g 134g 130g 120g 117g 114g 113g 112g 112g 112g
 110g 109g 106g 104g 103g 102g 101g 100g 99g 95g 89g
(中部天竜川=22.5cm/91.6g)



体重毎に分けて、全長の平均値をだしてみました。
220〜229g=1尾合計220g/27.5cm
210〜219g=1尾合計217g/26.5cm
200〜209g=3尾合計606g/80cm=202g/26.67cm
(上記5尾合計1,047g/134cm=208.6g/26.8cm)
(中部天竜川=記録無し)
190〜199g=3尾合計576g/78cm=192g/26.00cm
(190〜220gまでの8尾合計1,623g/212cm=202.88g/26.50cm)
(中部天竜川=記録無し)
180〜189g=4尾合計728g/103.5cm=182g/25.88cm
(中部天竜川=1尾合計180g/28.7cm)
170〜179g=9尾合計1,570g/231.5cm=174.44g/25.72cm
(中部天竜川=1尾合計171g/26.4cm)
160〜169g=6尾合計985g/156.5cm=164.17g/26.08cm
(中部天竜川=1尾合計166g/26.3cm)
150〜159g=17尾合計2,620g/429.5cm=154.12g/25.26cm
(中部天竜川=1尾合計153g/25.6cm)
140〜149g=20尾合計2,899g/493.5cm=144.95g/24.68cm
(中部天竜川=6尾合計859g/157.6cm=143.2g/26.3cm)
130〜139g=17尾合計2,288g/411.5cm=134.59g/24.21cm
(中部天竜=3尾合計410g/79.4cm=136.7g/26.5cm)
120〜129g=18尾合計2,254g/425cm=125.22g/23.61cm
(中部天竜川=5尾合計626g/124.3cm=125.2g/24.9cm)
110〜119g=19尾合計2,169g/437cm=114.16g/23.00cm
(中部天竜川=6尾合計685g/148.7cm=114.2g/24.8cm)
100〜109g=14尾合計1,458g/319cm=104.1g/22.79cm
(中部天竜川=7尾合計734g/163.3cm=104.9g/23.3cm)
90〜99g=4尾合計384g/91cm=96.0g/22.75cm
(中部天龍川=11尾合計1,047g/249.9cm=95.2g/22.7cm)
80〜89g=1尾合計89g/22.5cm
(中部天龍=15尾合計1,285g/333.5cm=85.7g/22.2cm)


各店舗で計測方法は違っており、全長はあてになりませんが、
参加者もさほど気にされてないのでしょう、0.5cm単位で登録されていましたのがおもしろかったです。
斯様に計測方法が違うのですから、計測方法と器具を統一すべきですよね。

鶴岡店では尾をすぼめた正式の全長計測を行ったり、尾をピン!と広げた計測方法が多く見受けられました。

山形県の鮎たち

米沢店では多くの鮎師がやっている、やや尾を閉じた斜め計りやエビ反り気味の計測方法。

山形県の鮎たち

山形店では、磯釣り愛好者がマダイやグレなどを計測するときに見られる、尾の上先端を下げての計測方法でした。

山形県の鮎たち


シマノ >鮎入れ掛かり!?ブログ 2015 > VOL.85 近場にこんなにいいとこが
釣行日 2015年9月26日(土)
場所 奈良県 吉野川 吉野大橋上下
釣果 平均:20cm(最大:24.5cm)
ここは湖産の放流なのでサビの出が早いかと思いましたが、掛かる鮎は全然若い魚体。まだまだ楽しめそうです。平均サイズは20cm、中には24.5cmも混じり十分楽しめました。来年はもっと早くに来よっと。今日使った2016モデルのプロトは、しなやかさとシャキッと感と先抜け感が同居したような秀逸な出来栄えの作品。立てて良し、寝かして良しのオールラウンドに使える竿。H2.6クラスではありますが24cmクラスがちゃんと抜けてくるパワーもあります。
http://fishing.shimano.co.jp/fishing_info/fishing_report/ayu_blog/2015/85/index.html

吉野川の湖産の放流鮎24.5cmの自重は不明なので、山形県と中部天竜川のデーターに照らしてみると、こんな感じ。
上記「全長を基に体重の平均値をだしてみました」より抜粋
・山形県 24.5cm=139.8g/尾
・中部天竜川=24.3cm/108.7g
上記「体重毎に分けて、全長の平均値をだしてみました」より抜粋
・山形県 =144.95g/24.68cm
・山形県 =134.59g/24.21cm
・中部天竜川=125.2g/24.9cm
・中部天竜川=114.2g/24.8cm
2016モデルのプロトH2.6がリミテッドプロVSばりの竿なら信じますが、
2016モデルのプロトH2.6で24.5cmがちゃんと抜けてきたことは事実でも
鮎の重さが不明なのだからパワーもあるか否か不明でもあり、誤摩化し気味の表現は止めてほしいです。
従来のH2.6では80g程度にしか対応できず100gが限界でしたから、
今回のようにパワーを語るなら鮎は重さで語ってほしいものです。

シマノ > 鮎入れ掛かり!?ブログ 2015 > VOL.84 Episode XXXⅦ:11時の奇跡
釣行日 2015年10月3日(土)
場所 徳島県 吉野川 色々
釣果釣果 平均:20cm(最大:25cm)
http://fishing.shimano.co.jp/fishing_info/fishing_report/ayu_blog/2015/84/index.html
↑上記サイトに載っていた釣果画像が当日最大の25cmなのか不明ですが
 普通は最大個体を写真に撮るので勝手に25cmの個体だと推察します。重さは掲載されていませんが、スリムですよね。
 釣具屋自然満喫屋主催大鮎ダービーにエントリーされた24.5cm/143gと比べたら、とても軽そう。
この体重差を語らずに「25cmを釣った」「24.5cmがちゃんと抜けてきた」と語るは滑稽です。
鮎師も釣果を全長で語るのは止めて、体重で語ってほしいと願います。

山形県の鮎たち


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Posted by さくら at 04:00│Comments(0)鮎釣り
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