2014年01月24日

植え方 2013年版

毎年勉強。2013年度に思いついたことを綴ってみました。

・植え替え時期
一般的には芽が動き出す1〜3月に植え替えをしますが、
雪国の2〜3月は気温が低く用土が凍っている時もあるので、10〜11月の雪が降る前に済ませると楽です。
また、瀬戸内海や四国、九州地方では、1〜2月に芽が動き始める個体もあるので、
確実に休眠している11〜12月に植え替え作業を済ませてしまうそうです。

それ以外では開花時期に植え替えを行います。
開花して花が終わりの頃になると、花茎の根元に白い新しい根が生えてきます。
この白い根が新しい根茎を成長させ肥えらせるので、
白い新しい根が生える前なら、植え替え作業を行っても問題はありません。



・植え付け方
桜草の芽は、来年確実の開花する1番芽と、開花するであろう2番芽。開花しない3番芽。
本来なら破棄して問題はない、ゴマ粒のように小さく、開花まで2年以上掛かるであろう4番芽に分けられます。
根茎の植え付けの方ですが、最初に根が長い1番芽と2番芽を置き、軽く用土を被せた後に3番芽を敷きます。
全体に用土を被せて一旦は全部を埋めますが、ピンセットなどで芽の頭が地表にでるよう位置を調節。
4番芽を表土に置いてから、全体に用土を5〜10mmほど被せて、作業終了です。
深植えは厳禁なので、芽の上に被せる用土は5mmほどにして、芽や根茎が露出したら増し土するようにしています。



・4番芽
4番芽という呼称は私が勝手につけました。古い根の中に生えているゴマ粒のような小さい芽で、通常は破棄されます。
開花するまで2年以上掛かる芽ですが、1年で立派に3番芽まで育つのですから、私は捨てずに植えています。
焦茶色の古い根の中に白い根が見えたら、4番芽が着いて居るので、発見は容易です。



・植え付けの鉢
桜草は美を探求する古典園芸なので、5〜6号鉢に4芽植えというのが基本になっています。
現在入手可能な桜草鉢は
丹波の伝市窯の丸形5号、桜草鉢(丸形5.5号=寸胴鉢)、香炉鉢5号&6号。
石田精華園取り扱い 信楽焼き桜草鉢5号。
駄温鉢なら国華園の円柱型駄温鉢 菊鉢5号。
錦幸園取り扱い ウ泥&駄温鉢の朝顔鉢5号&6号などがあります。
一般の駄温鉢は円錐形なので、植え付ける位置の内径が狭いのですが、
上記の鉢たちは円柱形なので、植え付ける位置の内径が広いのです。

ただし、5〜6号鉢に4芽植えというのは、桜草は美を探求する者の形であって、一般の栽培者が真似る必要はありません。
桜草を初めて栽培する方が真似ると、諸々の要因で、消滅させてしまうことが少なくないありません。
桜草の自生地に関する聞き取り調査で出遇った桜草所有者の多くは、8号以上の平鉢やプランター栽培で
5〜6号鉢に4芽植えというケースはほぼありません。
浅い鉢なので蒸れの心配がない。
たくさんの株で栽培しているので、水分が吸収して発散するので、蒸れの心配がなく根腐れしにくい。
たくさんの株の根が絡み合い、程よい湿度が保たれ、乾燥し難いので枯れ難いのだと感じています。
欠点としては、密集させすぎて養分が足らず、根茎が細く小さいということ。
そのまま植え替えしないで放って置くて或る年突然消滅するしますから、
1芽毎に芽分けする必要はありません、ザックリとした株分けでいいので、毎年植え替えしてください。
プランターは、鉢底べったり地面に接地するタイプより、足付きで鉢底が地面に接地しないタイプが良いです。



・植え付けの用土
どんな植物の用土にも腐葉土が使われていますが、今は「本当に腐葉土は必要か?」という声が上がってきています。
浪華さくらそう会の山原さんのBlogや石田精華園のサイトをご覧下さい。
お住まいの地域の気象から、通気性と排水性、保水性=保肥性を考えた用土作りが大切なようです。

・元肥
植え付け&植え替えの際に、鉢底に元肥を入れるのが一般的ですが、
桜草の根は横に伸びるので、鉢底の元肥は不要だと感じています。
11〜12月に植え替えして新しい根が伸びるのは梅雨時期ですから、
元肥を入れるなら鉢底より上の位置が良いと考えてやっています。

・肥料
長雨になると液肥が使えないので花が終わった頃にIB肥料を与えましたが、液肥の方が確実に効きがいいです。
マニュアル通りに1〜2週間に1度与えるより、2000〜8000倍に希釈した液肥を毎日潅水した方が良いようです。

・潅水
私の場合2013年度は朝に1度だけの潅水で済ませました。
2012年の夏に鉢を日陰に置いて管理したところ用土が湿ったままで、それが蒸れを生じ、根腐れを誘発させました。
2013年は陽当たりの良い場所で管理することで、日中に水分を蒸発させ、夜間の蒸れ防止に努めました。
用土が乾燥気味だったせいかミミズが出て行き居なくなり、夜盗虫被害が多い年でした。
中途半端に潅水するから蒸れるのであって、ワサビのように流水に浸して栽培すれば蒸れは生じず、良いのかもしれません。


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