2012年04月27日
伝市鉢 寸胴型
香炉型5号、香炉型6号、丸型6号ともにガス窯の普通焼きです。
よく見てもらえば分るように、胴の部分が気持ち膨らんでいます。
浪華さくらそう会の山原さんのBlog『日本の桜草と美術』を改めて見返すと、
2010年11月25日『私の使用する桜草鉢』に、伝市窯の寸胴型が紹介されています。
↓丹波・伝市窯・桜草鉢…昭和50年頃、浪華さくらそう会が伝市窯で作ってもらった鉢。寸胴型5,5寸。
山原さんは『寸胴型5,5寸』と紹介されていますが、
伝市窯の寸胴型はワンサイズしかないため、号数表記は行われません。
伝市窯では、香炉型と丸型でも5.5号や4.5号は製造されていません。
窯元は不明ですが、昔は香炉型5.5号や4.5号は販売されていたようです。
香炉型6号、5.5号、4号を重ねてみると、↓こんな感じ。
伝市窯の寸胴型を、丸型6号と5号と一緒に並べてみました。
するとどうでしょう、寸胴型は、存在しない丸型5.5号と言えそうなほど、馴染んで見えます。
重ねてみると違和感なく、↓こんな感じ。左:丸型6号と5号、右:丸形6号と寸胴型と丸型5号が見事に納まりました。(笑)
他の鉢とも並べて、見比べてみましょう。
一般的な駄温鉢5号は開口部が5寸というだけで、植え付け位置となる胴の部分が狭いことが良く分ります。
桜草栽培では5号4芽植えが主流ですが、鉢の形状が違うので、駄温鉢5号では狭いということを理解いただけると思います。
今度は100円ショップのプラ6号鉢と比べてみます。こうして見てみると、丸型6号鉢も、さして大きくないです。
↓寸胴鉢(5.5号)はスッポリ納まりました。
寸胴鉢は6号鉢ほど重くなく、
丸型5号より気持ち大きいですから4芽植えも快適で、
桜草栽培に良さ気です。
釉薬鉢、『型作りの鉢の登り窯焼き』と『型作りの鉢のガス窯の普通焼き』の値段は下記の通り。
6号:釉薬1200円/登窯900円/ ガス窯600円
5号:釉薬1000円/登窯800円/ ガス窯500円
5号登り窯焼きと4号の価格は尋ねていないので知りません。伝市窯さんへお訊ねください。
輸送方法は佐川急便のみ。
梱包料1箱に付き600円(梱包する箱に種類あれど一律600円)
一番大きな今回の箱には6号と5号が12鉢梱包可能です。
注文は1鉢単位でOK。在庫があれば即発送。
今回色々頼んだので1ケ月掛かりましたが、
ガス窯の普通焼きだけでしたら、納期はもっと早いそうです。
代金振り込みは商品到着後の後払いになります。
市野伝市窯
〒669-2135 兵庫県篠山市今田町上立杭488
TEL:079-597-2413
FAX:079-597-2475
e-mail:qsms37022@maia.eonet.ne.jp
注文の際はFAXとTELが一番助かるそうです。