2007年08月23日
カマキリ(アユカケ)
サトイモでもジャガイモでもないのよ。
実は私、カマキリ(アユカケ)なの。
上記写真、大きめのカマキリが捕れたので写真を撮ったのですが、デジカメ不調で写真が良くなく、別の個体で下記写真を撮った次第です。
大きな頭部のエラの所に‘トゲ’というか‘ツノ’というか、小さな突起物があり、その突起を使って鮎を引っ掛け=襲い、バクッ!と食べてしまうといわれ、“アユカケ”と呼ばれていましたが、近年改名され“カマキリ”となりました。
カジカとの見分け方として、一番違いはカマキリのお腹は真っ白だという点です。海のフグのような真っ白さです。お腹を写そうとしましたが、嫌がられてしまい、今回は断念しました。(^^;
鮭やサクラマス、鮎、ウグイなどのように、カマキリも、海と川を行き来できる遡河性(そかせい)の魚です。ただし他の魚と違って泳力が弱く、体型から想像できるようにドジョウやウナギのようにヌルヌルと進むことも、ジャンプもできませんし、お腹に吸盤も無く、とても遡上能力の低い魚です。
そのため、カマキリが遡上できる河川環境は、本当に自然な川であることを意味します。堰堤や床止め工の建築、魚道設置などでは、カマキリが遡上できるか否かが、とても重要な関心事項です。地味な魚ですけど、自然環境の指標として欠かせない生き物なんですよ。
庄内最大の独立河川である赤川で、他の河川と比べて、鮎が釣れない、大きな鮎が少ないのも、床止め工が遡上を阻害しているからに他なりません。それを示すのがカマキリです。だって、鮎の友釣り区間でカマキリが生息していなのは、赤川だけなんですもの。
カマキリ(アユカケ)
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e18053.html
カンキョウカジカ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e18152.html
ハナカジカ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e18369.html
ウツセミカジカ
http://nihonsakurasou.n-da.jp/e19331.html
川にもカマキリと呼ばれる魚がいたとは
成長すると何cmくらいになるんですかね
一瞬、エッ!と思いました。
自然を自然のままに残す~大事なんですね。
さくらさん、詳しいもんだのぅ
藤丸さん、ホラーバージョンなったんでねが??
赤川の鮎も食べたいって思ってるのでしょううか。
昔、子供だった頃、大山川で「グンゾ」と言っていた似たような魚を釣っていましたが、カマキリとは違うようですね。
カーマーキーリー!
そういえば一昨日関根勤の誕生日だったらしい。関係ないけど。
カーマーキーリー!
お魚なんですね。
わっしーさん、
地味な魚ですけど、愛嬌在る奴なんです。春に上ってくるのですが、毎年再会の時は嬉しい気持ちになるんですよ。
藤丸さん、
下の岩のようにピシ!っと写れば良かったのですが、上手く写せませんでした。(^^;
ガジラさん、しみじみしじみさん、
鮎の友釣りをしていて、25cm近いカマキリが釣れたことがあります。
なみちゃん、ももちゃん、I太太さん、小雨さん、
鮎を引っ掛けるからアユカケで、鮎をカマ(鎌)で切るように襲うからカマキリというらしいのですが、昆虫のカマキリに間違えそうなので、アユカケを採用してほしかったです。でも、『実際に鮎を引っ掛けたりしない』ので、不採用になったようです。
ひさちゃん777 さん、
方言だと、どの魚のことか曖昧なので、なんとも言えません。でも、以前はサクラマスや鮎も遡上してましたから、そうかもしれませんよ。(^^)
夜のジョニーさん、
ラビット関根ほど小技がないんですよ。待ち伏せして捕食するタイプなので、ジーッとしてます。突いて突いて、それでダー!っと逃げるんです。関根勤というよりは、高木ブーです。(笑
映像でじっくり見れてよかったです。古座川は遡上を阻むものが少ないから暮らしやすいのでしょうね。
一緒に見ていた父が、「おらほではイギギって言うなや。」と言ってました。
http://www.ic-net.or.jp/home/s-iino/tsg/tsg00-04.html
こちらを見たら、ほんとにイギギと呼ぶのだと分かりました。
イギギと呼ばれているのは知りませんでした。
魚や生き物の呼び方は、地域で違うのですが、実物を持ち歩いて訊ねるわけもいかず、こうしてコメントをいただくき、とても嬉しいです。
貴重な話しをありがとうございます。(^^)