2010年09月04日

not 孫半土鉢

2010年8月某日某県某所。
川へ向かうために集落を抜け、畑の脇を通る。
古い民家脇の畑の畦に
朽ちた木片や生ゴミ、苅った草など、不要で邪魔なモノを野積みして置く場所が在り、
雑草に覆われた中に駄温鉢も有った。
『勿体ないなあ・・・。何号鉢だろう?』
と凝視した時、雑草の奥で茶色い物体が艶っぽく輝いた。

『!!』
『うおー、まさかの孫半土鉢!?』

雑草の中に分け入り、路肩から落ちそうになりながら茶色い物体を引き上げようと身を屈めると、
少し離れた場所にもう1鉢発見。左右両手に引き上げると、まごうかたなき孫半土鉢!
にしては大きい。
なにせ実物を知らないから何とも言えないけど、少なくとも桜草を植えるには大きすぎる。
となると普通の瓶だが、底に穴が穿ってある。

私は園芸に興味なく生きてきたので間違っているかもしれないけど
金属の鍋や釜など、穴が開いて使えなくなったモノを使っているのを見たことはあるが
少なくとも庄内地方で陶器に穴を開けて植木鉢代わりに使っているのを見たことがない。
見つけた瓶は、桜草鉢として使われていた孫半土鉢ではないが、
江戸から離れた地にも瓶に穴を穿う園芸文化が有ると知り驚き、とても興奮した。

隣りの民家からは暑さにはだけた婆さんが、既にこちらを睨んでいた。
瓶を2つ持ったまま挨拶に向い、持ち帰る許可を得た。
亡くなった爺さんが使っていたそうだが、
爺さんが穴を開けたのか、いつ入手したのか、何を植えていたか、
日本桜草を知っていますか等など、訊ねたいことはたくさんあったが聞けなかった。






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