2016年10月19日

赤川のナマズ

2016年10月06日「半月網でGO コクチバス探し.2」に記しましたが、
ナマズは実は清流の生き物で、ウナギのように石底を好み、以前は赤川にたくさん生息していたんですよ。
今回は飼育するのに最適な小さいサイズが捕れました。


ナマズは川底よりも、宙層を好みます。中層ではなく宙層。
ウナギやドジョウは川底に這って居ますが、ナマズは藻の上や葦根の上や中に絡んで宙層に居ます。
なのでナマズを狙う時は川底を掬うのではなく、下から上に宙層を掬います。
この性質が懸念材料で、稚魚の時期にはブラックバスやコクチバスの格好の餌食になってしまうのです。

山形県内水面漁場管理委員会が
『ブラックバス等外来魚の再放流を 禁止することについての意見募集』を始めました。
ブラックバスの密放流や2002年にコクチバスが川西町で県内で初確認された時と違い、
今回は水産業に被害が生じている事から提言された条例案なので、
意見募集を始めたということは内定済みということなんでしょうけど、
生態系の保全のためにみなさまの意見を陳べていただけたら幸いです。
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/
ホーム > 産業・観光・しごと > 林業・水産業 > 水産業振興 > ブラックバス等外来魚の再放流を禁止することについての意見募集
平成28年9月23日(金)から平成28年10月22日(土)まで
http://www.pref.yamagata.jp/sangyo/ringyo/suisan/5970001saihouryu_kinshi.html

ちなみに最上川におけるコクチバス=スモールマウスバスの現状はネット検索するとたくさんヒットします。
「スモールマウスバス 最上川」で画像検索。

いったいどれだけの数がいるのだろうか。
連日のように釣れる特大サイズのスモールマウスバス。
数はもとよりサイズでさえも、阿武隈川と遜色が無いほどの釣れ方。
47cmが2本と45cmが1本。
http://rodandbeer.blog54.fc2.com/blog-entry-1766.html

サイズも45cmとか、48cmとか。いい感じですな。
連日のナイスサイズ。まずは42cm。続いて48cm。
http://rodandbeer.blog54.fc2.com/blog-category-1.html

最上川上流にこれだけ多くのスモールマウスバスが生息しているようでは、ウケクチウグイの消滅は近いでしょう。
だから私が2009年以降採捕できていないのだと思えます。
高坂ダムにスモールマウスバスが密放流されたらエゾウグイ消滅&鮭川に大打撃。
田沢ダムにスモールマウスバスが密放流されたらサクラマス消滅&相沢川に大打撃。
荒沢ダム、八久和川ダム、月山ダムにスモールマウスバスが密放流されたら赤川大打撃。  


Posted by さくら at 04:00Comments(0)その他16